投資理論

株で儲かる確率を確実に高める方法とは?初心者でもリスクを減らせる!

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株で儲かる確率を確実に高めるにはどうしたら良いですか?初心者でも簡単にできる方法を知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • 株で儲かる確率を確実に上げる方法とは?
  • なぜ分散投資で儲かる確率が高くなるか?
  • 初心者は集中投資ではなく分散投資すべき

投資歴20年のかいまるです。株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。

株への投資を行う理由は何なのか?色々あると思いますが、多くのかたは端的に「儲けたい」ということなんだと思います。ただ、大前提として株への投資で100%確実に儲かるというのは絶対にありません

投資した企業の業績悪化だけではなく、政治や経済の動向など様々な要因んで株価が変動するからですね。

しかし株で儲かる確率を簡単に高めることができます。それは長期投資・分散投資をすることです。

今回は、なぜ長期投資、分散投資をすることが株で儲かる確率を上げることになるか、解説します。

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目次

株で儲かる確率を確実に上げる方法とは?

冒頭に書いたとおり、100%の確率で株で儲かることはできません。しかし、過去の実績から株で儲かる確率を確実に上げることは難しいことではありません。

その方法は、

  1. 株へ長期投資する
  2. 株の複数銘柄に分散投資する

です。以下、詳細に見ていきましょう。

方法①:株へ長期投資をする

株式は日々、上げたり下げたりを繰り返していますが、「株への投資は儲かるのか?」でも取り上げたとおり、過去のデータから投資期間が長期になれば収益がプラスになっていきます。

具体的なデータを見ていきましょう。以下の図は、1900年~2000年までの米国の株式市場を保有期間(1年~25年)ごとに、株式・債券・キャッシュの収益率を示したものです。

保有期間1年では、株式の収益が過去の100年間で最悪:-37.4%、最高:+53.4%(年率)となっています。大きく収益を伸ばせる可能性はあるけど、大きく損失を被るリスクも高いと言えます。

しかし、保有期間を長くしていくと、プラスのリターンに収束し、保有期間20年では最悪の場合でもプラスになっており、損失が発生していないことがわかります。

株の短期売買は「ギャンブル」と変わらないと言えます。何故なら、デイトレードなどの短期で見れば、株価が上がるか下がるのかの確率は1対1、コイン投げや丁半博打と同じですね。

なので長期投資をすることにより、株のリターンがプラスに収束していくので、短期売買を繰り返すよりは儲かる確率を確実に上げることができます。

方法②:株の複数銘柄に分散投資をする

長期的にはプラスに収束する株ですが、ただ単に長期投資するだけでは不十分で、複数の銘柄に分散投資をするべきです。

個別銘柄は、業績の長期的な悪化によって株価が大幅に下落したまま戻らないことも十分にありえますし、最悪の場合は倒産してしまうことだってありえるんですね。この場合、株は文字通り紙切れになってしまいます。

例えば、米国市場でも過去にエンロンという巨大エネルギー会社が経営破綻したケースも余すし、日本でも山一證券や日本拓殖銀行などの優良企業が倒産したのも記憶に新しいですね。

なので、以下の図のように株の銘柄数を増やせば増やすほど、株全体が値下がりするリスクが減少します。これは、業績が悪くなったり、工場がストライキで閉鎖したり、倒産したり、なんていう個別株が持つリスクが他の銘柄で相殺されるからです。

(出典:THE JOURNAL OF FINANCE -2001より)

ただし、以下の図のように、銘柄数を増やして、ある程度リスクが減少してからは、銘柄を増やすごとにリスクの軽減の影響が弱まります。

1銘柄から10銘柄ぐらいまでは、リスクが大幅に減っているのが分かりますね。概ね20銘柄くらいからは、それほどリスクが減らなくなります。この分散投資の銘柄数に関して言うと、約50銘柄でリスクがほぼフラットになります。

これは、株式そのものが持つリスクに収束していくということですので、理論的には50銘柄以上に分散投資してもリスクが変わらないということになります。

参考記事⏬
長期投資家は無理せず分散すべき理由とは?

なぜ分散投資で儲かる確率が高くなるの?

ここでは、株式の銘柄の分散効果について、なぜ儲かる確率が高くなるのか、もう少し深掘りします。

分散投資で取らなくても良いリスクを回避できる

集中投資は、分散によって回避できるリスクを無駄にとることになります。

投資の世界は高いリスクをとれば、高いリターンがあるということです。なので、過去10年を見るとアマゾンやアップルのようなIT企業に集中投資した方が、結果として、S&P500指数よりも高いリターンをだしてます。

また、一般的にはベンチャー企業やユニコーンと呼ばれる新興銘柄に集中投資すると、短期間で株価が2倍、5倍、10倍になることも十分にあり得ます。

それって、ある意味当然で、銘柄分散によって回避できるリスクをとったから高いリターンが得られるわけです。

高いリスクをとるということは、逆に振れて株価が2分の1、10分の1あるいは紙切れになることだってあり得るのだから、取らなくて良いリスクは取る必要がないと考えます。

株が持つリスクそのものは避けられない

上記で述べてきたように、銘柄の分散によって取り除くことのできるリスクのことを「非システマティックリスク」、分散させても取り除くことのできないリスクのことを「システマティックリスク」と呼びます。

