「日本の割安株への投資を検討しています。特徴やメリットはありますか?」
「おすすめのバリュー株はありますか?」
こんな疑問を持つ方に向けた記事です。割安株で長期保有に向いた銘柄をランキング形式で紹介していきます。
- 割安株(バリュー株)とは?
- 割安株の特徴と落とし穴とは?
- おすすめ割安株ランキング5選
株式投資の醍醐味は、大きな値上がり益を得ることです。
自分も大きな値上がりを期待できる成長株にも一部投資していますが、自分の投資スタイルは、高配当の割安銘柄を長期保有して配当金を再投資するものです。
一方、割安株には、
- 実際は割安とは言えない
- 業績が悪化しているから割安になっている
- 今後の成長が限られる
という落とし穴があるので、業績が安定し株価も長期的に上昇傾向の銘柄を厳選するのが必須です。
今回の記事では、日本の割安株の特徴とおすすめ銘柄ランキング5選をテーマに、2023年に特に注目されている高配当バリュー株を詳しく解説していきます。
「割安株に関心があるけど、どれを選べばいいかわからない」という方に参考になる記事になっています。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
そもそも割安株(バリュー株)とは?

そもそも割安株というのは、企業の利益や資産などの価値が十分に評価されておらず株価が低い状態の銘柄のことです。バリュー株とも言われます。
企業の株価は投資家からの”人気投票”とも言えます。将来の成長が期待できる銘柄は人気が高まり、既に成熟した事業で業績の上昇も見込めない銘柄は買いが入りません。
このように”人気投票”の側面もあるため、企業の価値が的確に評価されず割安な銘柄も存在するというわけです。
割安株の判断の指標
株価が割安かどうか判断する指標には、
◯PBR:株価純資産倍率
◯PER:株価収益率
が用いられることが一般的ですね。
ざっくりとした目安ですが、PBRは「1倍以下」、PERは「10倍以下」というのが割安株の判断として用いられます。
PBRは企業の資産に着目
PBRは企業の資産に着目した指標で、会社が持つ資産と現在の株価との割合になります。
PBR=株価÷1株あたりの資産
で計算されます。PBRを見ると、会社の資産に対する評価が株価にどの程度反映されているかがわかるということです。
仮に会社が解散して資産(金額)を株主に分配した場合に、株主に分配される資産ということになるので解散価値とも呼ばれます。
PERは企業の利益に着目
PBRは企業の利益に着目した指標で、会社の利益と現在の株価との割合になります。
PBR=株価÷1株あたりの純利益
で計算されます。
PERを見ると、会社の利益に対する評価が株価にどの程度反映されているかがわかるということです。
10倍というのがざっくりとした目安ですが、絶対的な基準ではないです。
企業の過去のPER推移や同業他社との比較で、現在のPERが高いか・低いかを判断していく必要があります。
割安株・バリュー株投資のメリットとは?
割安株に投資するメリットをまとめると、以下のとおりです。
- 手持ち資産が潤沢な企業が多い
- 比較的株価や配当は安定
- 配当再投資で複利効果が高い
株価が資産に対して割安(=PBRが低い)ということなので、現預金などの手持ち資産が潤沢にある企業が多いです。
なので、景気が悪化したり、金融危機など市場の状況が急変した際にも、経営破綻したり、極端に業績が悪化するリスクは低いと言えるでしょう。
そのため、市場の急変で株式市場が下落傾向となった際にも、もともと株価が低くなっていることもあり、割安株の株価は比較的安定しています。
資産が潤沢にあることもあり、業績が多少悪化しても配当金の水準を維持できる体力があるとも言えます。
このように、配当金を目的として株式投資をしていれば、相場や景気を気にせず、安定した配当が手に入るのは大きなメリットと言えるでしょう。
割安株投資の落とし穴とは?

