「株なんて儲かるわけないだろ」という人もいますが、儲かるんですか?その仕組みや儲かる理由を知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 「株なんて儲かるわけないだろ」は本当なのか?
- 本当に株なんて儲かるわけない?儲かる仕組みとは?
- なぜ株への投資は儲かる?
投資歴20年のかいまるです。日本株や米国株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
株への投資は儲かるのか?
「株なんて儲かるわけないだろ」という人もいて、つみたてNISAの利用であれ、Idecoの活用であれ、投資を考えている人は誰しも持つ疑問です。
金融工学や現代ポートフォリオ理論などについて、数式を活用して証明すれば、おそらく長期的にプラスになることはまず間違いないし、そうなることを示すことはできると思います。
ただ、自分にはこれらの理論を完全に説明する能力はないし、仮に説明できたとしても、大部分の者は理解できないと思います。なので、冒頭の質問に対しては「過去の経験上、儲かる可能性が高い」という回答になります。ちょっと曖昧ですね。
そこで、今回は「株への投資が本当に儲かるのか?」という素朴な疑問に対し、儲かる可能性が高い理由について述べていきたいと思います。
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目次
株なんて儲かるわけない?利益が出る仕組みは?
株なんて儲かるわけないだろという方もいますが、具体的に株式投資で利益を生み出す方法は、
- 株価の値上がり益(キャピタルゲイン)
- 配当金による利益(インカムゲイン)
の2つ。もちろん信用取引で株価が下がった時でも利益は出せるけど、話を簡単にするために、今回は現物株を想定しています。以下、クイックに説明します。
儲かる仕組み①:株価の値上がり益(キャピタルゲイン)
株価の値上がり益(キャピタルゲイン)とは、保有している株を売却する事によって得られる売買差益の事。株と言った時に、真っ先にイメージするのはこのキャピタルゲインではないですかね?
株価はつねに変動します。例えば以下の図のように、A株を持ちたい人が増えればそのA株の株価は上がっていきます。逆もまた然り何です。
なので、このキャピタルゲインを得るには
・安い時に買って、高くなったら売る。
というシンプルな手法ということになります。口でいうのは簡単なんですけどね…。
株価の値上がりによって大きな値幅で利益を狙えるというところが最大の特徴。当然、株価が値下がりすれば購入時よりも安く売却するということで、この場合は損失ということになります。
チャートを見ながら短い時間で取引したり、長期的に株を保有して、大きな差益を狙ったりと、投資スタイルは様々です。
また、企業は株主への還元策として自社株買いを行い、株価を釣り上げることも行われていますね。詳しくは以下の記事で解説しています。
儲かる仕組み②:インカムゲイン(配当金)
一方インカムゲインとは、「株を保有することで得られる、配当による利益」のこと。株式を保有するだけで発生する収入(=インカム:income)ということになりますので、いわゆる不労所得とも言えます。
この「配当」とは、企業が稼いだ利益の中から、株主に対して支払う(還元する)お金のことです。利益のうち、どのくらいを配当として株主に還元するかは、企業の経営方針や業績で決まるんですよね。
例えば、アマゾンやグーグルのように莫大な利益を出していても、利益の大半を配当に回さず研究開発や設備投資などに回しているし、逆にJTやアルトリアのように利益の半分以上を常に配当に回すような企業もあります。
なので配当をしっかり出す方針の企業に関しては、業績が悪くならない限り、定期的な収入をしっかりと見込める。ここが短期的に大きく価格が動くキャピタルゲインとの違いですね。
株なんて儲かるわけない?儲かる過去データとは?
株が儲かる仕組みはわかりやすいですが、本当に儲かるんですかね?相場ですから短期的に確実に儲かるということは断言できません。
しかし、20年、30年と行った長期のデータを見ると株は確実に上昇していることが確認できるんですね。ここでは、
- 株への投資期間が長くなればプラスに収束
- 株は長期投資と相性が良い
について、詳細に見ていきましょう。
株への投資期間が長くなればプラスに収束(米国市場)
過去の投資データから、投資期間が長期になれば収益がプラスに収束してくるのが示されています(下図参照)。
この図は、1900年~2000年までの米国の株式市場を保有期間(1年~25年)ごとに、株式・債券・キャッシュの収益率を示したものです。
出典:「敗者のゲーム」チャールズ・エリス著
この図を見ると、株式は長期で保有すればするほどプラスのリターンに収束することが過去のデータから示されています。
ただ、安全資産と言われる債券やキャッシュは、インフレを考慮すると長期保有してもマイナスになる場合がありますね。
また、短期保有は収益率のばらつきが大きくなると言えます。
例えば、保有期間1年では、株式の収益が過去の100年間で最悪:-37.4%、最高:+53.4%(年率)となっています。大きく収益を伸ばせる可能性はあるけど、大きく損失を被るリスクも高いと言えます。なので、短期投資で儲けることは不確実性が高いということが言えます。
保有期間を長くしていくと、収益率の規則性が増していきます。すなわち、図を右に見ていくとプラスのリターンに収束し、保有期間20年では最悪の場合でもプラスになっており、損失が発生していません。
したがって、過去のデータから、運用期間を長くすればするほど、短期的なリターンのブレをなくし、株が本来持つ収益率に収束していくのです。
