株価指数CFD

CFD取引できるドイツDAX指数とは?構成銘柄や特徴を徹底解説!

欧州経済の中心であるドイツへの投資を考えているのだけどどうしたら良いの?CFDで投資可能と聞いたのですが…

ドイツ経済が低迷しているけれども、投資して大丈夫なの?

今回は、こういった疑問に答えます。

今回の記事の内容
  • CFDで取引可能なDAX指数の特徴とは
  • CFD(クリック365株)独DAXを保有するメリット
  • ドイツ経済のリスク要因
  • DAXへの投資はありか

について見ていきます。

結論から言うと、ドイツへの投資はCFDを活用して行うことが可能、ドイツ経済は底堅いため投資する価値は十分にあると考えています。

欧州における経済の中心地といえばドイツですが、日本人にとってドイツの株価指数であるDAX自体にになじみがなく、先進国ならではの低成長性により、投資先として疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ドイツの株価指数DAXとは何か、投資するにはどうしたら良いのかについてわかりやすく解説です。

ぜひ最後までご覧ください。

なお、CFDってそもそも何?という方は、以下の記事にわかりやすく解説していますので、まずはコチラからどうぞ。

CFD(差金決済)取引とは?初心者向けにわかりやすく解説!株式やFXなどの投資をしている方や興味を持っている型の中には、”CFD取引”という言葉を聞いたことがあるかもです。 CFDは”差金...

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ドイツの株価指数DAXの特徴とは?

DAX指数は、ドイツフランクフルト証券取引所の上場銘柄のうち、ドイツ企業の主要30銘柄を対象とした株価指数です。「ドイツ株価指数」とも呼ばれています。

1987年12月31日の株価を基準値1,000として時価総額加重型指数として算出されており、ドイツの代表的な株価指数であるため、ユーロ圏を代表する指数として用いられています。

DAX指数の構成銘柄(上位10社)

DAX指数の構成銘柄は30銘柄となっています。上位10社は以下のとおり。

銘柄 業種 比率
SAP ソフトウェア 10.16%
アリアンツ 保険 8.66%
リンデ 素材 8.65%
シーメンス 資本財 7.92%
BASF 素材 6.23%
BAYER 医薬品 5.43%
ドイツテレコム 電気通信 5.18%
ダイムラー 自動車・部品 4.72%
アディダス アパレル 4.05%
MUENCHENER 保険 3.14%

構成比率1位のSAPは、あまりなじみがありませんが、ビジネス向けのソフトウェア開発を行う欧州最大のソフトウェア企業で年間の売り上げは世界で3兆円を超えています。

世界190ヶ国で345,000社の顧客を抱えていて、時価総額は2016年現在で約965億ユーロ(約11兆円)でドイツ最大の企業の一つです。

その他、シーメンスやアディダス、ダイムラーなど、日本でもなじみのある企業が上位10社に入っています。

DAXの上位5業種

株式の組み入れ上位5業種は以下のとおりとなっています。ドイツは工業国というイメージが強いですが、保険やソフトウェアの比率が比較的大きいですね。

あと、ドイツ銀行の低迷もあり、金融が上位に組み込まれていないですね。

業種 比率
素材 17.80%
保険 12.10%
ソフトウェア 11.90%
自動車・部品 11.40%
資本財 8.10%

DAX指数のパフォーマンス

過去5年のS&P500とDAX指数のパフォーマンスを単純に比較したのが以下のチャートです。一人勝ちの米国市場と比べてそんなに悪くないな、というのが率直な感想です。

2018年頃からドイツの経済指標が悪化していることやブレグジット交渉の混乱がありDAX指数は大きく下げていますが、それまではS&P500とそん色のないパフォーマンスです。

また、株価の上昇・下落局面ではS&P500よりも大きく値幅が動いていることがわかります。値幅の大きい指標であると言えるのではないでしょうか。

赤:DAX 水色:S&P500

DAX指数は配当金込み

DAX指数は、S&P500や日経平均株価などの指数とことなり、配当金が組み込まれた指数となっています。

なので、実際はもう少しS&P500のパフォーマンスの方が良くなります。

株価指数CFDはレバレッジをかけたインデックス投資といえます。長期的に収益を上げることが期待できるんですね。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

株価指数CFDが長期投資に向く理由とは?【レバレッジで高リターン】株価指数CFDの長期投資に向くって本当ですか?レバレッジをかけるのでリスクが高くならないか心配です。 投資歴20年のかいま...

ドイツ株価指数DAXへの投資のリスク要因とは?

DAXへの投資の最大の不安は、コロナ拡大もあり欧州全体の経済状況が悪いということですね。

国際通貨基金(IMF)が公表している2019年世界成長率予想では欧州はもともと1.6%でしたが、

  • EU離脱問題で混乱が続く英国
  • 自動車分野の不振が続くドイツ
  • 債務問題を抱えるイタリア

などの影響で、今年4月に0.3%引き下げられ1.3%となりました。ドイツにいたっては0.5%引き下げられており、経済状況が悪化しています。

また、ドイツはEU経済の中心を担っていますので、毎年のように市場を騒がせる「イタリア経済危機」、「ギリシャショック」などの問題が噴出し、そのたびにドイツ経済も足を引っ張られる状況です。

これらの問題が生じるのは、域内で経済格差があることや、統一紙幣ユーロを導入していることから各国が機動的な金融政策をとることができないことも一因です。

最近の株価低迷も経済状況やEUが抱える問題を反映したものとなっています。

ドイツ株価指数DAXへの投資はありか?

地域の分散を図る観点からは長期的に十分におススメできます。

ドイツ経済は、ユーロ圏2億5000千万人を要する経済の中心を担っているため、経済力は底堅いと言えます。株価のパフォーマンスを見ても2018年まではS&P500とそん色ありませんでした。

世界的に、米国ドル、欧州ユーロ、日本円の3つの経済圏が圧倒的に強い状況ですので、米国や日本の株だけでなく、ユーロ圏の金融資産を持つ観点からドイツへの投資はありだと考えています。

ドイツ株価指数DAXへの投資はCFDで可能!

これまで紹介してきた独DAX指数ですが、の株価指数CFDを活用して投資することができます。

証拠金とは、取引を始めるために証券会社に預けておかなければならない資金のことですが、GMOクリック証券のCFDの場合、

  • 最低必要証拠金額:約2万円
  • レバレッジ10倍

の金額を運用することができます。

NYダウや日経225の必要証拠金が3〜4万円程度であることを考えれば、投資しやすい規模であると言えます。

もちろん、フルレバレッジでの取引は、すぐにロスカットとなりますのでお勧めしません。

なおドイツ以外の株価指数にCFDで投資することが可能です。特徴について以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

「ドイツ株価指数DAXのCFD」まとめ

今回は、ドイツDAXの特徴やメリット、ドイツ経済のリスク要因などについて述べてきました。

自分としては、

  • 独DAXは2018年まではS&P500とそん色ないパフォーマンスであった
  • ドイツはユーロ経済圏の中心
  • リスク要因はあるもののドイツの経済基盤は強固である

ことから、ドイツDAXへの投資は十分におススメできると考えています。CFDの場合、NYダウや日経225よりも少ない証拠金で取引ができるので積立もしやすいです。

最後に、主要なCFD業者についてまとめましたので参考にしてみてください。

圧倒的におすすめは取り扱い商品数が多く、最大手のGMOクリック証券のCFDです。

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