ネット証券をどこにすれば良いか迷っています。選ぶ際の参考にしたいので人気、シェアや信用などのランキングについて知りたいです。
結論としてどこが良いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
ネット証券はたくさんあるので、どこに口座開設して良いのか迷いますよね。
最近は手数料を引き下げるだけではなく、取引ツールや分析ツールの改良、海外株の取扱い拡大、系列銀行との連携など、ネット証券のサービスは年々向上しているんです。
そこで、どこのネット証券が良いのか選ぶ際の参考になるよう
- シェア(口座数)
- 信用力(格付け)
- 経営規模(売上高)
についてランキング形式で紹介します。
これらは実際に数字で現れている指標なので、ネット証券の人気や規模などを客観的に把握することができるんです。
主要ネット証券各社の口座開設数、格付け、売上高からどの証券会社がユーザーに選ばれているか見てみましょう。
なお、ネット証券のサービス面の比較については「ネット証券のおすすめは?」でまとめていますのぜぜひご覧ください。
目次
ネット証券:人気ランキング(口座開設数)
それでは人気ランキングということで、口座開設数のシェアを見ていきましょう。
このデータについては2020年3月時点の口座の開設数をホームページなどで調べた結果をまとめてます。
口座開設数のシェア率は以下のようになりました。
口座開設数 | シェア(%) | 参考:2019年シェア | |
---|---|---|---|
SBI証券 | 543万 | 39.1 | 37.6 |
楽天証券 | 400万 | 28.1 | 26.0 |
マネックス証券 | 160万 | 11.6 | 12.7 |
松井証券 | 126万 | 9.1 | 9.6 |
auカブコム証券 | 115万 | 8.3 | 9.1 |
GMOクリック証券 | 43万 | 3.1 | 3.1 |
※2020年3月時点(著者調べ)
口座開設数トップは543万口座のSBI証券で、シェアも40%近くにのぼっていて圧倒的ですね。次点は400万口座の楽天証券。
この2社だけで何とネット証券口座数のシェア約70%を占めているんですね。しかも2019年からシェアを拡大しているのはSBI証券と楽天証券のみ。
強者に益々人気が集まり、他のネット証券は正直苦しいですね。
もちろん複数のネット証券会社に口座を開設しているユーザーが大多数なので、これらの口座数が正確に人気を反映しているというわけではないでしょうが…。
ただ、それでもSBI証券と楽天証券の人気が際立ちます。
特にトップのSBI証券は、以下の記事で解説しているとおり手数料が業界最安水準、IPO取扱件数が多い、住信SBIネット銀行との連携などサービスが充実しています。
総合力が優れているところが人気となっています。
ネット証券:信用力ランキング(格付け)
日本格付研究所(JCR)というところが金融機関の信用格付けを行っているので、主要ネット証券のランキングをまとめました。
AAA(最高)〜D(最低)で格付けされています。
GMOクリック証券はJCRによる格付けを行っていないようなので除外。結果は以下のとおりです。
格付け | ネット証券会社 |
---|---|
A+ | auカブコム証券 |
A | 楽天証券 |
A− | SBI証券 |
BBB+ | 松井証券 |
BBB | マネックス証券 |
通常はBBBを超えていると債務を履行する能力が高いとされているので、主要証券の財務は健全といって良いですね。
もちろん、この格付けは単なる目安ですので、格付けが高いからといって絶対に大丈夫とは言えません。
しかし大事なお金を預けてるのだから、できるだけ安心で信頼できるところを選びたいですよね。
その点、auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループの一員で、KDDIから大口出資を受けているauカブコム証券の格付けがA+と最も高いです。
以下の記事にまとめましたが、信用取引手数料ゼロやKDDI傘下のauとの連携も強化など、サービスも充実しています。
https://leverage-investment.com/2020/09/04/aukabu-merit/
ネット証券:経営規模ランキング(売上高)
ネット証券の経営規模をランキング形式で見ていきます。
当然売上高が大きい企業というのは資金面に余裕があるということですから、サービスの拡充などが期待できます。
決算時期は各社で多少ズレているので2019年1〜12月又は2019年度(4月〜3月)の
ネット証券 | 売上高(営業収益) |
---|---|
SBI証券 | 1245億円 |
楽天証券 | 561億円 |
マネックス証券 | 280億円 |
松井証券 | 242億円 |
auカブコム証券 | 193億円 |
GMOクリック証券 | 22億円 |
こう比べてしまうとSBI証券が圧倒的で、次点の楽天証券の2倍以上の売り上げとなっています。収益面ではSBI証券1強状態です。
SBI証券は、高い収益力を背景に投資信託数も2600本超えていて外国株も9カ国の取り扱いがあるなど、豊富な商品数や投資ツールやアプリも充実。
セミナーやレポートなどの情報提供も他のネット証券より手厚いですね。
さらにキャッシュバックなどのキャンペーンも頻繁に実施しており、規模の大きさを生かしたサービスを展開しています。
まとめ:ネット証券のランキングは?
今回は主要ネット証券のランキングということで、口座数、信用力、経営規模についての順位を見てきました。
結論からいうとSBI証券が口座数や経営規模の面で、他のネット証券を圧倒しているのがわかります。
もちろんこのランキングが全てというわけではありません。ネット証券にはそれぞれ異なる特徴や強み、力を入れているサービスに違いがあるからです。
なのでユーザーの投資方針や経験などに応じて、自分にあうネット証券を選べば良いと思います。
他方、投資初心者でネット証券をどこにするかどうしても迷ってしまう方は、多くの商品を取り扱っていて、手数料も業界最安水準のSBI証券がオススメです。
自分は現在ネット証券6社の口座を利用していますが、扱っている商品やサービスの種類が豊富で、しかも手数料も他に比べて安く、評判どおりSBI証券の総合力が最も高いと感じています。
業界No1という、安心感もありますね。
もちろん口座開設・維持管理費無料です。まずははじめて見てはどうでしょうか?
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なおSBI証券の評判や口コミ、自分が5年間利用し続けている感想については以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。