単元未満株への少額投資なら気軽に株式投資を始められそうですが、どんな時に活用すれば良いですかね?
ワン株やS株とも呼ばれているようですが、評判やデメリット、単元未満株が購入できる、おすすめの証券会社についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- 単元未満株(ワン株、S株)とは?
- 単元未満株のメリット・デメリットとは?
- 単元未満株の活用法とは?
- 単元未満株の評判・口コミとは?
- 単元未満株のおすすめ証券会社ランキングとは?
投資歴20年のかいまるです。自分もSBIネオモバイル証券で単元未満株で複数銘柄に積立投資を行っています。
単元未満株は1株の少額から投資できるので、手軽に投資しやすいこともあり、株式投資の初心者に人気があります。
単元未満株への投資は、
- 複数銘柄に少額から分散投資する
- 初心者が株式投資の練習をしたい
- 少額からコツコツ積み立てていきたい
などには適した手法といえますね。
他方、そうは言っても「単元未満株への投資ってなんか難しそう…」「デメリットもあるのでは?」と気になる方も多いと思います。
そこで今回は、単元未満株の特徴やメリット・デメリット、さらに単元未満株を購入できるおすすめの証券会社について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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”資金が少ないので複数銘柄に投資できない”
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目次
単元未満株(ワン株、S株)とは?
単元未満株を簡単にいうと「通常の売買単位である100株(1単元)未満で株式を売買すること」です。
単元未満株の売買は、証券会社独自のサービスとなっていて、証券会社ごとに異なる名称(ワン株、S株など)と呼ばれて1株から購入することが可能です。
そもそも日本の株式市場で取引をする場合、最低売買単位というのが決まっていて通常の場合は100株となっているんです。
なので1株2,000円の銘柄の場合、最低でも20万円のお金が必要ということ。
例えば、日本を代表する企業であるトヨタの株を買いたいと行った場合、株価は2,096円(2021年12月24日終値)となっているので100株単位で購入する場合には約21万円の資金が必要ということなります。
しかし1株から購入できるとなれば、トヨタの株も2,096円から購入することが可能です。
大手ネット証券や新興のネット証券で利用可能
単元未満株は、特殊な売買のように感じるかもしれませんが、多くのネット証券でサービス提供を行っています。例えば大手ネット証券では、
・SBI証券
あたりが単元株未満株を扱っています。残念ながら楽天証券や松井証券では単元未満株を購入できないんですね。
ちなみにマネックス証券の単元未満株(ワン株)は、2021年7月5日から買付手数料無料となり、サービスが充実しています。
参考記事⏬
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新興ネット企業では、
あたりが使いやすいですね。LINE証券はLINEらしくデザインがシンプルで操作も分かりやすいです。
特にLINEユーザーにとっては、使い慣れたLINEアプリで利用できることもあり、おすすめです。
またPayPay証券は、日本株だけではなく米国株も1000円の少額から購入することが可能です。こちらもスマホ専業となっていて、アプリを用いて手軽に取引することができます。
単元未満株のメリットとは?
