メタバースETF VRの特徴や組み入れ銘柄、配当推移について知りたいです。
高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてメタバースETF VRに投資するメリットは何ですか?配当実績についても知りたいです。
今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。
- メタバースETF:株価の基本データと特徴は?
- VRの構成銘柄とセクター比率は?
- メタバースETFのチャートとリターンは?
- VRの配当実績と増配率は?
最近、メタバースという言葉をよく聞きませんか?
メタバースは、コンピュータ上に仮想空間を作って様々な活動ができるんです。インターネットやスマートフォンの次に来るビックビジネスと言われています。
そんな、メタバース関連のビジネスを展開する世界中の企業にマルっと投資できるメタバースETFが今回紹介するVRで、2022年にリリース以降、注目が高まっています。
メタバースは、2030年までに110兆円にまで成長する市場と言われていて、関連ビジネスの将来的な成長は間違いありません。
今回は、そんな”メタバース”に関する事業に投資できるメタバースETF VRについて特徴や過去のパフォーマンスを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、20年以上投資を続けていて米国ETFも保有しています。今回は、この経験も踏まえ記事を書きました。
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目次
メタバースETFとは?なぜ注目?
メタバースとは、コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間。
将来的には、この仮想空間にアバターと呼ばれる自分の分身が参加し、世界中のアバターと交流したり、コンサートに行ったり、ショッピングを楽しんだりなど新たな生活を送ることができると言われています。
このメタバースへの期待は高まっていて、世界中のさまざまな企業が参入を表明しています。他者との交流、スポーツやゲームなどのバーチャルイベントなど、サービスやコンテンツの開発に成功すれば、大きなビジネスチャンスにつながると見込まれています。
2021年10月にFacebook社が社名をMeta変更して、メタバース事業に100億ドル(日本円で約1.4兆円)投資すると発表したことでも話題になりましたね。
米国の民間会社の調査では、メタバース市場が2030年までに7500億ドル(約110兆円)へ拡大すると予想。
インターネットやスマートフォンによりMicrosoftやApple、Amazon、Googleが巨大グローバル企業に成長したように、メタバースの普及で大きく成長する企業が生まれることは確実といって良いでしょう。
このようにメタバース市場に参加して商機を見出す企業が増える中、これらのビジネスを行う企業への注目が高まっています。
メタバースETF VR:株価の基本データは?
メタバースETF VRはGlobal X Metaverse ETFという名称で、世界中のメタバース関連株にマルっと投資できるETFです。メタバース関連の仮想空間やコンテンツの開発からデジタル決済や半導体の開発を実施している企業など約40社で構成されています。
早速ですが、メタバースETF VRの株価データを見ていきましょう(2023年3月現在)。
- インデックス:Global X Metaverse Index
- 株価(52週): 16.68〜24.93ドル
- 経 費 率 : 0.50%
- 分配金利回り : 1.98%
- 配 当 実 績 : 0.44ドル
- 組 入 銘 柄 数: 約40銘柄
- 運用開始日 : 2022年4月26日
手数料が0.50%とVTIやVOOの0.03%に比べてかなり高くなっていますね。コスト的に長期保有はどうかなと思ってしまう水準です。
ただメタバースに関連したビジネスを展開する企業にマルっと投資するのはハードルが高く、今後のメタバース市場の成長を考えると妥当な水準といえるかもです。
ちなみに運用会社は、Global X社というところで2008年に創業した運用会社です。厳選した成長テーマに特化したETFを主に開発していて、今回紹介するメタバース以外にも、クラウド、フィンテック、サイバーセキュリティに関連したETFなどの運用しています。
VRはメタバース関連ビジネスを展開する企業にまるっと投資できるETFですが、米国の情報技術やヘルスケア産業に1本で投資できるタイプのものも人気があります。
特徴や魅力についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
どこで買える?
そんな注目を集めるメタバースETF VRですが、主要ネット証券会社であるSBI証券、マネネックス証券で買うことができます。
メタバースETF VRの構成銘柄とセクター比率は?
