米国株

米国株の株価下落はいつまで続くの?コロナショックで今後どうなる?

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新型コロナウイルスの拡大を原因とした株価下落はいつまで続くのか不安です。影響が続いており、今後の株価はどうなるんですかね?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・コロナショックの影響で株価下落…その状況は?

・株価下落はいつまで続くのか?

・株価下落は今後どうなる?どこまで下がる?

投資歴20年のかいまるです。日本株や米国株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。

コロナショックによる株価下落が止まりません。

各国政府や中央銀行が、減税などの経済刺激策や金利の引き下げをしていても効果は限定的。やはり新型コロナウイルス拡大の収束が見えないことには株価の下落が止まらないでしょう。

ただ、ダウは直近高値から3月21日段階で35%も減少しておりリーマンショックの際の下落幅が44%であったことを考えると、そろそろ株を買い始めるには良いタイミングとも言えます。

今回は、株価下落がいつまで続くのか、今後どうなるかについて解説していきます。

目次

コロナショックの影響で株価下落…その状況は?

コロナショックで株式市場の混乱が止まらないですね。状況をまとめると、

  1. 米国株式市場が弱気相場入り
  2. サーキットブレーカー発動で取引一時停止

となっています。クイックに見ていきましょう。

株価下落の状況①:米国株式市場が弱気相場入り

中国で発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大懸念から米国株が大幅下落。いわゆる”コロナショック”によって世界同時株安が進行しています。

米国株式市場も株価下落が止まらない状況で、2020年2月12日の高値から、

・2月12日:29568ドル

・3月20日:19173ドル(🔻35.1%

となっていてリーマンショックの時は高値から44%でしたから、既にコロナショックはリーマン級と言っても良い水準ですね。以下がダウ平均株価のチャートですが、2020年2月24日の1日で1030ドル急落してから連日のように株価が大幅下落しています。

既に直近高値から株価が20%以上下がったことから、米国市場は完全に弱気相場入りしました。

株価下落の状況②:サーキットブレーカー発動

今回のコロナショックによる株価下落の特徴は、1日の下落幅が非常に大きくサーキットブレーカ発動が頻繁なことです。

それだけ米国市場が順調に上昇していたとも言えますが、2020年の3月だけでも下落幅が大きい日で、

ダウ平均株価の下落幅(1日)
  • 3月17日:−2997.10ドル
  • 3月12日:−2352.60ドル
  • 3月 9日:−2013.76ドル
  • 3月11日:−1464.94ドル

となっています。米国株式市場で一定の下落幅に達すると強制的に取引が停止される”サーキットブレーカー”も既に4回(3月21日現在)発動されるなど混乱が収束しないですね。

ちなみに、この精度はS&P500の下落率が、

・7%超え:15分取引停止

・13%超え:再度15分取引停止

・20%超え:取引終了

になるとサーキットブレーカー発動。さすがに13%超えまではいってなくて、今の所は7%超えで15分停止までです。

株価下落はいつまで続くのか?

はっきり言っていつまで続くのか予想するのは難しいですが、

  1. 当面は新型コロナ収束が見通せるまで
  2. リーマン・ショックは大底まで半年
  3. 金融危機に発展すると長期化

ですかね。以下、解説していきます。

ポイント①:当面は新型コロナ拡大収束が見通せるまで

今回のコロナショックによる株価が回復するには、

①新型コロナ拡大の収束

②FRBによる金融政策の効果

③トランプ政権の経済刺激策

が必要な要素ですが、既にFRBは政策金利を1.5%引き下げて実質ゼロ金利政策で7兆円規模の量的緩和を実施。さらにトランプ政権も減税や現金給付を含む100兆円規模の経済政策を実施することを表明。

