キヤノン(7751)の株価は低調な状態が続いていると聞いていますが、なぜ上がらないんですか?将来性はあると思うのですが…
株価の推移と今後の予想も知りたいです。コロナ拡大の影響も出ているようですが株は買いですか?
今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- キヤノンの株価と推移(チャート)は?
- キヤノンの株価が上がらない理由とは?将来性は?
- キヤノンの株は買い時?
キヤノンは高い技術力を持つ精密機械の人気銘柄で、デジカメや医療機器、オフィス用品などの製造・販売を行っています。
- 高配当の人気の銘柄ですが
- デジタルカメラの市場縮小
- 世界経済や景気に株価が敏感
- 2019年業績予想の下方修正そして2020年に減配
もあり最近の株価は長期的に停滞していますね。精密機器製造や特許数に強みがありましたが、他の企業との差も無くなりつつあります。
コロナショックから回復はしていますが業績悪化が続いていますね…今回は、そんなキヤノンについて株は買いか分析をしていきます。
自分は、投資歴20年で日本株を中心に1,500万円以上資産運用しています。これらの経験を踏まえ、今回の記事を書いています。
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目次
キヤノンの株価は?

キヤノン(7751)の株価データ(2022年3月29日現在)を簡単にまとめました。

高配当銘柄として人気のあったキヤノンですが、利回りは3.34%となります。
30年間減配がありませんでしたが、「キヤノンが遂に減配…」の記事でまとめたとおり、業績悪化で2020年に減配となりました。
PERの推移が以下のチャートです。現在の値が14倍程度で株価の下落とともにだいぶ下がってきました。PERの推移をみても株価に割高感はないですね。
キヤノンのPER推移(過去3年)

財務的には問題のないキヤノンですが、新型コロナウイルス拡大による事務用品の需要急減の影響で業績悪化、遂に33年ぶりの減配を発表しました…。
詳細は以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

キヤノンの株価の推移(チャート)は下落傾向?
次に、キヤノンの株価推移を見ていきますね。以下のチャートは過去10年の株価推移です。
株価は3000円から4,300円のボックス圏での推移となっていましたが、コロナショックで大きく下落。一時2000円を割り込みました。
その後の株価は暴落前の水準を戻していないですね。株価は”長期的に下落傾向”と言って良いと思います。
減配の影響もあり、2020年以降、3000円ぐらいにあったサポートラインを割り込んでいるのがわかります。
キヤノンの直近株価:株価は回復傾向
以下は、直近1年のキヤノンの株価推移(チャート)です。
コロナショックで大きく2000円割れにまで下落したキヤノンの株価ですが、世界的な半導体部品不足や景気回復期待もあり短期的に上昇傾向ですね。
2021年に入って、通期業績見通しを従来予想から1000億円増加の3兆5000億円に上方修正したことも株価を押し上げています。
このように株は短期的に大きく下落するのでリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

キヤノンの株価が上がらない理由とは?

キヤノンはは、デジカメや業務用複写機などの精密機器で世界的に高いシェアを獲得していて、米国の特許登録件数で3位に入るなど、高い競争力があるところに強みがあるんですよね。
業績に比べて配当が高すぎるとの指摘もあるようですが、株価がなかなか上がらない主な理由としては、
・デジカメ市場の大幅縮小
・世界経済の動向に株価が敏感
が上げられると考えます。以下、クイックに見ていきますね。
株価が上がらない理由①:デジカメ市場の大幅縮小
日本における家電量販店などの実売データを集計する「BCNランキング」によると、一眼レフやミラーレスなどの「レンズ交換型」と「レンズ一体型(コンパクト)」をあわせた、年間の販売台数は2,007年を基準とすると以下のようになります。

2010年をピークに大幅に減少しているのが分かりますね。コンパクト型のデジカメは2010年に比べて4分の1以下まで落ち込んでいるんですよね。
理由は、スマートフォンの普及が一気に進んだこと。機能が向上によりコンパクト型のデジカメの市場を完全に奪ってしまいました。
自分も最近はデジカメは買ってないですね。スマホで十分ですから。SNSにもアップしやすいし。
キヤノンの2018年売上げのうち20%程度をデジカメが占めていますから、デジカメ市場の大幅縮小がキヤノンの業績を苦しいものにしているのは間違いないです。
株価が上がらない理由②:世界経済の動向に株価が敏感
キヤノンの株価が4,000円の大台から下落するタイミングは、
・2015年:欧州経済危機、チャイナショック
・2018年:米中貿易摩擦が市場で意識される
・2020年:コロナショック
と一致するんですね。
キャノンの売上げの75%は、以下のとおり海外部門が占めていて、欧州やアジア地域の売上げが大きいんですね。
なので、世界経済の動向に株価が極めて敏感であるので、景気の後退が意識されると下落傾向になるといえます。
株価が上がらないけど、キヤノンの株は買い?
高配当銘柄として人気の高いキヤノンですが、少し様子を見た方が良いと考えます。
理由としては、
・長期的に業績の下方修正
・主力のデジカメ、プリンター事業が不振
・配当性向100%超え
・株主優待もない
ということ。
キヤノンの財務状況に問題はないものの営業キャッシュフローが激減しているんですよね。

今後、デジカメ市場の回復は正直いって見込みが薄いので、キヤノンの業績はオフィス機器や医療分野での売り上げをどれだけ伸ばすことができるかにかかっています。
21年12月期の業績を下方修正
キヤノンの21年12月期第3四半期累計(1-9月)の営業利益は前年同期比6.0倍の2065億円に急拡大と好調でした。
他方、併せて通期の営業利益を従来予想の2830億円→2720億円(前期は1105億円)に3.9%下方修正。増益率が2.6倍→2.5倍に縮小する見通しになると発表しました。
新型コロナによるテレワークの拡大もあり、オフィス製品の売り上げが軟調ですね。業績回復は未だ道半ばといったところです。
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「キヤノンの株価と上がらない理由」まとめ
今回は、キヤノンの株価と上がらない理由ということで、株価の推移(チャート)や株は買いかなどについて述べてきました。
キヤノンの強みは精密機器分野における高い技術力にあるわけですが、他の企業にも追いつかれつつあり、技術の優位性が保てなくなっていますね。
さらにデジカメ市場がスマートフォンに奪われていることも、キヤノンの業績や株価が向上しない理由となっています。
2019年業績も減収減益となっていて、2020年7月遂に減配を発表しました。今後、売上を向上させることはできるか、キヤノンの正念場が続いています。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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