ライオンの株価が下落しているようですが、なぜ安いんですかね?業績がヤバいことになっているようですが…
ライオン株は買うべきか、今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- ライオンはどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 業績悪化でやばい?潰れるのか?
- ライオンの株価推移は?なぜ安い?
- 今後の株は買い時か?
ライオンの株価が短期的に下落しています。なぜ安いのか?その要因は
・新型コロナ収束で石けん・洗剤の売り上げが落ち着いた
・資源高、円安による原材料高
による業績が悪化しているんですね。新工場の減価償却費による利益が減少していることも要因の一つ。
石けんや歯磨き粉などの日用品ということでライオンの業績は底堅いものの、資源高・円安による原材料高もあり株価は冴えない状況が続いています。
今回は、そんなライオン株を買うべきなのか?なぜ株価が安いのか?について分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
DMM株なら米国株取引手数料が0円!
DMM株では、米国株を手数料完全無料で取引することができます。
米国株の取引手数料は、日本株に比べてかなり割高…。
しかも大手ネット証券で横並びなんです。
少しでもコストを下げて米国株を取引したい…、日本株だけじゃなく米国株取引も始めたい…そんな方はDMM株が良いかもです。
DMM株は、他の証券会社に先駆けて米国株そして米国ETFの取引手数料が完全無料。
取引手数料0円でお得に米国株を取引をしてはいかがでしょうか?
▼口座開設・維持費無料!▼
5分で申し込み完了!
目次
ライオンはどんな会社なの?

ライオンは、石けん・歯磨き粉・洗剤などのトイレタリー用品や医薬品、ペット用品、ビューティケア製品、健康食品などを製造・販売する生活関連の日用品最大手の企業です。現在は、中国や韓国、シンガポールなどアジアを中心とした海外にも事業展開しています。
歯磨き粉の「デンター」「クリニカ」「システマ」、解熱鎮痛剤の「バファリン」、ドリンク剤「グロンサン」、洗濯洗剤の「ソフラン」やハンドソープの「キレイキレイ」などのブランドは日常的に使用している方も多いかと。

100年以上の歴史をもつ歯磨き・歯ブラシなどのオーラルケア分野で国内トップ。日常生活に溶け込んでいて、自分も小さいときから台所用洗剤の「ママレモン」や洗濯洗剤の「トップ」など母が利用していた記憶があります。
この事業分野では花王が圧倒的な売り上げを誇っていて、競合する商品のほとんどはシェア2位となっていますが、歯磨き関連の商品はトップシェアとなっています。
日常的に使う商品ばかりでありテレビCMなどの積極的なマーケティング戦略もあって、ライオンの知名度は抜群です。ライオン製の商品を使ったことのない人は、いないのではないでしょうか。
ライオンの株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年11月25日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”まずまずかな”というのが率直な感想。
配当利回りも1.66%程度でそれほど高くありませんが、業績が堅調なディフェンシブ銘柄ということもあり指標的にはまずまずといった感じです。
石鹸や歯ブラシなどの日用品は景気が悪くなっても需要が落ちないこともあり、ライオンだけじゃなく業界Topの花王も人気の銘柄となっています。
ライオンの配当実績や株主優待は?
続いて配当実績を見ていきましょう。以下がライオンの配当金の実績です。

2016年以降、配当金は増配を続けています。
業績安定している日用品の企業らしい安定的な配当ですが、増配率はそれほど高くなく配当利回りも1.8%程度とそれほど魅力的な水準ではないですね。
ライオンの配当方針を見ると、
連結収益力の向上により、株主の皆さまへの継続的かつ安定的な利益還元を行うことを経営の最重要課題と考え、配当は連結配当性向30%を目安として継続的かつ安定的に実施し、自己株式の取得は中長期的な成長のための内部留保を総合的に判断して実施を検討してまいります。
ということで、業績次第ですが配当性向30%というのを目安にしています。
21年の実績で配当性向は29.4%と苦しいですね。業績が底堅いこともあり減配はないと思いますが、今後の増配は利益成長次第といえるでしょう。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。

株主優待は自社製品の詰め合わせ
株主優待は、もらってうれしいライオン製品の詰め合わせです。
100株以上を保有している株主に、新製品を中心とした自社製品詰め合わせを1セット進呈となっています。

日常的に利用する歯磨き粉や洗剤など、ライオン製品が定期的にもらえるので利用価値は高い優待なのではないでしょうか?
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
優待銘柄を検討する際に役に立つ本3選と雑誌を紹介しています。優待に関する情報は、これで十分です。

