株で大損して悲惨な状況に…立ち直れないです。今後も株式投資は続けていきたいのですが、迷っています。どうしたら良いですかね?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 株大損で悲惨な状況に…立ち直れない
- 悲惨な株損失になるケースとは?
- 立ち直れないならインデックスへの長期投資もあり!
投資歴20年のかいまるです。日本株や米国株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
株式投資は毎日のように値動きしていますので、タイミングによっては思いがけず大きな損失を出ることがあります。
損失によっては「株取引はもうしたくない」「仕事が手につかない」ということも。
そこで、今回は株大損から立ち直るには?という素朴な疑問に対し、一つの解決作について述べていきたいと思います。
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- 短期の相場の動きを予測した運用を実施
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目次
株で大損…悲惨な状況で立ち直れない…
資産運用の王道中の王道である株式投資…実際に利益を出す方法として、
- 株価の値上がり益(キャピタルゲイン)
- 配当金による利益(インカムゲイン)
があります。
一方、株は値動きが荒く、2020年2月のコロナショック、2022年の金融引き締めによる下落相場など、株式市場は大きく値動きすることもあり株で大損したといった悲惨な状況におちいる人も多くいます。
SNSを少し除いただけでも、大損したという書き込みは毎日のように投稿されます。
親は福島原発で東京電力の株が悲惨になり大損したなー😭私はNTTで大損かなー💦子供に相続するつもりで握りしめてたらいつか戻るかなー。絶対大丈夫な企業ってないんやなー😂株、やっぱり怖いなぁ😨#あほなだけ
— すずや (@isuzuya1) September 19, 2020
何を隠そう、拡大STOPになった日本金属5491で大損こきました😭
10分株ニュースでは最初の方に上髭が高確率で出る、と言われてたけど寄り付き値段高いかなと思って利確陰線待ちからin。最初は取れたけど、、再度入って欲張った結果悲惨なことに😭
— ぱんつ@株tubeスクール生 (@addgrownup) November 27, 2020
マーベラスの株主にとって今日は悲惨な一日だった。土日は試しにディズニー牧場を遊んだら、想定外の時間が吸い取られ、株高を期待してたら月曜日は大損することに。 pic.twitter.com/8RlJHVve8m
— 外神田兜町 (@kanda_kabuto) March 2, 2015
急にレバナスが大暴落
こんなのおかしい、こんなに下がった
レバナスで大損
大事なお金だから早く返して欲しい😢
家族にバレたらやばいよ
こんな損失、認められない😨 pic.twitter.com/KGU7ymqogU
— レバナスでFIRE達成しよう@株式投資始めました💪 (@fukuoka1099) September 13, 2022
最近、信用口座を開いて、優待クロスするのが流行ってますが、信用取引にのめり込まないよう注意が必要だと思う😳
初めはクロスだけと思っても、気が大きくなって他の株も欲しくなるのが人間。自制しないとですね。
ちなみに、私は信用取引で大損しました🤗
— けーびー 20代経理マン (@kkkbbb16) September 13, 2021
自分も日本株の信用取引を行なっていた時期は、ギリシャ債務危機による短期的な株価急落により1週間で50万円以上の損失を経験したこともあります。
さらに忘れもしない2020年3月には、レバレッジ型ETFを長期保有していて60万円の含み益が出ていたにもかかわらず、コロナショックにより10万円の損失に転落しました。
このように、自分も株損失で「立ち直れない」と感じたことは何回もあります。
悲惨な株損失になるケースとは?
