コスモス薬品（3349）の株価が上昇していますが、なぜ高いかその理由を知りたいです。業績が好調なんですかね？
人気の小売株ですが、株は買いか、今後の見通しを知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- コスモス薬品（3349）の株価の状況は？
- 配当と株主優待は？
- コスモス薬品の株価の推移はどうなる？
- コスモス薬品の株は買い時？株価は上がる？今後の株価の予想は？
九州を地盤にドラッグストアーを展開しているコスモス薬品。
関東や中部地方に商圏を拡大していて過去10年で売上が大きく成長。23年は売り上げ8000億円を超えるにせまる企業で、株価も長期的に大きく上昇しています。
今回は、そんなコスモス薬品の株は買いなのか？分析です。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
コスモス薬品はどんな会社なの？
コスモス薬品は、九州トップのドラッグストアチェーンで、九州全域と中国・四国・関西地区で「ディスカウント ドラッグ コスモス」を運営しています。
2023年５月現在で1358店舗を運営しており、九州や関西地域ではおなじみのドラッグストアなんですね。九州地区では人口1万人ぐらいのエリアに1店の「小商圏型メガドラッグストア」形態によって店舗数を拡大しています。
クレジットカードや電子マネーを基本的に取扱わない現金正札販売や、ポイントカードサービスの撤廃という思い切った施策をとっていて、毎日安い「Everyday Low Price」が特色。
創業は、約40年ほど前の1983年に、宮崎県延岡市に有限会社コスモス薬品を設立された事が始まりです。1993年から多店舗展開を開始。
2006年には東京証券取引所市場に上場を行いました。2019年からは、関東圏に進出するなど、出店を拡大しています。
コスモス薬品の株価の状況は？
では早速ですがの株価データ（2024年１月５日現在）を見て行きましょう。
株価の指標に関しては、パッと見た感じ”ちょっと割高かな”というのが率直な感想。
配当利回りは増配もあって0.7％程度と、配当はほとんど期待できないレベルですね。PERも27倍、PBRも３倍程度と指標的には割高水準です。
小売業は、イノベーションが期待できないものの、店舗数の拡大により成長が十分に期待できるセクターということもあり、業績に対して株価は加熱気味ですね。
なお、コスモス薬品の株価は長期的に上昇傾向ですが、同じ小売業のヤオコーや神戸物産の株価も堅調です。
株は買い時か？記事をまとめていますので、ぜひご覧ください。
コスモス薬品の配当実績や株主優待は？
九州を地盤とするコスモス薬品。配当額の過去推移は以下のとおりです。
配当金は綺麗に右肩あがりで伸びています。配当利回りは0.75％程度ですが、増配率が概ね10％を超えていて、かなり高い水準です。
過去の配当性向をみると概ね10％台なので、余力十分。業績好調で24年３月期も増配を見込んでいます。
コスモス薬品の配当方針を見ると、
株主への安定的・継続的な配当による利益還元を実現すると同時に、経営体質強化のために十分な内部留保を確保し、適切な再投資にあてる
としていて、特に数値目標を設けていないようです。
配当性向を見ると、もう少し株主還元を増やしても良いような気もしますが、現状は新規出店などの投資に資金を使っています。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
株主優待は…
コスモス薬品は、100株以上を保有している株主は「ディスカウントドラッグ コスモス」で使える優待買物割引券（×年２回）をもらえます。
具体的には、
・優待買物割引券：5,000円相当
・おこめ券：10kg相当
となっています。また、継続保有期間が１年を超える株主に対しては、
・優待買物割引券：7,500円相当
・おこめ券：15kg相当
にアップグレードします。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本３選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。
次に株価の推移と業績を見ていきましょう。
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株価の推移は？10年＆短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
九州を地盤とするドラッグストアーで急速に成長しているコスモス薬品。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか？
ここでは長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期チャート
以下は過去20年の長期チャートです。
株価は長期的に大きく上昇していますね。2010年に1000円程度だった株価が2023年には15,000円を一時突破しています。
特にアベノミクス相場で日本株が上昇した2012年以降、コスモス薬品の株価も長期的に右肩上がりで上昇しています。。
過去10年で株価３倍程度にまで上昇していますから、まずまずのパフォーマンスをいえるでしょう。
短期チャート
以下が１年チャートです。
株価は短期的に上昇傾向ですね。
新型コロナの収束にともない客足が順調に回復していて、既存店の売り上げも好調に推移しています。
インバウンドの回復が株価上昇の大きな要因となっています。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。このように株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は１株からの少額投資から初めてみてはどうでしょう？少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
次に明治の業績を見ていきます。
株価はなぜ高い？コスモス薬品の業績はやばい？
続いてコスモス薬品の業績を見ていきます。
コスモス薬品の株価が高いのは、業績が大きく伸びているからに他なりません。やばいぐらい伸びてますね。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。
長期的に売上高は綺麗に成長しています。23年５月期も増収増益。店舗数の増加に伴い、売り上げが年々伸びているんですね。
地盤の九州をはじめとした西日本でさらなるドミナント化を進めている他、関東や中部地方など新商勢圏への店舗網も拡大しています。
キャッシュフローも問題なく出ているので、財務的には全く問題はないですね。
なお、コスモス薬品は業績が絶好調の成長株ですが、同様に通信株や医薬品株は景気の動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
コスモス薬品の株は買い時？
九州を地盤に出店を加速しているコスモス薬品。株は買い時でしょうか？
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、コスモス薬品株は長期投資の観点から買いを検討して良い銘柄と考えています。
理由をたんてきに言えば、
・売上高が右肩上がりの成長株
・九州を地盤に関東や中部圏などの商圏を拡大
・インバウンド需要の回復で既存店売上も好調
ということですね。
株価が高いという指摘もありますが、指標的に過熱感はありません。
株価上昇のもっとも大きい要因は、売上高が過去10年で大きく伸びており、今後の成長もかなり期待できることです。
インバウンドの回復で、客足が戻り既存店の売り上げも拡大しています。
長期的に今後の株価もかなり期待できるのではないでしょうか。
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「コスモス薬品の株価はなぜ高い」まとめ
今回はコスモス薬品の株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
九州を地盤にドラッグストアーを展開しているコスモス薬品。過去10年で売り上げが大きく成長しており23年は8000億円を突破しました。
今後の成長もかなり期待できて、増配率も概ね年間10％を超えています。コスモス薬品は長期的にぜひとも欲しい銘柄ですね。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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