三菱HCキャピタルの株価が安い理由を知りたいです?高配当で人気の銘柄ですが、将来性についても気になります。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 三菱HCキャピタルはどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 三菱HCキャピタル業績は好調?
- 三菱HCキャピタルの株価推移は?なぜ安い?
- 今後の株は買い時か?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に2,000万円以上の資産を運用しています。
三菱HCキャピタルの株価は長期的に右肩あがりで上昇しています。その要因は、
・指標的にはまだ割安
・リース事業の業績は堅調
・24期連続増配で高配当利回り
ですね。
株式としては10万円以下で購入できることと、配当利回り3.5%超えで24期連続で増配していることもあり、個人投資家からはかなり人気のある銘柄の一つです。
一方、発行済み株式数が多く、同業のオリックスと比較して利益率が低いことで、株価が安く推移していることもあり、比較的投資しやすい銘柄といえます。
リース事業は売り上げが底堅いものの、大きなイノベーションが見込めない成熟した業種ということもあり成長期待は低いことも株価が割安な要因の一つです。
今回は、そんな三菱HCキャピタルについて銘柄分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
三菱HCキャピタルはどんな会社なの?
三菱HCキャピタルは、2021年4月にリース業界の大手企業だった三菱UFJリースと日立キャピタルの合併により誕生したリース企業です。
航空機、工作機械、情報機器、医療機器などのリース事業や金融サービスを幅広く展開しています。海外事業へも積極的に進出していて、例えば、英国での金融サービスや米国の流通事業などでも高い収益を上げています。
三菱HCキャピタルの時価総額は約1.4兆円で、業界1位の時価総額3兆円を超えるオリックスに次ぐ規模。この2社がリース業界の中では”2強”と言って良いかと思います。
リース業界は、年々時価総額が大きく拡大していて将来性が楽しみなセクターの一つですね。
24期連続増配中で、配当利回りも4%を超える水準であることから、高配当で連続増配銘柄として投資家からも人気があります。
三菱HCキャピタルの株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2024年1月4日現在)を見て行きましょう。
株価の指標に関しては、パッと見た感じ”まずまずかな”というのが率直な感想。PER11倍、PBR0.8倍程度ということで指標的には割安な水準です。
配当利回りも4%近い水準ということで、リース事業会社らしい高配当銘柄となっています。
なお、同じリース事業を展開しているオリックスも業績が好調で高配当銘柄ということもあり個人投資家に人気です。
株は買いか分析していますので、ぜひご覧ください。
三菱HCキャピタルの配当実績や株主優待は?
続いて配当実績を見ていきましょう。以下が三菱HCキャピタルの配当金の実績です。
配当金は右肩あがりで増えていて、2000年から24期連続増配!
23年3月期も28円→33円で配当利回りは4%程度。増配率も約17%なので、高配当株の中でも、かなり魅力的な実績です。
中期経営計画における配当の方針は以下のとおり。配当性向40%以上そして株主還元は配当によって行うことを基本としています。
2023年実績ベースの配当性向は40%程度ですので、無理のない水準と言って良いかと思います。
株主優待は…
残念ながら株主優待はありません…
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。
三菱HCキャピタルの株価推移は?株価は急落?
続いてチャートを確認していきましょう。リース業界最大手のひとつ三菱HCキャピタル。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期10年チャート
以下は過去10年のチャートです。長期的に株価は上昇傾向です。
過去10年間、業績が堅調に伸びていることもあり、500〜800円のレンジで推移しています。
2014年ごろ500円程度だった株価が、2023年に1000円を突破する水準まで上昇していますね。
短期チャート
以下が三菱HCキャピタルの1年チャートです。短期的に株価は上昇傾向です。
2023年の6月ごろから上昇を始めて、9月中旬に1000円の大台を突破しました。その後は、年末にかけて900円台で推移しています。
株価が安いのは…
三菱HCキャピタルの株価は、同業のオリックスと比較して利益率が低いこともあり、800円ぐらいで伸び悩む状況なんですよね。
また、発行済み株式数が、オリックスに比べて多いのも株価が安い要因と言われています。
そもそもリース業界は、大きなイノベーションが見込めない成熟した業種。成長期待は低いことも株価が割安な要因の一つです。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
次に三菱HCキャピタルの業績を見ていきます。
三菱HCキャピタルの業績は堅調?将来性は?
続いて三菱HCキャピタルの業績を見ていきます。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。リース事業ということもあり、業績は底堅いですね。
新型コロナ拡大した時期を除いて売り上げ・営業利益ともに堅調。2022年3月期に売上高が大幅に増えているのは、三菱UFJリースと日立キャピタルが合併したためですね。
欧米を中心とした海外事業の売り上げが伸びていることや本業の海上コンテナなどの国内リース事業も好調で、今後の将来性もかなり期待できます。
なお、三菱HCキャピタルなどのリース事業は景気の動向に影響を受けやすいですが、通信株や医薬品株は景気動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
三菱HCキャピタルは買い時?
リース業界最大手のひとつ三菱HCキャピタル。業績も堅調で長期的に株価も上昇傾向です。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、三菱HCキャピタル株はインカム期待の長期投資の観点からは買いを検討しても良いと考えています。
理由をたんてきに言えば、
・指標的にはまだ割安
・リース事業の業績は堅調
・24期連続増配で高配当利回り
ということですね。
短期的に株価は上昇しているのでPER(予想)は11倍を上回っています日本株の平均値は15倍程度ということを考えると、まだまだ割安な水準。
PBRも1倍を切っていますからね。
また業界のアナリストの予想などにより算出された理論株価を見ると、1000円を切る株価であれば割安な水準と言って良いかと思います。
業績も堅調で、売上高も営業利益も上昇傾向。株価は長期的に上昇傾向ですが、24期連続増配中ということもあり配当利回りも4%近くあります。
リース事業ということで業績が底堅いこともあり、インカム目的で長期保有するのであれば投資はありかと考えます。
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「三菱HCキャピタルの株価はなぜ安い?」まとめ
今回は三菱HCキャピタルの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
リース業界最大手のひとつ三菱HCキャピタル。業績が堅調で株価も長期的に上昇傾向です。
一方、リース事業は成熟産業で成長期待が低いことや、同業のオリックスと比較して利益率が悪く、発行済み株式数多いのが三菱HCキャピタル株価が安い要因と言われています。
24期連続増配中で、かつ配当利回りも4%程度あることもあり個人投資家に人気の銘柄。
高いインカムを期待しつつ長期保有する。三菱HCキャピタル株はそんな銘柄といえそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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