次にライオンの株価推移と業績を見ていきましょう。
無料アプリで株の練習!ゲーム感覚で投資が身に付く

「お金をかけずにまずは株の練習をしてみたい…」
「株に興味があるけど、損は出したくない…」
株式投資を始めたいと思っても、損失が怖くて、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか?
そういう方は、まずは無料アプリで株の練習をしてみるのが良いかも。
「トウシカ」は初心者向けの株取引シュミレーションもできるアプリです。
- 実際のデータで株取引ができる
- つみたてNISAやiDeCoのシュミレーションにも対応
- おすすめ投資法の診断機能あり
過去のデータを活用してゲーム感覚で株取引のシミュレーションができるんですね。テクニカル分析も身につきます。
また、つみたてNISAやiDeCoのシュミレーションにも対応しており、老後を見据えた資産形成を考えている方にはピッタリ。
職業や年齢に合わせて自分に合った投資法を診断してくれるので、何から始めていいかわからない…と思ったらこのアプリで診断してみるのがよさそうです。

参考記事⏬
株アプリ「トウシカ」の評判と口コミは?
ライオンの株価は下落?なぜ安いの?

続いてチャートを確認していきましょう。日用品の最大手ライオン。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期チャート
以下は過去のチャートです。2020年末をピークに株価は下落傾向です。

景気が悪化しても業績が底堅いディフェンシブ銘柄ということもあり、株価は堅調に推移していました。
特に2020年は新型コロナ拡大があり、石けんや洗剤などの日用品の売り上げが大きく伸びたことから株価は上昇しました。
短期チャート
以下がライオンの1年チャートです。短期的に株価は完全に横ばい傾向ですね。

新型コロナの収束にともなり、ハンドソープなどの製品の売り上げが落ち着いてきたことと、原油高と円安による原材料高の影響を受けて利益が圧迫されていることが株価軟調の要因となっています。
短期的には、この傾向は続きそうです。
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次にライオンの業績を見ていきます。
ライオンの業績はヤバい?
続いてライオンの業績です。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。石けんや洗剤などの日用品事業ということもあり、業績は底堅いですね。


新型コロナ拡大で、ハンドソープや洗剤などの衛生商品の売り上げが大きく伸びたことから、2020年の業績は増収増益となっています。
一方、21年以降は、新型コロナが収束したことに加えて、原油高や円安による材料費の高騰で増収減益となっています。
売り上げは伸びても商品への価格転嫁が難しいことから、利益が伸びないということです
22年12月期は、国内の一般用消費財が堅調に推移したほか、海外事業が円安も手伝って伸長し第2四半期累計の売上高は前年同期比7%増加しましたが、原材料価格の上昇もあり利益は小幅増益となっています。

一方、キャッシュフローについて日用品を行なっていることもあり、わりと安定しています。

ただ21年は資源高や円安による原材料の高騰もありキャッシュフローはマイナスとなっています。
今後は、商品への価格転嫁を進めることができるかどうかですね。
なお、ライオンは日用品株で業績は底堅いですが、通信株や医薬品株は景気動向に業績が影響を受けづらいディフェンシブセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
ライオンは株価下落で買い時?

歯ブラシや歯磨き粉の業界最大手ライオン。誰しもが日常的に利用する製品を製造・販売していることもあり、売り上げは堅調で業績は底堅いです。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、ライオン株はインカム期待の長期投資の観点からは買いを検討しても良いと考えています。
理由をたんてきに言えば、
・高いブランド力で業績は堅調
・景気の動向に影響を受けづらいディフェンシブ銘柄
・海外事業の成長期待
ということですね。
そもそも日用品のようなディフェンシブ銘柄は短期的な株価値上がりを期待するような銘柄ではなく、長期目線で投資するものです。
歯ブラシや歯磨き粉、石けん・洗剤などの日用品需要がなくなることはないので、普通に考えれば経営はかなり安定していると言って良いかと思います。
普段使用する日用品については、ライオンや花王、ユニチャームのようなブランド品を利用したいと考える消費者が多いです。
株価は原油高や円安の影響もあり短期的には下落傾向ですが、長期的には上昇傾向とも言えるかと思います。

