投資理論

自社株買いのメリットとは?なぜ株価が上がるのか知ってますか?

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自社株買いをする企業が増えてますが、株価が上昇する理由は何ですか?自社株買いが行われるメリットは何ですか?

今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容
  • 自社株買いと株価との関係は?
  • 自社株買いで株価が上昇する理由とは?
  • 投資家と企業双方にメリットがある理由とは?

投資歴20年のかいまるです。日本株と米国株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。

先日、自社株買いと株価の関係やメリットに関して以下ツイートしました。

自分は配当金の方が好きですが、自社株買いは一株当たりの利益が上がり、株価が下支えされるという効果は間違いなくあります。理由としては、
・需給の改善
・株価が安いというアナウンスメント効果
に加えて、ストックオプションによって経営者側に株高のインセンティブを付与できることですかね。

上記を深掘りします。

自社株買いは配当と並ぶ企業の株主還元の一つ。その言葉どおり企業が発行している自分の株を買い戻すことです。

企業が自社株を大量に買うので、株価が上がることになります。なので株式市場では、自社株買いを発表した企業は投資家の注目が集まりますね。

例えば、ソニーは2019年2月に1000億円を上限に自社株買いを発表しましたが、株価が低迷していたこともあり翌日の株価は、前日比7%まで上昇しました。自社株買いを発表した銘柄には投資家の買いが入り易いということです。

ということで、そんな自社株買いに関して、株価との関係やメリットを中心に解説します。

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目次

株価へのメリット多い?そもそも自社株買いとは?

自社株買いは企業による株主還元の一つで、読んで字のごとく企業が発行した株式を買い戻すことをいいます。

起業による投資家への株主還元は、主に

・配当金による現金支給

・自社株買い

の2つですね。日本では2018年度の株主還元の総額は15兆円にも上ります。

金融情報サービスのアイ・エヌ情報センターによれば、2018年度の自社株買いの総額は6兆7000億円に上り、前年度比の5割増に上り、株主還元策として企業の活用が広がっているとのこと。

長期的には自社株買いのほうが、株主への利益還元策として配当金よりもメリットが大きいといわれていますが、実際に株価に対してどのような効果があるのでしょうか。

自社株買いによる株価への効果とは?

投資家にとってみると発行済みの株式数が減ることになるので、1株当たりの価値が向上するなどにより株価が上昇しやすくなる効果があります。

すなわち、自社株買いは、自社の株を高く吊り上げることによって投資家に利益を還元するものなのです。

企業が株を市場で買い付けることによって、株が値上がりしますから、配当によるインカムゲインではなく、キャピタルゲインの形で投資家に利益を還元されるということですね。

株価が上昇しやすくなる理由は、

・需給の改善

・アナウンスメント効果

・経営者へのインセンティブ

というものですね。これら理由について詳細に見ていきます。

自社株買い株価上昇理由①:需給の改善

企業は、取得した自社株を「金庫株」として市場には流通させませんので、実質的に発行済み株式が少なくなり供給が少なくなるため、株の価値が高くなります。

もっと簡単に言うと、自社の株を大量に買い支えるわけですから、単純に株価が上がってくれるというわけです。

金庫株として保有した自社株を、そのまま消却してくれれば、発行済株式総数が減るということになりますので、株の価値は上がったままということになります。

自社株買い株価上昇理由②:アナウンスメント効果

企業が自社株買いすると公表することにより、その企業が買い支えてくれるという安心感が醸成されるわけですから、株価が下がりづらくなるという、いわゆるアナウンスメント効果が現れます。

また、自社株買いする理由の一つに、企業が株を割安だと思っている考えて自社株買いをするケースがあります。

最近の例では、ソフトバンクグループが子会社な上場益で得た6000億円で自社株買いを発表し、1日で20%近く株価は急騰して話題になりました。

これは孫社長が自社の株が割安だと考えたからです。真意はともかくとして、このケースでも株が割安だというアナウンスに十分なっているといえるでしょう。

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このように、企業による大規模な買い支えとアナウンスメント効果により、株価が上昇しやすくなるんですね。

自社株買い株価上昇理由③:経営者へのインセンティブ

企業経営者は、成果報酬としてストックオプションの形で自社株を受け取るケースが多くなりましたが、いわゆる潜在株主であり配当金を受け取ることはできません。

ストックオプションはすぐに売却できず、一定期間経過することが必要なため、経営者側に自社株買いや不採算事業の売却などで株価を上げるというインセンティブが働き易くなります。

多少歪んだ動機にはなりますが、株価が維持されやすくなるという意味では投資家に恩恵があると考えられます。

自社株買いが投資家と企業側にメリットがある理由?

最後に自社株買いの主要なメリットについて見ていきます。投資家、企業側双方にメリットがあって、

・投資家へのメリット:税の繰り延べ効果

・企業側へのメリット:株価の下支え効果

ということ。クイックに見ていきます。

投資家へのメリット:税の繰り延べ効果

株価の上昇を誘発する自社株買いですが、投資家にとって一番大きなメリットは税金がかからない、すなわち税の繰り延べ効果があるということでしょう。

日本では、配当金として支払われた場合、約20%の税金がかかり、多くの投資家は源泉徴収されることになります。

他方、自社株買いは、配当金再投資と同じ効果になり、株価が上昇して含み益が拡大したとしても売却しない限り課税されません。

なので、当面資金を必要としない長期投資家にとっては、自社株買いの方が、資金が効率的に利用されるため配当金よりも有利となります。

企業側へのメリット:株価の下支え

企業側にとってみると、自社株買いは業績悪化の際の、株価下支え対策として用いられます。

企業が業績を下方修正する際、自社株買いを併せて発表するケースがありますよね。

これは、下方修正により翌日の株価は下落する可能性が高いため、自社株買いの発表により、下落圧力と上昇圧力が拮抗することになります。

このように、株価対策の一環として自社株買いが行われるケースもあります。

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「自社株買いで株価上昇、メリット」まとめ

今回は、自社株買いで株価が上昇する理由やメリットについて述べてきました。

自社株買いは一株当たりの価値が間違いなく高まり、税金の繰り延べ効果があることを考えると、長期的なメリットは大きいと言えます。

ただ、株の配当金を再投資する戦略をとっている方や、配当金を生活費に充当している方にすると、当然のことながら自社株買いよりも配当金重視することになりますね。

配当金が良いか自社株買いが良いかについては、投資家のスタンスによって好みが分かれるといったところです。

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