JT(日本たばこ産業)は、配当と株主優待を含めた総合利回りがものすごく良いですよね。
株主優待の廃止が発表されたようですが…配当金はいつ支払われますか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- JT(2914)の投資先としての魅力とは?
- JTの配当と配当利回りは?いつもらえるの?
- JTの配当金の推移は?配当金の水準を維持できるのか?
- JTの株主優待廃止を発表…
万年不人気銘柄の日本たばこ(JT)。業績鉄板のたばこ事業を展開していて配当利回り6%超えと極めて高い水準です。
配当性向70%を超えているものの、
- リーマンショック時も増配
- 値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
- 日本国内のたばこ事業を独占
- 世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えれば、今後も高いインカムが期待できそうです。加えて、JTの株主優待も含めたトータル利回りは6%超えと極めて高い水準になっています。
一方、21年は新型コロナ拡大による減益もあり配当金を減配、さらに2022年2月に株主優待の廃止を発表しました。
ただ、配当利回りは6%を超えていることもありインカムを目的とした投資であれば十分に買いを検討しても良いかと考えます。
今回は、高いインカムが期待できるJTの投資先としての魅力や配当推移などを取り上げます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年でJTも保有しつつ2000万円以上の規模で資産運用を行っています。今回は、この経験も踏まえて記事を書いています。
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目次
JTが株主優待を廃止を発表…
2022年2月、日本たばこ産業(JT)が株主優待の廃止を発表しました…
JTは株主優待として「自社および自社グループ会社商品」として飲料品・食料品などを提供しており、高配当の優待銘柄として人気が高かったんですが…
公平な利益還元のあり方の観点から、配当による利益還元に集約するとのことです。自分もJTを保有しているので残念な決定です。
株主優待の内容は、
- 100株~199株保有:2,500円相当のJT商品
- 200株~999株保有:4,500円相当のJT商品
- 1,000株~1,999株保有:7,000円相当のJT商品
- 2,000株以上~:13,500円相当のJT商品
※商品の受け取りに変えて、社会貢献活動団体への寄付にすることもできます。
となっていて、レトルトの米や食品、水などから選べたんですね。23年の発送を持って株主優待を廃止するとのこと。
ちなみに、優待銘柄として人気のあるオリックスも優待廃止を発表しています。
参考記事⏬
オリックスが株主優待を廃止…なぜ?
JTの投資先としての魅力とは?
インカム目的の投資家であれば一度は購入を検討しているであろうJT。
その魅力は高い配当や株主優待にとどまりません。ざっくりと主な魅力をあげてみると、
- 日本企業で唯一たばこ事業を展開(競合が少ない)
- 日本市場でトップシェア
- 業績安定(値上げしても売上げが落ちない)
ということ。
他方、JTは先進国を中心とした健康志向が高まりによるたばこ離れや健康被害の訴訟を抱えたりと、ネガティブなニュースには事欠かない万年不人気の代表銘柄です。
JTが遂に配当金を減額へ…
業績悪化に苦しんでいたJTが遂に上場来初の配当金の減額を発表しました。
JTは2021年12月期の配当金予想を中間配当金65円、期末配当金65円の計140円。154円からで15%余りの減配となりました。
2020年の売上収益は2兆925億円で前年比3.8%減、営業利益は4690億円で6.6%減、純利益は3102億円で10.9%減。かなり苦しい数字でしたね。
これまでの配当推移は以下の通りで、16年連続で増配を続けていたんですが、2020年に増配がストップ。
しかし、22年12月期の業績が好調なこともあり、1株あたりの配当金は188円と48円の増配を発表しました。
配当方針も見直し
JTは同時に配当金の方針についても見直しを行い、
利益成長と株主還元のバランスを重視し、配当性向75%を目安とする
に変更されました。従来は1株あたり配当⾦の安定的・継続的な成⻑としてきただけに業績と連動させる方針に変えたんですね。
これまで配当を最重視し業績が悪化しても高い配当を維持してきましたが、”利益が伸びないなら増配もなしよ”ということです。
既に配当性向は80%を超えていることもあり、今後の増配は、業績が大きく改善することが必要となります。
なお、JTの業績と株価の状況については以下の記事にまとめていますので、是非ご覧ください。
JTの配当と配当利回りは?いつもらえる?