自分の経験やSNSなどを見ると、株で大きな損失がでる典型的なケースは、
- 1つの個別銘柄に集中投資する
- 信用取引やレバレッジ型商品に短期投資する
- デイトレードで頻繁に取引する
ということですね。個別銘柄は値動きが軽く、短期間で大きく上昇する銘柄もありますが、業績悪化によって株価が大きく下落することもあります。売り上げの成長期待が低い企業は、投資家からの評価も低く、長期的に下落傾向となっている銘柄もあります。
また、大きなリターンを期待して、株式の信用取引やレバレッジ型の商品を購入することも大きな損失につながる要因となります。例えばレバレッジ3倍であれば、10%上昇すると30%上昇するので大きなリターンを得られますが、逆に10%下落すれば30%下落します。
思いがけず大損を被るケースというのは、高いレバレッジをかけてしまいリスクを取りすぎるというケースが多いです。
株式投資で毎年勝つのは困難
そもそも株式投資で毎年勝ち続けることは、かなり難しいですね。
例えば、以下のグラフは米国のインデックスであるS&P500のリターンですが、過去50年間で12回のマイナスがあります。
S&P500がマイナスになる年は、株式市場が下落相場になっていて、多くの銘柄の株価が下落しています。
株式市場は日々値動きしていて、短期的な株価変動は誰にもわかりません。なので、短期売買で常に勝ち続けることは困難と言って良いでしょう。
株シミュレーションアプリで練習するのもあり
株の短期取引は、思わぬ損失が発生することもあり難易度が高いですね。
なので本番のトレードを行う前に株シミュレーションアプリで練習するのもおすすめです。
実際にあった過去の値動をもとに売買シュミレーションができるので、リアルな取引を体験できます。
おすすめのアプリは以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
株大損で立ち直れないならインデックスの長期投資!
相場ですから短期的に確実に儲かるということは断言できませんし、大きな損失を出すことも当然あります。
なので短期の取引で大きな損失が出て立ち直れないという方は、長期保有前提で株式投資を行うのも選択肢です。
20年、30年と行った長期のデータを見ると株は確実に上昇していることが確認できるんですね。ここでは、
- 株への投資期間が長くなればプラスに収束
- 株は長期投資と相性が良い
について、詳細に見ていきましょう。
株への投資期間が長くなればプラスに収束(米国市場)
過去の投資データから、投資期間が長期になれば収益がプラスに収束してくるのが示されています(下図参照)。
この図は、1900年~2000年までの米国の株式市場を保有期間(1年~25年)ごとに、株式・債券・キャッシュの収益率を示したものです。
出典:「敗者のゲーム」チャールズ・エリス著
この図を見ると、株式は長期で保有すればするほどプラスのリターンに収束することが過去のデータから示されています。
ただ、安全資産と言われる債券やキャッシュは、インフレを考慮すると長期保有してもマイナスになる場合がありますね。
また、短期保有は収益率のばらつきが大きくなると言えます。
例えば、保有期間1年では、株式の収益が過去の100年間で最悪:-37.4%、最高:+53.4%(年率)となっています。大きく収益を伸ばせる可能性はあるけど、大きく損失を被るリスクも高いと言えます。なので、短期投資で儲けることは不確実性が高いということが言えます。
保有期間を長くしていくと、収益率の規則性が増していきます。すなわち、図を右に見ていくとプラスのリターンに収束し、保有期間20年では最悪の場合でもプラスになっており、損失が発生していません。
したがって、過去のデータから、運用期間を長くすればするほど、短期的なリターンのブレをなくし、株が本来持つ収益率に収束していくのです。
株への投資期間が長くなればプラスに収束(日本市場)
上記の例は米国市場のものですが、実は日本の株式市場でも投資期間が長くなれば株式はプラスに収束します。バブル崩壊で株価が大暴落して以降、全く儲からないと思われている日本市場も、長期的にはしっかりと収益が上がっているんですね。
下の図は、過去40年間について東京証券取引所の一部上場銘柄全体の投資の収益率を投資期間別に見たものです。
出典:一般社団法人投資信託協会HPより
1年間では、最高で72.1%、最低で-24.8%ですから、開きは非常に大きくなっています。しかし、図を右に見ていくと10年投資から20年投資の間で、最低でもプラスに収束。
30年保有では、最高12.8%、最低6.8%となっており、長期になればなるほど、収益が安定します。
株への投資は長期保有と相性が良い
「シーゲルの投資の要点とは?」という記事でも解説したとおり、過去のデータから、株式は他の金融商品に比べてリターンが突出しています。
下図は、1802年に1ドル投資していたと仮定した場合のリターン推移を示しています。
出典:「株式投資」ジェレミー・シーゲル著
金や債券といった金融商品は、安全資産よく名前にあがりますが、株式に比べてこれらの商品は、滑らかな値動きをしていますので、短期的な価格変動をマイルドにしてくれます。
他方、株式の方が短期的には荒い値動きですが、長期保有の収益は他の商品に比べてダントツです。長期的な収益率は、債券よりも高いです。株式は、長期保有と相性が良いことがわかります。
なぜ株への投資は儲かるのか?