なので最後のパーツである新型コロナ拡大が収束する見通しが立つかどうかで、このタイミングで一旦株価は下げ止まる可能性は高いですね。

ただ、3月21日にウォール街のあるニューヨーク州が大半の労働者に向けて自宅労働命令を出したこともあり、まだまだ収束は見通せないですね。

ポイント②:リーマン・ショックは大底まで半年

株価下落が長期化する可能性は否定できないですね。というのは、既に人やものの動きが制限されていて、

  • ボーイング、デルタなどの航空業界
  • ディズニーなどの娯楽産業
  • マクドナルドなどの外食産業
  • 自動車などの製造業

あたりの業績に大きな影響が出ています。あとFRBのゼロ金利政策により金融業界の収益も大幅に下がる見込み。

リーマン・ショックの時の例を見てみると、以下のチャートのようにリーマンブラザーズが破綻した2008年9月15日以降にダウが急落。そこから大底を打ったのが翌年の3月なんですよね。

コロナショックにより株価急落が始まったのが2020年2月24日なので、リーマンショックのケースを当てはめると、株価下落が収まるまでもう少し時間がかかるということになります。

ポイント③:金融危機に発展すると長期化

コロナショックがリーマンショックと決定的に違うところは、金融システムが2020年3月の段階で正常だということですね。

日本銀行の黒田総裁もリーマン・ショックのようなことにはならないと断言。各国の中央銀行が大幅な資金供給を行っており、金融危機にまで発展する可能性は低いと考えます。

今のところコロナショックは金融機関の破綻や大手企業の連鎖倒産などに発展していないので、新型コロナ拡大収束の見込みが立つタイミングで株価は上昇に転じると見ます。

株価下落は今後どうなる?どこまで下がる?

日本や韓国の例を見ても、政府が住民の自宅待機や学校閉鎖などの行動を取れば拡大本格化から1ヶ月程度で収束に向かうことが確認されているので、いずれは欧米諸国も収束に向かうものと考えます。

なので、3月21日の段階で既に19000ドル台まで下落した米国株式市場が、もう一段下落するかどうかはコロナショックがリーマンショックのような”金融危機”にまで発展するかがポイントでしょうね。

金融機関の破綻などが発生すると、リーマンショックの時のように高値から50%下落したラインである15000ドルというのが現実味を帯びてきます。

あと、個人的に気掛かりなのが、今回の株価大幅下落によりトランプ大統領の再選に黄色信号が灯ったことですね。景気が悪化すると現職大統領が圧倒的に不利になるからです。

民主党はトランプが実施した法人減税に反対しているので、”ウォール街の行き過ぎた株高が今回のコロナショックを産んだ”みたいな論法で法人増税を訴えてくる可能性が高いです。

そうなると中期的には、株価の下落圧力は強くなりますね。

株の買い時はいつ?

3月21日現在で高値から35%下落していることもあり、そろそろ株を買い進めても良い時期と考えます。

その際の投資ポイントは、

投資のポイント

・個別株は今の相場だと難易度が高い

・株価指数ETFに積立投資

ということ。これまで業績鉄板だったマクドナルドやエクソンモービル、コカ・コーラなどの株価下落が激しく、逆に不況時に真っ先に売られるITグロース銘柄が底堅い動きとなっています。従来のセオリーとは違う相場であり、個別株は難しいですね。

なので、セクターに隔たりのないVOOやVTIあたりの積立投資を行うというのが無難だと思いますし、株価も十分に下落していることから投資を始めるには良いタイミングと考えます。

なお、今から米国株の投資を始める方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。詳しくは以下の記事にまとめてます。

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「株価下落はいつまで?」まとめ

今回は株価下落はいつまでということで、これまでの下落の状況、いつまで下落は続くか、株は買い時かについて述べてきました。

今回のコロナショックは、金融危機にまで発展していないところがリーマンショックとの大きな違い。なので金融機関の破綻や連鎖倒産を防ぐことができれば、新型コロナ拡大収束とともに、株価も上昇に転じると見ます。

いずれにせよ、株価暴落で株は”バーゲンセール”であることに間違いはないので、株価指数に連動するVOOやVTIあたりを買い始めるのは良いタイミングと考えます。

それでは。

 

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