株価指数CFDの長期投資に向くって本当ですか?レバレッジをかけるのでリスクが高くならないか心配です。
投資歴20年のかいまるです。CFDにも投資を行っていて配当目的でFTSE100を長期保有中です。
CFDは原油や大豆などの商品や株価指数など、いろんな商品にレバレッジを効かせて投資できるのが大きな特徴ですよね。
ただ、レバレッジをかけて投資するので
というふうに思っている方も多いと思います。高いレバレッジをかけた短期取引は、当然の事ながら大きな損失を出すリスクも高くなります。
ただ、日経225やNYダウなどの株価指数CFDはレバレッジをかけたインデックス投資と同じこと。株価指数は長期的に右肩上がりなので、長期投資することで収益をあげることができる可能性が高いんです。
そこで今回は、株価指数CFDの長期投資で着実に利益を積み上げることができる方法について取り上げます。実際のFTSE100への長期投資16ヶ月目の実績も公開していますよ!
「CFDで長期投資ってどういうこと?」という人にもわかるように、基本的なことから解説しています!!ぜひ最後までご覧ください。
CFDってそもそも何?という方は、以下の記事にわかりやすく解説していますので、まずはコチラからどうぞ。

あと、CFDに関するお役立ち情報は以下の関連記事にまとめています。こちらも必見です。
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株価指数CFDの長期投資で利益をあげるには?
株価指数CFDの長期投資は長期間にわたってCFDを保有し続ける投資方法です。
デイトレードのように取引を頻繁に行う必要がなく、利益を着実に積み上げることができることからわりと人気のある投資法ですね。
具体的に、株価指数CFDでも利益を得る方法は以下の2つ。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
クイックに説明するよ。
利益を得る方法①:株価指数CFDのキャピタルゲイン
買値と売値の差を狙う手法ですね。
株価指数CFDは日経平均株価やNYダウなど各国を代表する指数に連動するんですね。
以下は、2015年からの日経平均株価の過去5年のチャートです。16000円から24000円の値幅で動いていることがわかりますね。
なので日経225のような株価指数CFDを、18000円の時に「買」で保有して株価が上がったタイミング(20000円とか)で売れば利益が得られるね。
逆に20000円の時に「売」で保有して、株価が下がったタイミング(18000円とか)で買い戻せば利益が得られます。
利益を得る方法②:株価指数CFDのインカムゲイン
株価指数CFDのインカムゲインは配当金により得られる利益のことだね。
株は、配当権利落ち日までに購入して、保有し続けると配当金がもらえるよね。
これと同じように株価指数CFDも配当金を受け取ることができるんだね。
ただ、レバレッジはざっくりに言えば借金をして大きな取引をすることになるので、各国の金利に対応した金利調整額を払わないとダメなんだよね。
一例として株価指数CFDの2018年における1枚あたりの配当金と金利調整額の実績(くりっく株365)をまとめると、以下になるよ。
配当金 | 金利調整額 | |
---|---|---|
日経225 | 40,834円 | 0円 |
NYダウ | 56,692円 | 61,425円 |
独DAX | 0円 | 1,280円 |
英FTSE100 | 30,945円 | 8,729円 |
なので日経225や英国のFTSEを長期保有すれば利益が得られることになるね。
次に株価指数CFDの特徴を見ていくよ。
株価指数CFDが長期投資に向いている理由とは?
CFD最大の特徴はレバレッジ。リスクが高くなるのに長期投資に向いている理由は、
- 株価指数は長期的に値上がりが期待できる
- 配当金にもレバレッジ
ということ。
以下、詳細に見ていきます。
理由①:株価指数は長期的に右肩上がり
最近、”ほったからし投資”として人気のインデックス投資ですが、これは日経平均株価やTOPIX、S&P500などの株価指数に連動するETFや投資信託に投資するものです。
個別株には倒産で株が紙切れになったり、業績悪化による株価急落のようなリスクがありますよね。
インデックス投資は、
- 株価指数に連動するので個別株の持つリスクがない
- 過去の実績から長期的に値上がりする可能性が高い
というメリットがあるんだ。論より証拠で、NYダウの過去10年のチャートを見てみよう。
綺麗な右肩上がりだよね。株価指数CFDは、レバレッジをかけることができるインデックス投資。
過去10年のNYダウのチャートです。10年間でざっくりと2.5倍だから、
- レバレッジ 2倍で ⇒ 収益 5倍
- レバレッジ 3倍で ⇒ 収益7.5倍
- レバレッジ10倍で ⇒ 収益 25倍
となるわけ。
株式の年間期待収益率(年率)は6%〜8%といわれてるから、株価指数CFDであればこの収益にレバレッジをかけることができるってこと。
株価指数が長期的に右肩上がりなのは、あくまでも過去の実績によるもの。投資するタイミングによっては値上がりしない可能性もありえます。
理由②:配当金にもレバレッジ
株価指数CFDのレバレッジは、大きな値上がり益を狙うためだけでなく、配当金にもレバレッジを効かせることができるということです。
例えば日経225の場合、
- 証拠金を40万円で運用
- 配当金約4万円(2018年実績)
- 年間配当収益率:10%
となります。
そういうことですね。FTSE100も同じぐらいの配当収益率が得られます。
なので株価指数CFDの長期投資は、値上がり益だけではなくレバレッジに応じて大きな配当リターンも期待できるということです。
もっとも、NYダウは金利調整額が高くなっているのでインカムを狙うという観点からはお勧めできないですね。
株価指数CFDのメリットとは?
最後に長期保有に向く株価指数CFDの特徴をまとめるよ。たんてきにいうと、
- 資金効率がよくなる
- 「買」で保有すると配当金が得られる
- 取引手数料がかからない
ということ。以下、クイックに見ていきます。
メリット①:資金効率が良い
CFDの最大の特徴は、証拠金にレバレッジを効かせて大きな取引ができるということ。
GMOクリック証券のCFDの場合、株価指数CFDはレバレッジを10倍までかけることができます。
最低限必要な必要証拠金も、株価指数の価格にもよるけれども
・日経225:約2万円
・NYダウ:約2.5万円
と少額から取引することが可能なんです。
買いで保有すれば、株価指数×10のインデックスを保有すると同じことを意味するので、例えば日経225を約2万円で20万円のポジション(10倍)をとることができます。
ただし、株価が上昇したときは大きな利益を得られる反面、逆に株価が大きく下落した際には、必要な証拠金を大幅に下回ってしまい、強制決済されることも。
なお、日経225とNYダウの特徴は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
メリット②:買いの保有で配当金が得られる
これは冒頭に説明したとおりだね。
株価指数CFDを「買い」で保有した場合は、株を現物で保有したときと同様に配当金を受け取ることができます。
ただし、レバレッジはざっくりに言えば借金をして大きな取引をすることになるので、各国の金利に対応した金利調整額を払うことになります。
メリット③:取引手数料がかからない
これはCFDの大きなメリットと言って良いと思います。
日経平均株価やダウ工業平均株価に連動するインデックスETFでは、実際に売買する時に取引手数料がかかります。
なので株価指数CFDの方が取引コストの面で優れていると言えますね。
なお、以下の記事では株価指数CFDに投資することができる主要証券会社の特徴をランキング形式でまとめています。ぜひご覧ください。

