味の素(2802)の株価の推移(チャート)や特徴について知りたいです。味の素の株価が下落しているようですがなぜ低迷しているのですか?
将来性はあると思うのですが…。短期的には上昇していますよね。味の素の配当の実績や株主優待、今後の予想についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 味の素の株価は低迷?|味の素(2802)の株価の状況は?
- 味の素の配当と株主優待は?
- 味の素の株価の推移(チャート)は?将来性はあるのか?
- 味の素の株価下落のなぜ?今後の株価の予想は?
味の素の株価が低迷しています。新型コロナ拡大による巣ごもり需要で短期的に株価は除す方しているものの、2016年2月ピークに50%近く下落。
国内食品事業が競争激化により不振を極めているのが主な要因。日本の少子高齢化という構造的な問題もあります。
他方、調味料”味の素”ブランドは健在で海外事業は絶好調。ディフェンシブ株ということもあり長期的には欲しい銘柄です。
今回は、そんな味の素の株は買いなのか分析していきます。ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 2000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
スマホアプリで手軽に米国株投資【PR】
”米国株投資してみたいけど、ちょっとハードルが高いな”
”米国株の情報を気軽にGetしたい!”
moomoo証券ならApple、Amazon、Microsoftなどの優良企業に無料のスマホアプリから投資できます。
”米国株投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに米国株を始めたい”という方に良いかも。
- 取扱銘柄は約7,000銘柄と豊富!
- 取引手数料は最低0ドルなので始めやすい!
- 米国株取引のお得なキャンペーン実施中!
- 初心者にも分かりやすい金融・投資情報が満載で投資に役立つ!
アプリダウンロードとメールアドレス登録だけでプロ級の米国株情報を無料で利用できます。
まずは、お試しでスマホアプリを利用してみてはいかがでしょうか?
\口座開設なし「無料」で使える神アプリ/

目次
株価が低迷?|味の素(2802)の株価の状況は?

味の素は、いわずと知れた総合食品メーカーの最大手企業です。
アミノ酸技術を活用した旨味調味料「味の素」「ハイミー」や「アジシオ」「ほんだし」、そして加工食品「クノール」「Cook Do」など毎日の食卓や料理に利用している方も多いのではないでしょうか。
他にも味の素は冷凍食品、飲料、医薬・食品用アミノ酸、化成品の製造・販売を手がけており、グルタミン酸ナトリウムの工業化成功による調味料は国内トップです。
スーパーやコンビニに行けば味の素の製品は多数売られていて知名度は抜群。日本国内で知らない人はほとんどいないでしょう。
日本国内のみならず、世界中に事業を展開していて国内外の様々な食品分野で高いシェアを獲得しています。
一方、最近存在感を増しているのが半導体材料を含むバイオヘルスケア事業です。食品事業が利益の75%程度を占めていますが、半導体・ヘルスケア事業は25%となっていて、利益率が高いこともあり年々利益を伸ばしています。
今回はそんな味の素の株価を分析していきます!
株価の状況
では早速ですが味の素の株価データ(2024年4月8日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、若干物足りない印象ですかね。配当利回りが1.3%程度と日本株の平均よりも低いレベルです。
PERの目安は13~15倍ぐらいですから34倍というのは割高な水準。
ただ他の食品メーカーのPERと比べてみると、
- キューピー:23.5倍
- キッコーマン:49.8倍
- ハウス食品:20.2倍
となっていて、必ずしも高い水準というわけではないですね。
日本の食品株は、商社株や金融株、製造業などに比べて株価が安定しているので投資家からの人気が高いんですよね。
PERが高い傾向があるというのは食品メーカー株の特徴なんですね。
味の素の配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下が味の素の配当金の実績です。

配当金は2018年の1株あたり32円の水準から横ばいでしたが、新型コロナ拡大による巣ごもり需要で業績が好調。
21年3月期は10円増配の42円、22年3月期も10円増配の52円となりました。23年は16円増配で、好調な業績もあり増配傾向が続いています。
味の素の配当方針を見ると、
配当性向30%を目途に、安定的かつ継続的に配当を行う
としていて、現在の配当性向は38%程度ということもあり今後の増配は少し難しいかもです。
ただ来期予想は58円の増配を予定しているので、今のところ水準を落とすことなく配当が安定的に実施されています。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。

味の素の株主優待は?

