「ファンディーノ(FUNDINNO)はベンチャー企業に投資できて、利益が出るって本当?」
「エンジェル投資に興味はあるけど怪しく感じる…できれば失敗したくない」
この記事を見ている個人投資家の方は上記のような疑問・お悩みがあるのではないでしょうか?
- ファンディーノはベンチャー企業特化型クラファン
- 「ファンディーノが怪しい」は本当か
- ベンチャー企業型クラウドファンディングの強み
- 投資する際に気をつけたいこと
ファンディーノは2017年からサービスを開始した、まだ新しいクラウドファンディングサービスです。その特徴はベンチャー企業に投資ができること。
この記事ではファンディーノの特徴や評判・口コミを紹介し、メリットやデメリットを掘り下げてお伝えしていきます。
目次
ベンチャー企業を投資で応援するファンディーノ
ファンディーノは株式投資型クラウドファンディングです。株式投資といっても投資先はベンチャー企業となっており、将来性のある企業に投資ができる仕組みです。
「好きなベンチャー企業を投資で応援」
引用元:FUNDINNO公式サイト
運営元 | 株式会社FUNDINNO |
累計成約数 | 78億1774万円 |
利用者数 | 95,482人 |
クラウドファンディングとは、資金調達をしたい企業と応援したい個人を結びつけるサービスです。資金を出して応援する代わりにお礼の商品やサービスを受け取れます。
ファンディーノではベンチャー企業に投資で応援をする代わりに株式を受け取ることができます。これが他のクラウドファンディングとの違いです。
ファンディーノの特徴を簡単にまとめました。
- 1万円程度の小額から投資ができる
- 多くのベンチャー企業から投資先を選べる
- 投資先への支援が実感できる
- 税制優遇が受けられる
- 投資先がIPO、M&Aで大きなリターンが期待できる
ファンディーノは怪しい?リアルな評価
ファンディーノの特徴を見てきましたが、実際の評価はどうなのでしょうか。
ツイッターの口コミを調査してみました。
https://twitter.com/Ssl2Mic/status/1392429464945000451
https://twitter.com/backyard_2/status/1386513573204037632
https://twitter.com/TwinTKchan/status/1378167870975221760
ファンディーノがもうすぐ200案件到達かぁ。
26号案件のアナムネに初めて出資してから早3年。
まだEXITは少ないけれどプラットフォームが増えてきているから、これからはEXIT率も重視されるようになるかも。
まずは1件、IPOを排出して欲しいです。— バイオフェチ (@bio_fetish) February 8, 2021
Fundinno(ファンディーノ)を知って、夢あるなーと。
未上場企業が、公開企業のように市場から資金調達できる。縛りがあって最大1億円未満らしいけども、年商条件などでIPO断念していた数あるベンチャーたちに、開発スピードをアップさせて循環させる社会的意義は大きい。https://t.co/3beKyg93Ox
— 荒井浩介|勉強カフェ大阪難波5月OPEN!先行入会受付中☕️✏️ (@kousukearai) February 25, 2022
株式会社Minoruがファンディーノのクラウドファンディングで提供している株主優待は全く使わないから、クラウドリアルティで投資できる(優先当選権)に交換してほしいわ(笑)
ということで当選しててくれー!— いっぺい (@30yearsold_kabu) April 16, 2021
ファンディーノでほやのリベンジきたー!!!