安定的な定期収入が期待でき人気の高配当株ですが、
- 割安かを判定するのは難しい
- 業績悪化することもある
- 割安株は成熟企業が多い
という落とし穴があります。クイックにみていきましょう。
落とし穴①:割安かを判定するのは難しい
PBRやPERが割安かを判断する指標と紹介しましたが、単純に指標の数値だけで割安か判定することはできません。
ざっくりとした目安でPER10倍以下としていますが、これまでのPER推移や同業他社のPERとも比較して判断する必要があります。
この判断には、ある程度の経験が必要になってきます。
落とし穴②:業績悪化することもある
割安株だからといって、株価が下落しないわけではありません。
当然のことながら業績悪化するリスクもありますし、株価が急落することもあります。
落とし穴③:割安株は成熟企業が多い
割安株は、銀行株や建設株、タバコ株など成熟産業が多いので、株価の上昇は緩やかです。
割安株の事業が成熟しているので、成長のために利益を設備投資などに回す余地が限られます。研究・開発などに投資しても、成長につながりづらいんですね。
業績安定の割安株おすすめランキング(2023最新)
”割安株の落とし穴”を踏まえて、業績の安定度の高いと考えられる銘柄による高配当株ランキングを紹介していきます。
- 三井住友フィナンシャルグループ
- KDDI
- 日本たばこ産業(JT)
- オリックス
- NTT
となります。どれも定番の銘柄で業績の安定度の高い割安株。特徴をクイックに見ていきます。
なおPER、PBRについては22年9月現在の数値となっています。
割安株①:三井住友フィナンシャルグループ
メガバンクの中では特に海外事業に力を入れている三井住友FG。以下のツイートのとおり配当に魅力のある銘柄です。
3大メガバンクの一角、三井住友銀行。
2016年のマイナス金利導入による収益悪化で株価は下落傾向です。
ただ、このような厳しい状況でも増配傾向で、減配なく増配する「累進配当」方針を宣言。
最近の株価下落で配当利回りは4.7%!直近の株価はさすがに売られ過ぎかと。長期的には欲しい銘柄です。— かいまる (@leverage_toushi) October 26, 2019
2023年1月4日現在の指標は以下のとおり。
◯PER:9.6倍(予想)
◯PBR:0.58
◯配当利回り:4.28%
減配なく増配する「累進配当」を宣言しており、かつ現在30%台の配当性向も40%を目指すこととしています。
新型コロナ拡大の影響から貸し倒れ対策の費用がかさんだことから2021年は減収減益でしたが、累進配当政策を宣言していることもあり、なんとか配当は190円で維持しました。

一方、23年3月期は20円の増配を予定しており配当利回りも4%を超えています。
もともと銀行銘柄はマイナス金利の影響もあり収益性が低いんですよね。今回紹介した累進配当宣言3社の中ではもっとも累進配当維持が厳しい状況。
一方、2022年12月に日本銀行が長期金利を事実上引き上げたこともあり、収益性改善の期待から短期的に銀行株の株価が急騰しています。
日銀総裁の交代が予定されており、マイナス金利などの大規模金融緩和政策の見直しが見込まれています。2023年は銀行株の注目は高いですね。

割安株ランキング②:KDDI
高配当の優待銘柄KDDI。以下のツイートのとおり外せないですね。
KDDIから株主優待のカタログが届きました。配当+優待利回り5%越えと通信株らしい高配当株です。他方、政府による利用料引き下げ圧力の影響により2015年と2018年の2回、株価が短期間で暴落してます。今年は楽天の通信事業参画があり、政府の介入も続くでしょうから、これをどう乗り切るかですね。
— かいまる (@leverage_toushi) June 9, 2019
2023年1月4日現在の指標は以下のとおり。
◯PER:12.8倍(予想)
◯PBR:1.73
◯配当利回り:3.37%
通信事業はコロナ拡大による外出制限があっても業績が落ちないこともあり、多くの企業が配当未定とする中、早々と2021年3月期の5円増配を発表しました。

