中国電力の株価が下落しているようですが、なぜ安いんですかね?業績がヤバいことになっているという話もあるようですが…
中国電力株は買うべきか、将来性や今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- 中国電力はどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 業績悪化でやばい?潰れるのか?
- 中国電力の株価推移は?なぜ安い?
- 今後の株は買い時か?
中国電力の株価が長期的に低迷しています。要因としては、
・島根原発の稼働が延期
・燃料費の高騰
・火力発電の比率が高い
ですね。
公益事業ということで中国電力が潰れることはないですが、燃料費が高騰しており22年3月期はなんと赤字転落…株価も短期的に大きく下落しています。
火力発電の比率の高い中国電力は、エネルギー価格の高騰に影響を受けやすいんですね。
今回は、そんな中国電力株に買うべきなのか?業績悪化でヤバいのか?株は買いか?分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
中国電力はどんな会社なの?

中国電力は、鳥取・島根・岡山・広島・山口県の中国5県と兵庫・香川・愛媛県一部を営業エリアとする電力会社。ディフェンシブ銘柄として人気の高い電力株ですね。
人々の生活を支える電力供給を担う企業。火力、水力、再生可能エネルギー、原子力発電など、様々な形態で発電を行うとともに、送電・配電事業も展開しています。
2022年に入って、島根県知事が島根原発2号機の再稼働に同意したこともあり、エネルギーの安定供給に向けて2023年の春以降に稼働される見込みとなっています。
中国電力の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年6月17日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”わりと良くないな”というのが率直な感想。
配当未定なので利回りが出ていませんが、21年の実績ベースで4%を超えており、電力インフラ企業らしい高配当銘柄となっています。
株価は835円程度ということで典型的な低位株ですね。100株単位だと8万円の資金が必要ですが…LINE証券で1株ワンコイン投資するのもありかと思います。
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電力会社は資源高もあり不調ですが、半導体装置メーカー東京エレクトロンや半導体検査装置を製造するレーザーテックは業績絶好調の成長株として人気です。
株は買いか分析していますので、ぜひご覧ください。
中国電力の配当実績や株主優待は?
続いて配当実績を見ていきましょう。以下が中国電力の配当金の実績です。

長らく1株あたりの配当は50円で安定していましたが、22年3月期に10円減配。23年は未定となっています。
一方、株価が下落していることもあり配当利回りは4.5%を超えています。業績安定のインフラ企業らしい高配当ですが、過去の実績を考えると増配はあまり期待できないですね。
島根原発2号機が2023年春以降に再稼働することが見込まれているので、今後の増配はその状況次第ですね。
なお、株主優待はありません…残念です。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。

中国電力の株価推移は?下落する理由とは?

続いてチャートを確認していきましょう。電力インフラ企業の大手である中国電力。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期10年チャート
以下は過去10年のチャートです。2015年半ばをピークに株価は長期的に下落傾向です。
2011年の福島第一原子力発電所事故以降、島根原発の再稼働が遅れていること、電力自由化、世界的な脱炭素化の流れなどがあり、株価にマイナス要因が多いですね。
この10年で株価は全く上がっていません。
短期チャート
以下が中国電力の2年チャートです。短期的にも株価は下落傾向です。
新型コロナ拡大の影響で、2020年ごろ株価は急落。その後、景気回復期待でいったん反発したものの、下落傾向は変わらずです。特に21年以降、重油や石炭、LNGなどの価格上昇などがあり業績が悪化していることもあり株価下落が止まらないですね。
2023年春以降に、島根原発2号機の再稼働が見込まれており、株価の反転はこの状況次第と言えるでしょう。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
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次に中国電力の業績を見ていきます。
中国電力の業績はヤバい?
続いて中国電力の業績を見ていきます。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。公益事業ということもあり、業績は底堅いですね。


電力株ということもあり、2021年3月期までの業績は他の企業に比べて安定しています。
一方、22年3月期は燃料費の高騰の影響があり最終損益が397億円の大幅赤字となりました。燃料費は「燃料費調整制度」により毎月の電気料金に一定程度転嫁できるものの、反映には3カ月の時間的なラグが生じるので、一時的な差損出たためなんですね。
22年に入って急速にエネルギー価格が高騰しており、この制度を使ったとしても、価格上昇部分を全て転嫁できないので、この状況が続くと数十億円規模の損失につながると見られています。
中国電力は、電源構成で石炭やLNGなどの火力依存が6割近くあり他の電力と比べても比率が高く、エネルギー価格高騰の影響を受けやすいんですね。
キャッシュフローについて公益事業を行なっているわりには、マイナスが続いています。インフラ企業ですので経営破綻はないと考えられますが、財務的にはかなり悪化しています。

なお、中国電力は公益株で安定的な配当が魅力ですが、通信株や医薬品株も景気動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
中国電力株は買い時?ヤバい?潰れる?

電力インフラの中国電力。エネルギー高騰により赤字に転落しており株価も冴えない状況が続いています。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、中国電力株はインカム期待の長期投資の観点からは買いを検討しても良いと考えています。
理由をたんてきに言えば、
・電力需要の高まり
・公益事業で経営破綻の可能性は低い
・株価低迷も高配当
・島根原発の再稼働期待
ということですね。
そもそも公益株は株価の短期的な値上がりを期待するような銘柄ではなく、長期的な安定した配当を期待して投資するものです。
少なくとも電力需要がなくなることはないので、普通に考えれば経営破綻する可能性はほとんどないと言って良いかと思います。
石炭火力の比率が高いものの、資源高により電力不足の懸念が高まる中、電力確保の重要性は高まっているんですね。
株価は長期的に低迷していますのが、配当利回りも高くなってきました。

電力事業ということで業績が底堅いこともあり、インカム目的で長期保有するのであれば投資はありかと考えます。
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「中国電力の株価が下落…やばい?」まとめ
今回は中国電力の株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
電力事業の大手である中国電力。燃料費の高騰により業績が低迷していて株価も冴えない状況が続いています。
他方、公益株は株価の短期的な値上がりを期待するような銘柄ではなく、長期的な安定した配当を期待して投資するもの。株価下落の影響もありますが配当利回りは4%超えと魅力的な水準です。
島根県知事が島根原発の再稼働を同意したのも中国電力には追い風です。
少なくとも電力需要がなくなることはないので、普通に考えれば経営破綻する可能性はほとんどないと言って良いかと思います。
公益銘柄らしい高いインカムを期待しつつ長期保有する。中国電力株はそんな銘柄といえそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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