ビヨンドミート(BYND)が2019年5月のIPO以来、株価が大幅上昇していたものの急落しています…
米国のセレブに人気みたいですけど、ビヨンドミートってどんな会社なんですか。将来性や今後の株は買いかについて知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- IPOから1カ月で株価7倍!?ビヨンドミートとは?
- ビヨンドミートの主原料やカロリーは?
- ビヨンドミートの決算の結果は?
- ビヨンドミート(BYND)の株価の推移は?
- ビヨンドミートの株は買い?
2019年5月にIPOをしたビヨンドミートの株価に関して以下のようなツイートをしました。
ビルゲーツが出資して話題のビヨンドミート。豆などの植物を利用した”ビヨンドバーガー”は、本物の肉と見た目も味も変わらないと米国でバカ売れしています。
5/1のIPO25ドル⇒222ドルと、わずか3カ月足らずで10倍を伺う急騰。食糧問題は今後注目のテーマですから、長期的にも面白い銘柄といえそう。— かいまる (@leverage_toushi) 2019年7月25日
ビルゲーツが出資して話題のビヨンドミート。豆などの植物を利用した”ビヨンドバーガー”は、本物の肉と見た目も味も変わらないと米国でバカ売れしています。
5/1のIPO25ドル⇒222ドルと、わずか3カ月足らずで10倍を伺う急騰。食糧問題は今後注目のテーマですから、長期的にも面白い銘柄といえそう。
上記を深掘りします。人気先行のビヨンドミート。IPOを実施した2019年の業績は好調で株価が急騰しましたが、経営者が保有する株の大量売却が発表され株価が急落しました。
マクドナルドなどのファストフードチェーンで、ビヨンドミートを利用した商品が販売されるなど、代替肉としての人気や知名度が高まっています。
今回は、人気の小型成長銘柄ビヨンドミートの今後の将来性、株は買いかについて見ていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており、日本株や米国株を中心に1,500万円以上の資産運用を行っています。今回は、この経験を踏まえ記事を書いています。
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目次
IPOから1カ月で株価7倍!?ビヨンドミートとは?
ビヨンドミート(BYND)は、ビーガン(菜食主義者)向けに植物性の肉やソーセージを製造する米国カリフォルニア州に本社がある会社です。
この会社の出資者の中には、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツや俳優のレオナルド・ディカプリオ氏もいるんですよね。
豆や油などの植物由来の食品を主原料とした商品を販売していますが、見た目だけでなく味も、本物の肉とほとんど変わらないと米国でバカ売れしています。
ハンバーグ用のパティとして販売されている”ビヨンドバーガー”の写真を見ても、見た目は普通のひき肉と変わらないですね。これを普通の肉と同じように調理して食べます。
このようなパティのほかに、ソーセージやミートボール、植物性の鶏肉や牛肉などの生産も行っており、製品ラインナップはかなり豊富です。
宗教的な理由や動物愛護の観点から肉を食べたくないけれども、肉の味は楽しみたい…。そういう需要に応える商品ということですね。
気になる主原料やカロリーは…
植物由来の原料を使用しているということで、原材料が気になるところだと思います。ビヨンドミートのホームページによると、
- 水
- 豆由来のたんぱく質
- キャノーラ油
- ココナッツオイル
となっています。
このほかに、2%以下の添加物として、竹セルロース、マルトデキストリン、柑橘類のエキス、酵母エキス、酢酸、メチルセルロース、ジャガイモでんぷん、塩、アスコルビン酸などが含まれているとのこと。
肉の味にするために、かなり添加物を使用しているということですね。
パティ113g当たりのカロリーは270キロカロリー。普通の豚ロース100グラム当たりのカロリーは260キロカロリー程度なので、カロリー的にはあまり変わらないです。
購入者の90%はビーガンではなくヘルシー指向の消費者とのこと。ただ、カロリーや添加物を考えるとあまりヘルシーとはいえないような…気もします。
ビヨンドミートのIPO直後の株価は?
