米国レバレッジ型ETF

金鉱株ETF NUGTとは?時代は金?レバレッジで高収益を目指せ!

NUGTは、米国の金鉱株に投資できるレバレッジ型ETFと聞いたけど、株価の推移と特徴は?

金鉱株は、金相場と同じような値動きをするといわれてますが、NUGTは長期投資に向いているの?

今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容
  • レバレッジ型ETF NUGTの株価と特徴
  • レバレッジ型ETF NUGTの株価推移(パフォーマンス)
  • レバレッジ型ETF NUGTの活用法

結論からいうと、NUGTは長期的に金鉱株価指数から大きく乖離しているため長期投資にはまったく向いていません。

短期トレードによる取引に向いているといえます。

自分は、投資歴20年でレバレッジ型ETFであるSPXLCUREを保有して資産運用を行っています。その経験を踏まえて記事を書いています。

なお、SPXLやCUREなどの、レバレッジ型ETFの特徴については以下にまとめていますので、あわせてどうぞ。

参考記事⏬
米国レバレッジ3倍ETFの特徴と20選一覧とは?

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レバレッジ型ETF NUGTの株価と特徴とは?

NUGTは米国金鉱株の2倍の株価収益を目指すETF

Direxionデイリー金鉱株ブル2倍ETF(NUGT)は、米国のArca金鉱株インデックスの値動きの3倍の成果を目指すレバレッジ型の米国ETFです。

マネックス証券、楽天証券、SBI証券などの外国株証券口座で取引可能で、NISA口座での保有することができます。

経費率は1.14%。米国Arca金鉱株インデックスに連動するETFであるGDXの経費率が0.53%なので、これと比較すれば高いですね。

ただ、レバレッジ商品ということを考えれば妥当なところだと思います。株価は2021年12月現在で46ドル程度となっています。

なおNUGTは2020年3月ごろまではレバレッジ3倍でしたが、パフォーマンスが安定しなかったこともありレバレッジ2倍タイプに変更されてます。

NUGTが連動する金鉱株の特徴とは

金鉱株への投資は、金そのものではなく、金を採掘したり精製したりする米国企業に対し投資をするものです。

押さえておかなければならない金鉱株の特徴は、

①金鉱株の株価と金の価格は連動している

②金鉱株の方が金の価格より値動きが大きい

の2つです。

”有事の金”といわれるぐらいですから、政治情勢が著しく不安定な状況になったり、世界経済が不況入りしたときには株価が上がる傾向があるということです。

金の価格よりも金鉱株の値動きが大きい理由としては、以下の記事がよくまとまっているので、引用しますね。金鉱株銘柄の利益率は、金の価格上昇率よりも、大きくなるということです。

なので、金相場は1,300ドルを超えている(2019年6月現在)ので、金鉱株銘柄は大きく利益を出している状況といえます。

その理由は金鉱株ETFが保有しているのはバリック・ゴールド(ティッカーシンボル:ABX)やニューモント・マイニング(ティッカーシンボル:NEM)のような産金会社の株式であり、それらの産金会社の業績は金価格の上昇幅より遥かに早いペースで拡大する傾向があるからです。

これは「オペレーティング・レバレッジ」と呼ばれる現象が起因しています。産金会社が地中からゴールドを掘り出してくる際にかかる採掘コストは、大体900ドル前後です。

すると金価格が900ドルを割り込むと、産金会社は赤字になってしまいます。逆に金価格が900ドルを超え、1000ドル、1100ドル、1200ドルとどんどん上昇してゆくと、産金会社の利幅の拡大率は金価格そのものの上昇率より数倍早いペースになるのです。

出典:英国EU離脱国民投票を直前に控えゴールドETFが大人気

なお、この金価格に連動するETFがGLD、金鉱株に連動するETFがGDXです。それぞれ特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。

NUGTの構成銘柄は?

保有上位銘柄(Top10)は以下のようになっています。

多分、ほとんどの日本人にはなじみのない企業ですよね。アメリカのNewmont Mining(NEM)、カナダのGoldcorp(GG)やBarrick Gold(ABX)あたりが有名どころです。

参考までに、国別の保有比率が以下のとおりです。北米70%でその他地域が約30%といったところです。

NUGTは金鉱株に連動するレバレッジETFですが、S&P500や長期国債に連動するレバレッジETFは定番商品ということもあり人気が高いですね。

特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。

レバレッジ型ETF NUGTの株価推移とは?

次にNUGTの株価推移を見ていきます。

株価の値動きを比較するため、金鉱株価指数に連動するETFのGDXと金相場に連動するETFのGLDをあわせて掲載しています。

NUGTの株価の推移:長期(5年)

長期5年の株価推移です。2014年から2015年にかけて、突然株価が下落していますね。値動きが安定しているGLDと比べて、株価が大きく動いているのがわかります。

2014年に大きく値下がりしているものの、金鉱株GDXとはある程度似たような値動きになっています。GDXが上がる局面ではNUGTも上がるし、下がるところではNUGTも下がるということです。

ただ、レバレッジ型ETFのわりには、値動きが大きくないですね。GDXと同じくらいです。

:NUGT :GDX(金鉱株ETF) :GLD(金ETF)

この過去5年の長期チャートから、

・長期的にはGDXの値動きの3倍になっていない

・株価は5年間でマイナスー92%と約半分になっている

ことを考えると、長期保有には全く向かないETFといえます。レバレッジ型ETFは、長期的には株価指数に乖離するというデメリットが顕著に出ていますね。

NUGTの株価の推移:短期(6カ月)