自分は資本主義社会である限りは、株は上昇し続けると考えます。そもそも株の値上り(儲け)の源泉とはなんでしょうか?
株は、企業活動に対して投資するものですから、株の値上りというものは企業の収益の拡大ということに他なりません。ウォーレン・バフェットも「長期的な株主が獲得する利益の総額は、必然的に会社の事業利益と合致しなければならない」と述べています。
豊かな生活をおくりたいという人間の欲望により、資本主義社会は拡大を続けるし、世界経済は成長し続けます。
商品供給、売買、物流、あるはITサービスの提供など、経済活動は企業が中心になって行うことになりますので、経済成長を取り込み、株の値上りが期待できるということです。
株に投資するという基本は、「お金がお金を生む」という資本主義の法則を信じることとも言えるんですね。
そうは言っても株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。まずは単元株未満株で少額投資から初めてみてはどうでしょう?1株からの投資でリスクを低く運用を行うことが可能。詳しくは以下の記事にまとめています。
「株損失で悲惨…立ち直れない」まとめ
今回は「株損失で悲惨…立ち直れない」ということで、株で大損失が出るケースや短期ではなく長期投資をしてはどうかという点について取り上げてきました。
もちろん相場ですので、短期的に勝ち続けることは不可能と言ってよく、株損失の典型的ケースは、
- 1つの個別銘柄に集中投資する
- 信用取引やレバレッジ型商品に短期投資する
- デイトレードで頻繁に取引する
ということです。大きな利益を得られる可能性もありますが、思いがけない大損失を被ることも十分にあり得ます。
これまで見てきたように、株は、過去のデータによれば長期保有により儲かることが分かります。
株が本来持つ収益率は6%〜7%というのも、裏付けとなっているのは過去のデータと考えられます。
したがって、「必ず儲かるか」と聞かれれば、「確実に儲かる」と断言はできなくて、「儲かる可能性が極めて高い」ということまでです。
株損失で立ち直れないという方は、じっくりと腰を据えて株の長期投資に取り組んでみてはいかがでしょうか?
資産運用は早く始めるほど有利
「おすすめの資産運用は何?」の記事にもまとめましたが、忙しい会社員が早く資産運用を始めるメリット、それは「時間」を利用できること何ですね。
自分が働いてお金を稼がなくても、時間をかけて「お金に働いてもらう」ことによって資産が加速度的に増えていくんです。
下の図は毎月の積立額5万円を年利6.5%で期間30何で運用した場合のシミュレーションです。
積立総額は5万円×12ヶ月×30年=1800万円。
図を見て分かるとおり複利運用で資産が約3倍にまで膨れ上がっています。
短期間でこれだけの資産を構築するのは非常に難しいですが、時間をかけてコツコツと資産運用を行えば大きく増やすことができるということです。
自分は会社で働きながら、お金が稼いでくれる状態になるんですね。
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なお資産運用に役立つ情報について以下にまとめました。役に立つ情報ばかりですので、ぜひご覧ください!