株で大損しないためにどうしたらいいですか?コロナショックで株価が大暴落していて不安になります。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いてます。
投資歴20年のかいまるです。日本株や米国株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。
新型コロナウイルスの感染拡大によって米国株式市場が大暴落。いわゆる”コロナショック”により多くの投資家が株で大損している状況ですね。
2020年2月下旬から、わずか3週間程度で最高値から30%程度も下落。弱気相場入りしています。
自分も一部の銘柄の取引で大損を出してしまいました。
そこで、今回はコロナショックによる米国株式市場暴落の概況、自分が株で大損した実例、株で大損した人になないための方法について解説します。
目次
株で大損する人続出?コロナショックで株価暴落…
コロナショックで株式市場の混乱が止まらないですね。状況をまとめると、
- 米国株式市場が弱気相場入り
- サーキットブレーカー発動で取引一時停止
となっています。クイックに見ていきましょう。
米国株式市場が弱気相場入り
中国で発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大懸念から米国株が大幅下落。いわゆる”コロナショック”によって米国市場だけではなく世界同時株安が進行しています。
以下がダウ平均株価のチャートですが、2020年2月24日の1日で1030ドル急落してから連日のように株価が大幅下落。3月12日には21200ドルに達し、直近の最高値から株価が20%以上下がったことから、米国市場は弱気相場入りしました。

今回のコロナショックの特徴は、1日の下落幅が非常に大きいことですね。それだけ米国市場が順調に上昇していたということですが、2020年の3月だけでも下落幅が大きい物で、
- 3月17日:−2997.10ドル
- 3月12日:−2352.60ドル
- 3月 9日:−2013.76ドル
- 3月11日:−1464.94ドル
となっています。
3月12日の下落率も9.99%に達していて、米国市場の歴史でも4番目に大きいものになっています。これより大きい下落率は、1987年のブラックマンデーと1929年の世界恐慌しかないんですよね。
サーキットブレーカー発動で取引一時停止に
コロナショックにおよる株価の下落幅は非常に大きいためサーキットブレーカーが3回(3月17日現在)発動され、米国市場での取引が一時停止になりました。
サーキットブレーカー制度は、株式市場でS&P500が一定以上の下落幅に達すると強制的に取引が停止されるもの。
具体的にはS&P500の下落率が、
・7%超え:15分取引停止
・13%超え:再度15分取引停止
・20%超え:取引終了
になるとサーキットブレーカー発動。さすがに13%超えまではいってなくて、今の所は7%超えで15分停止に追い込まれてますね。
コロナショック直撃!株で大損した人の実例とは?
今回のコロナショックはわずか3週間足らずでダウ平均株価が30%近くにまで下落していることから、多くの投資家の方が損失を抱えていると思います。
そこで、ここでは自分がコロナショックにより米国株の取引で大損した実例を紹介します。
自分は米国株については、高配当の優良銘柄を中心とした長期投資、いわゆる「バイ・アンド・ホールド」戦略をとっていますが、一部SPXLというS&P500の値動きの3倍に連動するレバレッジ型ETFを保有して資金効率を上げていました。
コロナショックで米国株が暴落する前の2020年2月21日の段階でSPXLの保有状況は以下のような感じでしたね。
まとめると、
・投資金額:38.7万円
・評価金額:86.4万円
・評価損益:47.7万円
となっていて、投資額の倍以上の含み益が出ていました。
しかし、米国株が大暴落する中、SPXLの下落幅もわずか3週間足らずで60%マイナス。そのためポジション調整を行いSPXLを一旦売却、S&P500ETFのVOOに資金を移管しました。その決済の状況は以下のとおり。

2月21日の段階でSPXLの株価74.93ドル、決済の段階で29.54ドル。途中SPXL10株をナンピン買いして被害を拡大。わずか3週間で60%下落しましたから2月21日の段階から50万円程度の損失となりました。
結局投資額に対して、
・投資元本:約43万円
・約定金額:約33万円
・評価損益:マイナス10万円
となって、あれだけ利幅が乗っていたのに結局10万円のマイナス。本当に残念な結果になってしまいましたね。
大損した理由は?
この取引で大損した理由は事前に撤退ルールを決めていなかったことですね。
漠然と資金効率を高めるために「長期保有する」というのは決めていたのですが、何%落ちたら一旦撤退するということを決めていなかったということ。
なので、せっかく大きく利幅が乗っていたのに利益をとりこぼしてしまっただけでなく、マイナス10万円という投資金額の25%を失ってしまったんですよね。
ブル型のレバレッジ資産は基本的に、株価が上昇トレンドの時に投資するタイプの金融商品ですから利益が出ているのであれば、損失とならないうちに撤退するべきだったと思います。
株で大損した人にならない方法とは?
株で大損しないためには、
- 事前に撤退・買い増しのルールを決める
- 余裕資金で投資する
- リスクの高い商品は避ける
ということですね。クイックに見ていきます。
方法1:事前に撤退・買い増しのルールを決める
損失を拡大しないためには、事前に撤退や買い増しのルールを決めるのが有効ですね。
自分もプラスが出ているうちに撤退するというルールを決めておけば、少なくとも投資元本は回収できたはず。漠然と長期保有するとしか決めていなかったため損失を拡大させてしまいました。
もちろん現物株やETFなどを長期保有するというのであれば、「どんなに下落しても保有する」というルールを事前に決めておき、そのルールに沿ってホールドするということです。
方法2:余裕資金で投資する
これは狼狽売りを避けるためですね。株必勝法は相場に居続けることなんです。
株価が下落してくると、人間は相場が気になって不安になってルールを破って資産を売却する狼狽売りがどうしても多くなります。
株式市場は、過去の歴史を見ても、いずれは上昇基調に戻ることは間違いないので、
方法3:リスクの高い商品は避ける
自分が投資していたSPXLはレバレッジ3倍型のETF。リスクが高い分、リターンは大きいですが、当然の事ながら損失も大きくなりますね。
コロナショックの例ではわずか3週間でマイナス60%の下落…。特に相場が下落局面になっている状況では、リスクの高い商品は避けるべきですね。
「株で大損しないためには?」まとめ
今回は株で大損しないためにはと題して、大損しない方法や大損した実例について述べてきました。
コロナショックにより相場が混乱、3週間程度で30%情の暴落となっています。歴史的な株価下落局面と言えるでしょう。おそらく多くの投資家が株で大損しているはず。自分も今回既に決済したSPXLだけではなく、他の現物株について含み損を抱えている状況です。
自分は現物株については、長期保有でホールドするというルールを決めているので、売却せずに淡々と保有し続ける方針。
今売却すると大損ですが、いずれは株式市場は上昇に転じると思いますので、それまでしっかりと保有していきたいです。
それでは。
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