アメリカ株のマクドナルド(MCD)への投資を考えています。マクドナルドの株価の見通しを知りたいです。業績は回復しているようですが…。
配当の推移はどんな感じですか?MCDの株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- コロナショックでマクドナルド(MCD)の株価下落!
- マクドナルド(MCD)って何の会社?
- アメリカ株のマクドナルドの株価の推移(チャート)と特徴は?
- マクドナルドの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しており、アメリカ株のマクドナルドも主力銘柄として保有中です。
世界中でファストフードチェーンを展開するマクドナルド(MCD)。押しも押されぬ世界的な外食チェーンで、世界119か国38000店舗の規模を誇ります。
店舗の運営や商品については全てマニュアル化されているので、世界中どの店舗でも、同じクオリティーのハンバーガーを食べることができます。
これって、途上国に行った時とかに結構安心なんですよね。
そんなマクドナルドも、新型コロナウイルス拡大による外出制限等で、欧州を中心に店舗の閉鎖や営業の縮小などもあり売り上げが激減。
2021年以降、売り上げは回復しているのかどうか?
そんなアメリカ株のマクドナルド(MCD)ですが、コロナを受けた業績の状況や今後の株価の見込みなどについて銘柄分析してみました。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
アメリカ株のマクドナルド(MCD)ってどんな会社?
マクドナルド(MCD)は米国に本社を置くファストフードチェーンで、世界約120か国に4万店近い店舗を展開して、年間の売上高は2兆円を超え。
60%以上が海外の売り上げです。ファストフードチェーンでは世界シェアが約20%とダントツの1位となっています。
マクドナルドは、世界中のフランチャイズ加盟店に商品や経営ノウハウなどのマニュアルを提供しています。これらのノウハウ等を提供することで、加盟店の売上からロイヤリティ収入を得ています。
実は4万店近い店舗のうち、マクドナルド本社の直営店は3千店舗程度しかないんですよね。
日本にある店舗は日本マクドナルドという会社が運営していて、米国本社のフランチャイズなんですね。莫大なロイヤリティを毎年支払っているということになります。
店舗経営に関するリスクをフランチャイズ加盟店に負わせた上で、ロイヤリティで安定した利益を上げる。これがマクドナルドが大きく成長を遂げたヒミツであり、安定のビジネスモデルとなっています。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
マクドナルド(MCD)の株価の状況は?
では早速ですが、マクドナルドの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
マクドナルドの株価データ(2024年2月15日現在)を簡単にまとめました。
マクドナルドは、不況時でも業績の落ちないディフェンシブ銘柄の代表銘柄ですが、株価の指標的には、それほど魅力的とは感じないですね。
コロナショックで株価が下落しているにもかかわらず、配当利回りが2%程度と、それほど高くありません。
自社株買いも並行して行っているんですけど、マクドナルド株のホルダーとしてはもう少し配当が欲しいところです。
ちなみに、マクドナルドは米国の一般消費財セクターの代表銘柄ですが、他にもナイキやスターバックスの株価も好調です。
マクドナルドの株価の推移(チャート)は?
次にマクドナルドの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:MCD 水色:S&P500
マクドナルドは10年間で株価は約3倍となっていてS&P500と比較するとほぼ同じパフォーマンスですね。ただ、配当利回りが高いことを考えるとと、全体的なリターンはマクドナルドの方が良いと思います。
株価は綺麗な右肩上がりですね。売り上げは大きく伸びていないものの利益率が上昇していて、から投資家からの人気が高いことが伺えます。
コロナショックの際には多く下落しましたが、2022年末には、金融引き締めで多くの銘柄の株価が下落する中、マクドナルドの株価は270ドルと過去最高値を更新しています。
なお、株式投資で勝率を高めるためには、しっかりとした投資理論を身に着けることから。以下の記事では、初心者向けのものから古典まで、おすすめの米国株投資本を紹介しています。
マクドナルドの売上高や利益は?
