ルネサス(6723)の株価が下落しているようですが、その理由を何なんですかね?業績がヤバいことになっている、潰れるなんて話もあるようですが…
株は買うべきか、今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- ルネサスはどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 業績悪化でやばい?潰れるのか?
- ルネサスの株価推移は?
- 今後の株は買い時か?
ルネサスの株価が長期的に低迷しています。
2010年に日立・三菱・NECの半導体部門の統合により誕生した企業ですが、経営悪化で2013年に産業革新機構の傘下に入りました。
その後、従業員を半分にするなど厳しいリストラにより経営危機は乗り切りましたが、相次ぐ海外企業の巨額買収の効果に疑問符がついていることもあり、株価は低迷したままです。
業績も2019年に赤字に転落するなど安定しないですね。
今回は、そんなルネサス株に買うべきなのか?業績悪化でヤバいのか?潰れるのか?分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べてかなり割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、日本株だけじゃなく米国株取引も始めたい…そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
取引手数料0円でお得に米国株を取引をしてはいかがでしょうか?
▼口座開設・維持費無料!▼
5分で申し込み完了!
目次
ルネサスはどんな会社なの?

ルネサスは、自動車エンジンや車体制御用半導体や産業・Iot向け半導体などを製造・販売する国内最大手の半導体メーカーです。
三菱電機と日立製作所の半導体事業が統合した旧ルネサステクノロジと、NECエレクトロニクスが合併して2010年に誕生した企業です。東日本大震災の影響で経営危機におちいりましたが、産業革新機構(現・産業革新投資機構)の金融支援を受けて乗り切ったんですね。
産業革新機構から送り込まれた社長の下、従業員を半分にまで減らすなど、リストラに次ぐリストラを重ねて2014年に発足後初の黒字化。
経営危機を乗り越え、2021年における半導体売上高ランキングで15位、日本国内ではキオクシアに次ぐ2位。特に車載用の半導体では世界シェア3割を握ります。
2016年に米国半導体企業のインターシル社を買収(約3200億円)、2018年に米国半導体企業のIDT社を買収(約7300億円)するなど積極的なM&Aを進めています。
ルネサスの株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年11月18日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。
株価は1300円程度ということで、100株単位だと13万円以上の資金が必要…LINE証券で1株ワンコイン投資するのもありかと思います。
参考記事⏬
LINE証券で1株からの少額投資!
2010年の設立いらい配当は出していないですね。株主還元よりも、企業の成長のために設備投資やM&Aなどの資金を使いたいということなのでしょう。
なお同業の半導体装置メーカーの東京エレクトロンや半導体検査装置を製造するレーザーテックも成長銘柄として人気です。
株は買いか分析していますので、ぜひご覧ください。
ルネサスの配当実績や株主優待は?
ルネサスは、急激な環境の変化に対応し、グローバルな競争に勝ち残るための戦略的な投資機会に資金をあてるため、配当も株主優待も実施していません。
株主還元よりも将来の成長に向けて資金を投資にまわしたいということなのでしょう。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。

次にルネサスの株価推移と業績を見ていきましょう。
無料アプリで株の練習!ゲーム感覚で投資が身に付く

「お金をかけずにまずは株の練習をしてみたい…」
「株に興味があるけど、損は出したくない…」
株式投資を始めたいと思っても、損失が怖くて、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか?
そういう方は、まずは無料アプリで株の練習をしてみるのが良いかも。
「トウシカ」は初心者向けの株取引シュミレーションもできるアプリです。
- 実際のデータで株取引ができる
- つみたてNISAやiDeCoのシュミレーションにも対応
- おすすめ投資法の診断機能あり
過去のデータを活用してゲーム感覚で株取引のシミュレーションができるんですね。テクニカル分析も身につきます。
また、つみたてNISAやiDeCoのシュミレーションにも対応しており、老後を見据えた資産形成を考えている方にはピッタリ。
職業や年齢に合わせて自分に合った投資法を診断してくれるので、何から始めていいかわからない…と思ったらこのアプリで診断してみるのがよさそうです。

参考記事⏬
株アプリ「トウシカ」の評判と口コミは?
ルネサスの株価推移は?株価は急落?