ここではビヨンドミートのIPO直後の株価を見ていきます。
2019年6月にIPO後初めての決算発表を行ったビヨンドミート、投資家の予想を上回る好決算で株価は急騰しました。
2019年1Q(1~3月)決算
以下がポイントをまとめたものですが、
2019 | 2018 | |
---|---|---|
売上高 | 40,206 | 12,776 |
売上総利益 | 10,771 | 2,057 |
純損益 | -6,649 | -5,696 |
単位:千ドル
売上高が昨年度に比べて3倍になっています。前年同期比215%増の4,020万ドルに急増していますね。
ただ、研究開発や設備投資に費用がかかっているので、純損益が660万ドルの赤字となり前年同期の570万ドルの赤字から赤字幅を拡大しています。費用の回収はこれからですね。
なお、2019年12月期の売上高見通しは、前年比140%増の2億1,000万ドルとしており、アナリスト予想を500万ドル上回っています。
2019年1Q決算を受けて株価急騰
ビヨンドミートは5月1日に上場したばかり。IPO価格25ドルから初値で46ドルを付け、翌日の取引を163%高の65.75ドルで終えました。
ビヨンド・ミートはIPOを行った5月1日に、63万株を売却して市場から2億4100万ドルを集めました。
参考記事:米ビヨンド・ミート、取引初日に時価総額38億ドル(Bloomberg)
さらに2019年1Q決算が赤字拡大にもかかわらず売上高見通しが予想を上回ったことを好感して、ビヨンドミート株は6月7日と週末を挟んだ10日の2営業日で約70%上昇。
10日の取引では一時186ドル台まで上値を伸ばし、株式公開から1ヵ月余りで7倍以上の爆上げ!
自分はやらないですが、成長期待のベンチャーに投資して短期的な急騰を期待する。これがIPO投資の魅力といえますね。
ビヨンドミート(BYND)の株価の推移は?
米国で注目を集めるビヨンドミートですが、株価データ(2023年2月3日現在)を簡単にまとめました。
以下が株価チャートです。2019年5月2日のIPO以降、株価は乱高下していますね。
ビヨンドミートは5月1日に上場して、IPO価格25ドルから初値で46ドルを付け、翌日の取引を163%高の65.75ドルで終えました。
2019年7月26日には株価が222.86ドルに到達。わずか3カ月足らずで10倍近くに株価上昇!2019年8月ごろまでは株価は急騰していましたが、2019年2Q決算発表の際に株を大量売却することが発表され株価が急落しました。
その後株価は60〜120ドルのレンジで推移していましたが、好調な2020年1〜3月期の決算を受けて株価が150ドル近くにまで上昇しています。
短期的には株価は下落
22年以降は、売上高が減少傾向ということもあり、株価は急落しています。
気候変動や食糧難対策の旗手として脚光を浴びたものの、インフレ下で割高な植物肉への支持を広げるのに苦戦。
9月に男性の鼻にかみついて逮捕されたダグ・ラムジー最高執行責任者(COO)が会社を辞めたことも、株価下落の要因となっています。
ビヨンドミートの業績推移は?
20年、21年通期では営業利益赤字
過去5年の業績の推移をみていきましょう。
2019年に営業利益黒字化を達成しましたが、2020年12月期は再度赤字に転落しており、その後も業績は冴えないですね。
ただ売上高が2020年はプラス36%と大きく伸びており今後に期待が持てる内容です。
22年〜業績も赤字幅拡大
ビヨンドミートの22年業績も赤字続きです。
需要が伸び悩むなかで競争が激しくなり、業績不振に陥っています。
気候変動や食糧難対策の旗手として脚光を浴びたものの、インフレ下で割高な植物肉への支持を広げるのに苦戦しています。
23年以降の業績回復はあるか、要注目です。
ビヨンドミートの配当実績は?