CFDの長期投資デメリットとは?
メリットだけでなくデメリットにも触れておきます。どんな優れた投資商品や投資手法でも欠点があります。
それはCFD最大の特徴であるレバレッジこそが、CFD長期投資の最大のデメリットでありリスク要因なんですね。
持っているCFDの評価額が必要な証拠金割れしてしまうと、不足を補うために資金を入金することを求められます。それができないと強制的に決済となるんですね。
ただ対策はそれほど難しくありません。証拠金をコントロールすれば良いんです。3倍程度の低いレバレッジで運用し、株価下落である程度レバレッジ比率が高くなってきたら、証拠金を積み増すということです。
株価指数は長期的に右肩上がりなのは歴史が証明していることなので、強制決済にならないよう証拠金の残額だけは注意しましょう。
FTSE100で運用中!16ヶ月の運用実績は?
じゃあ実際に運用してみるとどんな感じなんですかね?
自分はFTSE100に配当目的で長期投資していますので、その実績を公開します。
16ヶ月の運用実績は以下のツイートのとおりで、配当金でしかっりと収益が下支えされていますね。クイックに見ていきましょう。
【CFD】FTSE100へ長期投資(16ヶ月目)
運用収益:🔻7,232円(−2.89%)
配当実績:+45,262円
証拠金:242,768円高配当のFTSE100に配当目的で1枚長期投資してます。レバレッジ比率約3倍。
株価は下落も配当で収益はしっかり下支えされてます。配当にもレバレッジです!https://t.co/yy9oEMxUHo— かいまる (@leverage_toushi) November 29, 2019
自分が投資したのは昨年8月なのでFTSE100がちょうど高値圏にあった時期。なので、これまで実績的には厳しい状況でしたが、配当金が+4.5万円と積み上がってきたこともあり、プラス圏まであと一歩のところまできました。
詳細は以下の記事にまとめています。

「株価指数CFDは長期投資向き」まとめ
今回は、株価指数CFDは長期投資に向いているということで、その特徴についてまとめました。
株価指数は長期的に見れば右肩上がり。個別株リスクのないインデックスにレバレッジをかけることで、長期投資により大きなリターンを期待できるということです。
さらに株価指数CFDは、値上がり益だけではなく配当金にもレバレッジをかけることができるんですね。
レバレッジをかけることでリスクも高くなりますが、時間や資金の効率を高めることができます。証拠金を手厚くして、長期投資するというのは投資初心者にも十分にオススメできる投資法と言えます。
以下に主要なCFD業者についてまとめましたので参考にしてみてください。圧倒的におすすめは取り扱い商品数が多く、最大手のGMOクリック証券のCFDです。
総合点 | |
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取引ツール | スマホアプリで簡単に取引が可能です。 |
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スプレッドも業界最狭で、もちろん取引手数料はかかりません。
取り扱っている銘柄数も138種類あるので、初心者だけでなく中級者や上級者でも十分すぎるぐらいですね。
以下の写真を見てもわかるとおり、スマホアプリも直感的でわかりやすいので、初めてでも十分に使いこなせます。

CFDの会社をどこにするか、迷うなら、まずはGMOクリック証券を選んでおけば問題ありません。

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