株主優待のほやが気になってしょうがないww#株式投資型クラウドファンディング https://t.co/0z0D9BbRIh— メカ/kurakatsu (@ipomechanic) August 17, 2020
まとめると、以下のような意見が目立ちました。
- ベンチャー企業に投資できるという仕組みが面白い
- 投資先からの報告が定期的にあって好感が持てる
- イグジット(株式の成長により利益を得ること)はまだ少ないので今後に期待したい
- 株主優待が嬉しい/嬉しくない
- エンジェル税制が簡単に使える
まだ発展途中の企業の応援ができること、税制優遇などが評価されているようです。またベンチャー企業の成長により大きく利益を得られる可能性もありますので、その点に期待が集まっているようですね。
累計成約数が78億円を突破していること、利用者数が9万人超を達成していることからも期待や関心が集まっているサービスであることが伺えます。
ベンチャー企業に投資できるファンディーノの強み
ここからはファンディーノを利用するメリットをについて見ていきましょう。
いろんなベンチャー企業から投資先を選べる
ファンディーノでは様々なベンチャー企業のプロジェクトがあります。
こちらは、自習型のプログラミング教室を展開するベンチャー企業への投資案件です。
投資先の情報は細かく記載されており、以下のようなことが確認できます。
- 直前期収益が黒字か
- 株主優待があるか
- エンジェル税制が適応されるか
- 会社概要やビジネスモデル
このほかにも、
- 捨てられる野菜を「食べられるシート型の食材」につくりかえて販売する、フードロス削減のビジネスモデル
- コワーキングスペースを多数展開し、働く場所にとらわれない仕組み作りをめざす会社
などがあります。
様々な企業に投資できますが、1株当たりの価格は企業によって異なります。
低いものであれば1万円程度から投資できますので、負担も少なく分散投資もしやすいですね。
1社のみに投資をするとリスクもそれだけ高くなってしまうので、投資をする際は複数社を選び分散するのがおすすめです。
IPOやM&Aにより大きなリターンを期待できる
IPOやM&Aで大きな利益を期待できるのはベンチャー企業を取り扱うファンディーノならではの強みです。IPO(株式公開)やM&A(他社への売却)によって利益を得ることを「イグジット」といいます。
ファンディーノでは募集のあった企業のうちの2社がイグジットに成功しており、出資金の50%という大きなリターンがありました。
しかし、ベンチャー企業によっては事業を既に展開している企業やこれから展開しようと考えている企業など状況は様々です。これから事業展開となれば、上場や売却までには時間がかかるかもしれません。
イグジットまでに時間がかかる可能性があることには気を付けたいですね。
エンジェル税制で所得税が軽減される
ファンディーノでは「エンジェル税制」を用いて税制面での優遇を受けられるプロジェクトもあります。
エンジェル税制は、ベンチャー企業への投資を促進するために設けられた所得税の優遇措置です。
優遇措置はAとBの2種類がありますが、投資先の企業によってどちらが使えるか決まっています。
具体例を以下にあげます。
- 所得500万円
- FUNDINNOの投資額が50万円
- 優遇措置Aを利用
この場合は、19600円の税負担が軽減されます。
FUNDINNOを利用する際に気を付けたいこと
ここではファンディーノを利用するデメリットを紹介します。
株の売却まで時間がかかる
ファンディーノで投資を始めた場合には、通常の株式と異なり、売却・出金ができません。上場していない証券は「店頭有価証券」といい、株式市場で売買できない仕組みになっています。
ですので、ファンディーノで利益を得るためには投資先の企業がイグジットするまで待つ必要があります。
投資をするまでに時間がかかる
ファンディーノを利用して投資をする際には、まず投資家の登録が必要です。
しかし投資家に登録する際の条件が厳しく、審査にかかる時間は1か月~1か月半と長いため「すぐに投資をしたい!」と思ってもできないのがデメリットです。
投資家の条件は以下のように定められています。
- 1 年以上の有価証券の売買等の投資経験がある
- 金融資産が 300 万円以上
- 投資資金の性格が生活費・借入金・使途確定金でない
- 満 20 歳以上 80 歳未満
投資家登録をする際には上記条件を満たしているかを確認しておきましょう。
まとめ
ファンディーノの特徴や評判、メリットについてみてきました。
ファンディーノはベンチャー企業に投資するクラウドファンディングのため、
- 好きなベンチャー企業を応援できる
- イグジットで大きな利益が期待できる
- 税制優遇がある
このような特徴がありました。しかし、大きな利益を期待できる反面、すぐに換金できなかったり、イグジットまでは時間がかかるなどリスクもある投資です。しっかりとリスクを踏まえたうえで投資を行うようにしましょう。
リスクは大きめですが、気になるベンチャー企業がある方や、イグジットで大きな利益を上げたい方には非常におすすめできる投資です。ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。