資産形成

金価格7000円突破!金の価格はまだ上がる?純金積立は今後も儲かる!

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純金積立を考えています。米中貿易戦争やコロナショックにより金価格が高騰しているようですが、金の価格はまだ上がるのか知りたいです。

純金積立は今後も儲かるでしょうか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容
  • 金価格高騰!金の価格はまだ上がるのか?
  • 純金積立が今後も儲かる理由とは?
  • 純金積立のデメリットとは?
  • 純金積立の方法とは?

投資歴20年のかいまるです。金が高騰しています!1g=7000円を突破しているんですね。

金はインフレに強く、コロナショックやリーマンショックなどの社会・金融危機の際には価格が上昇するため、純金積立などで金を保有することはメリットが多いですね。

そこで、今回は純金積立のメリット・デメリット、方法などについて見ていきます。

また、資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

目次

金価格高騰!金の価格はまだ上がるのか?

世界的な金利低下や世界経済の減速懸念などを受けて、金の価格が上がっています。有事の「金」と言われるように、経済不安や社会不安が高まると金に注目が集まります。

2019年以降、米中貿易戦争、英国EU離脱、そして世界中を震撼させている新型コロナウイルス感染拡大などもあり、資産の投資先として金の人気が高まっているんですよね。

以下は過去10年の純金チャートですが、金価格が高騰して1トロイオンス2000ドルを突破しているのがわかります。

日本円になおして1g=7000円を突破!実物資産の「金」は価値がゼロになることはないんですよね。

株や債券は企業の倒産や発行元の破綻などで価値がゼロになることも。なので世界中の投資家は、コロナショックやリーマンショックのような社会・経済危機になると、金やプラチナなどの現物資産に資金をシフトさせます。

もちろん、金取引も相場ですから確実に価格が上昇するか断定することはできません。しかし、長期的には金は実物資産ということもありインフレによって価格は着実に上昇しています。

今後の社会・経済不安の高まりや世界の人口増加による需要増により、金価格の上昇はかなり期待できるのではないでしょうか?

そのため、純金積立のように直接「金」を購入するのは初心者にもおすすめの投資だと考えています。

純金積立が今後も儲かる理由とは?

株や債券は、保有することで配当金や分配金のようなインカムを生み出しますが、純金への投資はインカムを生み出さないため、基本的には値上がり益を狙った取引ということになります。その投資のメリットをまとめると

  1. 金は実物資産なので価値がゼロにならない
  2. 金はインフレに強い
  3. 金は株や債券とは異なった値動きをする(分散効果)

ということになります。詳しく見ていきましょう。

理由①:金は実物資産なので価値がゼロにならない

金には、宝飾品としての価値だけでなく、スマートフォンやパソコンの部品といった工業用部品としても使用されます。なので、これらの製品は今後ますます利用が広がるため、金の需要がなくなるということはありません。

よく、これまで採掘された金の総量はオリンピックの競泳用プールの3杯半程度しかないという話を聞いたことはないでしょうか?実は、まだ採掘されていない埋蔵量も1杯半程度しかありません。

なので、原油はシェール革命のような技術革新で供給量が増えていますが、金の場合、そのものの量が限られていますので、供給過剰で価値が激減するということは考えにくいです。

さらに言えば、株の場合は、企業の倒産があると価値がゼロになります。最近ではJALやエンロンなどの経営破綻で株が紙切れになったのは記憶に新しいところです。

もちろん、金は短期的な需要の強さや為替の影響などで価格は上下に変動しますが、金そのものの価値は普遍なのです。

理由②:金はインフレに強い

以下の図は、ジェレミー・シーゲル著の「株式投資の未来」に掲載されているものです。1802年に1ドルを保有した場合の、インフレ影響を考慮した株、債券、金、そしてドル(貨幣)の実質的なリターンを示したものとなっています。

見ていただくとわかるのですが、ドル(貨幣)の落ち込みが激しいですね。1920年頃までは価値を保ってきましたが、その後インフレの影響を受けて価値が大幅に下がり、10分の1程度になっています。

他方、金の価値は極めて安定していますね。大きく上昇することもありませんが、金の価値というのは長期的にも変わらないことがわかります。

デフレ経済と言われる日本でも、着実に物の値段は上がっていますから、お金をただタンス預金しておくのであれば、金に投資した方が良いと言えます。

理由③:金は株や債券の値動きと異なる(分散効果)

金は、株や債券に比べて世界経済の影響を受けにくく、さらに、災害や戦争、テロなどの世界的に社会不安が高まる程、価格が上昇する傾向にあります。

例えば、上記のグラフでは、1970年代のの石油ショックやドルの変動相場制の移行があった際、株や債券の価格が大きく落ち込んでいますが、金は逆の動きを示し大きく上昇しています。

一般的には、ドルの信用が揺らぐと金の価格が上がりますので、株や債券と金は逆相関関係にあるのですね。

したがって、不確定要素の多い現代において、株や債券以外の投資先として選択するメリットは大きいと言えます。

なお、投資成績を高めるためには”長期・分散・積立”がなぜ優れているかなど、投資理論を知っておくことは効果的です。以下の記事に、おすすめの投資本を紹介していますので、ぜひご覧ください。

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純金積立のデメリットとは?