日用品ということで業績が底堅いこともあり、長期保有するのであれば投資はありかと考えます。
1株から日本株に少額投資
投資資金が少なくて複数の銘柄に投資なんてできない!
このような株初心者の方も多いと思います。特に若い世代のかたは、株式投資に多くの資金を回す余裕はないですよね。
そんな方に自信を持ってオススメできるのがマネックス証券なんです。日本株に1株の少額から取引することができます。
マネックス証券で1株から少額投資
”株式投資してみたいけど、大金を投資するのは不安”
”資金が少ないので複数銘柄に投資できない”
マネックス証券ならトヨタ、三菱商事、NTTなどの優良企業に買付手数料無料で1株の少額から投資できます。
少額から取引できるので”株式投資はちょっと難しそう”とか”まずは試しに株を始めたい”という方に良いかも。
- 1株からの少額投資
- 買付手数料が無料(0円)
- ほとんどの銘柄が1万円で投資可能
- 1株でも貸株で貸株金利をGet
これを機会にマネックス証券に口座開設して、日本株の少額投資を開始してみてはいかがでしょうか?
▼1株から気軽に取引▼
※申込は最短1ページ。
「ライオンの株価が下落…なぜ安い?」まとめ
今回はライオンの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
歯磨き粉などの日用品トップシェアのライオン。100年以上の歴史をもつ歯磨き・歯ブラシなどのオーラルケア分野で国内トップ。これらの商品は日常生活に溶け込んでいることもあり業績は底堅いです。
一方、原油高や円安による原材料高もあり短期的には株価は下落傾向です。売り上げはしっかりと伸びていることもあり、今後は商品に価格転嫁できるかが株価上昇のポイントとなりそうです。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
クレカ投信積立でポイントGet
「資産運用しながらお得にポイントを貯めたい…」
せっかく投資するなら少しでもお得に運用したいですよね。そんな方は、ポイント還元率が業界Topクラスのマネックス証券がお得かも。
貯まったポイントはAmazonギフト券やdポイントに交換が可能です。
クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!

- ポイント還元率は1.1%
- 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
- 特定口座、一般口座、一般NISA、つみたてNISAの口座が対象
- 上限は月5万円
とかなりお得な内容です。
▼口座開設・維持費無料!▼
※申し込みは最短1ページ。
野村證券の投資情報アプリで無料で情報収集
株式投資で良い成績をえるためには、個別銘柄の情報・分析はもちろん、政治・経済に関するニュースも日々チェックしていくことが不可欠。
”株式投資に興味があるけど株の情報収集って面倒くさい!”自分も含めて、そう思っている方、本当に多いと思います。
そんな方におすすめなのが、野村證券が提供する株アプリです。
自分も使っていますが、無料サービスでも十分な情報を手軽にGetできるんですね。
野村證券の投資情報アプリで手軽に情報収集
アプリで投資に関する情報を手軽にGetするなら、野村證券の投資情報アプリ”FINTOS!”の無料ダウンロードが良いかもです。
機能①:質の高い情報をアプリでGet(無料)
→様々なメディアの投資に関する記事を野村證券が厳選して配信
機能②:気になる銘柄の情報もアプリでGet(無料)
→気になる銘柄をリストに登録して、必要な情報を手軽にチェック
機能③:野村證券のレポート(有料)
→野村證券独自のリサーチレポートをアプリでチェック
※有料プランの無料体験も!
なお、株の勝率を高めるには、株に関する勉強や過去の相場の値動きをもとに取引の練習をするのが効果的です。
おすすめの本やアプリをまとめました。ぜひご覧ください。
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
新型コロナウイルスの拡大によって日本経済に大きな打撃が走っています。外出自粛やインバウンド消失など、この状況下でおすすめの銘柄についてまとめました

株初心者でも安心して投資できる業績鉄板の日本株銘柄をまとめました。新型コロナ拡大でも業績に期待できる銘柄です。是非ご覧ください。

好業績、高配当銘柄の代表格である商社株の特徴をまとめました。景気敏感株で配当が安定しないという印象でしたが、安定配当を志向している会社が多く長期投資に向いているといえますね。

こちらも、業績が安定していて高配当の銘柄の代表格である銀行株の特徴をまとめました。マイナス金利の影響で経営環境は厳しいものがありますが、株価の見通しはどのようなものでしょうか?

アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、コカ・コーラ、マクドナルドなど米国には高い成長を続けるグローバル企業が多いです。米国株への投資を考えている方に向けて、買い方をまとめました。

ソーシャルレンディングの中でも特に注目されているのがFunds。株のように値動きがないので相場の動きが気になりません。
銀行預金にほとんど利息がつかない中、投資先として有力な選択肢。投資するファンドにもよりますがの年率1.5〜3%程度のリターンが期待できます!
なので、こんな方に特にオススメです。
- 日々の相場の動きを気にしないで投資したい
- 銀行の預金金利は低すぎて使えないと感じている
- 定期預金感覚で高い利回りを得たい
詳しくは以下をクリック!