米国ETF

VGTとQQQを徹底比較!どっちに投資すべき?(2024最新)

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米国ETFのVGTとQQQを比較して、どっちに投資すべきか知りたいです。結局、儲かるのはどっちなんですかね?

短期的にVGTもQQQも株価下落しているようですが…

今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • VGTとQQQとは?
  • VGTとQQQの比較①:基本データは?
  • VGTとQQQの比較②:構成銘柄とセクター比率は?
  • VGTとQQQの比較③:パフォーマンスは?

投資歴20年のかいまるです。QQQも含め米国株を中心に2000万円以上の資産を運用しています。

VGTとQQQ、どちらもS&P500よりもパフォーマンスが高く、投資家からの人気は絶大で非常にパフォーマンスに優れたETFです。

日本でも知名度の高いETFであるため、どっちに投資すべきか迷われている方も多いのではないかと思います。

甲乙つけがたいですが、結論をまとめると、

  • VGTはIT企業400銘柄、QQQはナスダック上場100銘柄
  • 経費率と分配金利回りはVGTも大差なし
  • リターンは互角
  • ハイテク銘柄やGAFAMにまるっと投資 → QQQ
  • とにかくITセクターに集中投資 → VGT

ということになります。

2024年は、これまで引き上げられてきた米国の政策金利が引き下げに転じることが見込まれていて、QQQやVGTを構成しているグロース銘柄にとって追い風なんですね。

今回の記事では、VGTとQQQの基本データや過去のパフォーマンスについて徹底比較していきます。

米国株や米国ETFへの投資に興味のある方必見です。

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目次

VGTとQQQとは?

VGTは米国ITセクターに連動するETF

VGTはバンガード・米国情報技術セクターETFという名称で、アップルやマイクロソフトなどが含まれる米国市場で最大の割合を占めるITセクターに連動するETFです。

株式市場は、米中貿易摩擦緩和と英国議会選挙の保守党勝利を受けて2019年末はリスクオンムード。米国では米ダウ平均、S&P500指数、ナスダック総合指数がそろって史上最高値圏で推移しています。

この好調な米国市場を牽引しているのが、まさに情報技術(IT)セクターと言っても過言ではありません。ITセクターの時価総額は既に550兆円を超えて、S&P500指数における比率で20%を超える割合を占めています。

詳細は以下の記事にまとめています。

VGTとは?将来性はある?情報技術セクターは買い時か分析!米国情報技術セクターETF VGTの構成銘柄や特徴について知りたいです。株価は上昇しているようですが、将来性はどうですか? 高配当...

QQQはナスダックに連動するETF

QQQは、NASDAQ(ナスダック)に上場されている時価総額上位100銘柄で構成されているNASDAQ100指数に連動する投資成果を目指すETFです。

(参考URL:ナスダックとは?

QQQの投資セクターは情報技術と消費財セクターが中心で、金融セクターは対象外となっていますね。

NASDAQは、米国にある世界最大の新興市場(ベンチャー)向けの株式市場ですが、このNASDAQ市場全体に連動するETFは今の所ありません。

新興企業向けの市場で、小型株も多く含まれることから、ナスダック全体に連動するETFを作ることが難しいということなのでしょう。

QQQはNASDAQ市場に上場している時価総額上位100社の株価に連動するETFとなっていて、完全ではないもののナスダックへの連動性が極めて高いものになっています。

なお、QQQの運用会社はInvesco Capital Management LLC (インベスコ)と言う会社が行なっています。

詳細は以下の記事にまとめています。

QQQ買うべきか?NASDAQ100はやめとけ?買い時か解説!NASDAQ100に連動するETF QQQの特徴や構成銘柄について知りたいです。コロナショック後に過去最高値を更新しているようですが…買...

以下、このVGTとQQQを徹底比較していきます。

VGTとQQQの比較①:基本データは?

まずはVGTとQQQの基本データ(2023年12月末現在)を比較していきます。

VGT QQQ
インデックス MSCI USインベスタブル・ マーケット・情報技術25/50インデックス NASDAQ100指数
運用総額 671億ドル 2,299億ドル
構成銘柄数 318 102
経費率 0.1% 0.2%
配当利回り 0.65% 0.57%
設定日 2004年 1999年

運用総額で比較するとQQQの圧勝ですね。

ナスダックに連動するETFといえばQQQというぐらい知名度抜群です。運用総額は日本円で何と20兆円近いこともあり、流動性や実績共に文句なしですね。

一方、経費率を比較するとVGTの方がコストが低いです。QQQは他の主要ETFと比べてもコストが若干高めなんですね。

VGTは、100万円運用しても年間経費は1000円ということですから、それほど気にするレベルではないかと。

配当利回りは、VGTもQQQもグロース銘柄中心に構成されており、S&P500の2%弱と比較してもかなり低い水準です。

分配金よりは値上がり益を期待して保有するタイプのETFということです。

ちなみに米国株の魅力も一つは高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。50年以上連続増配している銘柄や6%超えの利回りの銘柄も。

おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。

【米国株】連続増配おすすめ高配当銘柄!厳選7銘柄(2024最新)米国株は、連続増配している銘柄が多いと聞いていますが、おすすめの銘柄を知りたいです。 これらの銘柄に投資するメリットは何ですか? ...

VGTとQQQの比較②:構成銘柄の違いは?

