米国以外の国に投資する連続増配ETF VIGIの株価やチャートの特徴について知りたいです。
他にも高配当株式のETFはありますが、このVIGIに投資するメリットは何でしょうか?配当実績についても知りたいです。
今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- VIGI:株価の基本データと特徴は?
- VIGIの構成銘柄とセクター比率は?
- コロナショック時のVIGIのパフォーマンスは!
- VIGIのこれまでの配当実績は?
米国外の7年以上連続増配している企業で構成されるVIGIについて、特徴や株価の推移などを分析していきます。
VIGI1本で米国以外の配当利回りの高い大型企業にまるっと投資することができて、非常に魅力的なETFとなっています。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
VIGIの株価と特徴とは?
VIGIは、米国を除く先進国と新興国の連続増配銘柄で構成されるETFで、連続増配年数7年以上の企業約400銘柄となっています。
ベンチマークは、Nasdaq International Dividend Achievers Select Indexで連続増配年数だけでなく出来高や独自の要件(非公表)などをクリアする企業が選別されています。
基本データは以下のとおりです(24年2月現在)。
銘柄数 | 373 |
株価52週レンジ | 68.45 〜 81.35ドル |
分配金利回り | 1.88% |
経費率 | 0.15% |
設定日 | 2016年2月25日 |
運用会社 | Vanguard |
連続増配ETFといえば、同じバンガード社がら販売されているVIGの人気が高いですが、こちらは米国以外の銘柄で構成されているETFですね。
VIGIは米国以外の国の企業を対象としているので、VIGとVIGIの2本で世界中の連続増配銘柄にまるっと投資できるということになります。
経費率は0.15%ですので、同じ連続増配ETFのVIGが0.06%と比較すると若干割高感があります。
連続増配に着目したETFではありますが、分配金利回りは1%台前半となっていて、インカムはあまり期待できないですね。
現在の分配金よりは、将来の企業の成長による分配金上昇に期待して投資をするタイプのETFといえるでしょう。
なお、このVYMIは残念ながら、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券で取り扱いがないので、購入する場合は外資系の証券会社を活用することになります。
ちょっと残念ですね。
VIGIの構成銘柄とセクター比率は?
VIGIの構成銘柄TOP10
構成銘柄上位10社(2022年12月31日現在)は以下の表のとおりです。
ネスレやロシェなどの米国以外の優良企業ですね。日本企業のソニーの構成比率が高くなっています。
7年以上連続増配を続けている企業ということで、業績や財務状況がしっかりした企業に分散投資ができるということです。
VIGIの国別比率
続いて国別比率です。
Top 10 Countries | |
Switzerland | 13.58% |
Hong Kong | 13.21% |
France | 13.17% |
Japan | 13.00% |
India | 12.21% |
United Kingdom | 8.35% |
Canada | 5.43% |
Netherlands | 3.34% |
Germany | 2.49% |
Australia | 2.29% |
(出典:investor.vanguard.comより)
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国別比率ですが,上位が、スイス、香港、フランス、日本、インド、英国、カナダと先進国を中心に世界中の高配当連続増配株を含有しています。
日本株が13%も含有しますので日本株のヘッジとして考える時は、注意が必要です。
VIGIの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近5年のトータルリターンの推移を示したのが以下のチャートとなります。
赤:VIGI 緑:VIG 青:S&P500
この時期のVIGIの5年間のパフォーマンスは28%で、VIGは63% ですから、米国の連続増配株にアンダーパフォームしています。
やはり過去の実績を見ると、米国企業の好調さが際立ちますね。
米国株のパフォーマンスが長期的に優れている点については、多くの本でも解説されています。以下の記事に、おすすめの本をまとめています。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
VIGIのこれまでの配当実績は?
VIGIの過去の配当実績を見てみます。
コロナショックのあった2020年の分配金が減少しているのがわかります。
外出制限やロックダウンなどもあり、業績悪化で構成銘柄の中でも減配に追い込まれた企業も多かったということでしょう。
ただ2021年以降、大幅に分配金は上昇しており、今後もかなりインカムに期待できそうです。
なお、ETFも配当に期待できますが、米国株に投資する魅力は高配当で長期間連続増配している個別銘柄が多いこと。
中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
「VIGIとは?」のまとめ
今回は、米国を除く国の連続増配銘柄に連動するETF V IGIの特徴、株価の推移、分配金実績などについて見てきました。
VIGとVIGIの2つのETFを買うと、世界中の連続増配銘柄にまるっと投資できることになります。業績や財務状況がしっかりした企業にまるっと投資できるということですね。
ただ日本の主要ネット証券で取り扱いがないのが最大のデメリットです。多少経費率が高いものの、世界中の高配当銘柄にまるっと投資をしたいという投資家も多いと思うので、取り扱い証券会社が増えることを期待したいです。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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