22年も業績が伸びていることもあり10円の増配を予定しています。
100株の保有で3000円相当のカタログギフトがもらえる株主優待も非常に魅力的。大手キャリア3社で優待を実施しているのってKDDIだけなんですよね。
日本株全体で見ても、最も魅力の高い銘柄の一つですね。長期保有前提で、おすすめできる銘柄です。

割役株ランキング③:オリックス
オリックスは金融、不動産、リース業と景気敏感銘柄ということもあり、不況時には業績が落ち込みます。ただリーマンショックのような大規模な金融危機があった際でも黒字を維持。
2023年1月4日現在の指標は以下のとおり。
◯PER:10.0倍(予想)
◯PBR:0.75
◯配当利回り:4.05%
経営多角化によって業績は底堅いものの、21年はコロナの影響もあり減益。しかし配当は2円増配しました。

オリックスのカタログギフト「ふるさと優待」は、オリックスグループの全国のお取引先が取り扱う商品を厳選してカタログギフトに仕立て、その中から好きな商品を1点選べるという株主優待制度になっています(2024年3月まで)。
また、100株以上を3年以上継続保有している株主は、ワンランク上のカタログギフト(Aコース)となります。3年未満の株主はBコースのカタログギフトです。

割安株ランキング④:日本たばこ産業(JT)
以下のツイートのとおり日本たばこ産業(JT)も高配当銘柄として外せないです。
万年不人気銘柄JT、現在の配当利回り6.69%と極めて高い水準です。配当性向70%を超えますが
・リーマンショック時も増配
・値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
・日本国内のたばこ事業を独占
・世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えれば、今後も高いインカムが期待できそうです。— かいまる (@leverage_toushi) August 10, 2019
2023年1月4日現在の指標は以下のとおり。
◯PER:10.4倍(予想)
◯PBR:1.22
◯配当利回り:7.21%
世界的なたばこ離れや加熱式たばこの出遅れがあり、20年はさすがに増配は無理でしたが前年の水準を維持。
しかし2021年は残念ながら減配となってしまいました。

このようにJTのようなディフェンシブ銘柄でも、業績悪化で減配の可能性はあるんですね。
一方、2022年は業績が大きく改善したこともあり48円の大増配となっています。やはりタバコ株の業績は底堅いですね。
なお、JTの優待はチルドのお米やカップ麺など普段の生活使いができるもので、重宝します。

割安株ランキング⑤:NTT
以下のツイートのとおり。
通信事業のガリバーNTT。
売上高11兆円超えと業績も株価も絶好調です。配当利回り3.6%と増配傾向。
大きな成長は期待できないですが、通信インフラは景気や経済の動向に影響を受けない鉄板事業。内需株の代表銘柄です。
長期的に高い配当を受け取りたいという人は、是非とも保有すべき銘柄の一つです。— かいまる (@leverage_toushi) October 21, 2019
2023年1月4日現在の指標は以下のとおり。
◯PER:11.2倍(予想)
◯PBR:1.53
◯配当利回り:3.19%
通信インフラ事業は外出制限があったとしても需要が衰えることがないです。今後も手堅い業績を期待できます。
配当金も2013年85円→2018年180円と倍以上に増配!5年で2倍以上ですから、かなりのパフォーマンスです。
ただ将来の成長期待は5Gが始まる携帯通信事業。2020年にNTTドコモをTOBで完全子会社化しました。
固定通信独占企業でしたがドコモとの融合で更なる飛躍が期待されます。安定的な配当を長期的に期待するにはNTTはうってつけの銘柄です。

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今回は、減配リスクの低い高配当株ランキングということで、業績が安定し増配を重ねている銘柄8選をご紹介しました。
総じて高いイノベーションが見込めないこともあり、研究開発や設備に投資するよりは株主還元に利益が向かいやすい傾向があります。
もちろん、三菱商事や三井住友FGのように累進配当を正式に宣言したりと安定的な配当を期待できるのも安心材料です。
今回ご紹介した銘柄は、新型コロナ拡大の影響で業績が悪化している銘柄もありますが、それでも増配や配当維持を発表している銘柄も多く、安定感は抜群だと考えます。
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