ゆうちょ銀行(7182)の株価が上がらない理由を知りたいです。22年は減配見込み…株価はどこまで落ちるんですかね?
2015年11月の上場以降、株価は下落し続けているようですが…これまでの株価推移や今後の株価の予想についてはどうですか?株は買い?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ゆうちょ銀行(7182)の株価が上がらない|株価の状況は?
- ゆうちょ銀行の配当と株主優待は?
- ゆうちょ銀行の株価の推移(チャート)は?
- ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由とは?
- ゆうちょ銀行の業績の見通しや株価を予想は?株は買い?
ゆうちょ銀行の株価が、公開価格1,400円を大きく下回り上場来安値を更新し続けています。23年に入っても株価は1,000円前後…
ゆうちょ銀行は、配当利回り5%超えるなど、”郵便局”ブランドで個人投資家に人気の銘柄。
日銀マイナス金利政策により経常収益が下落し続けています。金利上昇局面でもないので、厳しい局面が続いています。
一方、日本においても日銀は長期金利変動幅を拡大、イールドカーブコントロールの運用を柔軟化したりと、実質的に政策金利上昇を引き上げています。ゆうちょ銀行も含めて銀行の収益改善が期待されています。
今回は、そんなゆうちょ銀行の株価がどこまで落ちるのか、業績の推移なども合わせて分析していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 2000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べてかなり割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、日本株だけじゃなく米国株取引も始めたい…そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
取引手数料0円でお得に米国株を取引をしてはいかがでしょうか?
▼口座開設・維持費無料!▼
5分で申し込み完了!
目次
ゆうちょ銀行(7182)はどんな会社?

ゆうちょ銀行は、郵政民営化に伴い2007年10月に株式会社ゆうちょ銀行として発足。過去に郵便局が行なっていた郵便貯金の業務を引き継いでいます。
貯金残高は180兆円を超える規模。これは三菱UFJ銀行の149兆円を上回り国内最高の残高です。全国47都道府県全てに支店を持つなどメガバンク以上の”巨大銀行”と言えますね。
株式が上場されたのは、結構最近の2015年11月4日。高い配当利回りと”郵便局”ブランドの安心感もあり個人投資家の人気を集め、初値は公開価格の1,400円を大幅に上回る1,631円を付けました。
しかし、その後株価は失速。現状1,000円を下回る状況が続いています。
”巨大銀行”であるゆうちょ銀行に一体何があったんでしょうか?以下詳細に見ていきます。
ゆうちょ銀行の株価が上がらない|株価の状況は?
ゆうちょ銀行の株価データ(2023年9月1日現在)を簡単にまとめました。

株価の指標的には配当利回りが4%超えで高配当銘柄と言える水準。PERの目安は13~15倍ぐらいなので、約13倍というのはちょっと平均的な水準です。
ただ他の金融銘柄と比べると
- 三菱UFJ :6.7倍
- みずほ :5.5倍
となっていてPERが少し高いですね。ゆうちょ銀行の前身は郵便局で、設立の際に配当水準を高くしたこともあって投資家の人気が集まっているということでしょう。
業績があまり良くないのも、他の銀行株よりもPERが高い要因です。
銀行株は大きな成長が期待できないのでPERが低い一方、業績が底堅いこともあり高配当銘柄として人気があります。
銀行株の特徴とおすすめ銘柄をまとめています。ぜひご覧ください。

ゆうちょ銀行の配当実績と株主優待は?
以下がゆうちょ銀行の配当金の実績です。配当金は一株あたり50円から増えていないですね。
ゆうちょ銀行は、今後の状況により追加的な株主還元策を検討しているとのことですが、利益が減っていることもありしばらくは増配は見込めないと思います。

なお、ゆうちょ銀行の配当金は横ばいが続いていますが、日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。
それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。

株主優待はありません。配当金を中心に株主還元を行うということなのでしょう。残念です…。
次にゆうちょ銀行の株価推移と業績を見ていきましょう。
”FOLIO ROBO PRO” 進化型ロボアドの決定版!
AIで相場を先読みして大胆な銘柄入れ替えで好成績をたたき出している”FOLIO ROBO PRO”。

