米国ETF BNDWの株価やチャートの特徴や配当実績について知りたいです。
他にも高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてBNDWに投資するメリットは何ですか?
今回はこういった興味を持つ方に向けて記事を書きました。
- BNDW:株価の基本データと特徴は?
- BNDWの構成銘柄と発行体別構成比率は?
- BNDWの株価推移は?
- コロナショック時のBNDWのパフォーマンスは?
- BNDWのこれまでの配当実績は?
- BNDWへの投資:メリットとデメリット
今回は世界中の債券にまるっとTotal Band Market ETF(BNDW)について特徴や株価の推移などを分析していきます。
米国債券に投資をするTLTやBND・AGGなどに比べると知名度は劣りますが、世界の債券に分散投資できる点が魅力ですね。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
米国ETF BNDWの株価と特徴とは?
Total Band Market ETF(BNDW)は、Bloomberg Barclays Global Aggregate Float Adjusted Compositeインデックスをベンチマークにした米国籍のETFです。
高配当の、米国を含む世界の投資適格債権に分散投資できます。
米ドル建て以外の、政府債、政府機関債、社債及び証券化された日米国の投資適格の固定利付債券も含んでおります。
2018年に販売開始となった比較的新しいETFですね。2023年10月現在の基本データは以下のとおりです。
- 株価(52週):65.11 〜 69.64ドル
- 分配金回数:毎月
- 分配金利回り:2.60%
- 経費率:0.05%
経費率は0.05%となっていて、高配当ETFのVYMが0.06%、S&P500に連動するVOOが0.03%と比較してもそん色ないリーズナブルさです。
このBNDWは、米国債券で構成されるBNDと米国以外の債券で構成されるBNDXとで構成されています。構成比率はおよそ50%ずつです。
非常に安定的な債権ETFで2.6%の分配金利回りです。世界的に金利引き上げ傾向ということもあり利回りは高くなっていますね。
ただ、金利は上昇傾向ということもあり、安定的なインカムを期待できる安心感が魅力です。
BNDWは世界の債券にまるっと投資できる点が魅力のETFですが、米国の債券市場全体に投資できるBNDや利回りが5%近いハイイールド債券ETF HYGも人気となっています。
BNDWの保有銘柄と投資先構成比率は?
BNDWの投資地域
保有銘柄の地域別比率は以下のチャートのようになっています。
地域別で見ると北米が50%を超えており、高い比率を閉めています。
BNDWの発行体別構成比率
続いて発行体別構成比率です。
全体の構成では、外国、財務省・政府系機関、政府保証付き不動産担保物件で70%を超えています。
政府系が多いということで、もっとも格付けの高いAAA以上の債券が45%程度で構成されるなど、安定的な発行体の組入れ比率となっています。
BNDWの市場構成比率
続いて市場構成比率です。
なお、米国のETFには価格が極めて安定している債券ETFや利回りが非常に高いハイイールド債ETFなど、多くの種類があります。
債券ETFの特徴とおすすめをまとめていますので、ぜひご覧ください。
BNDWの株価推移は?
ここではBNDWの株価推移(パフォーマンス実績)
を見ていきます。参考として、
- S&P500
- TLT: iShares Barclays Long-term Tresury
と比較していきたいと思います。
BNDWの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近5年の株価推移を示したのが以下のチャートとなりますが、値動きは米国全債券ETFのBNDと同様に非常に安定していることがわかります。
赤:BNDW 緑:TLT 青:SP500
この時期のBNDWの5年間のパフォーマンスはマイナス5.4%となっています。21年末ごろから世界的に金利が増加傾向ということもあり、価格は下落傾向です。
分配金が年間1.5〜2.5%程度支払われてきたことを考えれば、トータルリターンはプラスですね。米国の20年超え長期国債で構成
2020年のコロナショックで株が大きく下落したことを考えると、債権を保有するメリットは十分あるといえます。
このように、ETFへの投資は特徴をしっかりと把握して投資することで、投資の勝率を高めることにつながります。
おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。
BNDWのこれまでの配当実績は?
BNDWは他の多くの債券ETFと同様に毎月配当金が分配されます。
配当実績は以下のとおり。
2018年の設定からまだ5年程度ですが、安定的に分配金が支払われています。世界的に金利が上昇傾向であることを考えると、価格は下落しますが分配金は増えてことが予想されます。
ただ、政府や政府系機関の債券比率が高いこともあり、分配金が大幅に減少するということは考えづらいですね。
なお、BNDWも2%以上のインカムを期待できますが、米国の個別株には配当利回りが高いものや長期間連続増配している個別銘柄が多いです。
中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
BNDWへの投資:メリットとデメリット
BNDWの株価推移やリターンなどをみてきましたが、設定以来3年間のリターンが15%を超えており、経費率も0.06%と低いので、長期保有に向いたETFだと思います。
BNDWのメリットをまとめると、
- 政府系債券が中心で安定した配当が期待できる
- 世界の投資適格債権に分散投資できる
- 経費率が0.06%
ということ。やはり米国以外の世界各国の政府系債券を中心に投資できるところが魅力ですかね。
ただ、デメリットを強いてあげるとすれば、日本の投資割合が8%を超えていることです。ここらへんは好き嫌いが別れるところ。
自分の場合、給料は日本円だし銀行預金も多少あるので日本の債券に投資をする意味があまりないんですよね。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
「安定配当債権ETF BNDW」のまとめ
今回は米国を除くグローバル債権ETFであるBNDWの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移、配当金の推移等について見てきました。
BNDWは、経費率0.06%と非常に低く、安全資産である債権をさらに世界中に分散しているので、長期的に保有しやすいです。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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