配当利回りは若干ものたりない味の素。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
味の素の株主優待を見ていきます。
味の素の株主優待は自社商品のセット
味の素の株主優待は、味の素製品の詰め合わせセット。保有株が500株、1000株を超えると内容がどんどんグレードアップするものですね。
2021年3月期から株主優待内容が拡充されましたが、保有期間が半年以上継続することが条件となりました。
内容は以下のとおり。

100株の保有で以下のような商品詰め合わせセットがもらえます。結構お得感がありますよね。

参照:味の素HP 株主優待
長期保有で優待内容がグレードアップ
味の素は長期保有の株主に対する優待内容がグレードアップします。
内容は以下のとおり。
・権利月:3月
・内 容:自社商品の詰め合わせセット
1,000株 … 7,000円相当
この優待をGetするには、1000株3年…。内容は非常に魅力的ですけど、ちょっとサラリーマンにはハードルが高いかもですね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事で、優待銘柄を検討する時に本当に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

次に味の素の株価推移と業績を見ていきましょう。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!【PR】
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べてかなり割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、日本株だけじゃなく米国株取引も始めたい…そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
取引手数料0円でお得に米国株を取引をしてはいかがでしょうか?
▼口座開設・維持費無料!▼
5分で申し込み完了!
味の素の株価の推移は?長期&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
日本の食品メーカーで売上No.1の味の素ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
味の素の長期チャート
以下は過去の長期チャートです。

長期チャートをみると株価はしっかりと上昇していますね。
2016年2月に3000円をつけて以降は株価は低迷していましたが、コロナショック以降は株価が上昇傾向です。
2020年2月ごろまで1800円程度だった株価が、2021年に入って3000円の大台をブレイクしています。
味の素の短期チャート。短期的な株価の予想は?
以下が直近1年のチャートです。

2020年後半から短期的に株価は上昇傾向です。2022年には抵抗線だった4000円をブレイクしています。
主軸である食品事業の好調さに加えて、成長事業である半導体電子材料を含むヘルスケア事業の売り上げが伸びていることが要因です。
チャート的には5000円のラインを完全にブレイクしているので、もう一段高が期待できそうです。
なお、株は値動きが大きくリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次に味の素の業績を見ていきます。
味の素の株価が長期的に低迷していた理由とは?
21年に入って大きく株価が上昇している味の素ですが、長期的に株価が低迷していました。その理由は
- 2015年の利益をピークに減益傾向
- 日本食品事業の不振
ということ。クイックに見ていきます。
理由①:2015年の利益をピークに減益傾向
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり(単位:億円)。


味の素の業績は、2016年までは営業利益および純利益ともに順調に伸びてきましたが、その後は減収減益傾向。
特に20年3月期の売上高は横ばいであるものの純利益が半減しています。
やはり2016年2月をピークとして株価が低迷していたのも、業績の悪化傾向から抜け出せないというのが主な要因だったといえるでしょう。
一方で2020年の新型コロナ拡大による巣ごもり需要で、21年3月期の業績が大幅に伸びており短期的に株価が上昇している要因となっています。
更に、食品事業の好調さに加えて、半導体電子材料の製造・販売などの成長事業の売り上げが伸びており業績を引き上げています。
理由②:日本食品事業の不振
味の素の業績が低迷しているのは、事業の柱となっている日本食品事業の不振によるものです。
2018年度のセグメント別業績を見ると、日本食品事業の純利益がが対前年比76.9%となリマした。
説明資料には、減収の理由として
冷凍食品(日本)及びコーヒー類が減収に伴い大幅な減益
家庭用は、「ギョーザ」がシリーズ計で前期を上回るも、から揚げや米飯の主力製品が競争激化の影響等により前期を下回り減収
とあるので、冷凍食品の競争激化が業績悪化の主な要因となっています。
日本は長期的には少子高齢化で人口が減っていくことを考えると、競争が激化している国内事業の業績が大幅に改善するのは難しいでしょうね。
なので海外事業や他のセクターで、国内事業の落ち込みを吸収していくことができるかが業績上昇のカギといえますね。
株価が下落している味の素。将来性は?株は買い時?

業績不振もあり株価が下落している味の素。株は買い時でしょうか?
個人的な好みも入っていますが、自分は味の素株の購入を検討しても良いのではと考えています。
理由を端的に言えば、
- 株主優待が悪くない
- うま味調味料としての”味の素”ブランド
- 国内事業は先細りだが海外事業の伸びは期待できる
- 巣ごもり需要増加で業績上振れ
- 半導体材料などの成長事業が伸びている
ということですね。
味の素の業績が悪化しているのは国内の食品事業が不振であることが要因。ですが、もはや海外事業の業績の方が国内事業より大きくなっているですよね。
味の素の海外事業は、ブランド力もあり好調で2018年度も増収増益となっています。
さらに新型コロナ拡大に伴う巣ごもり需要の増加を背景に2021年3月期の連結業績は大幅に改善しています。
国内事業は、どう頑張ったて業績の先細りは目に見えているから、海外事業の強い味の素は長期的に将来性があると考えます。
更に、利益率の高い半導体電子材料やバイオ事業などの売り上げが大きく成長していることも追い風となっています。
進化型ロボアドのパフォーマンスがすごい!【PR】

