丸亀製麺を運営しているトリドールホールディングス(3397)の株価が短期的に下落していますが、ヤバいという声も…株は買いですかね?
これまでの株価の推移、上昇している理由について知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 丸亀製麺を運営するトリドール。株主優待が大幅拡充へ
- トリドールの株価と株価の推移(チャート)は?
- 丸亀製麺を運営するトリドールの業績は?
- トリドールの業績の見通しや株価を予想。株は買い?
丸亀製麺を運営するトリドール。
2019年に株主優待の拡充が発表され年2回2000円相当→年2回4000円相当の食事券となりました!丸亀製麺の釜揚げうどんが大好きなので超朗報でした。
ただ業績悪化の影響で
- 株価2018年の1年で2分の1へ
- 配当94%減配…
- 2020年は新型コロナ拡大
- 2023年は材料費高騰で減益
ということもありちょっと手が出しづらい一方、2021年以降は景気回復期待もあり株価が短期的に上昇していますね。
そんな、人気の優待銘柄トリドールについて株は買いか、わかりやすく解説です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
トリドールの株価の状況は?
丸亀製麺の運営会社トリドールホールディングス(3397)の株価データ(2024年2月16日現在)を簡単にまとめました。
パッと見た感じは株価指標はかなり悪いという印象ですね。
外食系の優待銘柄にありがちですがPER 100倍超えと、かなり高いです。業績のわりには株価はかなり割高水準ということです。
食事券の優待を出している外食銘柄の業績に比べて株が買われやすいためPERが高くなる傾向があります。
同業他社と比べても、
- くら寿司:40倍
- スシロー:33倍
- ゼンショー :33倍
となっています。
新型コロナ収束もあり、外食チェーン大手の吉野家やゼンショー、くら寿司の業績も回復。株価も上昇傾向です。
株は買いか分析していますので、ぜひご覧ください。
トリドールの配当実績は?
以下が丸亀製麺を運営するトリドールの配当実績です。2019年の配当金が大幅に下がっているのがわかりますね。
ただ2020年の配当金は0.75→6.25円と大幅に改善したものの、21年3月の配当金は新型コロナ拡大の影響もあり減配。
配当利回りは23年の実績で0.2%程度ともらえるだけマシといったレベルです。株主への利益還元は優待を中心に行なっているということですね。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。
次にトリドールの株価推移と業績を見ていきましょう。
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トリドールの株価の推移(チャート)は?
丸亀製麺を運営するトリドール 、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?チャートを確認していきましょう。
ここでは過去の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
トリドールの長期チャート
以下のチャートは過去の株価推移です。
長期的に株価は1000円から3000円のレンジで推移しています。
2021年に入って、コロナ収束による景気回復期待から2000円を回復。業績が堅調ということもあり22年以降、3000円の大台突破も間近です。
トリドールの短期チャート
続いて短期チャートです。以下がトリドールの直近1年チャートです。
株主優待が大幅に拡充されたこともあり個人投資家の買いで株価は底堅いですね。短期的には4000円を突破していて上昇傾向です。
なお投資初心者の方には、株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
トリドールの株価が下落していた要因とは?ヤバい?
トリドールの株価が短期的に下落していた要因は、材料費の高騰もあり次期決算が減益予想となってるからです。ここでは、トリドールの業績についてクイックに見ていきます。
トリドールの売上高、利益の推移
売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。
これらの推移を見ると、
・16年度営業利益86億円を境に利益が大幅に減少
・20年3月期増収増益で業績改善も21年は新型コロナの影響で赤字転落
・22年は業績V字回復
・23年は材料費高騰で減益
ということがわかりますね。21年は純利益はほとんどない状態なので、配当金を減配した理由がわかります。
一方、赤字に陥った2021年3月期もキャッシュフローはしっかりとプラスをキープしていますので、財務的には問題ない状況と言えるでしょう。
世界的なインフレで材料費は高騰していますが、売り上げも伸びていてキャッシュフローも出ていますので、すぐに経営破綻するようなヤバい状況ではありません。
トリドールの株主優待は?大幅拡充を実施
トリドールの優待内容
トリドールの株主優待は年2回、保有株式数に応じて丸亀製麺などの国内店舗で使える株主優待券がもらえます。3月末日の株主には6月上旬、9月末日の株主には11月下旬に発送されます。
美味しくてボリューム満点の釜揚げうどんが290円で楽しめる丸亀製麺。食事券として利用できる株主優待券は本当にお得感がありますね。
なお株主優待券を使える店舗は以下のリンクから確認できます。
株主優待の内容が変更!継続保有への優遇制度も
決算発表が行われた2021年4月に株主優待制度が変更され、これまでの100株保有は年2回3000円相当の食事券に変更になりました。4000円相当をGetできるのは200株からですね。
保有株式数に応じた優待内容は以下のとおり。お釣りは出ないけれども、利用枚数に制限がないので実質的に食事券として利用できます。
100株の保有で年間6,000円相当の食事券がもらえるので、丸亀製麺をよく利用する人には嬉しい株主優待となっています。
さらに「継続保有株主優遇制度」が新たに導入されました。1年以上継続して200株以上保有している場合3,000円分の食事券が年2回もらえます!
株価上昇でトリドールの株は買い?
業績は改善傾向で株価は上昇傾向ですが、トリドールの株はまだ買えないですね。
大幅に内容を拡充した株主優待は大変魅力的なんですけどね…。
理由としては、
・利益が大幅に減少 → 減配の実施
・株価は割高(高PER)
・売上高に対する利益率が低い
ということ。
もちろん新型コロナ収束で、外食チェーンの業績が回復は回復しています。
一方、株価は短期的に上昇傾向で、PERも100倍を超えていて、かなりの割高水準です。さらに言うと、トリドールが運営している丸亀製麺や晩杯屋などは典型的な薄利多売型になっているところが、利益率が低い要因。
なのでトリドール株の購入は、もう少し業績改善が確実なのかどうか、様子見で良いと思います。
もちろん大幅に拡充された株主優待は魅力的なので、優待目的と割り切るのであれば買いもありかもですが…。
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「トリドールの株価」まとめ
今回は、トリドールの株価ということで、株価の推移(チャート)、株主優待の拡充、株は買いかなどについて述べてきました。
丸亀製麺を運営するトリドールですが、他の外食チェーンと同様に人件費の高騰によって業績悪化が続いています。積極的な新規出店で売上高自体は伸びていますが、利益率が極端に低いのが気になるところです。
株価も2018年を境に大幅に下落しているのも、ここら辺の経営状況に不安を覚える投資家が多いということ。
大幅拡充された株主優待目的でないのであれば、トリドール株の購入はもう少し様子を見る必要があると考えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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