中外製薬(4519)の株価はなぜ上がらないのか、理由を知りたいです。
短期的にはコロナショックもあり株価は下落してるようですが…今後株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 中外製薬とは?
- 中外製薬(4519)の株価の状況は?
- 中外製薬の配当と株主優待は?
- 中外製薬の株価の推移(チャート)は?
- 中外製薬の業績は?株価が上昇する理由を分析
- 中外製薬の株は買い時?
がん製薬に強みを持つ中外製薬。スイス大手医薬品メーカーのロシュ傘下で大きく成長しています。
がん製薬の売れ行きが好調で業績も右肩上がりに上昇していることもあり、長期的に株価が上昇しています。
他方、短期的にはコロナショックもあり株価は調整局面。2019年に大きく株価が上昇した反動もありますね。そんな中外製薬の株は買い時か分析してみました。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
株価・業績好調の中外製薬とは?

中外製薬は、言わずと知れた医薬品の開発・製造・販売を行う大手医薬品メーカーですね。
「バイオの中外」としてバイオ・抗体技術を核に、「がん」「腎」「骨・関節」領域を中心に糖尿病・感染症の医薬品を開発・販売しています。
2002年にスイスの大手医薬品メーカーであるロシュ社に買収され、その傘下に入っています。世界トップクラスの規模を誇るロシュ社との提携により、海外売り上げ比率も25%と非常に高い製薬企業です。
中外製薬の強みは自社開発したがん製薬なんですね。オブシーボを持つ小野薬品もそうですが、強い製薬を持つ会社の業績は好調ということです。
例えば、国内向けに販売している、がん免疫薬「テセントリク」や乳がん治療薬「パージェタ」などのがん治療薬の売り上げは好調に推移しています。
さらに、海外向けには向けには主力の抗がん剤「アレセンサ」のほか、自社開発の血友病向け新薬「ヘムライブラ」のロイヤルティー収入が中外製薬の利益を押し上げてます。
中外製薬の株価は状況は?
では早速ですが中外制約の株価データ(2022年5月25日現在)を見て行きましょう。

業績・配当未定のためPERや配当利回りが出ていないですね。
過去の配当利回りはだいたい2%程度で、日本株の平均と同じぐらいですね。やはり株価が長期的に上昇していることもあり配当利回りがそれほど高くありません。
製薬会社は新薬の開発や薬価の改定などで売り上げや利益が変動しやすいので、PERはあまり参考にならないですね。
中外製薬の配当実績と株主優待は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下が中外製薬の配当金の実績です。

配当金は増配傾向ですね。
配当利回りは1%台と低いものの2013年15円→2020年55円と3倍以上に増配しており、なかなかのパフォーマンスです。
特別配当を除けば減配がないですね。配当性向も44%〜51%程度と無理のない範囲と言えそうです。
中外製薬の配当方針を見ると、
戦略的な投資資金需要や業績見通しを勘案した上で、Core EPS対比平均して50%の配当性向を目処に、株主の皆様へ安定的な配当を行うことを目標
としていて、50%の配当性向を目途ということですね。
最近の配当性向は、上限である50%にほぼ到達していることもあり、今後の増配ペースは落ちてくるかもですね。
過去の実績を考えると減配はないと思いますが、業績次第ということでしょうね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。

株主優待は…
配当利回りは2%台で増配傾向の中外製薬。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。しかし現在のところ、中外製薬は株主優待を実施していません。残念です…。
さすがに自社製品を優待にするわけにもいかないでしょうから、株主還元は配当金を中心に行うということなのでしょう。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。以下の記事で、優待銘柄を検討する時に本当に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

中外薬品の株価の推移は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
がん製薬に強みをもつ中外製薬ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
中外薬品の長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
綺麗な右肩上がりですね。この10年で大きく株価が伸びています。
2012年ごろに400円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年半ばに1600円程度の水準まで上昇していますね。
3年ちょっとで株価4倍ですから圧倒的なパフォーマンスといえます。
その後は、2017年にかけて3800円程度で株価が下落していますが調整らしい調整はこのときぐらい。
すぐに株価は上昇に転じて、2020年には6000円近くまで達していますね。
中外製薬の2年チャート
以下が直近2年間のチャートです。
長期的には上昇傾向ですが、短期的に株価は下落していますね。6000円が抵抗線になっていて、2020年7月と2021年1月に跳ね返されています。
2020年末ごろまで株価が大きく上昇しており、割高感が意識され短期的に下落傾向です。
ちなみに中外製薬は2020年7月に1株→3株の株式分割を行っています。
なお、中外製薬の株価も短期間で大きく動いていますよね。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次に中外製薬の業績を見ていきます。
中外製薬の業績は?株価が長期的に上昇してる理由は?
業績は好調そのものですね。株が上昇している理由も業績が大幅に伸びているからといえるでしょう
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。


2014年決算から売り上げも利益も大幅に伸びてますね。純利益は5年間で727億円→3030億円と4倍以上にまで上昇しています。
中外製薬は、がん製薬の売り上げとスイスのロシュ社を通じたロイヤリティー収入が大きな収益源となっていて、これらが好調に推移しているということです。
2020年、21年の業績もかなり好調です。強みのある製薬を持っている製薬会社の収益性はは強いということです。
医薬品株の業績も底堅いですが、通信株や商社株の業績もそこが高いですね。特徴を以下の記事にまとめています。
好調な業績もありキャッシュフローも潤沢です。中外製薬は財務的になんら問題ありませんね。

対象的なのが製薬業界のガリバー武田製薬ですね。新薬の開発にうまく言っておらず、業績が落ち込んでいます。
参考記事 >>
武田薬品工業の株価が下落!7兆円巨額買収で財務悪化。減配は…?
株価が上がらない中外製薬。株は買い時?
業績好調で株価が大幅に上昇している中外製薬。株は買い時でしょうか?
個人的な好みも入っていますが、中外製薬の株は買い時と考えています。
理由をたんてきに言えば、
・業績が右肩上がりで上昇
・がん製薬に強みがある
・直近の株価は下落傾向で割高感は薄い
ということ。
2020年中頃まで株価が上場来高値を更新していて割高感がありましたが、2022年に入って株価が下落傾向でもあり、手ごろな株価になっています。
がん製薬とスイスのロシュ社を通じた海外販売に強みを持つ中外製薬は、魅力的な銘柄であることは間違いありません。
製薬会社の中では欲しい銘柄の筆頭ですね。
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「中外製薬の株価はなぜ上がらない」まとめ
今回は中外製薬の株価が上昇する理由ということで、2019年3Q決算、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
がん製薬と海外販売網に強みを持つ中外薬品。業績も絶好調で、配当も増配が続いています。
製薬業界の業績は新薬を持つかどうかに依存しますから、独自開発したがん製薬を持つ中外製薬の業績は今後も期待できると考えます。
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