単元未満株を取引するメリットは、
- 少額から投資できる
- 配当金を受け取れる
- 一部銘柄で株主優待が受け取れる
ということです。クイックに見ていきましょう。
メリット①:単元未満株は少額から投資できる
単元未満株1株から購入する最大のメリットは少額の資金で株を購入できることですね。100株単位では資金的に手の届かなかった優良銘柄が少額で購入できる。
さらに様々な優良銘柄に分散投資を行ないやすいこともメリットですね。1株から多くの銘柄に投資することで、資金が少なくても分散投資ができる。
例えば、自分は1株投資を実践していますが、2020年3月下旬の段階でも投資状況は以下のとおり。
銘柄 | 投資額 | 株 数 |
---|---|---|
大和ハウス | 3490 | 3 |
JT | 14154 | 8 |
旭化成 | 3396 | 4 |
三菱ケミカル | 4049 | 7 |
花王 | 8075 | 1 |
JXTG | 1484 | 3 |
ブリヂストン | 12063 | 4 |
三菱商事 | 5484 | 3 |
KDDI | 2833 | 1 |
NTTドコモ | 5780 | 2 |
合 計 | 60808円 | 36 |
100株単位で購入した場合、約610万円の資金が必要ということになるけど、1株投資だとこれらの銘柄を約6.1万円で36株購入して分散投資を行うことができるということ。
これらは一度に投資した訳ではなく、時間を分散させて積立投資感覚で購入しています。自分は長期保有目的なので、1株投資することで手軽に「長期・積立・分散」を実践できます。
メリット②:単元未満株でも配当金を受け取れる
配当金は1株ごとにいくらという形で支払われるので、単元未満株の株主でも配当金を得ることができます。
単元未満株で少額投資ですので配当金も大きな金額とはなり辛いですが、少額でも定期的に収入を得ることができます。
メリット③:一部の銘柄で株主優待が受け取れる
一部の企業では1株でも株主優待を受け取ることができるんです。
ほとんどの企業では株主優待は100株以上からとなっていますが、一部の銘柄では単元未満株でも株主優待がもらえます。
1株からでも株主優待がもらえる主要な銘柄については、下記にまとめていますので、関心のある方はぜひご覧ください。
単元未満株のデメリットとは?
デメリットをまとめると、
- 取引手数料が割高
- 注文のタイミングが制限される
- 少額投資のため大きな利益が期待できない
ということですね。
もちろんデメリットなんですけど、単元未満株の目的にもよりますよね。特に初心者の方であれば、少額でリスクをおさえて複数銘柄に分散投資できるというメリットの方が大きいと思います。
これらのデメリットについて少し詳しく見ていきます。
デメリット①:取引手数料が割高
単元未満株の取引ができる主要ネット証券会社の手数料を、以下の表にまとめました。
証券会社 | 手数料(税抜) | 最低手数料(税抜) |
---|---|---|
SBI証券 | 0.50% | 50円 |
LINE証券 | スプレッド(日中取引:0.2〜0.5% 昼休み・夜間:1.0%) |
SBI証券では1回の取引ごとに取引額に対して手数料が0.5%かかることになります。
お得なように見えるかもですが、100株単位の取引と比較してみると、例えばSBI証券の場合、5万円までであれば50円となっているので手数料は0.1%程度です。
また取引ごとに手数料がかかることから、複数銘柄に分散投資する際には、割高な手数料を取引ごとに支払うことになります。なので単元未満株の取引は割高と言って良いでしょう。
ちなみにマネックス証券の単元未満株(ワン株)は、2021年7月5日から買付手数料無料となりました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
デメリット②:注文のタイミングが制限される
普通の取引の場合は買い注文を出せば、取引時間中であればいつでも約定(購入)しますが、単元未満株の売買の場合、売買タイミングが制限されることになります。また、指値ができないので、全て成行で注文を行うことになります。
証券会社によって違いがあるものの、注文した翌日や午後の取引開始時に約定するなど、タイミングがズレるんですよね。
そのため、デイトレのように短期売買を繰り返したいというのには全く向かないということですね。
デメリット③:少額投資のため大きな利益が期待できない
これは損失が少なくなるというメリットとの裏返しですが、単元株未満の取引は少額となるため、株価が大きく上昇したとしても大きな利益は見込めないですね。
なのである程度の利益を出したいというのであれば、やはり100株単位で購入するのが良いと思います。
単元未満株の活用法とは?