次に短期(6カ月)の株価推移です。NUGTの値動きはすさまじいですね。良くも悪くもレバレッジ型ETFの特徴が表れているといえます。

2019年の1月から2月頃にかけてNUGTの株価は40%程度大きく上昇。ただ、その後株価は乱高下した後、4月から5月にかけて大きく値を崩しており、こちらも株価が40%程度下落してマイナス圏に沈みました。

わずか6カ月間でこの値動きです。

青:NUGT 赤:GDX(金鉱株) 緑:GLD

この過去6カ月の株価の値動きから、

・GDXと同じような値動きをしている

・短期的にはGDXに比べて2倍近い値動きを示している

ということがわかります。

GDXが上がればNUGTも上がるし、逆に下がればNUGTも下がっていて、短期的にはGDXよりも大きな値幅で株価が動いているということです。

時間と共に指数から乖離する

NUGTは米国金鉱株の株価3倍の収益を目指すものですが、リターンを見て分かるとおり綺麗に3倍を示していません。あくまでも1日の値動きについて3倍になるようにしているもので、期間が長くなると完全に乖離しています。

日本取引所グループHPに、レバレッジ型ETFの特徴について解説がありましたので、以下に引用します。 ざっくり言うと、

  • 投資期間が長くなればなるほど、指標と乖離する。
  • レンジ相場になると指標に比べてパフォーマンスが悪くなる。

ということです。この傾向は、SPXLやTMFよりも顕著ですね。

レバレッジ型指標は、相場の下落局面においては原指標よりも大きく下落していきますが、2営業日以上離れた日と比較した場合は、想定した変動率とは異なる下落率となってしまう点、そして、投資期間が長期になればなるほど、原指標の変動率とレバレッジ型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性が高まる点に留意が必要となります。

相場の方向感が定まらず、原指標が上昇や下落を相互に繰り返した場合、レバレッジ型指標は複利効果によって、原指標と比較してパフォーマンスが逓減して行くという特性がありますので留意が必要です。

 出典:日本取引所グループHP 

なお、人気のレバレッジETFに1000円から取引できる証券会社がPayPay証券です。特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。

参考記事⏬
PayPay証券の評判と口コミとは?

レバレッジ型ETF NUGTの活用法とは?

これまで見てきたNUGTの株価推移や特徴を踏まえた活用法は、

・長期保有ではなく短期取引で大きな値幅を狙う

・株の短期的なリスクヘッジとしての活用

と考えます。以下、簡単にみていきますね。

長期保有ではなく短期取引で大きな値幅を狙う

NUGT株価推移でみてきたとおり、長期的には金鉱株ETFのGDXよりも大きく値を下げており、長期保有にはまったく向いていないことがわかります。

金相場や金鉱株がレンジ相場であったため、長期的に指数に乖離しやすいというレバレッジ型ETFのデメリットが顕著に出ているからですね。

これは、長期的にも右肩上がりのS&P500の値動きの3倍に連動するSPXLが、長期的に大きく値上がりしていることからも明らかですね。

なので、金相場が長期的に大きく上昇しない限りは、NUGTはあくまでも短期トレード向きのETFであるといえます。

レバレッジ型ETFは、株価の値動きが激しいリスクの高い金融商品です。そのため、短期トレードは大きな損失が発生することが十分にありえるため、おススメできません。特に初心者は手を出すべきではありません。

株の短期的なリスクヘッジとしての活用

NUGTは、基本的には短期の金相場に連動して値動きしますので、株とは概ね逆相関の値動きを示します。

以下は、S&P500の値動き3倍に連動するSPXLとのチャート比較ですが、概ね反対の値動きをしているのがわかりますね。

金相場は、景気の後退局面、政治不安が発生した際に上昇しやすいという傾向があります。このような局面では、リスク資産である株が大きく売られて、安定資産である金が買われるからです。リーマンショックの際には、金が値上りしました。

なので、短期的に経済危機が想定される局面で、リスクヘッジとして活用するというのはありだと考えます。

あくまでも短期的ですよ。長期では、株の方がパフォーマンスが良いことは歴史が証明しています。

レバレッジならCFDという選択も…

米国ETFの場合、レバレッジは3倍程度ですが、より大きなレバレッジを取りたければ、株価指数に連動するCFDという選択もありえます。

株価指数に連動するCFDは長期投資向きという記事で書いているとおり、GMOクリック証券のCFDは10倍程度のレバレッジが可能で、商品によっては配当金のような調整金もしっかりでます。

もちろん、高いレバレッジのハイリスク商品であることは間違いないので、初心者にはおススメできませんが、ご関心があれば十分に検討に値すると思います。

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米国株式市場は長期的に右肩上がり。

なので、S&P500CFDやナスダックCFDを長期保有することで少ない資金でも大きなリターンが期待できます。

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「金鉱株レバレッジETF NUGTとは?」まとめ

今回は、金鉱株に連動するレバレッジ型ETF NUGTの特徴と株価推移(パフォーマンス)について見ていくと共に、活用法について述べてきました。

株価推移を見て分かるとおり、長期的に株価指数に乖離するいというレバレッジ型ETFのデメリットが顕著に出ているETFなので、長期保有して収益を目指すという活用は、まったくできないです。

他方、NUGTは短期的には大きい値動きを示しますから、金相場が大きく動く局面で利幅を取りに行くという活用ですね。

短期トレードは、大きな損失がでる場合があるので、初心者は手を出さない方が無難かな。NUGTの商品性を踏まえて、取引すべきだと考えいます。

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米国ETFは、大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが可能ですが、手数料は3社横並びで約定代金の0.45%(最大20ドル)。日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。

レバレッジETFならSPXL、SPXSに投資することができます。短期的な売買ならDMM株が良いですね。

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なお資産運用に役立つ情報について以下にまとめました。役に立つ情報ばかりですので、ぜひご覧ください!

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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