他の従来型ロボアドとは機能が完全に一線を画しています。その特徴をまとめると、
- 高度な金融理論を用いた進化型ロボアドバイザー
- 短期の相場の動きを予測した運用を実施
- 従来型ロボアドバイザーより高パフォーマンス
というもの。リリースから約3年経過後の成績は+47.72%とTOPIXを圧倒。
好成績の秘密は、ROBO PROのAIが高度な金融モデルを用いて相場の状況を分析して運用を行っているところ。
そんな進化型ロボアドを活用しておまかせ運用するのも良いかもです。
▼今ならキャンペーン実施中▼
進化型ロボアドの決定版!
ゆうちょ銀行の株価の推移は?どこまで落ちる?
次にゆうちょ銀行の株価推移を見ていきますね。以下のチャートはゆうちょ銀行が株式を上場した2015年11月以降の株価推移です。

上場初日は、公開価格1,400円を上回る1,680円で初値が付くなど上々の滑りだしでした。
一時1,800円に届くところまで株価が値上がりしましたが、その後1,200円程度の水準まで大幅下落。
2017年ごろは何とか公開価格である1,400円の水準を維持していましたが、2018年5月に公開価格の水準を切ってからは下げ足が早まっており、下落傾向が続いていますね。
以下がゆうちょ銀行の直近1年チャートですが、23年に入っても株価は下落傾向で1000円前後の水準が続いています。

チャート的には長期金利が上昇していることもあり800円で一旦反発といったところですね。当面の下値目途はこの800円といえるでしょう。
一方、23年3月に親会社の日本郵政がゆうちょ銀行株を1兆円売却すること発表。その後株価は短期的に下落しています。
このように株は大きく値動きするので、リスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

ゆうちょ銀行の株価が長期的に上がらない理由とは?

ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由は、
- 経常収益と利益も減少傾向
- 日銀のマイナス金利政策
です。以下、クイックに見ていきます。
経常収益と利益が減少傾向
経常収益(売上高)、経常利益、当期利益の推移は以下のとおり(単位:10億円)。


これらの推移を見ると、経常収益、利益ともに減少傾向であることがわかります。2017年は全体の売上げが伸びたものの、この年だけでしたね。
一方、22年3月期の業績は、長期金利が上昇していることと、外貨建てで運用しているファンドの運用収益により短期的には増収増益となっています。
株価は公開価格を下回り上場来安値を更新し続けているのは、この業績の悪化が嫌気されて株が売られたといえるでしょう。
日銀のマイナス金利政策
ゆうちょ銀行の収益が上昇しないのは、2016年1月29日に日銀が決定したマイナス金利の導入であると言えますね。
ゆうちょ銀行は預かった貯金額の大半を国債で運用。そのためマイナス金利の導入で国債の金利が大幅に下がったため運用成績が悪化し、収益が上がらないからです。
以下が10年国債の金利チャートですが、日銀がマイナス金利を導入してから大幅に下がっているのがわかりますね。

よく見るとゆうちょ銀行の株価チャートの形とほぼ同じですよね。10年国債の金利が下がるところでは、ゆうちょ銀行の株価も大幅に下がる。
2019年に入ってから世界的な金利低下の流れで日本の10年国債の金利も下がっていましたが、世界的に金利も上昇傾向です。
日本においても日銀は長期金利変動幅を拡大したり、イールドカーブコントロールの運用を柔軟化したりと、実質的に政策金利上昇を引き上げています。ゆうちょ銀行も含めて銀行の収益改善が期待されています。
なお銀行株は景気の動向に業績の影響を受けやすい景気敏感株ですが、通信株や医薬品株は景気に業績が影響を受けづらいディフェンシブ銘柄として知られています。
特徴とおすすめの銘柄をまとめていますので、ぜひご覧ください。
株価が下落しているゆうちょ銀行の株は買い時?
現在の収益を踏まえるとゆうちょ銀行株への投資は少し様子を見た方が良いのでは、と考えます。
理由としては、
・ゆうちょ銀行の株価は国債金利に連動
・金利上昇も業績回復は限定的
・株主優待がない
ということ。
ゆうちょ銀行の収益の源泉は、ズバリ貯金で預かった資金を国債で運用すること。なので金利が下がれば運用利回りが下がることになるので収益が上がらない、というわけです。
今は世界経済の減速懸念から各国の中央銀行は金融緩和方針に傾いていて、政策金利の引き下げを行なっています。米国のFRBもトランプ大統領の圧力に屈して政策金利を引き下げてますよね。
日本は低成長の国なので、金利は他の先進国に比べて極端に低いですし、マイナス金利政策は景気が完全に回復傾向を示すまでは続くでしょう。
なのでゆうちょ銀行の収益が上がる状態になるのはもうしばらく時間がかかりそうです。
進化型ロボアドのパフォーマンスがすごい!

