東京エレクトロン(8035)の株価が上昇していますが、その理由を知りたいです。業績が好調なんですかね?
人気のグロース銘柄ですが、株は買いか、今後の見通しを知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 東京エレクトロン(8035)の株価の状況は?
- 配当と株主優待は?
- 東京エレクトロンの株価の推移はどうなる?
- 東京エレクトロンの株は買い時?株価は上がる?今後の株価の予想は?
半導体製造装置で国内首位の東京エレクトロン。過去10年で大きく成長しており、22年は売り上げ2兆円にせまる日本を代表する巨大企業なんですね。
株価も大きく上昇。グロース銘柄でありながら、配当利回りは2.5%を超えるなど魅力十分の銘柄です。
一方、22年以降、金利上昇の影響やロシアのウクライナ侵攻もあり短期的に株価は下落する局面もありましたが、2023年になって株価は回復。短期的に上昇傾向です。
今回は、そんな東京エレクトロンの株は買いなのか?分析です。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
東京エレクトロン(8035)はどんな会社なの?
東京エレクトロンは、国内TOPの半導体製造装置メーカーで、国内首位、世界でも第4位のシェアをほこる日本を代表する企業の一つです。
450mmウェーハのための装置、超高解像パターニング、3次元積層メモリ対応、インクジェット技術を用いた有機ELディスプレイ製造装置の開発などに注力しています。
現在、5Gスマホの普及や高性能PC、電気自動車など半導体を利用する製品が日常生活であふれている中、半導体需要が高まっています。
さらに新型コロナ拡大をきっかけに、テレワーク推進や遠隔授業の普及などもあり企業や学校のIT化が世界的に進んでいます。
半導体需要の高まりもあり「製造装置を作る」東京エレクトロンに大きな注目が集まっているんですね。
今回は半導体製造装置で高いシェアをほこる東京エレクトロンを取り上げます。
東京エレクトロンの株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2023年12月29日現在)を見て行きましょう。
東京エレクトロンは、2023年4月に株式を1→3株に分割しました。それでも、100株購入するのに250万円以上の資金が必要…だいぶ株価は高いですね…。
株価の指標に関しては、パッと見た感じ”わりと良いな”というのが率直な感想。
配当利回りは増配もあって3%程度と、日本株の中では高配当の水準です。PERも17倍程度と成長株ということを考えると株価に過熱感はないですね。
半導体製造は、今後のイノベーションや成長が十分に期待できる分野。23年に入って半導体銘柄を中心に株高が進んでいることもありPERは上昇しています。
なお、東京エレクトロンの株価は長期的に上昇傾向ですが、レーザーテックやアンリツも成長株として人気の銘柄です。
株は買い時か?記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
配当実績や株主優待は?
業績が大きく成長しているの東京エレクトロン。配当額の過去推移は以下のとおりです。
配当金はおおむね右肩あがりで伸びていて、配当利回りも実績ベースで2.2%超えと平均よりも高い水準です。過去5年の配当性向をみると40〜50%となっています。
業績好調で23年3月期も増配を見込んでいます。
東京エレクトロンの配当方針を見ると、
親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%を目処とするとともに、安定的に株主各位に還元するため、1株当たりの年間配当金は150円を下回らないものとすることを基本方針としております。
としていて、純利益の50%程度を方針としています。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
株主優待は…
東京エレクトロンは残念ながら株主優待を実施していません。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。
次に株価の推移と業績を見ていきましょう。
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株価の推移は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
世界4位の半導体製造装置メーカー東京エレクトロン。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去5年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期5年チャート
以下は過去5年のチャートです。
株価は長期的に大きく上昇していますね。2012年に1800円程度だった株価が2023年には25,000円を一時突破しています。
特にコロナショックのあった2020年以降は、テレワークや企業のDX化が進んだこともあり半導体需要が急増したこともあり、株価が急騰していますね。
過去10年で株価10倍程度にまで上昇していますから、かなりのパフォーマンスをいえるでしょう。
短期チャート
以下が1年チャートです。
株価は短期的に上昇傾向ですね。
次世代通信規格の5GやAI、スマホの普及に加えて、短期的にも新型コロナ感染拡大に伴う世界的なテレワークの増加や企業のDX化が半導体需要を押し上げています。
ただ22年に入ってウクライナ危機や金融引き締めによる景気減速懸念もあり、株価は短期的に下落していましたが、半導体需要の回復にともない23年以降の株価は上昇傾向です。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。このように株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
次に明治の業績を見ていきます。
なぜ株価が上昇?東京エレクトロンの業績は?
続いて東京エレクトロンの業績を見ていきます。
東京エレクトロンの株価が上昇しているのは、業績が大きく伸びているからに他なりません。以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。
23年3月期も増収増益。世界的な半導体需要が伸びているなか東京エレクトロンの業績は好調です。売り上げも過去5年で右肩あがりです。
キャッシュフローも問題なく出ているので、財務的には全く問題はないですね。
なお、東京エレクトロンは業績が絶好調の成長株ですが、同様に通信株や医薬品株は景気の動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
東京エレクトロンの株は買い時?
世界的な半導体需要の高まりにより業績が伸びている東京エレクトロン。株は買い時でしょうか?
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、東京エレクトロン株は長期投資の観点からは是非とも欲しい銘柄と考えています。
理由をたんてきに言えば、
・売上高が右肩上がりの成長株
・半導体需要は世界的に今後も伸びる
・ROE25%超え、自己資本比率70%超え
ということですね。
株価が高いという指摘もありますが、指標的に過熱感はありmせん。
株価上昇のもっとも大きい要因は、売上高が過去10年で大きく伸びており、今後の成長もかなり期待できることです。
配当利回りも2.2%程度であり、グロース銘柄としては魅力的な水準です。
長期的に今後の株価もかなり期待できるのではないでしょうか。
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「東京エレクトロンの株価はなぜ高い」まとめ
今回は東京エレクトロンの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
半導体製造装置で高いシェアをほこる東京エレクトロン。過去10年で売り上げが大きく成長しており23年は2兆円を突破しました。
今後の成長もかなり期待できて、配当利回りも2.2%程度。東京エレクトロンは長期的にぜひとも欲しい銘柄ですね。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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