純金積立のデメリットをまとめると

  1. 資産を生み出す効果がない
  2. 為替の影響をうける

となります。詳しく見ていきましょう。

資産を生み出す効果がない

やはり、金そのものに資産を生み出す効果がないことが、最大のデメリットと言えます。

債券であれば金利が存在し、株に投資して保有したときは、企業の事業活動によって生じた利益を株主に分配する、いわゆる配当金が株主に支払われます。

しかし、金そのものには価値があっても、保有するだけでは、自動的に資産が増えていくことはありません。

なので、あくまでも安定性の高い資産で、インフレに応じて値上がりしますから、通貨をただ寝かせておくよりは良い投資先ということになります。

為替の影響を受ける

純金の取引は、日本円で行うことが可能ですが、実際の取引はドル建てで行われています。

したがって、金の取引価格については、需要と供給による金の値動きに加えて、円安や円高などの為替の影響を受けて変動するということになります。

純金積立の方法とは?

金に直接投資する場合、金の延べ棒のようなもの購入することもできますが、1ロットあたりの取引価格が数百万円と高額。

なので1000円から投資が可能な、純金積立を利用するのが一般的です。

純金積立とは

純金積立は、毎月指定した金額が口座から引き落とされ、その金額で買える数量の金を自動的に買い付けて、貯めていくもので、証券会社で異なりますが1000円から積立て投資が可能です。

金相場は、為替の影響などで常に動いているので、価格が下がれば多く金が買え、価格が上がれば少ない量しか買うことができません。純金積立は、このような相場変動のリスクを分散しながら金をコツコツ買っていくことになります。

必要なコスト

純金積立は、主要な証券会社であれば利用することが可能ですが、純金を積立る手数料が証券会社ごとに異なります。以下が主要なネット証券会社の取引手数料です。

・SBI証券 :2.0%

・楽天証券:1.5%

・マネックス証券:2.5%

一方、金は、外貨と同様に売値と買値は同値ではなく、それぞれで価格が設定されています。以下の表がその一例。

項目 購入価格 売却価格
 6,927円/g 6,849円/g

出所:楽天証券HPより(2020年8月11日現在)

この場合だと、

  • 買うとき⇒1gあたり「6,927円」が適用
  • 売るとき⇒1gあたり「6,849円」が適用

となるので、売買により「6,927円 (買価格) – 6,849円 (売価格)」差額 78 円がスプレッドになり、取引を実施した者が負担する必要があります。

たった 78 円ですが、価格に対して約1.2% ということなので、手数料も含めると3~3.5%程度の取引コストが生じることになります。

純金積立はありか、なしか

長期投資を前提とするならば、多少手数料は多少かかっても、分散投資の観点からありだと考えています。

主要ネット証券での純金積立は、売買時にコストがかかりますが保有コストがかからない点がメリット。金ETFや投資信託は信託報酬などの手数料がかかることになるからです。

SBI、マネックス、楽天証券の場合、購入価格の1.5~2.5%の手数料+スプレッドの費用が発生します。

ただ、世界的に着実にインフレが進んでいますから、インフレ率が毎年2%程度であることを考えれば、3~4年ぐらいで取引コストをペイできることになります。

上記3ネット証券であれば、純金積立で購入した金の保有手数料がかからないため、委託管理手数料のかかるETFや投資信託より有利だと考えます。

特に主要ネット証券の中では楽天証券がもっともコストを低く純金積立できてオススメです。

>> 楽天証券の公式HPはコチラ

楽天証券

「金の価格はまだ上がる?」まとめ

今回は、金の価格はまだ上がるか、純金積立は今後も儲かるのかについて述べてきました。

投資と言えば、預金、株、債券が中心ということになりますが、インフレに強く、異なった値動きをする金は、分散投資の観点から投資先としてありだと思います。

新型コロナ拡大第2波懸念やゼロ金利政策で債券利回り低下していることもあり金価格の上昇傾向はこれから続くと見込まれます。

ETFや投資信託と違って運用コストのかからない純金積立は、金を長期保有する観点からオススメできる投資手法といえます。

最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

世界中の株、債券、金などに手間をかけずに自動運用

純金積立もおもしろいですが、株式、債券や金、不動産などに資産を分散して長期運用するというのがリスクをおさえた合理的な投資手法です。

自分でポートフォリオを作って運用するのも良いですが、ウェルスナビを活用して長期投資すれば、ロボアドバイザーが世界中の市場の株、債券、金、不動産などの米国ETFに分散投資してくれます。

自分も活用していますが、口座にお金を振り込めば基本的に何もしなくても良いんですよね。金にも投資してくれます

忙しい会社員や主婦の方に特におすすめです。詳しくは以下の記事にまとめています。

https://leverage-investment.com/wealthnavi-profitable/

相場を気にしないで年率1.5〜6%で運用する方法

コロナショックの大暴落をみてしまうと株式投資はちょっと…。相場を気にしないで運用したい方はソーシャルレンディングのFundsが最適な選択肢かもしれません。

Fundsの最大の価値は株やFXのように相場の値動きを常にチェックして売買を行う必要がないこと。日々の相場の動きを気にする必要がありません。

その特徴は、集めた資金を上場している大企業などに貸し付けること。なので比較的低いリスクの案件に投資できるので、手堅い運用ができます。

年利回りは1.5%〜6%(税引き前)が中心。銀行に預金するよりもかなり高い利回りを期待できますね。

詳しくは以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

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