自分がおすすめする単元未満株投資の活用法は、
- 複数銘柄に少額分散投資を行う
- 株式投資の経験を積むために活用する
の2つです。詳細に解説します。
活用法①:複数銘柄に少額分散投資を行う
一つ目の活用法は、単元未満株を使って投資の基本である複数銘柄に分散投資を行うということです。
1つの銘柄への集中投資は、企業の倒産リスクがあることに加えて、業績が悪化した際に配当金が支払われなくなったり、株価が大幅に下落するリスクがあるためおすすめできないですね。
しかし、投資初心者の方は投資資金が少額に限られていたり、まずは少ない資金から投資を始めたいという方も多いと思います。例えば手持ち資金10万円で分散投資しようとすると、株価の安い銘柄(いわゆるボロ株)しか選択肢がなくなってしまいます。
その点、単元未満株であれば花王、トヨタ、KDDI、NTTドコモやブリヂストンのような優良銘柄でも、株価が1万円未満ということもあり、少ない手持ち資金で分散投資することが可能なんです。
こういった優良銘柄を10から20銘柄保有して、定期的に買い増して行けば十分な分散効果を得つつ積立投資をすることができます。
ちなみに単元株未満への投資についてツイッター上ではこんな意見がありました。
単元未満株なら少額で挑戦できるし、とネオモバイル証券の手続き進行中。米国株や高配当ETFとやらにも興味が。いやでも先ず積み立てNISA&iDeCo上限まではお金を集中すべき?
書籍や動画で知れば知るほど、色々なものに挑戦したくなる。試してみたくなる。だけど資金が絶望的に足りないっていう。— 許由 (@xu3_you2) October 9, 2019
累進配当株の中で何種類か単元未満株を買いました!
投信と並行しながら、余裕があるときにちょっとずつ買い足して行こうかな— まめ@投資初心者 (@mame_NISA) September 30, 2019
やはり単元未満株への投資は、少額から投資したい方や、コツコツと優良銘柄を買い足していきたい方が多いようです。投資初心者の方など、資金がまだ少ない方にはちょうど良いサービスですね。
活用法②:初心者が株式投資の経験を積む
まずは単元未満株で経験を積んでから、本格的に株式取引を開始するといった使い方もできますね。というのは、株式投資は大きなリターンが期待できるものの、初心者にとってはリスクが高くハードルが高い場合があるからです。
例えば、百貨店銘柄で人気のある三越伊勢丹HDは2020年1月には1000円ぐらいだった株価がコロナショックの大暴落の影響により、1ヶ月足らずで株価が600円を切るぐらいまで下落しました。
このように株式投資は、株価が短期的に大きく上昇したり、あるいは下落したりするものなので、複数銘柄を分散・積立投資することで長期的に資産を増やしていくというもの。ただ、初心者の方には短期的に大きな損失を出すのが耐えられないという人もいるでしょう。
単元未満株は投資金額が小さいので損失のリスクが小さいというのがメリットです。銘柄選定に失敗したり、コロナショックのような危機があった際でも大きな損失にはなりにくいです。
リスクが高いので株式投資はちょっと…と思われている方が、まずは投資経験を積むために少額から単元未満株投資を始めるというのは、おすすめの活用法ですね。
単元未満株(ミニ株)の評判・口コミは?
単元未満株への投資について、みなさんがどう感じているのか、どのように活用しているかについてSNS上で評判や口コミを集めてみました。
大体有名な銘柄が単元未満株として購入出来ることを今知った
無知にも程があるわ←
コレからは投機性高いやつは単元未満でいこうそうしよう
— はっち (@kinishitaramake) April 26, 2020
初めて単元未満株を買いました。
コツコツには最適!