ロボアド投資して3年以上経過しますが、結局のところ米国ETFに分散投資をしてリバランスしているだけ。
手間を気にしなければ自分でもできるレベルなんですね。
その点、真の意味でプロレベルの金融理論を活用しているロボアドはROBO PROだけかと。 大胆な資産入れ替えで高リターンを維持しています。
”FOLIO ROBO PRO” 進化型ロボアドの決定版!
AIで相場を先読みして大胆な銘柄入れ替えで好成績をたたき出している”FOLIO ROBO PRO”。
他の従来型ロボアドとは機能が完全に一線を画しています。その特徴をまとめると、
- 高度な金融理論を用いた進化型ロボアドバイザー
- 短期の相場の動きを予測した運用を実施
- 従来型ロボアドバイザーより高パフォーマンス
というもの。リリースから約3年経過後の成績は+47.72%とTOPIXを圧倒。
好成績の秘密は、ROBO PROのAIが高度な金融モデルを用いて相場の状況を分析して運用を行っているところ。
そんな進化型ロボアドを活用しておまかせ運用するのも良いかもです。
▼今ならキャンペーン実施中▼
進化型ロボアドの決定版!
「ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由」まとめ
今回は、ゆうちょ銀行の株価が上がらない理由ということで、株価の推移(チャート)、配当実績や株主優待、株は買いかなどについて述べてきました。
ゆうちょ銀行の収益の源泉は国債の金利。株価は明らかに国債金利チャートと連動しています。なのでマイナス金利政策が続いているうちは株価の上昇は中々見込めないですね。
新型コロナ収束見込みもあり、金利は上昇傾向ですが業績の回復は鈍いです。
他方、郵便局ブランドはいまだに健在。預貯金が大幅に減ることは考えずらいので現状の収益や配当のレベルは維持されると思います。
しかし、世界的な金融緩和や政策金利引き下げ傾向の中で、日銀のマイナス金利の深掘りも取りざたされる現状。収益上昇にはもう少し時間がかかりますね。
なので、ゆうちょ銀行株の購入は様子見ということで良いと考えます。
日本株への投資や資産運用に関連するお得でお役立ち情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
クレカ投信積立でポイントGet
「資産運用しながらお得にポイントを貯めたい…」
せっかく投資するなら少しでもお得に運用したいですよね。そんな方は、ポイント還元率が業界Topクラスのマネックス証券がお得かも。
貯まったポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換が可能です。
クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!

- ポイント還元率は1.1%
- 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
- 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAの口座が対象
- 上限は月5万円
とかなりお得な内容です。
▼口座開設・維持費無料!▼
※申し込みは最短1ページ。
1株から日本株に少額投資
投資資金が少なくて複数の銘柄に投資なんてできない!
このような株初心者の方も多いと思います。特に若い世代のかたは、株式投資に多くの資金を回す余裕はないですよね。
そんな方に自信を持ってオススメできるのがマネックス証券なんです。日本株に1株の少額から取引することができます。
マネックス証券で1株から少額投資
”株式投資してみたいけど、大金を投資するのは不安”
”資金が少ないので複数銘柄に投資できない”
マネックス証券ならトヨタ、三菱商事、NTTなどの優良企業に買付手数料無料で1株の少額から投資できます。
少額から取引できるので”株式投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに株を始めたい”という方に良いかも。
- 1株からの少額投資
- 買付手数料が無料(0円)
- ほとんどの銘柄が1万円で投資可能
- 1株でも貸株で貸株金利をGet
口座開設で、最大2,000円相当もらえるキャンペーン実施中!お得に現金をGetしてはいかがでしょうか?
▼現金がもらえるキャンペーン実施中▼
※申込は最短1ページ。
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
日本株のパフォーマンスは米国株に比べて悪いと言われている中、今度期待できる日本株はおすすめですをまとめました。

業績鉄板で減配しないで増配を目指す累進配当を続けている銘柄をまとめました。

株初心者でも安心して投資できる業績鉄板の日本株銘柄をまとめました。新型コロナ拡大でも業績に期待できる銘柄です。是非ご覧ください。

好業績、高配当銘柄の代表格である商社株の特徴をまとめました。景気敏感株で配当が安定しないという印象でしたが、安定配当を志向している会社が多く長期投資に向いているといえますね。

こちらも、業績が安定していて高配当の銘柄の代表格である銀行株の特徴をまとめました。マイナス金利の影響で経営環境は厳しいものがありますが、株価の見通しはどのようなものでしょうか?

アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、コカ・コーラ、マクドナルドなど米国には高い成長を続けるグローバル企業が多いです。米国株への投資を考えている方に向けて、買い方をまとめました。

ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢。投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!