少額から預金感覚で利用できて人気のソーシャルレンディングに興味がありますが、年間の利回りはどの程度か知りたいです。銀行預金や株式投資に比べて高いんですか?
あとソーシャルレンディングへの投資だけで生活するには、どれくらい資金が必要か知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ソーシャルレンディングとは?
- ソーシャルレンディングの利回りはどれくらい?
- 利回りは他の投資先よりも高い?
- ソーシャルレンディングへの投資だけで生活はできる?
投資歴20年のかいまるです。自分は1500万円以上の資産を運用していますが、定期預金の感覚で着実な利回りを期待できるソーシャルレンディングの魅力にハマっています。
ソーシャルレンディングは、銀行の預金と同様に元金に値動きがないにもかかわらず、手堅く分配金を得られるので最近注目されてます。
そんなソーシャルレンディングの利回りはどれくらいで、株式や銀行預金と比較して高いと言えるのでしょうか?
ソーシャルレンディングの利回りと分配金だけで生活は可能か?わかりやすく見ていきたいと思います。
お金の不安を少しでも和らげたい方は、ぜひこの記事を最後までお読みください。
利息でコツコツ増やすならFundsが良いです!
ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
預金のように元本に値動きがないんです。銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢です。
投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!
目次
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、お金を貸して増やしたい個人投資家(出資者)とお金を借りたい会社をネット上でマッチングするものです。
個人投資家にとってみると、最少投資額は1万円〜10万円となっているため、資金が少なくてもはじめやすいし、銀行預金よりもかなり高いリターンを期待することができます。
借り手となる企業側にとっても、株式を発行したり、金融機関の融資審査を通す必要がないので、メリットが大きいんですよね。
ソーシャルレンディングの運営会社はウェブサイト上で資産運用したい個人投資家から小口のお金を集めて、その資金をまとめて企業に融資することになります。
ファンドや運営会社によって違いはありますが、平均的な利回りは2〜6%程度。銀行預金よりはるかに高い利回りですし、他の投資と比較しても十分なリターンと言えるでしょう。
- 借り手の企業にとっては、株式を発行したり銀行を通さないで資金調達できるのが最大のメリット。
- 貸し手となる個人投資家は2〜6%程度の利回りを得ることが期待できる。
なお、ソーシャルレンディングって何?という方は、以下の記事にまとめてますので、まずはこちらから、ご覧ください。
ソーシャルレンディングの利回りは高いの?
ソーシャルレンディングの平均的な利回りは2%〜6%程度となっていますが、この利回りが高い水準と言えるのでしょうか?
- 銀行預金による利息
- 株式投資の配当利回り
- 債券の分配金利回り
と比較していきます。
比較①:銀行預金による利息
銀行預金の利息(2022年1月現在)は、以下のとおり年率0.001%〜0.02%程度となっていて、この利回りと比較するとソーシャルレンディングの2%〜6%はかなり高い水準と言えるでしょう。
メガバンク、流通系の銀行、ネットバンクも利息にほとんど大差がなく、100万円貯金したとしても年間10円〜200円程度の利息です。
みずほ銀行 | イオン銀行 | 楽天銀行 | |
---|---|---|---|
普通預金 | 0.001 | 0.001 | 0.02 |
定期預金 | 0.002 | 0.01 | 0.02 |
ここまで利息が低いと、もはや銀行預金は”投資”ではなく単にお金を預けているだけですね。
ただ、銀行預金は1,000万円まで元本が保証されていることに加え、預けたお金は使いたい時はすぐに引き下ろすことができるというのは大きなメリットとなります。
比較②:株式投資の配当利回り
日本の大企業225銘柄で構成される日経平均株価の配当利回りは約1.5%〜1.8%程度という水準。この配当利回りだけと比べればソーシャルレンディングの利回りが高いと言えるでしょう。
もちろん株式は政治・経済の動向によって株価が値動きすることもあり、配当金による利益の他に、株価が値上がりによる利益を期待できるというのが大きな魅力。1年で2倍、3倍…といった値上がりをする銘柄もあるんですよね。
その一方、株は売買のタイミングが非常に重要で、特に短期売買などは、チャートの読み方や売買のコツ、そして何よりも経験がないと効率的には稼げなく難易度が高いです。
2020年3月のコロナショックの際には、1ヶ月で日経平均株価が30%以上も下落するなど、売買のタイミングを誤ると大きな損失が出てしまうというデメリットがあります。
ソーシャルレンディングは企業の事業に融資するため、利益である利回りが相場の動向で変動することはありません。貸倒れのリスクはありますが、クラウドバンクのように2021年9月の段階で貸し倒れ率が0%の実績を誇っています。
自分もソーシャルレンディングを活用していますが、多くのファンドは予定していた分配金がしっかりと払われているので安心して投資を行うことができます。
比較③:債券の分配金利回り
債券も人気の投資先となっていますが、日本政府が発行する個人向け国債の表面利回りは0.05%。
銀行預金よりは”マシ”ですが、100万円を投資したとしても得られる収益は年間500円…です。
やはりソーシャルレンディングの利回りが圧倒しています。
財務省HPより
もちろん外国政府が発行する国債(外債)や企業が発行する債券(社債)は利回りが高くなり、中には2%を超えるものもあります。
しかし、外債の場合は為替の変動により分配金の額が影響を受けたり、社債の場合には企業の経営破綻により債券が紙切れになる可能性があるんですよね。
ソーシャルレンディングで生活できる?
そんな高い利回りを期待できるソーシャルレンディングですが、分配金のみで生活することは可能でしょうか?
