米国株のボーイング(BA)への投資を考えています。The Boeing Companyの株価の見通しや今後の予想を知りたいです。
業績は好調のようですが…ボーイングの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ボーイング(BA)って何の会社?
- ボーイングの株価の推移(チャート)と特徴は?
- ボーイングの配当金の推移は?
- ボーイングの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
結論から言うとボーイング(BA)株は、
・エアバスとの2強体制
・米国で唯一の大型航空機メーカー
・防衛、宇宙、セキュリティ事業が3割以上を占めている
・航空機需要が持ち直す予想がされている
ということもあり、アフターコロナでの注目銘柄だと言えます。
新型コロナウイルスの影響により、大きな打撃を受けた航空機関連株。
しかし、ここへきて経済活動の正常化期待が高まっていることから、コロナ渦で低迷していたボーイングを含む航空機関連株の持ち直しが予想されているのです。
今回は、アフターコロナでの復活局面で注目されるボーイングについて銘柄分析です。
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目次
ボーイング(BA)ってどんな会社?
ボーイング(BA)は、米国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社です。
それと同時に、ヨーロッパのエアバスと世界市場を二分する巨大企業でもあります。
旅客機のイメージが強いかもしれませんが、軍用機やミサイル、宇宙機器などの研究開発なども行っており、無人機の開発や宇宙への進出も積極的です。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
ボーイングの株価の状況は?
では早速ですが、ボーイングの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
ボーイングの株価データ(22年2月15日現在)を簡単にまとめました。

2022年2月現在のボーイングの株価は217ドル。コロナショック前につけた446ドルから半分程度の水準となっております。
米国株は1株から購入することができるので、日本円だと2万円ちょっとの投資金額から保有することができます。
ボーイングは米国の資本財セクターの代表銘柄ですが、他にもスリーエムや資本財セクターの銘柄にまるっと投資できるETF VISも人気ですね。
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ボーイングの株価の推移(チャート)は?
次にボーイングの長期チャート(5年)を見ていきます。以下が過去5年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

コロナショック前の株価は、S&P500を大きくアウトパフォームしていることがわかります。
しかし、新型コロナによる航空機需要の減少でS&P500をアンダーパフォームしています。
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短期的に株価は緩やかに回復
また以下のチャートはコロナショックをはさんだ1年チャートです。さすがに2020年のコロナショックで株価は大きく下落はしたものの、その後、徐々に持ち直しています。

コロナの影響により、ビジネスや旅行での航空機需要が大幅に減少。
それに伴って2020年に株価は大きく下落し、一時は100ドルを割りましたが、直近では大きな下落局面は見られず横ばい傾向ですね。
このように銘柄の特徴には違いがありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

ボーイングの配当実績は?
次にボーイングの配当実績をみていきましょう。以下が過去の実績です。コロナの影響により、20年で大きく減配していることがわかります。

出典:https://a2-finance.com/ja/issuers/boeing/dividends
16年から19年にかけての配当金は、きれいな右肩上がりで増配していました。
しかし、20年はコロナの影響によって大きく減配。19年の8.22ドルから2.055ドルへと4分の1にまで減少。
21年には残念ながら無配に追い込まれてしまいました。新型コロナが収束には、もう少し時間がかかりそうです。
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ボーイングの売上高や利益は?
次にボーイングの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益の推移となっています。


2018年までは緩やかに伸びていた売上高ですが、19年に減少へと転じています。
その原因としては、2度の墜落事故を起こした737MAX型機の運航停止によるところが大きいでしょう。
その後、20年にはさらに悪化、赤字転落しているのは、言うまでもなく新型コロナウイルスの影響によるものです。
ボーイングの事業別の収益内訳は、ざっくりと
事業内訳
- 民間航空機
- 防衛・宇宙・セキュリティ
- グローバル・サービス
- ボーイングキャピタル
となっています。
これらの中で最も大きな比率を占めているのが、民間航空機事業(約4割)です。
次いで、防衛・宇宙・セキュリティ事業がおよそ3割、残りをグローバル・サービスとボーイング・キャピタルが占めています。
最新決算は売上高増
四半期ベースでの最新の業績推移も見てみましょう。

21年12月期の決算では、売上高が前年同期比で−3.3%減の147億9300万ドルとなり、再度に赤字転落となりました。
6月期は、落ち込んでいた旅客機需要が持ち直し、貨物機を含む商用機の出荷も前年同期の4倍にまで回復。
新規受注も、わずか10機であった前年から317機へと急回復して業績改善に向かっているものんお、完全回復にはまだ時間がかかりそうです。
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ボーイングの株価の予想は?

ボーイングの業績は感染症による外出制限などが徐々に緩和されてくることによって、今後期待が持てると考えます。
理由をたんてきにいうと、
・欧州ではすでに経済活動の回復が進んでいる
・今後中国での航空機需要が大きい
・空軍向け無人機の需要も拡大が予想される
ということ。
新型コロナウイルスによる経済活動の落ち込みは、欧州をはじめとして徐々に回復していることから、旅行・ビジネスによる旅客機需要も回復する見込みです。
また、今後20年間での中国での航空機需要が飛躍的に拡大することも予想されていることから、株価の成長にも期待が持てるでしょう。
さらに、防衛事業も行っているボーイングは、現在はオーストラリア空軍に向けて販売している軍用無人機(ドローン)を、将来的には世界各国に販売することも明らかにしています。
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ボーイングの株は買い時か?まとめ
今回はボーイング(BA)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、配当実績、株は買いかについて述べてきました。
新型コロナウイルスの影響により大きく落ち込みを見せたボーイングの株価。
しかし今後は検疫措置や渡航制限などが緩和されることにより、22~24年頃には国際線の長距離路線もコロナ以前の水準に戻るとみられています。
このように航空機需要の回復の兆しが見えることから、ボーイング社は今後の市場規模を20年予想の8兆5000億ドルを上回る、9兆ドルと予測しています。
ボーイングは、コロナショックで大きな打撃を受けた典型的な銘柄だと言えますが、これを機に安く購入することができるため、検討の余地は十分にあるのではないでしょうか。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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