VGTとQQQ、構成銘柄の違いをよく聞かれます。

この2つのETFは、ハイテク銘柄のグロース株に投資できるのですが、構成銘柄に以下の違いがあります。

QQQ・VGTともに含まれる主な銘柄 Apple、Microsoft、インテル、シスコシステムズ、アドビ
QQQのみに含まれる主な銘柄 Amazon、Alphabet、Meta、Tesla
VGTのみに含まれる主な銘柄 Visa、Mastercard

QQQは、GAFAMやが構成銘柄として全て含んでいますが、投資家からの人気が高いVisa、Mastercardは含まれていませんし、Teslaが含まれるのもQQQです。

渋いところでは、ペプシコもQQQの構成銘柄に含まれています。生活必需品セクターの老舗企業ですがNASDAQに上場しているからですね。

VGTはITセクターということで、一般消費財セクターのAmazon、コミュニケーションセクターのMeta(Facebook)、Googleが含まれていないんですね。

意外なのはVISAやマスターカードが金融セクターではなく、ITセクターに組み入れられていることですね。

これらの決済サービス会社は、Eコマースの拡大から恩恵を受けやすいということなのでしょう。情報技術の成長に伴って、収益拡大が期待されているということです。

参考までに、VGTとQQQの構成銘柄上位10社を以下にまとめました。

VGT構成比率上位(2023年12月末現在)

VGTは、構成銘柄数が400社近いにもかかわらず上位10社で約60%を占めています。AppleやMicrosoftなどの時価総額が、他のIT企業に比べて大きいということですね。

QQQの構成比率上位10社(2023年12月現在)

QQQは構成銘柄数が100社程度で時価総額の高い企業の割合が高くなるということもあり、上位10社の比率が45%程度と高くなっています。

なお、VGTもQQQもグロース銘柄を中心に構成されていますが、米国の大型成長銘柄の中でおすすめの銘柄をまとめています。

ぜひご覧ください。

2024年米国株これから伸びる銘柄15選とは?グロース株のおすすめを厳選!米国株の成長銘柄への投資を考えているんですが…。2024年これから伸びるおすすめのグロース株にはどんな銘柄がありますか? 特にこれ...

参考URL①:バンガード社HP

参考URL②:インベスコ社HP

VGTとQQQの比較③:株価の推移(チャート)は?

ここでは株価の推移(チャート)を比較していきましょう。

過去10年の長期チャートと直近2年の短期チャーとを分析します。

長期チャート比較はほぼ互角

23年12月末時点の過去10年チャートを比較したものです。QQQとS&P500も載せています。

赤:VGT 青:S&P500 緑:QQQ

VGTもQQQもS&P500よりも断然パフォーマンスが良いことがわかります。過去10年で2倍以上の差が開いてます。

特に2020年以降のコロナショック後の伸びが凄まじいですね。

これを見ると米国市場が他の国の市場に比べて好調なのは、ハイテクを中心とした企業の成長が大きな要因というのがわかります。

短期チャートもほぼ互角

他方、コロナショック後の2023年12月末までの2年短期チャートを見るとよりVGTとQQQは、ほぼ互角のパフォーマンスですね。

赤:VGT 青:S&P500 緑:QQQ

22年は金利上昇・金融引き締めにより成長株で構成されるVGTやQQQの株価は大きく下落しています。

成長株は、新規事業への進出や、設備・人員への投資が大きくなる傾向にあ利、資金の調達コストが高くなるため株価は短期的に下落したんですね。

一方、23年に入ってインフレが落ち着き、金利引き上げが実質的に停止していることから、大型のハイテク株を中心に上昇しています。

コロナショックの時はどうだった?

2020年3月のコロナショックにより、ハイテク企業で構成されているVGTやQQQも大きく下落しましたが、SP500に比べて回復が早く回復しました。

要因としては、

・ハイテク企業は新型コロナ拡大の影響が軽微

・外出制限などでITなどのの需要増大

ということ。情報技術が生活する上で必要不可欠な社会インフラとして存在感を増しているんですね。

これまでAppleやMicrosoftなどのIT企業の株価は、景気の後退や金融危機がある場面ではS&P500よりもパフォーマンスが落ちていましたが、その考えはもう古いということです。

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日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

DMM株の評判と気になるデメリットとは?米国株の取引手数料0円!DMM株なら米国株の取引手数料がなんと無料! これまで日本株に比べて割高とのイメージのあった米国株取引手数料。この無料化は日本の証...

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「VGTとQQQの比較」まとめ

今回は、VGTとQQQの比較ということで、株価の推移(チャート)、分配金、構成銘柄などについて比較しました。

結論をまとめると、

  • VGTはIT企業400銘柄、QQQはナスダック上場100銘柄
  • 経費率と分配金利回りはVGTも大差なし
  • リターンは互角
  • ハイテク銘柄やGAFAMにまるっと投資 → QQQ
  • とにかくITセクターに集中投資 → VGT

ということですね。

VGTもQQQも2020年3月コロナショックで株価は大きく下落しましたが、S&P500に比べて下落率は低く、株価の回復も圧倒的に早かったですね。6月ごろには既に暴落前水準に回復していました。

どちらも、今後の成長が期待できる企業ばかりで構成されているので、22年以降短期的に株価は下落したものの、23年はどちらとも+50%程度も上昇!

どちらに投資しても長期的に高いリターンを期待できますね。

あとは好みの問題ですが、セクターの分散を重視するのであればQQQの方がおすすめできると思います。

最後に米国株を賢く運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

S&P500や米国株にレバレッジ取引

株価指数、外国株、金、原油…などなど。いろんな商品に気軽に投資ができるCFD。最大の魅力はFXのようにレバレッジをかけて取引できること。

特に株価指数CFDはレバレッジをかけたインデックス投資なので、長期的に高いリターンが期待できます。

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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。皆さんに少しでも役に立つよう、米国ETFに関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。

 

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