米国以外の世界中の株式に連動するETF VXUSの株価推移や配当実績、構成銘柄などについて知りたいです。
他にも株価指数ETFはありますが、これらに比べてVXUSに投資するメリットは何でしょうか?
今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- VXUS:株価の基本データと特徴は?
- VXUSの構成銘柄とセクター比率は?
- コロナショックのVXUSへの影響は!
- VXUSの配当実績は?
米国外インターナショナル株ETF VXUSについて特徴や株価の推移などを分析していきます。
米国以外の地域の株式を保有したい、又は米国以外の株式の比率を高めたい方にはうってつけのETFです。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に1500万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
VXUSの株価と特徴とは?
VXUSは、米国を除く先進国株式市場および新興国株式市場への投資可能銘柄98%で構成される、FTSE Global All Cap ex US Indexに連動するETFです。
基本データは以下のとおり(24年3月現在)。
銘柄数 | 8,500程度 |
株価(52週レンジ) | 50.95 〜 60.51ドル |
分配金利回り | 3.29% |
経費率 | 0.08% |
設定日 | 2011年1月28日 |
運用会社 | Vanguard |
銘柄数は8000を超えていて、手軽に世界中に分散投資できる点で使い勝手の良いETFといえますね。
米国株式市場全体に連動するETFといえば、同じバンガード社から販売されているVTIの人気が高いですが、VTIとVXUSの2本で世界中の株式にまるっと投資できることになります。
もちろん世界中の株式に連動するETFに、同じバンガード社から販売されているVTという商品があるので、世界株式市場にまるっと投資をしたいといった場合は、このVTで問題ありません。
ただVTは企業の時価総額によって米国株の割合が決まってくるので、投資家自身で米国株式市場の比率を増やしたい(又は減らしたい)といったときにVXUSは重宝しますね。
なお、経費率は0.07%となっていて、他の米国ETFと比較しても割安感があります。100万円運用して、年間700円の経費で済みますので、経費を気にせず長期保有できます。
VXUSの構成銘柄とセクター比率は?
VXUSの構成銘柄TOP10
構成銘柄上位10社(2024年3月29日現在)は以下の表のとおりです。
日本でも知名度の高い超大企業が並んでいます。
組み入れ割合1位の台湾セミコンダクター(TSMC)は、世界最大級の半導体製造メーカーです。顧客からの依頼を受けて半導体を製造するのみで、自らのブランドで半導体を設計・製造・販売しない点が特色となってますね。
Appleが、インテルのCPUから自社開発したCPUをMac BookやiMacに利用することとなりましたが、そのCPUを製造しているのがTSMCです。
組み入れ比率3位のテンセントは、中国の企業でSNSやゲーム事業を手掛けている大手IT企業です。
その他、欧州のネスレやロシュ、英国のシェル、日本のトヨタなど米国以外の国を代表する企業が上位を占めていることがわかります。
VXUSの国別比率
続いて国別比率Top10を見ていきましょう。
日本が15%、英国が10%、中国が8%と続き、アジア、欧州の主要先進国をほぼすべて網羅しています。
2021年初頭は中国が2位でしたが、中国企業の株価下落により比率は落ちています。
存在感の低下が指摘されている日本企業の比率が高いという点については、投資家のスタンスによって好き嫌いが別れそうですね。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
VXUSの株価の推移(パフォーマンス実績)は?
直近10年の株価推移を示したのが以下のチャートとなります。
赤:VXUS 青:S&P500
過去10年でみるとVXUSはほとんど株価が上昇していないことがわかります。
リーマンショック後の10年は米国市場が好調だったこともあり、S&P500と比較すると大きな差がついてしまっていますね。
コロナショック時のパフォーマンス
コロナショック前後のパフォーマンスを見るために、直近2年のチャートを見ていきましょう。
赤:VXUS 青:S&P500
VXUSもコロナショックで大きく株価が下落していることがわかります。
ただコロナショック後のパフォーマンスはS&P500と大きな差はないですね。米国市場だけではなく、世界中の株式市場が買われているということでしょう。
VXUSのリターン
分配金も含めたトータルリターン(2024年2月29日現在)は以下のとおりです。
22年以降は、世界的な株式市場の調整局面ということもあり、短期的にリターンはマイナスになっていましたが、23年以降は株価は回復しています。
過去10年の年率リターンはプラス4.5%程度。米国株の10%と比較すると過去のパフォーマンスは劣っています。
VXUSのこれまでの配当実績は?
VXUSの過去の配当実績を見てみます。
分配金はよく言えば安定しているし、悪く言えば横ばいですね。分配金利回りは2%程度となっているのでS&P500より少し良いぐらいです。
「VXUSの株価と特徴とは?」まとめ
今回は、米国を除く国の株式市場にまるっと投資できるETF VXUSの特徴、株価の推移、分配金実績などについて見てきました。
VXUSとVTIの2つのETFを買うと、世界中の株式全体に投資できます。
もちろん世界中の株式で構成されるVT1銘柄でも良いですが、米国市場の比率を調整したい場合にはVXUSが役に立ちますね。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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