ただ、買付のタイミングが限られるのはけっこうデメリットだと思った。どうすれば良いのか… #ネオモバ pic.twitter.com/E5XiPzi0kw
— とうしろう@ネオモバで貯株 (@toushiro_yotaro) September 3, 2019
単元未満株って絶対おすすめですよ(‘ ⍘ ‘๑)
イナゴしたらもれなく死ねますし
精査▶︎仕込み▶︎収穫
イナゴして種減って
もう株やめようかな。。。って
悩んでる方
こんな錬金術やめる意味すらわかりません
単元未満株でじっくり種増やすこと覚えて単元戻ったら楽しいですよ— (株)波動術士からあげ(っ’ヮ’)╮ 💓💞⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝@嫁ちゃんLOVE💕 (@karaage_metal2) December 9, 2017
個人的には、自身が知っている企業に1単元(金額に余裕無いなら、単元未満株で1株)投資して、投資の一連の流れを体感してみてはどうかな!?と感じています。
その過程や、続けていく中で、分からないことが生じた時に、文献やサイトなどで調べて学習すると、吸収力と経験値が養えそうです。— ひのきのぼう@セミリタイア生活 (@h2bekeTJZNuuyg6) April 24, 2020
あつ森で株に興味が出てきた人は、この単元未満株からトライしてみるといいよ。
1株だけなら、2000円以下で大体買える。もちろん制約はあるけど、今後大きな取引とか考えるならおすすめー。
今の時期に買うと、良くも悪くもメンタルが鍛えられるよー。(変動がえぐいから)https://t.co/pbtm7t41WI— 【公式】はれのそら(晴れの 空)@ 2030年家族のかたちマガジン刊行!! (@g_zcl) April 21, 2020
しょんぼりしている訳にもいかんので、自分が取引してる単元未満株と投資信託の状態をチェック。
単元未満株だから、大きな痛手は食い止めてるけど、「さすがー!」と買っておいてよかったのはあった。ビギナーはこれでいいのだ。小さなことからコツコツと!— ペン姉さん(ペンペン🐧)@巣ごもり中 (@penpenwaker231) February 28, 2020
こうしてみると、少額でコツコツと優良株に積立投資をしたい、大きな損失を出したくないという方が多いと思います。他にも、本格的な株式投資を始める前の勉強としても、単元未満株投資は適したサービスといえます。
「単元未満株のメリット・デメリット」まとめ
今回は単元未満株のメリット、デメリットということで、特徴や評判、オススメ証券会社ランキングについて取り上げてきました。
株式投資の基本は、長期・分散・積立なんですけれども、100株単位となると多額の資金が必要になりますよね。単元未満株への投資を活用することで資金が少なくても、優良銘柄に分散投資ができ、コツコツと積み立てすることもできるということです。
また、初心者の方は、まずは株式投資を始めてみることですね。自分の経験でも、本やセミナーなどで勉強するよりも、実際に身銭を切って投資した方が、何倍も勉強になりました。
単元未満株であれば少額であるためリスクを押さえて株式投資することができるんです。
最後に単元未満株でオススメの証券会社を一挙ご紹介します。
これを機会に少額から投資を始めてみてはいかがでしょうか?
単元未満株でおすすめの証券会社のランキングは?
最後に単元未満株を取引する際のおすすめ証券会社をランキング形式で紹介します。
証券会社 | 特徴 | |
---|---|---|
1 | マネックス証券 | ネット証券大手、他のサービス豊富 |
2 | LINE証券 | 手数料が格安、LINEらしく使いやすい |
3 | PayPay証券 | 1000円から日本株・米国株に投資 |
No1:大手の証券会社のマネックス証券
大手ネット証券で単元未満株を取引するならマネックス証券です。
マネックス証券のワン株は、2021年7月5日から買付手数料無料ということもありアタマ一つ抜けた感があります。
総合ネット証券ですので、将来本格的に株式投資をしたい方や、米国株にも挑戦してみたい方など、まずは口座開設しても良いと思います。
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”資金が少ないので複数銘柄に投資できない”
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次にオススメなのがLINE証券です。手数料が日中取引であれば0.2〜0.5%(昼休み·夜間は1.0%)と格安な上、LINEを利用している方にはアプリで気軽に取引ができるところもポイントが高いと思います。
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このような株初心者の方も多いと思います。特に若い世代のかたは、株式投資に多くの資金を回す余裕はないですよね。
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