エー・ディー・ワークス（2982）の株価ってなぜ安いんですかね？50円だった時代もあるようですが…
2020年に上場廃止して持ち株会社に移行したんですね。株価の推移や特徴について知りたいです。
ADワークスのチャート、配当の実績や株主優待、今後の予想について、興味を持たれている方に向けて記事を書いています。
- エー・ディー・ワークス（2982）はどんな会社？
- ADワークスの株価の状況は？
- ADワークスの配当実績や株主優待は？
- 株価の推移（チャート）や業績推移は？
- 株価が低迷傾向のADワークス。株は買い時は？
エー・ディー・ワークスは、不動産再生事業グループで、個人富裕層を対象に収益不動産販売、ストック型ビジネス（不動産マネジメント、不動産有効活用コンサル、不動産鑑定）を行っています。
2020年３月に上場廃止し持ち株会社に移行していますが、移行前は東証一部に上場するため株主数を増やす必要があることから、株式分割などを行い株価が50円以下になるなど低迷していました。
持ち株会社移行後の株価や業績は堅調なのか？
今回は、このADワークスについて株価と業績を分析していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて書きました。
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目次
エー・ディー・ワークス（2982）はどんな会社？
エー・ディー・ワークス（ADワークス）は1886年に染色業の創業を発祥とし、1936年に法人化し「株式会社青木染工場」として設立。
その後、1976年には宅地建物取引業者の免許を取得して、不動産取引業を開始。
不動産の売買や不動産の鑑定評価を行う業務を提供するなど、個人投資家・富裕層向けの不動産を軸としたサービスを行っています。
このADは広告という意味ではなく、青木染工場（AokiDying Works)の略で、企業としては100年以上の歴史があるとのこと。
そんなADワークスの、現在の社員数は単体で42名、連結で193人です。
株価の状況や株価推移はどうなのか、見ていきます。
エー・ディーワークス（2982）の株価の状況は？
では早速ですがADワークスの株価データを見て行きましょう（2022年１月24日現在）。
2020年3月31日にADワークス（3250）を上場廃止して、ADワークスグループ（2982)として持ち株会社に移行しました。
株価は137円とかなり割安水準ですね。不動産業は高い成長が見込めないセクターということで、株価は加熱しづらいということでしょう。
エー・ディーワークスの配当実績は？
ADワークスグループは再上場以降、2020年12月に配当実績があります。
2021年は未定ですが、３.5円にまで増配する見込みです。まあ、今後の業績次第ですかね。
なお、日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。
エー・ディー・ワークスの株主優待は？
エー・ディー・ワークスの株主優待は、プレミアム会員として「プレミアム優待倶楽部」の優待ポイント（2,000円相当～）がもらえます。
100株ではなく、1000株以上保有する必要があります。
会員には、保有株式数に応じて優待ポイントが進呈されます。
優待ポイントは1ポイント1円相当とし、専用Webサイトにて、様々な商品(全国の名産品、旅館の宿泊、ゴルフ用品等2,000種類以上)と交換が可能です。
〜優待ポイント〜
[株式保有株式数] [進呈ポイント(半期分)]
1,000株〜2,999株 2,000ポイント
3,000株〜4,999株 9,000ポイント
5,000株〜6,999株 20,000ポイント
7,000株〜 25,000ポイント
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本３選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。
エー・ディーワークスの株価の推移（チャート）は？
続いてチャートを確認していきましょう。上場されたのが2020年なので過去2年のチャートを見ていきます。
週足を見てみるとADワークスグループの株価は再上場とコロナ非常事態宣言が重なり、株価が乱高下。
130円台を付けた後、6月に200円を超えた後、その後は135円から160円の範囲で推移しています。
このように株は短期的に大きく下落するのでリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は１株からの少額投資はどうでしょうか？
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
エー・ディー・ワークスの業績推移は？
過去１年の売上高、営業利益、純利益のは以下のとおり。
個人向けの不動産事業は、それほどコロナ拡大の影響をそれほど受けないこともあり、21年は増収増益を予想しています。
なお、不動産株は業績の底堅い銘柄ですが、通信株や医薬品株は景気の動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
エー・ディー・ワークスの株はなぜ安い？
増収増益を予定していて、コロナ拡大も業績的には堅調ですかね。
もともとエー・ディー・ワークスは2020年4月1日付で持株会社「（株）ADワークスグループ」に移行。
移行前の株価は50円程度と5000円あれば100株保有することができたんですよね。
これはかなり複雑な経緯があるので細かい説明は割愛しますが、株式分割４〜５回繰り返し、増資なども行った結果、株が安くなったんですよね。
どうも株主を増やして東証一部上場を図るのが目的だった模様で、狙いどおり、持ち株会社に移行して東証一部に上場しています。
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「エー・ディーワークスの株価」まとめ
今回は、エー・ディー・ワークスの株価はなぜ安いのかということで、最近の業績や株価推移、株主優待、配当実績などを見てきました。
持ち株会社に移行する前、東証一部に上場するため株主数を増やす必要があり、株式分割や増資で株価が50円程度とかなり安い水準となりました。
持ち株会社に移行しても160円なので低位株には変わりないですね。
個人向け、特に富裕層向けの不動産売買はコロナの影響を受けず堅調。株価上昇で富裕層の資産も増加していることもあり、エー・ディー・ワークスの業績も今後期待できると考えます。
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