ロボアド投資して3年以上経過しますが、結局のところ米国ETFに分散投資をしてリバランスしているだけ。
手間を気にしなければ自分でもできるレベルなんですね。
その点、真の意味でプロレベルの金融理論を活用しているロボアドはROBOPROだけかと。 大胆な資産入れ替えで高リターンを維持しています。
”ROBOPRO” 進化型ロボアドの決定版!【PR】【PR】
AIで相場を先読みして大胆な銘柄入れ替えで好成績をたたき出している”ROBOPRO”。
他の従来型ロボアドとは機能が完全に一線を画しています。その特徴をまとめると、
- 高度な金融理論を用いた進化型ロボアドバイザー
- 短期の相場の動きを予測した運用を実施
- 従来型ロボアドバイザーより高パフォーマンス
というもの。リリースから約3年経過後の成績は+47.72%とTOPIXを圧倒。
好成績の秘密は、ROBOPROのAIが高度な金融モデルを用いて相場の状況を分析して運用を行っているところ。
そんな進化型ロボアドを活用しておまかせ運用するのも良いかもです。
▼今ならキャンペーン実施中▼
進化型ロボアドの決定版!【PR】
「味の素の株価が下落」まとめ
今回は味の素の株価が下落ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
日本の食品業界では売上トップクラスの味の素。しかし、少子高齢化や競争の激化により国内事業の不振に苦しんでいます。
他方、海外事業の業績は堅調ですので、国内事業の不振を海外事業が挽回することができれば、株価の上昇基調に転じていくと考えます。
いずれにせよ味の素は、売り上げが景気の動向に左右されないディフェンシブ銘柄。じっくりと長期保有して株主優待をもらいつつ、株価の上昇を待てば良いのではと思います。
クレカ投信積立でポイントGet【PR】
「資産運用しながらお得にポイントを貯めたい…」
せっかく投資するなら少しでもお得に運用したいですよね。そんな方は、ポイント還元率が業界Topクラスのマネックス証券がお得かも。
貯まったポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換が可能です。
クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!

- ポイント還元率は1.1%
- 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
- 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAの口座が対象
- 上限は月5万円
とかなりお得な内容です。
▼口座開設・維持費無料!▼
※申し込みは最短1ページ。
スマホアプリで米国株投資【PR】
米国株に投資したいけど、ちょっと難しそう…
このような株初心者の方も多いと思います。
そんな方に自信を持ってオススメできるのがmoomoo証券なんです。米国株にスマホアプリで気軽に取引することができます。
スマホアプリで手軽に米国株投資【PR】
”米国株投資してみたいけど、ちょっとハードルが高いな”
”米国株の情報を気軽にGetしたい!”
moomoo証券ならApple、Amazon、Microsoftなどの優良企業に無料のスマホアプリから投資できます。
”米国株投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに米国株を始めたい”という方に良いかも。
- 取扱銘柄は約7,000銘柄と豊富!
- 取引手数料は最低0ドルなので始めやすい!
- 米国株取引のお得なキャンペーン実施中!
- 初心者にも分かりやすい金融・投資情報が満載で投資に役立つ!
アプリダウンロードとメールアドレス登録だけでプロ級の米国株情報を無料で利用できます。
まずは、お試しでスマホアプリを利用してみてはいかがでしょうか?
\口座開設なし「無料」で使える神アプリ/

関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
新型コロナウイルスの拡大によって日本経済に大きな打撃が走っています。外出自粛やインバウンド消失など、この状況下でおすすめの銘柄についてまとめました

株初心者でも安心して投資できる業績鉄板の日本株銘柄をまとめました。新型コロナ拡大でも業績に期待できる銘柄です。是非ご覧ください。

好業績、高配当銘柄の代表格である商社株の特徴をまとめました。景気敏感株で配当が安定しないという印象でしたが、安定配当を志向している会社が多く長期投資に向いているといえますね。

こちらも、業績が安定していて高配当の銘柄の代表格である銀行株の特徴をまとめました。マイナス金利の影響で経営環境は厳しいものがありますが、株価の見通しはどのようなものでしょうか?

化粧品株の今後の見通しについてまとめました。インバウンド需要、アンチエイジング、男性化粧品など、化粧品は国内事業の伸びが期待できる数少ない分野。おすすめの銘柄は?

アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、コカ・コーラ、マクドナルドなど米国には高い成長を続けるグローバル企業が多いです。米国株への投資を考えている方に向けて、買い方をまとめました。

ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢。投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!