続いてチャートを確認していきましょう。半導体製造で国内最大手のルネサス。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期チャート
以下は過去のチャートです。景気敏感銘柄ということもあり、株価は上昇・下落を繰り返す循環型ですね。

米国半導体企業のIDTを約7300億円での買収を発表した2018年以降、株価が1500円から500円にまで大きく下落しています。
ルネサスは2013年に経営危機におちいり産業革新機構の管理のもと、大規模なリストラが行われました。
その後、従業員の容赦ないリストラにより業績が回復し株価は上昇したものの、シナジー効果に疑問符がつく大規模M&Aで株価が急落…
テクニカル的には500円あたりがサポートラインとなっており、この水準に達すると大きく反発しています。
短期チャート
以下がルネサスの1年チャートです。短期的に株価は横ばい傾向ですね。

新型コロナ収束による景気回復期待で半導体需要が大きく伸びましたが、22年に入って景気後退懸念が高まっており株価も軟調です。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次にルネサスの業績を見ていきます。
ルネサスの業績はヤバい?潰れる?
続いてルネサスの業績を見ていきます。
ルネサスの株価が下落していたのは業績が大幅に落ち込んでたからに他なりません。以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。


2017年以降、減収減益でヤバいかも。特に2019年は赤字転落しています。
また、キャッシュフローについては2017年以降、大きくマイナスになっていることがわかります。

これは
・2016年:米INTERSIL(インターシル)を約3,200億円で買収
・2018年:米IDT(アイディーティー)を7,300億円で買収
・2021年:英DIALOG(ダイアログ)を約6,200億円で買収
などの大規模M&Aが行われたためですね。2013年以降の経営危機で設備投資が抑制されているにもかかわらず、無理な買収に動いているとも指摘されています。
景気回復期待で半導体需要が大きく伸びたため、2021年の売り上げや利益は回復していますが、22年以降もこの傾向が続くのかどうかは要注目ですね。
良くも悪くも積極的な買収を行なっており、今後のルネサスの業績はこのM&Aの成果次第と言えそうです。
なお、ルネサスは半導体企業ということで景気敏感株ですが、通信株や医薬品株は景気動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
ルネサス株は買い時?ヤバい?潰れる?

経営危機から復活しつつある半導体大手のルネサス。米国企業の巨額買収の効果が不明瞭なことで株価が大きく下落。他方、21年以降の景気回復期待もあり短期的に株価は回復しつつあります。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、ルネサス株は長期投資の観点からは様子見と考えています。
理由をたんてきに言えば、
・巨額M&Aの効果が不明瞭
・景気動向に影響を受けやすい半導体銘柄
・株価は長期的に低迷
・無配、無配、無配…
ということですね。
ルネサスはこれまで積極的に海外企業の巨額買収を行なってきましたが、これらの米国企業や英国企業とのばシナジー効果が薄いと見られています。
現に買収を発表するたびに株価が短期的に下落していることからも、巨額買収に対する投資家からの評価も低いと言えます。
三菱、日立、NECの半導体部門が統合して誕生した企業ですが、株価も長期にわたって低迷しています。

