米国株に関する投資本でおすすめなのは何ですか?初心者向けの本も知りたいです。
全部購入すると結構お金がかかりますよね。何かお得な方法はありますか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 米国株おすすめ本ランキング(歴史的名著編)
- 米国株おすすめ本ランキング(初心者向け編)
- 米国株おすすめ本ランキング(その他)
投資歴20年のかいまるです。
投資関連の本は、数多く存在します。長期投資に関するものから、実践的な投資理論、さらにはデイトレードなどの短期取引に関する物まで多種多様です。
自分も少しでも勝率をあげたいので、投資に関する本を150冊近く読んできました。
実際に米国株の投資について知りたいといっても、どの投資本を読めばいいか迷うかもしれません。
そこで今回は、米国株に投資をする上で本当に役に立つおすすめの本10選について歴史的名著から初心者向けに分けて紹介しています。
全て自分が読んだものの中から選んでます。
記事の最後に、これらの本をお得に読むことができる方法についても解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
本当にわかりやすい!おすすめ本!
”会社を辞めたい”とか”自由な人生を送りたい”と思っていても、何から始めれば良いのかわからない人が大半ですよね。
そんな方に読んで欲しいのが、たぱぞうさんの書いたこの一冊。
米国株への投資を通じて、どのように「セミリタイア生活」を実現したのか、そしてどうすればFIREを実現できるのかを丁寧にわかりやすく解説しています。
自分も読みましたが、思った以上に実践的・実用的な内容なんです。
その一方で、ブログそのままの暖かい口調で書かれていて、たぱぞうさんの人柄が伝わります。
投資を通じて経済的自由を達成したい方に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
目次
米国株のおすすめ本ランキング:歴史的名著編
続いて投資や資産運用の世界で非常に高い評価を受けている本を紹介です。
自分が読んだ中で圧倒的おすすめは、ランキング順に
- 敗者のゲーム(22年最新刊!)
- 株式投資の未来
- ウォール街のランダムウォーカー
- インデックス投資は勝者のゲーム
です。全て米国の専門家によって書かれた本で、内容は結構難しいですね。
ただ、初心者の方やこれから米国株投資を考えている方にも是非読んでもらいたい4冊となっています。
古典おすすめ本①:敗者のゲーム
米国のインデックス投資の教科書的な本ですね。2022年1月に最新の市場動向を踏まえた新版が販売されました。内容も最新データにアップグレードされています。
著者のチャールズ・エリスはグリニッジ・アソシエイツという資産運用会社の創業者。
この本の主張は”プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う”というもので、個別株への集中投資をするよりも、ミスの少ないインデックス投資によるパッシブ運用を行うべきだというもの。
内容的には、投資理論というよりも実践的な内容が多いですね。例えば、
- 時間が運用に与える影響
- 分散投資の効果
- 投資リスク
- 投資信託の選び方
などについて初心者でもわかるように書かれています。
特に参考となる部分は、短期投資ではなく長期投資を行えば、暴落があったとしても時間の経過共に成績が着実にプラスになっていくというところ。
ページ数はそれほど多くありませんが、インデックス投資の重要な部分はしっかりと網羅されています。
”なぜインデックス投資なの”という疑問を感じている方は、ぜひこの本を開いて見るのが良いでしょう。
22年の改訂版では新型コロナウイルスがもたらした大暴落と急回復など、最新の市場動向を踏まえアップグレードされています。
古典おすすめ本②:株式投資の未来
通称「赤本」。米国株の長期投資家のバイブルとも言える本で、米国株投資を本格的に行いたいなら必ず読んでもらいたい一冊です。
著者は金融学の専門家であるペンシルベニア大学教授のジェレミー・シーゲル博士。
この本では、過去200年における膨大なデータを分析し、幾多の戦争、世界恐慌、金融危機などを乗り越えて米国株式市場が力強く上昇していることが明快に示されています。
さらに、フィリップモリスやエクソンモービルみたいな旧来型のセクターに投資して配当金を再投資することで、ITセクターなどの人気セクターよりも高いリターンを出してきたことが明らかにされています。配当利回りが高い企業に投資するほうが優位ということです。
なお、シーゲル博士の投資理論の要点は以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。
自分はこの本を読んで、高配当の米国株に長期投資をして行こうと強く思いました。
コロナショックのように株が大暴落した時こそ、是非読んでもらいたい一冊となっています。
古典おすすめ本③:ウォール街のランダムウォーカー
こちらの本も米国のインデックス投資の定番中の定番。著者は米国の経済学者であるバートン・マルキールです。
この本の主張は本の題名にもなっているとおり、株価の値動きは”ランダム・ウォーク”であり、どの時点においても長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能性」がほぼ同じであり独立した事象であるということ。
なので、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能というものでファンダメンタル分析やテクニカル分析に批判的に扱っています。
この本で勧められている投資法は、
- 長期投資
- ドルコスト平均法によるインデックス投資
の2つ。暴落があったとしても15年以上の長期保有すれば、どんな時期に買っても米国株投資はほとんど負けなかったことが証明されています。
内容的にもボリューム満点で「システマティックリスク」「スマートベータ戦略」などなど、高度な投資理論にも踏み込んでいて、読み応え十分です。
しっかりとした投資理論を知りたいという方には通読しておいて損はない一冊となっています。
古典おすすめ本④:インデックス投資は勝者のゲーム
この本の著者は、米国ETFの運用会社であるバンガード社を創設したジョン・C・ボーグル。
本書の主張は、”市場に勝つのはインデックスファンドだけ!勝者への道はインデクスファンドを買い、永遠に持つこと! !”というもの。
若干バンガード社のセールストークのように聞こえてしまいますが、過去のデータからもS&P500に連動するインデックスファンドのリターンが高いのは間違いありません。
ちなみに投資の神様ウォーレン・バフェットも自分の妻に対し、S&P500に連動するETFに投資するよう勧めています。
そんなバンガード創始者の思想に触れる一冊。読んでおいて損はありません。
米国株のおすすめ本ランキング:初心者向け編
まずは初心者向けの米国株投資本を取り上げます。自分が読んだ本の中でおすすめは、ランキング順に、
- 図解でよくわかる たぱぞう式米国株投資 ~目指せ! 資産1億円!