次にマクドナルドの業績をみていきます。
マクドナルドの業績推移
以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
直近の2020年業績は、世界的な新型コロナ拡大による外出制限などの影響で、減収減益と苦しかったですね。営業利益率も低下しました。
一方、コロナ収束がある程度収束して人の動きが戻った2021年の業績は大きく回復しています。デリバリーやドライブスルーの利用者が増えたことも好材料でした。
売上高は2013年の281億ドルをピークに減収が続いていますが、これは経営改革の一環で店舗のフランチャイズ化を進めているため。
利益率の高いフランチャイズ収入が増えていることもあり、営業利益率が2014年以降に年々上昇していて最近では40%を超える水準です。
外食産業は参入障壁が低いことから、価格競争になりやすく利益率は低くなりがちですが、マクドナルドは徹底的な店舗運営のマニュアル化とフランチャイズ化によって、これだけの高収益を叩き出しているということですね。
マクドナルドは、外食産業ということもあり高い成長を期待することはできませんが、世界的には人口が増えていくことは確実であり、新規出店によって継続的に売り上げの成長が見込めます。
新型コロナの拡大時には減収減益
新型コロナ拡大がマクドナルドの業績に与えた影響は非常に大きいですね。
2020年1〜3月期決算は減収減益となっていて、新型コロナ拡大による店舗閉鎖や時短営業を余儀なくされた結果です。
- 売上高:47.1億ドル(前年同期比6.2%減)
- 純利益:11.1億ドル(同16.7%減)
世界の既存店売上高は3.4%減り、3月単月では22%減。フランスやイタリア、スペイン、英国などでほぼ全ての店舗を閉めていることが大きく影響しましたね。
米国の売り上げは、ショッピングモール内店舗などを除く全ての店舗が営業を継続していて、ドライブスルーなどのテイクアウト需要があったものの、3月の既存店売上は13%程度の下落しました。
参考記事:マクドナルドが下落 3月後半から販売が急激に落ち込む(日経新聞)
2023年7〜9月決算は市場予想上回る
7-9月(第3四半期)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。値上げやマーケティング戦略が奏功しました。
清涼飲料水のコカ・コーラやコーヒーチェーンのスターバックスもインフレによる値上げで業績が回復してきていますね。インフレでも外食系の企業業績は堅調です。
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マクドナルドの配当金の推移は?
次にマクドナルドの配当実績をみていきましょう。以下が過去10年間の実績となっていて、綺麗な右肩上がりです。
配当金は10年で2倍以上に上昇。配当金の状況をまとめると、
・連続増配:48年
・5年平均増配率:8.26%
となっています。順調に配当金を伸ばしていて連続増配もついに40年を超えています。増配率も7%を超えており、利回りが若干もの足りないものの、配当パフォーマンスは文句なしです。
配当性向は60%を超えており、さすがに厳しいかもですが、マクドナルドは高い営業利益率を誇っていることを考えると、それほど問題はないと思います。
なお、連続増配銘柄として有名なマクドナルドですが、米国株にはこの他に多くの高配当でしかも連続増配を続けている企業があります。中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
マクドナルドの株価の予想は?
マクドナルドの株価は、コロナ収束による業績回復で長期的にかなり期待できると考えます。
2021年4〜6月の業績が絶好調で既にパンデミック前の売り上げを抜いています。店舗での飲食禁止や営業時間を短縮しているところもあることを考えると、安定の強さといえるでしょう。
今後、コロナ収束で、外出制限などのなくなりマクドナルドの店舗にも人が戻ってきていて、業績の更に成長しています。
マクドナルドの株価は、2021年12月に過去最高値を更新するなど業績回復をかなり折り込んでますが、長期的には世界の人口増加とともに売り上げが成長することは確実。
2022年以降、インフレが進み原材料高や賃金の上昇で苦しい状況が続いていますが、商品の値上げが浸透していて売り上げは増加しています。
長期目線では期待の高い銘柄なのは間違い無いので、株価が一旦低迷したタイミングで、マクドナルド株の買いを検討しても良いと思います。
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マクドナルドの株は買いか?まとめ
今回は、マクドナルド(MCD)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。
鉄壁のビジネスモデルで高い利益率を誇るマクドナルド。しかし、新型コロナウイルス拡大による外出制限等で、欧州を中心に店舗の多くが閉鎖又は営業を縮小しているため、1〜3月の業績が大きく落ち込んでいます。
新型コロナの影響はしばらく続くことを考えると、短期的には株価が低迷する可能性は高いと考えます。しかし、世界の人口増加により売り上げの成長が見込めることから長期的には業績回復は間違いないと思います。
新型コロナにより不人気に放置されている時こそ、マクドナルド株の買いを検討しても良いのではと考えます。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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