JTは株主還元を重視しており、他の企業と比べても高い配当金を出しています。以下に、JTの配当基本データをまとめました。
- 配 当 回 数:年2回
- 配 当 権 利 月 :6月下旬と12月下旬
- 配当金(予想):188.0円
- 配当利回り :5.52%
この配当水準で計算すると100株保有で年間18,800円の配当収入が得られることになります。
配当利回りは5%超えですから減配があったとはいえ極めて魅力的な水準となっていますね。ちなみに配当金が振り込まれる月は、権利月から約3ヶ月後(9月上旬頃と3月下旬頃)になります。
JTは投資家からの人気があまり高くないことを考えると値上がり益を期待するよりは、高い配当金目的での投資ということになりますね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
JTの配当金の水準は今後維持できるのか?
自分はJTの大幅な減配は今後ないかなと考えています。その理由は
- 今期増益、キャッシュフローも増加
- たばこ事業は業績鉄板
ということ。クイックに見ていきます。
今期増益、キャッシュフローも増加
これだけ高い配当金を出していると、今後この水準を維持できるか気になるところですよね。現に配当性向は70%を超えていて、日本企業の中では極めて高い水準になっています。
配当金の原資となる純利益(2022年1Q)は、前期に比べて増益となっていて金利上昇やインフレで市場が揺れている中、非常に堅調でした。
キャッシュフローを見ると2018年から比べるとむしろ増えているんですよね。
収益は厳しくなっているものの、配当金の原資となる利益剰余金も増えていることもあり、今後も高い配当水準が期待できると思います。
たばこ事業は業績鉄板
先進国を中心に喫煙率が下がっていますが、世界の人口は増加しており、途上国の経済発展は続いています。
そのため、JTは国内事業は軟調ですが、海外事業の売り上げは非常に好調なんですよね。
したがって、配当性向は80%を超えるものの、
- リーマンショック時も増配
- 値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
- 日本国内のたばこ事業を独占
- 世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えると、今後も高い配当水準は続くものと言えます。
なおJTは残念ながら減配となってしまいましたが、日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。
それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
高配当株JTなど、たばこ株は買いか?
たばこ株は、万年不人気株の代表格ですので、値上がり益をあまり期待せず、長期保有目的で配当金を再投資するという戦略になります。
たばこ株は、不景気に強い高配当銘柄で、かつ常に株価が低迷しているので、配当金再投資により多くの株が買うことができるからです。
この特性はシーゲル先生の言う「下落相場のプロテクター」「上昇相場のアクセル」になるという考え方ですね。
参考記事:シーゲルの投資の要点とは?高配当バリュー株・配当再投資がポイントです!
なので、現時点で配当利回りが高く、買いを検討しても良い水準まで株価は下がってきたと思います。
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「JTが株主優待を廃止…配当は?」まとめ
今回はJTの高い配当と利回りということで、配当金の推移と株主優待の内容、具体的なJTからの配当受け取り実績などについて述べてきました。
不人気銘柄のJTの投資目的は、間違いなく配当の再投資ですね。たばこ事業の特性上、高い配当水準が見込めるからです。
株主優待も含めたトータル利回りは7%~8%となるなど、非常に魅力的な水準となっています。高配当の米国株と比べても遜色ありません。
そう考えると23年を持って株主優待が廃止されるのは残念でなりません。
ただ、堅調な業績を考慮すれば、JTの投資先としての魅力は日本株の中ではトップクラスです。間違いなく主力となる銘柄の一つと言えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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