- お金が増える 米国株超楽ちん投資術
- お金は寝かせて増やしなさい
- バカでも稼げる「米国株」高配当投資
ですね。
この4冊は米国株や外国株インデックス投信に関する情報発信をしているブロガーの方々が書いた本です。
初心者おすすめ本①:図解でよくわかる たぱぞう式米国株投資 ~目指せ! 資産1億円!
人気米国株ブロガーのたぱぞうさんが書き下ろした本。米国株をこれから始めようと考えている方が最初に読む一冊ですね。
なぜ米国株投資が優れているのか、難しい解説ではなく、図解でわかりやすく書かれていますので、初心者の方でも難なく理解することができます。
”おすすめ本⑥”でも紹介していますが、”お金が増える米国株超楽ちん投資術”を初心者でもとっつきやすく、そしてわかりやすく図解した内容です。
本書で取り上げている内容を要約すると、米国株投資は
- ”分析や勉強は一切不要”
- ”買ったらあとはほったらかしでOK”
- ”買うべき銘柄は3つだけ”
- ”やらない理由を見つける方が難しい
とのこと。難しい内容は一切ないので、ぜひこの本を読んで米国株投資を始めましょう!
初心者おすすめ本②:お金が増える 米国株超楽ちん投資術
これも人気米国株ブロガーのたぱぞうさんが書き下ろした本。米国株をこれから本格化したいと考えている方が、まず読むべき一冊ですね。
なぜ米国株の長期投資が優れているのか、難しい用語を使わずに丁寧に書かれています。中田敦彦のYou Tube大学でもおすすめされていました。
投資信託、米国ETF、米国個別株ごとにオススメの銘柄や投資法を具体的に紹介しているので、投資初心者の方や米国株への投資をしていない人でも実践しやすい内容になっています。
実は自分が米国株への投資を考えるきっかけになったのは、たぱぞうさんのブログ何ですよね。
ブログでのあたたかい語り口が、この本でも引き継がれています。
米国株や米国ETFへの投資を考えてる方や米国株投資は難しいのではと思っている方は、まずこの本を読んでみることをオススメします。
初心者おすすめ本③:お金は寝かせて増やしなさい
この本はインデックス投資ブロガーとして人気の水瀬ケンイチさんが書かれた珠玉の一冊で、米国株に特化した内容にはなっていませんが、インデックス投資の入門書として最適の一冊。
インデックス投資とは何か、オススメのインデックス投信の商品、資産配分をどうするかなど。特に自分が参考になったのが、投資に伴うリスクについて。自分がどのくらいの損失を許容できるのかを考えて投資すべきということ。
初心者向けにわかりやすく書かれていますが、「1年に1回のリバランス」や「生活防衛資金の重要性」「国内債券でリスク低減」「リスク許容度」など実践的な内容なっています。
どんな投信がいいかとか、どういう分散の仕方ががいいかなど具体的に書かれているのでもあって初心者にとってわかりやすいです。
初心者おすすめ本④:バカでも稼げる「米国株」高配当投資
米国株ブロガーとして人気のバフェット太郎さんが書かれた本です。
本のタイトルを見てわかるとおり、厳し目の語り口から好き嫌いが別れるかもですが、明快な主張でズバズバと断言してくれるので読んでいて面白いですね。
高配当の米国株投資がなぜ優れているのか、あらかじめ決めたルールに沿って投資することが大事など、初心者でも理解できるよう軽妙な語り口で書かれています。
米国株が日本株に比べて圧倒的に優れている点は、高配当かつ連続増配銘柄が非常に多いことなんですよね。
この本の巻末にオススメの高配当個別銘柄が紹介されているので、まずはこれらの銘柄から投資する銘柄を検討するの良いかもです。
米国株のおすすめ本ランキング:その他
その他、自分が読んだものの中でおすすめは、ランキング順に
- 世界のエリート投資家は何を考えているのか
- 億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術
ですね。クイックに見ていきます。
他おすすめ本①:世界のエリート投資家は何を考えているのか
投資において、他人がどのように考えているのか知ることは非常に参考になります。
この本では、特に投資により資産を莫大に増やしたエリート投資家が何を考えながら投資をしているのかなど、投資に関する一般的な考え方について解説しています。
どんな経済状況になったとしても、着実に利益を生み出すオールウェザー・ポートフォリオについても紹介されています。
他おすすめ本②:億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術
この本は、投資の神様ウォーレン・バフェットの投資法に書かれた本で、長期投資における銘柄の選定基準が分かりやすく書かれています。非常に実践的な内容ですね。
バフェットがなぜROEや利益率を重視するのか、その理由について分かりやすく解説しています。
米国企業だけではなく、日本企業の銘柄選定にも活用できる内容となっています。
「米国株のおすすめ本ランキング」まとめ
今回は、米国株の投資に関するおすすめ本は?ということで、歴史的名著から初心者向けのものまで取り上げてきました。
今回紹介した本は、どれも米国株の投資本として高い評価を受けているものばかりですので、おもしろそうなものから読んでいただければ良いと思います。
これらの本を何冊か購入するとなると結構な支出なので、「ちょっと・・・今回はパス」とという方もいると思います。そういう方は、AmazonのKindleunlimitedがおすすめ。今回紹介した本のほとんどを月額980円で読むことができます。
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