ラッセル2000指数連動ETF IWMの株価やチャートの特徴について知りたいです。
他にもS&P500に連動するETFや高配当ETFなどがありますが、これらに比べてIWMに投資するメリットは何でしょうか?配当実績についても知りたいです。
今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- IWM:株価の基本データと特徴は?
- IWMの発行元構成比と投資適格度別比率は?
- IWMのチャートとリターンは?コロナからも完全回復!
- IWMの配当実績と増配率は?
ラッセル2000指数連動ETF IWMについて特徴や株価の推移などを分析していきます。高い成長が期待できる小型株で構成されているETF。
期待どおりのパフォーマンスを示しているのかどうか?必見の内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、米国株や米国ETFを中心に2000万円以上の資産を運用しています。これらの経験を踏まえて記事を書きました。
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目次
ラッセル2000ETF IWMとは?
IWM(iシェアーズ ラッセル2000ETF)は、米国の小型株で構成される株価指数であるラッセル2000に連動するETFです。
このラッセル2000という指数、S&P500やダウに比べると馴染みが薄いかもですが、簡単な解説を掲載しておくと、
米コンサルタント会社のラッセルインベストメント社が1984年に開発した米国の代表的な小型株指数。
ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数です。米国の小型株ファンドのほとんどがベンチマークとして採用しています。1986年12月31日を基準値(135.00)として算出されており、小型株指数としての継続性を重視して年1回銘柄入れ替えを実施しています。米国の機関投資家が扱う銘柄数が約3000銘柄といわれており、これを根拠に時価総額の上位3000銘柄をピックアップして指数化したラッセル3000という指数をベースに作成されました。このほか、時価総額の上位1000銘柄を指数化したラッセル1000という指数もあります。
となります。
米国の小型株を扱うファンドのほとんどがベンチマークとして採用している株価指数なんですね。
基本データ
そんなラッセル2000に連動するIWM、基本データ(2023年11月現在)は以下のとおりです。
銘柄数 | 2006 |
株価(52週) | 161.67〜199.26ドル |
分配金利回り | 1.65% |
経費率 | 0.19% |
設定日 | 2000年5月22日 |
運用会社 | ブラックロック社 |
経費率は0.19%となっていて、小型株で構成されることもありS&P500のETFのVOOが0.03%と比較すると割高感があります。
IWMは小型株のラッセル2000のETFですので、値動きが軽く、景気上昇局面では大型株以上のパフォーマンスが期待できます。
なお、IWMは小型株で構成されるETFですが、米国の上場企業のほぼ全てで構成されるVTIや大型株500社で構成されるVOOも定番ETFとなっています。
特徴や魅力についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
ラッセル2000に投資するメリットは?
ラッセル2000は小型株で構成される株価指数です。
時価総額の小さい小型株は、市場での注目が低いことから割安に放置されやすい反面、値動きが軽く、今後の成長が期待できる株として収益が得られやすいと言われています。
もちろん、大型株と比較して小型株は業績が安定しづらい、倒産リスクが高いというデメリットがあります。
なので小型株に連動するIWMは、リスクが高い一方、大型株で構成されるS&P500を超えるリターンを得られる可能性があるということです。
IWMの構成銘柄とセクター比率は?
IWMの構成銘柄
IWMの構成銘柄上位10社(2023年11月13日現在)は以下の表のとおりです。
やはりほとんど聞いたことない企業ばかりですね。22年に入って資源価格が高騰していることもあり、トップ10はエネルギーセクターの会社が5社を占めています。
最大保有でも0.6%以下という多銘柄少量の、保有銘柄の構造になっています。
小型株は、どうしても業績悪化リスクや倒産するリスクが高いですが、これだけしっかり分散されていれば、これらのリスクはほとんどないと言って良いでしょう。
IWMのセクター比率
続いて投資先セクター比率です。
ヘルスケア、資本財・サービス、金融、一般消費財・サービス、情報技術などを中心に、幅広い業種の中小型株に分散投資しています。
参考URL:ブラックロック社公式HP
IWMの株価の推移(パフォーマンス実績)
直近10年のトータルリターンの推移を示したのが以下のチャートとなります。
赤:IWM 水色:S&P500
S&P500ETFのVOO以上に、IWMの値動きが荒いですね。
IWMの10年間パフォーマンスはS&P500に及ばないものの、10年で2倍以上になるほどの高成長です。
成長性の高い小型株ですから、S&P500を超えるリターンを長期的に狙える反面、損失も大きくなる傾向にある言えるでしょう。
なお、S&P500ETF VOOついては以下の記事にまとめています。米国の大型株に連動するETFの魅力に迫っていますのでぜひご覧ください。
コロナショック時のIWMのパフォーマンスは?
2020年3月のコロナショックの影響がどうだったのか、直近2年のチャートをもう少し詳細に見ていきましょう。
緑:IWM 青:VOO
※https://etfreplay.com/より
やはり大型株で構成されているVOOに比べて、小型株のIWMはコロナショックの際に大きく下落しているのが分かります。
2021年に入ってVOOと株価は同じ水準となりましたが、株価の回復も遅いということが言えると思います。
やはり、社会不安や経済ショックなどがあると小型株は真っ先に売られやすく、しばらくは資金が戻ってこないという特徴があるということは覚えておいた方が良いでしょう。
IWMのこれまでの配当実績は?
IWMの過去の配当実績を見てみます。
総じて、分配金は上昇傾向ですね。ただ、小型株ということもあり、分配金利回りは1%未満ということもありインカムを期待して投資するタイプのETFですね。
成長率の高い小型株は、配当などの株主還元に資金をまわすよりは、内部留保にして収益案件に投資にまわす傾向が強いです。
ちなみに米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けるのも投資の醍醐味ですね。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
「ラッセル2000指数連動ETF IWM」のまとめ
今回は、ラッセル2000に連動するETF IWMの特徴、株価の推移、分配金実績などについて見てきました。
米国の小型株を日本の個人が買うのは簡単ではありません。
ですが、すでに成熟した企業がほとんどであるS&P500やダウなどに比べると、より成長性がある企業が含まれており投資妙味は大きいです。
VOOなどのS&P500を上回るリターンを期待できるETFとして、自分はQQQの以外にこのIWMもあるかなと考えています。
長期的に保有をするという前提であれば、IWMをポートフォリオに加えることでS&P500を上回るリターンを期待できると思います。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
S&P500や米国株にレバレッジ取引
株価指数、外国株、金、原油…などなど。いろんな商品に気軽に投資ができるCFD。最大の魅力はFXのようにレバレッジをかけて取引できること。
特に株価指数CFDはレバレッジをかけたインデックス投資なので、長期的に高いリターンが期待できます。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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