証券口座って複数作っても良いんですか?複数保有するメリットやデメリットは何ですか?
どんな組み合わせで証券口座を保有するのがおすすめなのか知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
証券会社ってたくさんあってどれを選べば良いのか迷う方や、複数の口座を開設して大丈夫か心配な方もいるかと思います。
結論から言うと、証券口座を複数保有することはできます。しかも口座開設・維持管理費用は無料。
むしろ最近では、株式取引の手数料を引き下げたり、証券会社によっては無料化するようなところが増えてきているので、各証券会社のサービスの良いところ取りをして活用するのがおすすめかと思います。
ちなみに自分は用途によって証券会社を使い分けていて、
- 日本株・長期保有:SBI証券(メイン口座)
- 銘 柄 分 析:マネックス証券
- 短期の米国株取引: DMM株
- 日本株の少額投資:SBIネオモバイル証券
- 米国株の少額投資:PayPay証券
といった感じにしています。
他にもFXやCFD、ロボアド、ソーシャルレンディングなどの金融商品を取引するために、他にも証券口座を複数保有しています。
証券口座は開設費用が無料だし、保有・維持コストがかからないので、複数保有していても何ら問題がないですね。
なので自分のまわりの投資家も用途に合わせて証券口座を複数持っている方が、ほとんどです。
そうはいっても、口座を1つの方が資金の管理がしやすいというメリットもあるんですね。
そこで、この記事では証券口座を複数持つメリットやデメリット、複数持つ場合のオススメの証券口座について見ていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
証券口座は複数作っても良いの?
株や投資信託を保有するために、証券口座を複数保有しても全く問題ありません。
口座開設や維持に費用がかからないので、複数口座を保有している個人投資家の方も多いのではないでしょうか。
ただし一人で同じ証券会社に口座を複数開設することは、できません。なので、1証券会社について1口座ということになります。
また、年々活用する人が増えているNISA口座やiDeCoの口座は、1つしか保有することができないので、複数の証券会社での口座開設はできません。
証券口座を複数持つメリットは?
複数持つメリットは、
- 使い分けでお得なサービスを受けられる
- トラブル時に別の口座で取引できる
- IPO銘柄に当たりやすくなる
の3つですね。クイックに見ていきましょう。
メリット①:使い分けでお得なサービスを受けられる
取引する銘柄や金融商品によって、証券会社ごとに手数料が異なっていたり、お得なサービスを受けることができます。
例えば、米国株であれば取引手数料無料のDMM株がお得に取引できますし、米国の小型株にも投資をしたいのであれば米国企業の取り扱い数が多いマネックス証券が選択肢となります。
また、投資信託を取引するのであれば、Tポイントと利用して購入できるSBI証券や楽天ポイントを活用できる楽天証券など、証券会社ごとにサービスが異なります。
さらに、日本株を1株からお得に少額投資したいのであれば、Tポイントの活用で月額20円で取引し放題のSBIネオモバイル証券がおすすめです。
このように、ユーザーに提供される手数料やサービスは証券会社ごとに異なっているので、使い分けることで、よりお得なサービスを受けることができます。
メリット②:トラブル時に別の口座で取引できる
複数の証券口座を持っていれば、システムトラブルへの対応がしやすくなります。1つの口座で取引ができなくなっても、別の証券口座で取引することができるからですね。
例えば、リーマンショックやコロナショックのような株価が急落する局面になると取引が活発になってシステムトラブルが起こりやすくなります。
株価が一時的に安くなって投資チャンスが来たとしても、取引できなければせっかくの機会を生かすことができません。
複数の証券口座を保有し、トラブルに備えることで、取引のチャンスを逃すことがなくなります。
メリット③:IPO銘柄に当たりやすくなる
大きな利益を狙うことができる新規公開株(IPO)銘柄へ投資する際には、複数の証券口座を持つ方が有利ですね。
というのは、IPO銘柄は証券会社ごとに申し込むことができるので、複数の証券口座を持っている方が、それだけ投資機会が増えることになります。
証券口座を複数持つデメリットは?
複数持つメリットは、
- 管理が複雑になる
- 確定申告が手間
の3つですね。クイックに見ていきましょう。
デメリット①:管理が複雑になる
複数の証券口座を持つと、運用に手間がかかりますね。ざっとあげただけでも、
・資産状況・資産総額のチェック
・ログインIDやパスワードの管理
・証券会社からの連絡
あたりが面倒臭くなりますね。
取引や資産状況を把握するには、各証券口座にログインしていく必要があるし、そもそもログインIDやパスワードなど登録情報の管理も複雑になります。
なので一つの口座で取引するよりも、証券口座の数が増えれば増えるほど、管理に手間がかかることになります。
デメリット②:確定申告が手間
証券口座は、源泉徴収ありの特定口座を選べば、確定申告をしなくても証券会社が損益を計算して源泉徴収されます。
A株の売却で利益が出て、B株の売却で損失が出た場合でも同じ証券口座であれば、損益が計算されて税金を納めてくれるというわけです。
しかし複数の証券口座を保有している場合は、証券間の損益は計算されません。片方の証券講座で利益が出て、もう片方の証券口座で損失が出ている場合、損益通算したい場合は、確定申告が必要なってきます。
証券会社の経営破綻に備えて口座を複数持つべき?