ビヨンドミートは成長銘柄であり、2019年にIPOしたばかりのベンチャー企業であることから、今のところ無配となっています。
まあ、配当を期待して投資をする銘柄ではないということでしょう。
ただ米国株の魅力は、高配当や連続増配銘柄が多いことですね。配当利回り7%超えの銘柄や60年以上連続増配しているなど素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
ビヨンドミートの株は買いか?
グロース銘柄ということで短期的に株価は急騰。しかしビヨンドミートは長期的にも成長が期待できることもあり、自分もこの銘柄への投資を前向きに考えています。
理由としては、
- ビヨンドミートは成長株として期待大
- 食料問題は今後注目されるテーマ
- 代替肉ブームの到来
ということですね。クイックに解説します。
理由①:ビヨンドミートは成長株として期待大
ビヨンドミートが、これほど注目を集めているのは、代替肉である”ビヨンドバーガー”などの商品を商業ベースに乗せたこと。
既にホールフーズなどの高級スーパーチェーンで、通常のミンチ肉と同じ棚に陳列されています。ある意味、代替肉が本物の肉と同等の扱いを受けていることを意味します。
米国では、バーガーキングが既にビヨンドミートの製品を使用したバーガーの提供を始めており、またダンキンドーナツも朝食用のソーセージにビヨンドミートの製品を使用した商品の提供。
さらに外食業界のガリバーであるマクドナルドもビヨンドミートを活用した新商品をカナダでテスト販売するなど、大手チェーンの取り扱いが拡大しています。
参考記事:マクドナルド、カナダで人工肉バーガーの試験販売拡大(日経新聞)
このように、大手スーパーやレストランチェーンも続々とビヨンドミートの商品の販売や使用を行っていることを考えれば、今後の業績成長はかなり期待できるといえます。
理由②:食料問題は今後注目されるテーマ
ビヨンドミートは、長期的にみても成長が期待できる銘柄ですね。
というのは、途上国を中心とした人口増加によって、2055年には世界の人口は100億人を突破すると予想されるため食料問題は今後注目される分野であることは間違いないからです。
特に途上国の経済発展によって食肉需要は爆発的に増えますからね。牛肉1㎏を生産するのにエサとなる穀物が10㎏必要と言われていますから、今後、食肉の供給がひっ迫することも十分に考えられます。
既に多くの会社が、代替肉の市場に参入してきているのは、食肉需要のひっ迫を見越しているからで、これから益々市場の拡大が見込める分野といえそうです。
理由③:代替肉ブーム到来
マクドナルドやバーガーキング、スターバックスなどが代替肉を使ったメニューを始めるなど、現状は話題先行していて、ちょっとしたブームになっています。
購入者の90%はビーガン(菜食主義者)ではなく、ヘルシー志向の消費者とのこと。
添加物やカロリーを考えるとそれほど健康に良い製品とも思えないので、一時的なブームに終わる可能性も。
ただ、先進国中心にヘルシー志向は高まっているのでビヨンドミートの勢いはしばらく続きそうです。
ビーガンをターゲットにするだけでは市場は拡大しないので、植物由来の”肉”は健康に良いというイメージを如何に消費者に浸透させるかがカギですね。
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今後高い成長が見込めるビヨンドミート。
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「ビヨンドミートの株価」まとめ
今回は、ビヨンドミートの株価推移ということで、ビヨンドミートの特徴、株価の推移、株は買いかについて述べてきまいた。
株価は、5月1日のIPOから3カ月足らずで10倍になるくらい急騰。大手スーパーやレストランチェーンも取り扱いを始めるなど、業績も急拡大しています。
さらに今回のコロナ拡大で外食事業の成長が鈍化する中、スーパーなどの小売事業が伸びていて、今後の業績に期待がもてますね。
短期的な成長株としてではなく、人口の急増を背景にした食糧不足の問題が今後注目されるテーマということを考えれば、長期的にも業績拡大を期待できる銘柄といえそうです。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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