メルカリ(4385)の株価が急落しています。今後どこまで株価が下落しますかね?2018年6月の上場以降の株価推移はどうなっているかも知りたいです。
今後の業績の予想、配当や株主優待などの状況についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
- 今後どこまで期待できる?メルカリ株価が上昇!
- メルカリの株価の概況は?
- メルカリの配当や株主優待は?
- メルカリの株価推移(チャート)は?
- メルカリの株価下落の理由とは?
- 株価が大幅下落のメルカリ。株は買い?
今回はフリマアプリやメルペイなどの事業を展開しているメルカリの分析を行います。
相次ぐ新規事業の失敗などで業績は赤字続きで、株価も下落傾向でしたが、新型コロナ拡大によるEC需要増から売り上げが増加。株価は2020年に大きく上昇しました。
しかし、2021年の業績は再度赤字に転落したことで、株価が急落しています。
今回は、そんなメルカリの株価が下落する理由と、今後期待できるのかみてきます。ぜひ最後までご覧ください。
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目次
メルカリとは?
メルカリは、日本最大のフリーマーケットサービス運営会社ですね。Jリーグの鹿島アントラーズをグループに持つことでも有名です。
そんなメルカリですが2013年創業。スマホで物を自由に売買できるフリマアプリの運営で若者を中心に利用者が爆発的に広がりました。日本だけで2,000万人以上のユーザーを抱えるまで成長。
この記事を読んでいる方も、メルカリのフリマアプリを活用して不用品を出品したり、欲しい物を購入したりと、利用したことのある方は多いのではないでしょうか?
購入時の支払い(クレジットカード・キャリア決済・コンビニ・銀行ATM)、品物が届いてから出品者に入金、AIによる不正の監視など、独自のシステムを構築しています。
国内だけではなく、海外はアメリカに進出(イギリスは撤退)しています。
最近では、フリマだけでななく、スマホ決済サービス「メルペイ」(決済分野、与信分野、ふえるお財布/貸付投資サービス分野)にも力を入れて事業展開しています。
ちなみに、メルカリもここ数年で売上を大きく伸ばした成長企業ですが、レーザーテックや北の家族もグロース銘柄として投資家から人気があります。
株は買いか分析していますので、ぜひご覧ください。
メルカリの株価の概況は?配当や株主優待は?
メルカリ(4385)の株価データを簡単にまとめました(2022年2月18日現在)。

メルカリの今期予想未定となっているのでPERは出ていません。PBRは13倍を超えていますので株価の指標的には株価がかなり割高であるということ。
配当金や株主優待はありません。今は株主還元よりも成長のため事業に資金を使いたいということなのでしょう。
割高な株価指標と配当・株主優待なし…。
成長企業なのでしょうがありませんが、自分のようなインカム重視の投資家にとっては手を出しづらいですね。
メルカリどこまで下落?2022年は業績不振で急落…
新型コロナ拡大による巣ごもり需要もあり、2021年末には株価が7000円まで上昇していましたが、2020年に入って4000円割れにまで下落しています。
わずか2ヶ月程度で半値近くまで急落…
要因は、2021年の緊急事態宣言が解除されるなど新型コロナが収束しつつあり、出品数の鈍化や購入頻度の減少による業績が悪化しているためです。
2022年6月期の業績は、売上高は大きく伸びているものの利益が赤字に転落しており、失望売りにより急落したということです。

このように株は短期的に大きく下落するのでリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次は、株価の急落を招いている決算の概況について見ていきます。
メルカリの業績推移は?

メルカリの業績推移を見ると、売上高は堅調に伸びているものの、利益の赤字拡大が続いていますね。


想像以上に真っ赤ですね…2020年まで株価の下落が続いていたのは、この業績悪化によるものですね。
メルペイや英国事業撤退など新規事業が軒並みうまくいっていないこともあり、赤字幅が拡大しています。
一方、メルカリのような新興・成長企業は事業拡大への投資が必要となるため利益が赤字になるのはよくあること。
ちょっと赤字幅がおおきいのが気になりますが、米国のテスラのような新興企業も黒字化したのは2020年に入ってからです。今後に期待といったところですね。
2019年までキャッシュフローマイナスとなっていましたが、2020年以降はプラスになっています。すぐに経営破綻することないかと思います。

メルカリのこれまでの株価推移は?
次にメルカリの株価推移を見ていきますね。以下のチャートは、2018年6月に東証マザーズに上場して以降のものです。
2020年に株価は上昇していますが、それまでは完全に下落傾向でした。
成長著しいメルカリですが、東証マザーズに上場したのは2018年6月。これまでの実績や将来性から日本の”ユニコーン企業”としてかなり話題を集めましたよね。
IPO当日に公募価格3,000円から倍の6,000円まで株価が急騰するなど、上々の滑り出しとなりました。しかし、その後の業績があまりにもパッとしないことから株価は低迷。
2018年末ごろには公募価格3,000円割れ。2018年12月に最安値の1,704円を付けたのち株価は一時的に反転しました。
2019年3月ごろに公募価格を回復したものの、業績悪化により公募価格である3000円をきる水準が長かったですね。
コロナの影響で株価上昇
2020年8月に発表した2020年6月期決算は、売上高が前期比でなんと48%増の762億円。新型コロナ拡大による外出自粛で、個人間でも電子商取引(EC)の利用が急増。
赤字が続いている米国事業も黒字化が見えてきました。
この巣ごもり需要の拡大で成長期待は高待っていて、メルカリの株価は年初から2倍超に押し上げました。
株価のさらなる上昇を期待したいところですが、後述するように新規事業に軒並み失敗していることもあり、業績的にはちょっと厳しいと思われます。
メルカリの株価が下落した要因とは?

