米国の高配当REIT ETF IFGLの株価やチャートの特徴について知りたいです。
他にも高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてIFGLに投資するメリットや考えられるデメリットはなんですか?
今回はこういった関心や疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- 米国ETF IFGLの株価と特徴とは?
- IFGLの構成銘柄、株価推移は?
- コロナショック時のIFGLのパフォーマンスは?
- IFGLのこれまでの配当実績は?
世界の先進国で銀行金利がほぼ消滅して久しい中、米高配当ETFには利回り3%を軽く超える銘柄がいくつも存在します。
その中でも先進国のリートにまるっと投資できるETF IFGLについて特徴やパフォーマンスについてみていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べて実は割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
取引手数料0円でお得に米国株を取引をしてはいかがでしょうか?
▼口座開設・維持費無料!▼
5分で申し込み完了!
目次
先進国リートETF IFGLの株価と特徴とは?
IFGLは、iシェアーズ が運用する米国を除く先進国のリートや不動産関連企業に投資するETFです。
過去12ヶ月利回りは3.89%あります。
REITとは、投資家から集めた資金で不動産投資を行い、不動産からの賃料収入や売買益を分配する商品で、一般的には不動産投資信託と呼ばれます。
- 株 価:19.99ドル(23年11月20日現在)
- 52週レンジ:17.69 〜 23.15ドル
- 分配金:3、6、9、12月
- 分配金利回り:3.40%
- 経費率:0.48%
経費率は0.48%となっていて、米国以外の先進国REIT投資ETFの中では、やや高めです。
ただ分配金利回りが3%を超えているということもあり、上昇益よりも定期的なインカムメインでお考えの方には選択肢になるかと思います。
ちなみに、米国市場を含むリートについては、IYR、RWR、XLREの3つが主要なものとなります。
特徴を比較していますので、ぜひご覧ください。

IFGLの構成銘柄は?

IFGLの構成銘柄TOP10
構成銘柄全銘柄の上位10銘柄がこちらになります。

上位10銘柄で全体の3割を占めております。
米国を除いたREITの不動産企業なので日本の割合が高く、香港、オーストラリア、ドイツのように世界各国に分散投資されています。
先進国リートETF IFGLの株価推移とは?
ここではIFGLの株価推移(パフォーマンス実績)を見ていきます。参考として、
- S&P500
- IYR(米国リートETF)
と比較していきたいと思います。
IFGLの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近10年の株価推移を示したのが以下のチャートとなります。
このチャートは配当金が含まれていないものです。

水色:S&P500 赤:IFGL 緑:IYR
この時期のIFGLの10年間のパフォーマンスは−15.30%。米国リートETFよりもかなりパフォーマンスが悪いですね
S&P500に比べるとかなり物足りない印象ですが、米国以外のREITということもあって、長期的な値上がり益を期待するタイプのETFではないということですね。
長期的な株価上昇を期待するなら株式タイプのETFが良いでしょう。
このように、ETFへの投資は特徴をしっかりと把握して投資することで、投資の勝率を高めることにつながります。
おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

コロナショック時のIFGLのパフォーマンスは?
コロナショック前後のチャートをもう少し詳細に見ていきましょう。

水色:S&P500 赤:IFGL 緑:IYR
コロナショックで、リートETFへのインパクトは株価指数S&P500よりも大きく下落している上、株価の回復も遅いです。
2022年に入っても暴落前水準を戻していません。
IFGLのこれまでの配当実績は?
IFGLは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

2013年2016年、2019年は年間2ドル以上配当がありましたが、それ以外の年は2ドル下回っています。
やはり、株価も配当も上昇が見込めるような株式ETFとは大きく異なる点には留意が必要です。
IFGLの過去12ヶ月利回りは6%超えですが、構成銘柄のREITの配当利回りが3〜5%程度なんですよね。
これは推測になりますが、リバランスで保有銘柄を売却した際に、一部REITに再投資するのではなく分配金に回しているのだと思います。
なお、IFGLも6%超えのインカムを期待できますが、米国の個別株には配当利回りが高いものや長期間連続増配している個別銘柄が多いです。
中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。

「先進国リートETF IFGL」について まとめ
今回は米国を除いた先進国REIT ETFであるIFGLの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移、配当金の推移等について見てきました。
IFGLの特徴をまとめると、
- 3割は日本のREITへの投資
- 利回りは3.5%超え
- 世界各国への分散投資と視点から考えればメリットあり
ということ。
過去のデータを見ると、値上がり益を期待して保有するのではなく、インカム狙いには面白いETFと言えそうです。
上記の特徴3点にメリットを感じる方には、向いているETFと言えるのではないでしょうか?
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
米国株に関する情報を効率よく収集したい!
株式投資で利益を出したいなら、個別株に関する情報収集が重要です。
日本ではアクセスしずらい米国株の情報を日本語で配信するオックスフォードインカムレターなら効率的に情報収集ができます。
メールアドレスを登録するだけで鮮度の高い情報が無料で送られてくるんですね。
自分も登録してみたところ、おなじみの米国の個別銘柄に関する内容や、米国株による資産形成に関する内容などがタイムリーに送られてきます。
永久に持っておきたい6つの高配当米国株についても知ることができます。
米国株の情報はどうしても乏しくなりがちなので、この機会に登録してみるとよいです。登録は無料です。
なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。

取引手数料ゼロの証券会社
アルトリアを含め米国株への投資を考えている方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。
米国株は、大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが可能ですが、手数料は3社横並びで約定代金の0.45%(最大20ドル)。
日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。
その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。皆さんに少しでも役に立つよう、米国株の個別銘柄に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
米国ETFの中でおすすめのセクターETFについてまとめました。S&P500に比べてパフォーマンスの良いセクターもあるんですね。必見です。

債券ETFの特徴とおすすめ商品をまとめました。コロナショックのような暴落があると債券ETFの魅力を再認識します。ぜひご覧ください。

減配や業績悪化などの個別株リスクを回避したい場合は、高配当の米国株ETFに投資するという方法もあります。詳しくは以下の記事にまとめています。

米国ETFの中で自分がおすすめするETFをまとめました。株価指数に連動するETFは、鉄板商品ですが長期的に見て大きなリターンが期待できます。

米国株を取引する際のおすすめ証券会社を比較してみました。横並びだった米国の売買手数料にも変化が出てきています。おすすめの証券会社はどこなのか解説しています。
