日本航空(JAL)の株価が下落しているようですが、その理由を知りたいです。JAL株で大儲けなんて話もあるようですが…
JALは人気の銘柄ですが、株は買うべきか、今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- JALはどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績は?
- 日本航空の株主優待は?
- 日本航空の株価推移は?大儲け可能?
- JAL株は買い時?
日本航空は国際線網と国際線乗客数で日本最大規模の航空会社で、日本のナショナルキャリアで、世界的な航空連合「ワンワールド」の一員。航空運送(国内線・国際線、LCC運航、貨物運送)、旅客サービス、貨物運送、空港内地上サービスを展開しています。
交通インフラ企業は景気の影響を受けにくく、安定した株価推移が特徴であるものの、新型コロナ拡大による人の移動制限やテレワークの浸透により、日本航空の業績は大きく影響を受けています。
今後の日本航空の株価や配当はどうなるのか?在宅勤務とリモート会議の急速な普及で、に人々の動きに大きな変化があった2020年以降。
株価はロシアのウクライナ侵攻や米国の金融政策転換の影響もあり、JALの株価は22年に入って大きく下落しています。
今回は、そんなJAL株に買うべきなのか?大儲けは可能なのか?分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
JAL(9201)はどんな会社なの?

日本航空は国際線網と国際線乗客数で日本最大規模の航空会社で、日本のナショナルキャリアで、世界的な航空連合「ワンワールド」の一員。航空運送(国内線・国際線、LCC運航、貨物運送)、旅客サービス、貨物運送、空港内地上サービスを展開しています。
日本を代表する航空会社ということもあり一度は利用された方も多いのではないでしょうか?
自分の年代だと国際線といえばJAL、国内線はANAやJASというような印象が強かったような気がしますが、国際線の旅客輸送量ではそれほど差がないようで。
今だと株式の時価総額1兆円にせまる規模ですが、2010年に会社更正法を申請し、事実上の経営破綻に落ち入ったのは記憶に新しいところです。
米国同時多発テロの影響で国際便の利用者が減少していたことに加え、リーマンショックによる不況もあり大幅な減収となったことが要因。
その後、CEOに就任した稲盛和夫氏(元京セラ会長)の手腕の下、経営再建に取り組み2012年に再上場に至りました。
最近では、ジェットスターに50%出資したり、国際線LCCのZIP AIRを立ち上げたりと、格安航空への進出を進めています。
JAL(日本航空)の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年3月30日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。
株価は2200円程度ということで、100株単位だと22万円以上の資金が必要…LINE証券で1株からの少額投資するのもありかと思います。
参考記事⏬
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配当金は21年無配転落し、22年も未定ということもありほとんど期待できないですね。新型コロナ拡大の影響で航空機需要が減少していることもあり、業績はかなり厳しいです。
コロナ前は50%を超えていた自己資本比率は30%台まで低下。有利子負債も5倍以上に増加していて、財務的にはかなり厳しいですね。
なお、同じ交通インフラの全日空(ANA)やJR東日本もコロナ拡大で業績は厳しいですね。株は買い時か?
記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
配当実績や株主優待は?

JALの配当額の過去推移は以下のとおりです。

JALの1株配当推移は2013年以降、55円から110円で推移していましたが、新型コロナ拡大による業績の落ち込みにより2021年は無配に転落…22年も無配の見込みです。
配当の原資となる純利益がマイナスになっている以上、無配はしょうがないですね。
JALの配当方針を見ると、
将来における企業成長と経営環境の変化に対応するための投資や強固な財務体質構築に資する内部留保を確保しつつ、継続的・安定的な配当に加え、自己株式の取得を柔軟に行うことで、株主の皆さまへの還元を積極的に行うことを基本方針
としていて、特に数値目標は設定していないようです。業績次第で判断するということですね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。

JAL(日本航空)の株主優待は?

JAL株を保有する魅力のひとつは、国内航空券の割引券がもらえる株主優待です。その内容を見ていきましょう。
50%の運賃割引券やツアー商品に使える7%割引券など、金券ショップでも人気の優待。さらに特別企画として、株主を対象とした工場見学なども企画されています。
詳細については以下の公式サイトで確認ください。
参考:JAL公式サイト
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

JALの株価推移は?大儲けできる?
続いてチャートを確認していきましょう。日本を代表する航空会社JAL。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去5年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期5年チャート
以下は過去5年のチャートです。このチャートを見ると長期保有ではJAL株で大儲けできそうにないですね。
過去5年でほとんど株価は上昇していないですね。特に2020年のコロナショック以降、3000円程度あった株価が大きく下落しています。
やはり海外渡航制限や国内の移動制限もあり、航空機需要が激減したことが株価下落の要因となっています。
テクニカル的には2000円がサポートラインとなっており、この水準を割り込むともう一段の下落がありそうです。
短期チャート
以下がJALの1年チャートです。
株価は短期的にも横ばい傾向ですね。
新型コロナ収束により航空機需要が戻ることも予想されましたが、21年末ごろから変異種のオミクロン株が流行したこともあり株価は軟調です。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次にJALの業績を見ていきます。
なぜ株価が下落?JALの業績は?
続いてJAL(日本航空)の業績を見ていきます。
JALの株価が下落しているのは、業績が大幅に落ち込んでいるからに他なりません。以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。


2020年の新型コロナ拡大の影響を受けて航空需要が激減したことにより、21年の売り上げは約3分の1となり、大幅な赤字転落となっています。
新型コロナ収束で航空需要の回復も期待されましたが、新種のオミクロン株が流行したこともあり、22年3月期の業績も大幅赤字が見込まれています。
いずれは海外旅行や人の移動が戻りJALの業績がV字回復することは確実ですが、テレワークの浸透やリモートでの会議が普及しており、ビジネス利用がコロナ以前に戻るかは不透明です。
また、キャッシュフローもマイナスになっていますね。交通インフラを支える企業なので経営破綻はないと思いますが、財務的にはかなりヤバい状況です。

なお、JALの業績は大幅に落ち込んでいますが、通信株や医薬品株は景気動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
JALの株は買い時?大儲けできる?

新型コロナ拡大により、業績や株価が大きく影響を受けたJAL。株は買い時でしょうか?
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、JAL株は長期投資の観点からは様子見と考えています。
理由をたんてきに言えば、
・コロナで大幅赤字
・航空需要の回復が鈍い
・財務状況が急激に悪化
ということですね。
航空業界最大手のJALですが、新型コロナ拡大による海外旅行客や航空需要の激減があり業績が急激に悪化しています。22年も1500億円近い赤字が見込まれています。
新型コロナ収束により、航空需要が戻ることは確実な状況ですが、オミクロン株の流行もあり、業績の回復は鈍いですね。
既に株式市場は新型コロナ収束後を織り込みつつあるものの、JALの株価はほとんど上昇していないことを考えると、市場の評価は極めて厳しいということです。
長期的な上昇によってJAL株で大儲けは難しそうです。
「JALの株価が下落」まとめ
今回はJALの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
航空業界最大手JAL。新型コロナ拡大による航空需要の激減により業績が急激に悪化。株価も大幅に下落しています。
一方、新型コロナ収束で人の移動が戻ることは確実な中、22年も大幅な赤字が見込まれており、JALの業績回復は鈍いです。
テレワークの浸透もありビジネス客がコロナ前の水準に戻るかは不透明な状況。長期的にJAL株で大儲けは難しいと考えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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