日本の”ユニコーン企業”として期待を集めたメルカリ。ここまで株価が長期的に下落し続けている要因は、
- 事業の先行投資による赤字幅が拡大
- 相次ぐ事業撤退
- メルペイ事業が成功するか不透明
ということ。以下、クイックに見ていきます。
下落要因①:事業の先行投資による赤字幅が拡大
上場直後の2018年8月に発表された2018年6月期の決算は、
・売上高:357億円(前年比62%増)
・純利益:70億円の赤字(前年比66%減)
と予想外の大幅赤字だっただめに投資家は失望し、翌日のメルカリ株は10%以上暴落しました。
今年8月に発表した決算では純利益が137億円の赤字となっていて、2倍近く赤字幅が拡大。
さらに11月に発表された直近の2020年1Q決算でも3ヶ月だけで70億円の赤字…。もはや決算のたびに投資家の失望売りが入るのが風物詩となっている状況です。
他方、本業の国内フリマ事業は好調で売上高は順調に拡大しているんですよね。なので新規事業などへの投資によって赤字を垂れ流しているってこと。
これらの投資がうまくいかず、投資費用回収の目処が立たないところが株価下落の一つの要因となっていると言えます。
下落要因②:相次ぐサービスの中止や事業撤退
事業や新規サービスに積極的に投資をしているメルカリですが、お世辞にもこれらの事業がうまくいっているとは言えません。
上場後に撤退したサービスや事業をざっとあげただけでも、
- ブランド品専用フリマアプリ「メルカリメゾンズ」
- 即時買い取りサービス「メルカリNOW」
- スキルシェアサービス「teacha」
- シェアサイクル事業「メルチャリ」
- 英国フリマ事業
となっています。これらは、サービスを開始してからほんの数年で撤退しているんですよね。
本業である国内フリマアプリ事業が伸びているので会社全体への影響は軽微かもですが、ちょっと経営が大丈夫かと心配になってしまいます。
手を出した新規サービスや事業が軒並み撤退に追い込まれている…。こうしたところが投資家の売りを誘っている要因と考えられます。
下落要因③:メルペイ事業が成功するか不透明
メルカリが現在最も力を入れて投資を進めているのは、現金決済サービスのメルペイ事業です。
最大70%のポイント還元を行うなど、ユーザー獲得に向けて巨額の投資を行っています。
この決済サービス事業は、Paypayやau Payなどもキャッシュバックなどの大型キャンペーンを行っていて消耗戦の様相なんですよね。
ちょっと古いですが、以下がこれらサービスの売り上げをまとめたものですが、各社全く利益が出ていないですね。というより完全な赤字です。

現金決済サービスは間違いなく競争が激化して、多くの会社が撤退を余儀無くされるサービス分野。現状は、PayPayの利用者が他社を圧倒している状況です。
さらに2022年にはPayPayとLINE Payが統合し、PayPayに一本化されます。
これまでのメルカリが始めた新規サービスや事業がことごとく失敗していることを考えると、メルペイ事業も散々赤字を垂れ流した挙句、撤退するということもあり得ますね。
メルカリの株は買いか?
本業の国内フリマ事業が好調の成長株。新型コロナ拡大による巣ごもり需要の増大で、株価は回復していますが、現在の赤字を踏まえるとメルカリの株は買えないですね。
理由としては、
- 純利益が赤字拡大 → 一時的に黒字化もまた赤字
- 株価は割高(高PBR)
- 配当や株主優待がない
- 新規事業やサービスが軒並み失敗
- メルペイ事業の成功も不透明
ということ。人口減少する日本で、プリマ事業も長期的に見れば縮小することは間違いない。
なので、本業がもうけを出しているうちに新たな柱となる事業を開拓するという経営陣の判断はわからんでもありません。
しかし、新規事業がこれだけ失敗しているとなると、ちょっと経営が大丈夫か心配ですよね。
目下メルペイ事業を収益の柱に育てようとしてますけど、競合はPaypay、au Pay、楽天などなど。現金決済サービスの競争は非常に激しい分野です。
なのでメルカリ株の購入は、利益を確実に黒字化できる見込みが立つまで待ったほうが賢明と考えます。
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「メルカリの株価が急落…やばい?」まとめ
今回は、メルカリの株価は今後どこまで期待?ということで、メルカリの決算概要、株価の推移(チャート)、株価が下落する要因、株は買いかなどについて述べてきました。
メルカリの強みは本業のフリマアプリ事業が絶好調で利益が大きく出ていることですね。ここ数年、利用者も2000万人を超えて増え続けています。
他方、この本業で得られた利益を新規事業に投資しているものの、撤退を繰り返し、いまだに収益を出せるほど成功している事業が無いんですね。
目下集中的に投資をしているメルペイ事業。メルカリ株の購入はこれらの事業が収益を生み出して黒字化の見込みが立つまで、様子見ということで良いかと思います。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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- 過去10年間の売上高や利益を通期並びに四半期毎にグラフ化
- キャッシュフロー等の財務指標も過去10年分グラフ化
- PER・PBR・配当利回りといった指標の過去推移を可視化
- 業績ニュースや適時開示を一覧表示
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ということです。
正直言って、これだけの機能を無料で利用できるのは驚きだし、他の主要証券会社と比較しても明らかに優れています。
自分も、とあるサイトの有料情報を活用していたこともありますが、それと比較しても銘柄スカウターの機能の方が使いやすいです。
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今回の記事も、マネックス証券の銘柄スカウターを用いて分析を行いました。
詳細は以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。

また、資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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