株への投資期間が長くなればプラスに収束(日本市場)
上記の例は米国市場のものですが、実は日本の株式市場でも投資期間が長くなれば株式はプラスに収束します。バブル崩壊で株価が大暴落して以降、全く儲からないと思われている日本市場も、長期的にはしっかりと収益が上がっているんですね。
下の図は、過去40年間について東京証券取引所の一部上場銘柄全体の投資の収益率を投資期間別に見たものです。
出典:一般社団法人投資信託協会HPより
1年間では、最高で72.1%、最低で-24.8%ですから、開きは非常に大きくなっています。しかし、図を右に見ていくと10年投資から20年投資の間で、最低でもプラスに収束。
30年保有では、最高12.8%、最低6.8%となっており、長期になればなるほど、収益が安定します。
株への投資は長期保有と相性が良い
「シーゲルの投資の要点とは?」という記事でも解説したとおり、過去のデータから、株式は他の金融商品に比べてリターンが突出しています。
下図は、1802年に1ドル投資していたと仮定した場合のリターン推移を示しています。
出典:「株式投資」ジェレミー・シーゲル著
金や債券といった金融商品は、安全資産よく名前にあがりますが、株式に比べてこれらの商品は、滑らかな値動きをしていますので、短期的な価格変動をマイルドにしてくれます。
他方、株式の方が短期的には荒い値動きですが、長期保有の収益は他の商品に比べてダントツです。長期的な収益率は、債券よりも高いです。株式は、長期保有と相性が良いことがわかります。
金融資産に手間をかけずに自動運用する方法とは?
株式への資産運用が最もパフォーマンスが良いことは、過去のデータから明らかですが、コロナショックのように短期間で大暴落することも。
やはり資産運用の基本は、米国株、日本株を保有しつつ、債券や金、不動産などに資産を分散して長期運用するというのが合理的な手法です。
自分でポートフォリオを作って運用するのも良いですが、ウェルスナビを活用して長期投資すれば、ロボアドバイザーが世界中の市場の株、債券、金、不動産などの米国ETFに分散投資してくれます。
自分も活用していますが、口座にお金を振り込めば基本的に何もしなくても良いんですよね。忙しい会社員や主婦の方に特におすすめです。詳しくは以下の記事にまとめています。
https://leverage-investment.com/wealthnavi-profitable/
なぜ株への投資は儲かるのか?
自分は資本主義社会である限りは、株は上昇し続けると考えます。そもそも株の値上り(儲け)の源泉とはなんでしょうか?
株は、企業活動に対して投資するものですから、株の値上りというものは企業の収益の拡大ということに他なりません。ウォーレン・バフェットも「長期的な株主が獲得する利益の総額は、必然的に会社の事業利益と合致しなければならない」と述べています。
豊かな生活をおくりたいという人間の欲望により、資本主義社会は拡大を続けるし、世界経済は成長し続けます。
商品供給、売買、物流、あるはITサービスの提供など、経済活動は企業が中心になって行うことになりますので、経済成長を取り込み、株の値上りが期待できるということです。
株に投資するという基本は、「お金がお金を生む」という資本主義の法則を信じることとも言えるんですね。
そうは言っても株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。まずは単元株未満株で少額投資から初めてみてはどうでしょう?1株からの投資でリスクを低く運用を行うことが可能。詳しくは以下の記事にまとめています。
「株なんて儲かるわけない。いや儲かります」まとめ
「株なんて儲かるわけないの?」「株への投資は本当に儲かるんですか?」という冒頭の質問。
これまで見てきたように、株は、過去のデータによれば長期保有により儲かることが分かります。株が本来持つ収益率は6%〜7%というのも、裏付けとなっているのは過去のデータと考えられます。
したがって、「必ず儲かるか」と聞かれれば、「確実に儲かる」と断言はできなくて、「儲かる可能性が極めて高い」ということまでです。
ただ、少子高齢化の人口減で苦しんでいるのは、日本や韓国ぐらいで、世界的には向こう30年間人口は増え続けます。特に、アジア諸国や中南米では、消費の中心である中間所得層が爆発的に増加することが見込まれています。
これらの人たちの「豊かになりたい」という願望が、資本主義の源泉であり、経済成長につながることになります。なので、自分は、その成長を支える企業の株というのは、値上がりしていくと確信しています。
資産運用は早く始めるほど有利
「おすすめの資産運用は何?」の記事にもまとめましたが、忙しい会社員が早く資産運用を始めるメリット、それは「時間」を利用できること何ですね。
自分が働いてお金を稼がなくても、時間をかけて「お金に働いてもらう」ことによって資産が加速度的に増えていくんです。
下の図は毎月の積立額5万円を年利6.5%で期間30何で運用した場合のシミュレーションです。
積立総額は5万円×12ヶ月×30年=1800万円。
図を見て分かるとおり複利運用で資産が約3倍にまで膨れ上がっています。
短期間でこれだけの資産を構築するのは非常に難しいですが、時間をかけてコツコツと資産運用を行えば大きく増やすことができるということです。
自分は会社で働きながら、お金が稼いでくれる状態になるんですね。
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なお資産運用に役立つ情報について以下にまとめました。役に立つ情報ばかりですので、ぜひご覧ください!