NTT(9432)の株価の今後の見通しや配当について知りたいです。今後の株価予想はどのような感じですか?
日本電信電話(NTT)の株主優待や過去10年の株価推移などについても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- NTT(9432)の株価の状況は?
- NTT(日本電信電話)の配当と株主優待は?
- NTTの株価の推移(チャート)はどうなる?
- NTTの株は買い時?株価は上がる?今後の株価の予想は?
NTTの株価に関して以下のツイートをしました。
通信事業のガリバーNTT。
売上高11兆円超えと業績も株価も絶好調です。配当利回り3.6%と増配傾向。
大きな成長は期待できないですが、通信インフラは景気や経済の動向に影響を受けない鉄板事業。内需株の代表銘柄です。
長期的に高い配当を受け取りたいという人は、是非とも保有すべき銘柄の一つです。— かいまる (@leverage_toushi) October 21, 2019
通信事業のガリバーNTT。
売上高11兆円超えと業績も株価も絶好調です。配当利回り3.6%と増配傾向。
大きな成長は期待できないですが、通信インフラは景気や経済の動向に影響を受けない鉄板事業。内需株の代表銘柄です。
長期的に高い配当を受け取りたいという人は、是非とも保有すべき銘柄の一つです。
上記を深掘りします。結論を先にまとめるとNTT株は、
- 高配当・増配銘柄
- 景気の動向に業績が影響を受けない内需株
- 業績鉄板
- チャート的にも上昇傾向
- NTTドコモ子会社化で5G、Iot投資の加速
ということで、長期保有に向いた銘柄だと考えます。
今回は、国内通信業界の最大手NTT。業績鉄板のディフェンシブ銘柄として投資家らの人気も絶大の銘柄を分析していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
NTT(日本電信電話)はどんな会社なの?

NTTは言わずと知れた国内通信のガリバー企業。地域固定電話網を事実上独占し、携帯電話や光回線で高いシェアを誇ります。
日本国内でNTTが提供するサービスを利用したことのない人は皆無と言えるでしょう。
もともと国の事業の一つだった日本電信電話公社(電電公社)が1985年に民営化した際に誕生した企業。
民営化直後の通信事業は一体的に運営されていましたが、携帯事業は分離されてNTTドコモへ。
さらに1999年に事業部門はNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズに分割されてNTTは持ち株会社になってしまいました。
いまだに日本政府が株の3分の1以上を保有する特殊会社で、売上高11兆円を超える日本屈指の巨大企業ですね。
今回はそんな通信事業のガリバーNTTを取り上げます。
TOBでNTTドコモを完全子会社化
2020年9月29日、NTTが系列会社のNTTドコモ(9437)に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し完全子会社化することが発表されました。
既に2020年末までにTOBは実施されNTTドコモは上場廃止。
買収総額は約4.3兆円で、国内企業に対するTOBとしては過去最大の規模となりました。
今後、グループ一体で次世代通信規格「5G」「6G」やIoTへ投資し、世界での成長につなげることを目指しています。
参考記事:NTT、ドコモ完全子会社化29日決定へ TOB4兆円超(日経新聞)
NTT(9432)の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年6月17日現在)を見て行きましょう。

さすが業界のガリバーNTT。株価の指標に関しては、パッと見た感じ”かなり良いな”というのが率直な感想。
配当利回りは約3%で、日本株の中では結構な高配当です。22年2月ぐらいには4%あったのですが、株価が上昇傾向ということもあり利回りは低下していますね。
PERの目安は13~15倍ぐらいですから11倍というのは割安な水準ですね。
ただ他の通信会社のPERと比較してみると、
- KDDI:14倍
- ソフトバンク:13倍
となっていて、NTTのPERは他の競合企業と比べても割安ですね。
「通信株の今後の見通しは?」でも買いたとおり、通信事業は売上高や営業利益は堅調で配当利回りが高いものの、通信設備の維持や投資に莫大な費用がかかることもあり、投資家からの人気がイマイチなところがあるんですよね。
PERが低い傾向にあるのも、そこらへんの事情が影響しているのでしょう。なお、携帯通信事業のライバルであるKDDIやソフトバンクも魅力的な銘柄です。
株は買いか?分析していますので、ぜひご覧ください。
NTTの配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。
以下がNTTの配当金の実績です。

出典:NTT HP 株主還元
綺麗な増配傾向ですよね!エクセレントです。
2015年55円→2022年120円と倍近くに増配しており、かなりのパフォーマンスです。
NTTは過去10年間で一度も減配がないんですね。民営化の際に個人投資家の人気をかなり集めましたし、政府が大株主ですからね。減配するというのは、かなりハードルの高い選択肢と考えられます。
配当性向も2015年度以外は、過去5年で30%〜42%程度とまだまだ余力はありますね。
NTTの配当方針を見ると、
中長期的に企業価値を高めるとともに、株主の皆様に利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置づけております。配当につきましては、安定性・継続性に配意しつつ、業績動向、財務状況および配当性向等を総合的に勘案して行ってまいります。
としていて、あまり特徴のない配当方針です。その時々の情勢で考えていくということですね。
安定的な業績や過去に減配をしたことがないこと、個人投資家からの高い期待を考えると減配される可能性は低いと考えます。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。