巨額買収を繰り返していることもあり、キャッシュフローも安定していないですね。21年は世界的な半導体不足もあり業績は回復していますが、この流れが今後も続くのかは不透明ですね。
景気動向に敏感な半導体銘柄で、株価も循環型ですね。短期的な値幅をとるトレードに向いた銘柄と言えそうです。
ルネサス株に長期投資をするのは、過去に行なった巨額M&Aの効果が十分で出てからで良いかと考えます。
1株から日本株に少額投資
投資資金が少なくて複数の銘柄に投資なんてできない!
このような株初心者の方も多いと思います。特に若い世代のかたは、株式投資に多くの資金を回す余裕はないですよね。
そんな方に自信を持ってオススメできるのがマネックス証券なんです。日本株に1株の少額から取引することができます。
マネックス証券で1株から少額投資
”株式投資してみたいけど、大金を投資するのは不安”
”資金が少ないので複数銘柄に投資できない”
マネックス証券ならトヨタ、三菱商事、NTTなどの優良企業に買付手数料無料で1株の少額から投資できます。
少額から取引できるので”株式投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに株を始めたい”という方に良いかも。
- 1株からの少額投資
- 買付手数料が無料(0円)
- ほとんどの銘柄が1万円で投資可能
- 1株でも貸株で貸株金利をGet
これを機会にマネックス証券に口座開設して、日本株の少額投資を開始してみてはいかがでしょうか?
▼1株から気軽に取引▼
※申込は最短1ページ。
「ルネサスの株価が下落…やばい?」まとめ
今回はルネサスの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
半導体最大手のルネサス。三菱電機、日立製作所、NECの半導体部門の経営統合により誕生した企業ですが、2013年に経営悪化で産業革新機構の傘下となりましたが、未だ経営は安定しないようです。
米国や英国の半導体企業を巨額買収していますが、シナジー効果は低いと見られており、株価も長期的に低迷しています。
21年は世界的な半導体不足もあり、短期的に業績は回復していますが、ルネサス株への投資は、この流れが今後も続くのか、買収した企業との統合効果が出るのかを見極めてからで良いかと思います。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
クレカ投信積立でポイントGet
「資産運用しながらお得にポイントを貯めたい…」
せっかく投資するなら少しでもお得に運用したいですよね。そんな方は、ポイント還元率が業界Topクラスのマネックス証券がお得かも。
貯まったポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換が可能です。
クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!

- ポイント還元率は1.1%
- 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
- 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAの口座が対象
- 上限は月5万円
とかなりお得な内容です。
▼口座開設・維持費無料!▼
※申し込みは最短1ページ。
野村證券の投資情報アプリで無料で情報収集
株式投資で良い成績をえるためには、個別銘柄の情報・分析はもちろん、政治・経済に関するニュースも日々チェックしていくことが不可欠。
”株式投資に興味があるけど株の情報収集って面倒くさい!”自分も含めて、そう思っている方、本当に多いと思います。
そんな方におすすめなのが、野村證券が提供する株アプリです。
自分も使っていますが、無料サービスでも十分な情報を手軽にGetできるんですね。
野村證券の投資情報アプリで手軽に情報収集
アプリで投資に関する情報を手軽にGetするなら、野村證券の投資情報アプリ”FINTOS!”の無料ダウンロードが良いかもです。
機能①:質の高い情報をアプリでGet(無料)
→様々なメディアの投資に関する記事を野村證券が厳選して配信
機能②:気になる銘柄の情報もアプリでGet(無料)
→気になる銘柄をリストに登録して、必要な情報を手軽にチェック
機能③:野村證券のレポート(有料)
→野村證券独自のリサーチレポートをアプリでチェック
※有料プランの無料体験も!
なお、株の勝率を高めるには、株に関する勉強や過去の相場の値動きをもとに取引の練習をするのが効果的です。
おすすめの本やアプリをまとめました。ぜひご覧ください。
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
新型コロナウイルスの拡大によって日本経済に大きな打撃が走っています。外出自粛やインバウンド消失など、この状況下でおすすめの銘柄についてまとめました

株初心者でも安心して投資できる業績鉄板の日本株銘柄をまとめました。新型コロナ拡大でも業績に期待できる銘柄です。是非ご覧ください。

好業績、高配当銘柄の代表格である商社株の特徴をまとめました。景気敏感株で配当が安定しないという印象でしたが、安定配当を志向している会社が多く長期投資に向いているといえますね。

こちらも、業績が安定していて高配当の銘柄の代表格である銀行株の特徴をまとめました。マイナス金利の影響で経営環境は厳しいものがありますが、株価の見通しはどのようなものでしょうか?

アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、コカ・コーラ、マクドナルドなど米国には高い成長を続けるグローバル企業が多いです。米国株への投資を考えている方に向けて、買い方をまとめました。

ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢。投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!