証券会社が倒産したときのことを考えて証券口座は複数持つべきでしょうか?結論から言うと、その必要性は極めて低いです。
証券会社は法律で自分の資産と、投資家から預かった資産を明確に区分して管理する”分別管理”が義務付けられています。これが適切に行われているのであれば、証券会社が倒産しても、資産は全額保護されます。
もし万が一、証券会社がこの義務を守らないで破綻してしまった場合でも、投資家保護基金による補償が行われ、1,000万円まで保証されることになります。
そもそも大手証券会社であれば、経営破綻する可能性は非常に低いでしょうし、法令は遵守し分別管理はしっかりと行われています。倒産に備えるという理由で複数の口座を持つ必要性は低いと考えます。
証券口座を複数持った際の使い分けは?
管理が煩雑になるというデメリットも見てきました。
しかし冒頭でも解説したとおり、複数の証券口座を持つことで各証券会社が持つ特色を生かすことができ、お得に取引ができることは間違いありません。
口座開設や維持・管理に手数料はかからないこともあり、試しに複数の口座を開設してみても良いかもです。
自分がオススメする証券口座の組み合わせは以下のとおりです。
①メインとなる証券口座 > SBI証券又はマネックス証券
②米国株の取引手数料無料 >DMM株
③日本株の少額投資>SBIネオモバイル証券
④米国株の少額投資>PayPay証券
それぞれ簡単に特徴を解説していきます。
メインとなる証券口座①:SBI証券
投資初心者におすすめのネット証券No1は文句なしにSBI証券ですね。
ネット証券業界最大手のSBI証券。口座数は500万口座を超えていて、初心者から上級者まで個人投資家の多くが活用していますね。
自分もSBI証券に口座を開設してから5年になります。当時からネット証券会社の最大手で株式の取引手数料が最安だったのが口座開設の理由。
日本株や米国株に加えて、アジア株や債券、投資信託、IPOやPTS(私設取引所取引)、純金積立、単元未満株など、他のネット証券でできることはほぼ全てSBI証券でできます。
株式だけでなく、他の商品の手数料も全て最安レベルです。さらに「SBI証券でTポイント投資」にまとめましたがTポイントで投資信託を購入することができます。
実際に活用してみて扱っている商品やサービスの種類が豊富で、しかも手数料も他に比べて安く、評判どおり総合力が最も高い証券会社だと感じています。
業界No1の実績もあり、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる証券会社です。
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メインとなる証券口座②:マネックス証券
ネット証券の草分け的存在のマネックス証券。口座数はネット証券3番目の規模をほこる総合ネット証券会社です。
マネックス証券の最大の特徴は米国株取引です。2019年のみんなの株式ネット証券ランキング「米国株部門」で堂々の第1位。
米国株・ETFの取り扱い銘柄数は3600超えとネット証券業界で最大規模。他にも特定口座対応、時間外取引への対応、リアルタイム株価情報の無料提供などサービスが充実しています。
さらにマネックス証券でNISA口座を開設すれば、米国株の買付手数料がなんと実質無料になります。外国株の個別銘柄が無料になるのはマネックス証券だけですね。
さらに「マネックスの銘柄スカウターの評判は?」にも書きましたが、個別銘柄を詳細に分析できる「銘柄スカウター」を無料で提供しているのもポイントが高いです。
特に銘柄スカウターを無料で利用できるだけでも、マネックス証券に口座を開設する価値があります。
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米国株の取引手数料無料:DMM株
米国の個別株を中心に取引をしたい方は、DMM株が良いと思います。
大手ネット証券の取引手数料が横並びで高止まりのままですが、DMM株はなんと無料です。
- 大手ネット証券に比べて取扱銘柄数が少ない
- 配当金を日本円にする際の為替手数料が割高
というデメリットはあるものの、お得に米国株を取引できることは間違いありません。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べて実は割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
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日本株の少額投資:SBIネオモバイル証券
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そのような方におすすめしたいのが、SBIネオモバイル証券(通称:ネオモバ)です。
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1000円から米国株に投資:PayPay証券
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しかし、最近は少額からでも投資を始めることができる様々なサービスがあるんです。例えばPayPay証券なら、米国株を1,000円の少額から取引することができます。
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まとめ:証券口座を複数持つ
今回は証券口座を複数持つことはできるの?ということで、複数の証券口座を持つメリット、デメリット、オススメの組み合わせについてみてきました。
証券会社の競争は激しくサービスも年々向上しています。手数料が安く、スマホやパソコンで手軽に取引ができる環境が整ってきました。
ネット証券間の競争が激しいこともあり、各社それぞれ特色を打ち出していて、魅力的な運用サービスとなっています。
多くの個人投資家の方は、複数の口座保有してそれぞれの証券会社が提供するサービスを有効活用しています。
口座開設や維持管理費は無料なので証券口座を既にも持っている方も、用途にあわせて証券会社を利用してみるのも良いと思います。
最後にあらためてオススメをまとめると以下のとおりとなっています。
- メイン口座①:SBI証券
- メイン口座②:マネックス証券
- 米国株取引手数料無料: DMM株
- 日本株の少額投資:SBIネオモバイル証券
- 米国株の少額投資:PayPay証券