NTTの株主優待は?
通信業界のガリバーNTT。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスの提供や割引が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、NTTは株主優待を実施していません。残念です…。
まあ株主還元は配当金を中心ということですかね。増配することで株主には利益還元したいと言うことなのでしょう。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事で、優待銘柄を検討する時に本当に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

NTTの株価の推移は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
日本屈指の巨大企業であるNTTですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
NTTの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。2019年12年に1→2株に分割しています。
長期的にはしっかり株価が伸びているものの、2016年以降の株価は停滞していますね。
2013年ごろまで1000円程度だった株価が、アベノミクスもあり2016年ごろに2500円程度の水準まで上昇していますね。
3年で株価2.5倍ですから企業規模や配当金を考えると十分すぎるパフォーマンスといえるでしょう。
その後2017年末に3000円に迫る勢いまで株価が上昇しましたが、その後横ばいになっていますね。
長期チャートを見ると、NTTは内需株の代表銘柄ということもあり、2015年のチャイナショックや最近の米中貿易摩擦の影響をほとんど受けていないことがわかりますね。
NTTの2年チャート
以下が直近2年間のチャートです。
さすがにコロナショックの際には20%程度の下落となっていますが、チャート的には2200円あたりがサポートラインになっていて、この水準になると株価が反発しています。
短期的な株価は、2800円を最高値として2200円から2800円のレンジ相場になっていましたが、21年の総裁選の実施による総理の交代で、政府による景気刺激策が実施される期待が高かまり3000円の大台を突破しています。
22年に入って世界的な金融引き締めによる景気減速懸念で株式市場は調整局面ですが、NTTはしっかりと上昇しています。
なお、株は値動きが大きくリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次にNTTの業績を見ていきます。
NTTの業績は?
続いてNTTの業績を見ていきます。以下が過去5年の売上高、経常利益、純利益の推移。


業績は”堅調”の一言ですね。若干の減収や減益がある年もありますが、売り上げも利益も上昇基調です。
新型コロナ拡大の影響もほとんどないですね。
他方、業績が堅調という見方ができる一方、会社として成長をほとんどしていないとも言えますね。
やはりNTTの収益構造を見ると、大きな成長を見込めない要因が見えてきます。以下が、2019年3月期のNTT決算における各事業部門の営業利益の分布です。
・移動通信事業 1兆136億円
・地域通信事業 3,607億円
・長距離・国際通信 1,001億円
・データ通信事業 1,477億円
・その他の事業 856億円
営業利益のほとんどは国内の事業ということですね。移動通信事業って携帯事業のことで、要するにNTTドコモの売り上げです。
日本の人口は長期的には減少していくのは間違い無いですから、通信需要が現状よりも大幅に増えることは考えにくいですね。
なので大きく業績を落とすことは無いけれども、大きな成長も見込めない成熟企業ということです。
NTTドコモを完全子会社化して、5GやIotへの投資を加速して世界での成長につなげる戦略を打ち出していますが、成果が現れるのはまだ先と言えるでしょう。
なお、NTTなどの通信株は、景気の動向により業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターですが、配当利回りの高い商社株や銀行株は景気敏感セクターとして知られています。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。
株価が堅調のNTT。株は買い時?

業績堅調の巨大通信ガリバー企業であるNTT。株は買い時でしょうか?
ちょっと自分の好みも入っているのですが、長期投資を前提にNTTの株は購入を検討しても良いのではと考えています。
理由を端的に言えば、
- 高配当・増配銘柄
- 景気の動向に業績が影響を受けない内需株
- 業績鉄板
- チャート的にも上昇傾向
- NTTドコモ子会社化で5G、6G、Iot投資の加速
ということですね。NTTが通信インフラ事業を扱う企業ということを考えれば、業績が大きく落ち込むことはおおよそ考えられないです。
成長が限られるので株価が大幅に上昇するということも無いかもですが、長期的に安定したインカムには強く期待できますね。
現在の配当利回り4%近くで、しかも増配傾向。過去の実績や政府が大株主ということを考えると減配の可能性は限りなく低いです。
安定した高い配当を長期的に受け取りたいという人には適した銘柄と言えそうです。
また、NTTドコモの子会社化などを行い、今後5G、6GやIotへの投資を加速することで成長を目指す戦略を打ち出していて、こちらも期待できるのではないでしょうか。
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「NTTの株価は堅調」まとめ
今回はNTTの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
国内の通信事業で圧倒的なシェアを持つNTT。業績はまさに堅調そのもので、景気や世界経済の動向に大きな影響を受けない内需株の代表銘柄ですね。
大きな成長は見込めない反面、国内通信インフラ事業を扱うNTT。業績を大きく落とすことは考えられないことから、長期的に高い配当利回りを期待できるでしょう。
安定した高い配当を長期的に受け取りたい。NTTはそんな人に適した銘柄と言えそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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