レーザーテック(6920)の業績が急成長していますが、今後の株価はどこまで上がるのか知りたいです。将来性は非常に高い企業だと思いますが…
急成長銘柄であるレーザーテックの特徴や株価や配当の推移はどうなっていますか?
このような興味のある方に向けて記事を書いています。
- レーザーテック(6920)はどんな会社?
- 株価の状況は?
- レーザーテックの配当と株主優待は?
- 株価の推移(チャート)は?2022年に株価急落…
- レーザーテックの業績推移は?
- 将来性十分!レーザーテックの株は買い時?
1960年に創業以来、2004年にジャスダック、2012年東証2部、2013年東証1部に上場。2021年末に株価が30000円を突破した「テンバーガー」を地で行く銘柄ですね。
「一生に一度は出会いたい高成長銘柄」とも言われるレーザーテック。
5G技術やAI、Iotなど世界的に半導体需要は盛り上がっていることもあり、半導体検査装置を手がけるレーザーテックの業績も絶好調。2023年も大幅に増収増益。
パソコンやデータセンター向け半導体需要も堅調で、今後の業績や株価もかなり期待できる銘柄です。
一方、株価が急上昇したこともあり、世界的な金融引き締めやウクライナ情勢もあり22年に入って株価は急落しました。
今回は、そんな人気の銘柄であるレーザーテックについて株価と業績を分析していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
レーザーテック(6920)はどんな会社?
レーザーテックは、主に半導体関連装置を扱っています。この分野で売上げの8割近くを占めます。
もっと詳細をいうと、半導体の欠陥検査装置が売り上げの80%で、このタイプの検査装置のシェアはなんと100%。
半導体の性能向上に不可欠な技術である回路の微細化をしたとしても、想定していた性能がきちんと欠陥なく発揮されるかを調べる装置なんですね。
他に
- エネルギー・環境関連装置
- レーザー顕微鏡
なども手掛けています。
(出典:レーザーテックHP)
こういう半導体検査装置は、他社があまり取り扱っていないブルーオーシャンな分野で、極めて高度な装置を作っています。
そのため利益率が非常に高い研究開発型の企業です。
主な納品先は、TSMCなどの台湾の半導体メーカーやサムスンなどで、世界の半導体トップ企業に検査装置を納品しているんですね。
レーザーテックの現在の社員数は2020年で単体254名、連結375名の少数精鋭のメーカーで、社員平均年収は研究開発型らしく約1,100万円と高水準です。
ちなみに5G基地局などの保守や動作検証などを行っているアンリツや工場オートメーションで圧倒的強みを持つキーエンスも日本企業の中では大きく成長している銘柄です。
次に、株の状況や株価推移はどうなのか、見ていきます。
レーザーテック(6920)の株価の状況は?
では早速ですがレーザーテックの株価データを見て行きましょう(2024年1月30日現在)。
現在の株価は39000円超え…取引単位は100株なので、390万円強でレーザーテックの株を所有することが可能です。
100株単位で買うとなると必要資金は390万円を超えており、かなりハードルが高いんですよね。
なので、まずはマネックス証券のワン株で購入するのが良いかと思います。
レーザーテックのPER(株価収益率)は約75倍でかなり割高な水準ですね。今後の成長期待もあり、超人気銘柄ということがわかります。
配当利回りは0.46%程度で、株価が上昇傾向ということもありかなり低い水準です。将来の成長を期待して投資する銘柄ということですね。
レーザーテックは成長株の代表銘柄ですが、景気の動向に影響されづらい医薬品株や通信株も人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
レーザーテックの配当実績は?
続いて配当実績を見ていきます。以下がレーザーテックの配当金の実績です。
最近の株価が上昇していることもあり配当利回りは高くありませんが、配当金は右肩上がりで増えているのがわかります。
あくまでレーザーテックの株を買うなら、今後のさらなる成長を期待した値上がり益を狙うことをおすすめします。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。
株主優待は…
さて株価の上昇もあり配当利回りが低いレーザーテック。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、
レーザーテックは株主優待を実施していません。残念です…。
半導体検査メーカーということもあり、自社製品を優待に活用しづらいということですかね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。
次にレーザーテックの株価推移と業績を見ていきましょう。
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レーザーテックの株価の推移は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。ここでは過去10年の長期チャートと
短期チャートを見ていきます。
レーザーテックの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。凄まじい勢いで上昇していますね。
月足を見てみるとレーザーテックの株価は、2020年以降で5倍以上にまで上昇しています。
2013年の東証一部上場から既に株を3回分割。2024年に入って一時的に株価40000円を突破しており、絵にかいたような正真正銘の成長株です。
1年短期チャート
以下がレーザーテックの1年短期チャートです。
2020年に入ってコロナショックがあり株式市場が大暴落しましたが、レーザーテックはほとんど影響を受けず、右肩上がりで株価は上昇しました。
株価は、2020年3月に一度5000円を下回ったあと、一気に上昇。20年7月には大台の10000円突破しました。
外食や観光事業と違って、半導体検査装置は、新型コロナが拡大しても売り上げには何ら影響がないということで投資家からの買いが入ったということでしょう。
2024年に入って40000円の大台を一時突破。22年は世界的な金利引き締めや景気減速懸念もあり株価は2万円台前半にまで下落しましたが、その後、株価はV字回復しています。
なお、株は値動きが荒くリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
レーザーテックの業績推移は?
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。
過去5年間売上高・利益ともに順調に伸びてますね。
連結利益が連結純利益が5年間で約3.5倍となっていて、株価も急騰し、時価総額も5年前の29倍になりました。
2021年に入っても、高速通信規格「5G」の本格化で半導体メーカーによる微細化投資が加速し、生産に必要な検査装置が急拡大していることもあり業績が好調。
純利益も、従来の予想から15億円引き上げて過去最高の140億円になる見込。配当も6円増やし年間配当は55円になっています。
5Gなどの最先端技術に加えて、リモートワークや遠隔授業の広がりによりパソコンやデータセンター向けの半導体需要が非常に高まっています。レーザーテックにとって、コロナ拡大は業績には追い風だったということです。
キャッシュフローも2020年以降、大幅に増えていますね。
世界的に5GやAI、パソコン用の高性能半導体の需要は堅調ということもあり、検査装置を製造・販売するレーザーテックの業績や株価は今後も期待できると考えます。
レーザーテック株に投資するリスク
そんな絶好調のレーザーテック株ですが、投資するリスクは何でしょうか?
ざっくりとまとめると
・PERは70倍と株価はかなり割高
・100株単位の購入には多額の資金が必要
の2点ですね。株価が短期的にかなり上昇していることもあり、割高になっているのは間違いありませんし、現に22年は株価は急落しています。
今後の株価上昇を期待して購入しても、タイミングによっては短期的な調整に入り、高値づかみとなる可能性はありますね。
また、レーザーテックは株価39000円超えで100株単位での購入だと必要資金は390万円超え…。投資額が大きくなるので、その分リスクも高くなります。
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株は買い時?「レーザーテックの株価」まとめ
今回は「レーザーテックの株価がどこまで上がる」ということで、配当や株主優待、業績推移、チャートなどについて書きました。
中長期で考えると、今後も成長の余地はかなり大きいということもあり、株価はさらに上昇することが期待できます。
将来的にも、5G、AI(人工知能)、ADAS(先進自動運転支援システム)など高度な半導体需要は増加する一方です。
これらの最新技術に加えて、コロナ拡大もありテレワークや遠隔授業の普及でパソコンやデータセンター向けの半導体需要も堅調。
今後も、検査機器としてレーザーテック製品の需要はかなり高くなることが見込まれます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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