なので、投資家が取り除くことができるリスクは、「非システマティックリスク」の部分ということになります。

[画像:b9afc183.jpg]

個別株の株価は独立に動いてるわけではなく、その国の景気・経済動向に左右されたりだとか、政治的なリスク、そして業績などに左右されて上下していくことになります。

図のように20銘柄以上を保有していれば、これら個別銘柄特有の要因によって引き起こされる「非システマティックリスク」を十分に軽減できるといえます。

なので、くどいようですが、取り除くことができる株式投資のリスクとは、この「非システマティックリスク」ということになります。

補 足:ベータ値(β値)

ちょっとだけ補足ですが、このシステマティック・リスクを数値化したものが「ベータ(β)値」と呼ばれるものです。S&P500指数のβ値を1として、1よりも高い銘柄は指数よりも値動きが激しく、逆に1よりも低い銘柄は指数よりも値動きが低くなります。

例えば、2019年4月現在で

  • VOO(S&P500に連動するETF)のβ値=1.0
  • アマゾン(AMZN)のβ値=1.7
  • コカ:コーラ(KO)のβ値=0.27

となっています。これは、S&P500が1%上昇すれば、アマゾンは7%上昇し、逆に1%減少すれば7%減少するということになります。

なので、ポートフォリオ全体の値動きをマイルドにしたいのであればβ値の低い銘柄を中心に選択する、といった活用の仕方ができます。

今回紹介した投資理論は、初歩的な内容ですが書籍でしっかりと学ぶのも良いかと思います。

おすすめの本をまとめていますので、ぜひご覧ください。

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結論:初心者が儲かる確率を上げたければ分散投資

結論は株で儲かる確率を確実に上げたければ分散投資ということです。

100戦100勝は投資の神様でも無理

個別株への集中投資で巨万の富を築いた投資家もいますが、あくまで結果的にそうなっただけですね。

例えば、投資の神様ウォーレンバフェットは「分散投資は素人のリスク回避」と言っていて、米国株の数銘柄に集中投資をすることで、巨万の富を築いてきました。

また、伝説のファンドマネージャーであるピーター・リンチも、「5銘柄程度に投資を集中すべき」「確かな1銘柄はよく分からない10銘柄に優る」といって集中投資を勧めています。

しかし、彼らが選んだ銘柄の株価が全て値上がりしているかと言えば、そうではなくて、例えばバフェットが過去に保有していたIBMや、現在保有しているクラフトハインツ(KHC)は株価的には絶不調ですよね。

ピーター・リンチも「5銘柄中2つぐらい下がったって良い」といってます。2銘柄紙切れになったって、残りの3銘柄のうち1つが3倍以上になってくれれば損をしませんから。

なので、投資の神様も伝説のファンドマネージャーでも、選んだ銘柄が全て上昇することなんてありえない、100戦100勝は無理なのです。

初心者は分散投資が無難

株式を長期で保有するのであれば、分散投資という結論になります。

バフェットやピーターリンチは、綿密な銘柄分析と幅広い情報収集が可能ですから、ある程度確信をもって集中投資することができるし、ある程度的確に株を見切って売却することも可能です。

だけど、個人投資家が、そういう分析や情報収集ができるかって言うと、限界がありますよね。バフェットも自分の奥さんに対しては、個別株ではなく、S&P500指数に連動するETFの購入を薦めています

なので、投資スタイルにもよりますけど、集中投資よりも分散投資の方が無難です。

資産運用は早く始めるほど有利

おすすめの資産運用は何?」の記事にもまとめましたが、忙しい会社員が早く資産運用を始めるメリット、それは「時間」を利用できること何ですね。

自分が働いてお金を稼がなくても、時間をかけて「お金に働いてもらう」ことによって資産が加速度的に増えていくんです。

下の図は毎月の積立額5万円を年利6.5%で期間30何で運用した場合のシミュレーションです。

積立総額は5万円×12ヶ月×30年=1800万円

図を見て分かるとおり複利運用で資産が約3倍にまで膨れ上がっています

短期間でこれだけの資産を構築するのは非常に難しいですが、時間をかけてコツコツと資産運用を行えば大きく増やすことができるということです。

自分は会社で働きながら、お金が稼いでくれる状態になるんですね。

「株で儲かる確率を確実に高める方法」まとめ

今回は「株で儲かる確率を確実に高める方法」ということで、長期投資と分散投資が基本となること、銘柄を分散する効果やシステマティックリスクに関して述べてきました。

投資の神様ですら、100戦100勝は無理で銘柄選択を間違えることがあるのですから、初心者は集中投資はせず、広く銘柄を分散させる方が簡単に儲かる確率を高くすることができるのです。

長期・分散というのは、株式投資の基本中の基本ですよね。この基本を守ることにより、株で儲かる確率を確実に高めることができます。

多くの銘柄に分散する資金がない方でも、LINE証券のように1株から日本株に投資できる証券会社もあります。このような証券会社を活用し、分散投資をすれば株で儲かる確率は格段に高まると言えます。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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なお資産運用に役立つ情報について以下にまとめました。役に立つ情報ばかりですので、ぜひご覧ください!