生活水準は人それぞれですが、国税庁の調査によると日本人全体の平均年収は約400万円。投資するファンドにもよりますが、利回りを5%とすると必要な投資金額は以下のとおりとなります。
◯分配金400万円 ÷ 年利回り5%=8,000万円
平均年収と同じ額である400万円をソーシャルレンディングの分配金で得ようとした場合は、約8千万円の資金が必要ということになります。
実際に投資家に分配金が支払われる際には、20%の源泉徴収がありますので、手元に残る資金は320万円となるんですね。
もちろん「ソーシャルレンディングは危険?」の記事でも詳細に解説したとおり、ソーシャルレンディグには、投資先の企業の業績悪化で分配金が支払われないというデフォルトリスクが存在します。
1億円近い資金が必要となることを考えると、ソーシャルレンディングだけで生活するのは非常にハードルが高いこともあり、以下の記事のように副収入・不労所得が得られるといった感覚で投資するのが良いかと考えます。
ソーシャルレンディングの利回りが高い理由とは?
投資におけるリスクとリターンは表裏一体で、ソーシャルレンディングの利回りが銀行預金や個人向け国債より圧倒的に高いのは、リスクが高いためです。
ソーシャルレンディングの年間利回りは2〜6%程度と銀行預金や債券と比較してかなり水準。さらに株式の配当利回りよりも十分に高いといえます。
ソーシャルレンディングのLENDEXは不動産を中心としたファンドを提供していて6〜13%の高利回りとなっているんですね。
このような高利回りのソーシャルレンディングも人気となっています。
参考記事⏬
LENDEXの評判と特徴とは?
その一方で、投資先の企業が高い分配金を支払い続けるには、収益を維持し続けることが前提です。
もし企業の業績が悪化し、収益を維持することができなくなれば、分配金を支払うことができなくなり、最悪の場合は投資された資金も返還できないといったリスクもあります。
非常にまれなケースですが、過去に投資家に投資した返金されなかったという事例も発生しているんですね。
ソーシャルレンディングのリスクについては、事例などを以下の記事で解説していますので、関心のある方は是非チェックしてみてください。
リスクを低減するには”分散”が大事
預金感覚で手堅く副収入や不労所得が得られるソーシャルレンディングですが、投資である以上は、当然の事ながらリスクはあります。
そのため、
・担保や保証が設定されているファンドを選ぶ
・分散投資を行う
を行うことが重要ということですね。
大事なのは、ひとつのファンドや運用会社に集中投資するのではなく、複数のソーシャルレンディング会社やファンドに投資することでリスク分散を図ることが重要ということです。
「ソーシャルレンディングの利回りは?生活は可能?」まとめ
今回は、ソーシャルレンディングの利回りはどれくらいか?生活は可能か?ということで株式や債券との比較や、生活するにはどれくらい投資する必要があるかご紹介しました。
結論をまとめると、ソーシャルレンディングは、
・投資するファンドによるが利回りは2〜6%程度
・銀行預金や個人向け国債、株式の配当利回りより利回りは高い
・生活するとなると1億円近い資金が必要でハードルが高い
・利回りが高いのはリスクが高いから
ということです。
一度投資してしまえば、”定期預金感覚”で投資できて銀行預金よりも圧倒的に高い利回りが得られることが最大のポイントですね。
最近は年配の人だけじゃなく若い人を中心に、少額から投資を始める人が増えているのは間違いありません。教育、年金、子育て…などなど。将来にしっかりと備えたい人がそれだけ増えているということ。
忙しくても何かしらの運用を行って、資産を少しでも増やしたい。そんな方にはソーシャルレンディングは有力な選択肢になるといえます。
最後に、自分が実際に利用している中から、安全性や実績の点でおすすめできるソーシャルレンディングをまとめました。
ぜひ参考にしていただければと思います。
おすすめのソーシャルレンディング
詳細ページや公式ページへのリンクを貼っておきましたので、そちらも是非ご覧ください。
総合評価 | |
---|---|
安心度 | |
ファンドの種類 | |
期待利回り | 1.5〜3.0%程度が中心 |
Fundsの大きな特徴は、投資家から集めた資金は上場企業などの大手企業に貸し付けるということです。
2019年現在で、Fundsが募集した資金を貸し付けるファンド運営企業は7社。一例をあげると東証1部上場のアイフルや東証2部上場のデュアルタップなど、ほとんどが上場しています。これらの特徴は以下の記事にまとめています。
総合評価 | |
---|---|
安心度 | |
ファンドの種類 | |
期待利回り | 5.0〜7.0%中心 |
自分もクラウドバンクは主力のソーシャルレンディングとして活用してますが、ホームページが本当に洗練されていて、資産状況や収益状況が本当に見やすいですね。
募集画面も迷うことなく使うことができますね。ファンドの多くは「期間の短いファンド」という印象です。
ただ、以下の募集中の案件を見てもわかるとおり、期間が短くても利回りは6%以上です。
自分は、クラウドバンクで実際に資産運用していて実績を公開しています。実際の運用はどんな感じか、イメージがつかみ易くなると思いますので是非ご覧ください。
他のソーシャルレンディングと比較しても募集されている投資案件が多いので、すぐに投資を開始することができます。
総合評価 | |
---|---|
安心度 | |
ファンドの種類 | |
期待利回り | 4.0〜6.0%中心 |
自分は、クラウドファンディングの中では担保をしっかりと設定している不動産型が安全性が高くおすすめできると考えています。
CREALの特徴は不動産投資に特化していること。なので比較的低いリスクの案件に投資できるので、手堅い運用ができます。年利回りは4%〜6%(税引き前)が中心。銀行に預金するよりもかなり高い利回りを期待できますね。
CREALは口座開設してしまえば1万円から不動産投資することが可能。物件調査や登記手続きなどの不動産売買の際の面倒な手続きは必要ありません。
詳しくは以下の記事で解説しています。
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