米国不動産セクターのETF VNQの株価やチャートの特徴について知りたいです。
他にも高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVNQに投資するメリットは何でしょうか?配当実績についても知りたいです。
今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- VNQ:株価の基本データと特徴は?
- VNQの構成銘柄とセクター比率は?
- VNQのチャートとリターンは?コロナからもほぼ回復!
- VNQの配当実績と増配率は?
今回は不動産セクターのETF VNQについて特徴や株価の推移などを分析していきます。ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
VNQの株価と特徴とは?
不動産セクターETFは、各社からいろんな商品がありますが、米国ETFの中でも運用額が大きいリートETF VNQについて取り上げます。バンガード社が販売しているセクターETFになります。
米国の不動産セクター全体をカバーできるETFというイメージです。
日本のリートに投資するのも悪くないですが、分散投資の観点から米国などの海外不動産に投資するのが理想です。
VNQはリートETFらしく分配金利回りが2%台後半から4%程度あることから、十分なインカムが期待できます。
基本データは以下のとおりです(23年11月24日現在)。
- 銘柄数:180
- 株価52週レンジ:70.61 〜 94.53ドル
- 分配金利回り:4.50%
- 経費率:0.12%
- 設定日:2004年9月23日
経費率は0.12%となっていて、高配当ETFのVYMが0.06%と比較すると割高感があります。ただ日本でも人気の高いリートETFのIYRが0.42%ということを考えると、かなり良心的なコストといえそうです。
分配金利回りも約3%ということもあり、十分なトータルインカムが期待できます。
リートETFには、米国以外の不動産セクターに投資できるものもあります。おすすめの米国リートETFについて、以下の記事にまとめています。
ぜひご覧ください。
VNQの構成銘柄とセクター比率は?
VNQの構成銘柄TOP10
構成銘柄上位10社(2022年12月31日現在)は以下の表のとおりです。
2位のプロロジスや流通系や3位のアメリカン・タワーは電波塔や基地局などの通信系を取り扱う、米国でも最大級のリートですね。
VNQのセクター比率
続いてセクター比率です。
Specialized REITs | 42.04% |
Commercial REITs | 40.30% |
Residential REITs | 13.40% |
Real Estate Services | 3.01% |
Diversified REITS | 0.66% |
Real Estate Develop | 0.56% |
Construction & Enginnering | 0.03% |
まずセクター別比率ですが特殊REITセクターがトップでも4割強。
商業REITが4割、住宅REITが13.4%、不動産サービスが3%と続きます。
参考URL:バンガード社公式HP
VNQの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近10年のパフォーマンスを示したのが以下のチャートとなります。
赤:VNQ 緑:IYR 青:S&P500
この時期のVNQの10年間のパフォーマンスは約72%。これに分配金利回りが3%程度乗っかってくる形になります。
株式であるS&P500よりはパフォーマンスは劣るものの、長期的に手堅いインカムと値上がり益が得られていることがわかります。
同じ不動産系ETFのIYRとほぼ同じチャートです。
コロナショック後のVNQのパフォーマンスは?
コロナショック後の2年のチャートをもう少し詳細に見ていきましょう。
赤:VNQ 緑:IYR 青:S&P500
短期で見てもIYRとパフォーマンスがほとんど変わらないですね。政策金利引き上げの影響もあり、22年に入ってVNQの価格は大きく下落しています。
2020年の新型コロナ影響は不動産業界には大きなダメージでしたが、2021年末の段階でやっと暴落前水準を回復しました。
なお、VNQは不動産関係の銘柄を集めたETFですが、他にもITセクターに投資できるものや高配当のものに投資できるETFもあります。
おすすめをまとめていますので、ぜひご覧ください。
VNQのこれまでの配当実績は?
VNQの配当推移をグラフで簡単にチェックしましょう。
2005年からのものになりますが、リーマンショックで大きく下落した分配金も上昇傾向を示しているのがわかります。
ただ2016年ごろから横ばいですかね。
分配金利回り3%後半〜4%ということもあり、リートらしく十分なインカムを期待できるETFといえそうです。
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「米国不動産セクターETF VNQ」まとめ
今回は米国不動産セクターETF VNQの特徴について、株価の推移や配当金の推移などをみてきました。
米国REITは過去数十年にわたり、株式と同等以上のリターンを記録してきた魅力的な商品です。
日本の主要ネット証券では取り扱いはありませんので、購入する場合は米国の証券会社に口座を開設する必要があります。
経費率も0.12%程度とリートETFとしては非常に低いことから、今後取り扱いが広がることを期待したいですね。
最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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