ここではメタバースETF VRの
- 構成銘柄と構成比率
- セクター比率
- 構成国の比率
を見ていきましょう。
VRの構成銘柄
構成銘柄上位10社(2022年12月1日現在)は以下の表のとおりです。
メタバースの関連企業ということでTop10に入っている企業も、かなり幅広い業種で構成されています。
構成比率のトップのNVIDIAは、半導体開発&製造を行う企業で、画像処理専用のMPUの開発に定評があります。メタバースは仮想空間の中で活動することになるので、高い画像処理能力を持つ半導体の開発が求められます。
メタバースに本格参入を表明したMeta(旧フェイスブック)も上位に入っています。
また、日本企業では任天堂がTop10に入っていますね。メタバースを利用したゲーム開発が期待されているということです。
VRのセクター比率
続いてセクター比率です。
メタバース空間用ソフトウェアの開発などを行う通信サービスセクターの比率がトップとなっています。Meta(旧フェイスブック)も通信サービスに分類されます。
構成国の比率
次に地域構成と構成国の比率を見ていきましょう
実際に国別の比率を見ると、米国比率が50%を超えていますね。
任天堂やオンラインゲームを開発するネクソンといった日本企業も20%程度含まれています。
参考URL:Global X社公式HP
メタバースETFのチャートとリターンは?
ここではメタバースETF VRの
- 株価推移(チャート)
- 年率リターン
を見ていきましょう。
株価推移(チャート)
以下はVRの設定来チャートです(2022年12月2日現在)。比較のためにS&P500も載せています。
赤:VR 水色:S&P500
VRは2022年4月に運用が開始されたETFなので、まだデータが少ないですね。22年は株式市場が調整局面ということもあり、大きく下落しています。
S&P500がマイナス5%程度にもかかわらずVRはマイナス約19%。配当金を入れればもう少しマシになるレベルですかね。
メタバース市場が爆発的に成長するのはこれからですので、VRはまだまだこれからのETFです。今後に期待ですね。
VRのリターン
VRの分配金も含めたトータルリターン(2022年11月30日現在)は以下のとおりです。
22年は世界的な株式市場の調整局面ということもあり、短期のリターンはかなり悪化しています。
メタバースETF VRのこれまでの配当実績は?
VRは他の多くのETFと同様に四半期に一度分配金が分配されます。分配金実績は以下のとおり。
まだ運用期間が短いこともあり、今のところ2022年6月に一回配当実績があるのみです。今後に期待ですね。
VRの配当も期待できますが、米国株の魅力は連続増配銘柄が多いことですね。個別銘柄の中にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。
以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
VRへの投資:ちょっとだけ考察
投資先としてVRを考えた時に、ちょっと引っかかってしまうのは
・メタバースの成長は今後も確実
・日本企業の比率が高い
ということ。
メタバース市場の成長・拡大は将来的に確実といって良いですが、ITやヘルスケアなどのセクターと比較すると、どちらが成長力があるかは議論があるところですね。
社名まで変えてメタバースに本格参入を表明したMeta(旧フェイスブック)の株価は2022年だけで70%も下落するなど、将来性に不安を感じている投資家が多いことも事実です。
あと日本企業も構成比率20%超えである点も、好き嫌いが別れるところです。
なのでメタバース関連ビジネスがITやAIなどの情報技術やヘルスケアなどのセクターよりも、成長が期待できると考える方にとっては、検討に値するETFだと考えます。
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「メタバースETF VRの株価」まとめ
今回は、メタバースETF VRの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移(チャート)、配当金の推移等について見てきました。
VRの特徴をまとめると、
・メタバース関連事業を展開する世界中の企業にマルっと投資
・22年はマイナスリターン
・経費率0.50%と高コスト
ということですね。
メタバース事業の将来性は非常に高いものがあり、インターネット、スマートフォンの次に来るであろう成長ビジネスでになることが期待できます。
が、やっぱり情報技術やヘルスケアなどと比較すると、本格的に普及するのはまだまだ先の話ですね。
なので VRは投資のコアとしてではなく、サテライト的に活用してセクターの分散を図る目的や、他のセクターよりもメタバースビジネスの将来性が高いと考える方には適したETFと言えそうです。
最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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