米国レバレッジ型ETF

WEBLとは?構成銘柄や今後の見通しは?レバレッジETFの投資はあり?

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WEBLは米国のハイテク銘柄と連動するレバレッジ型ETFと聞いたけど、構成銘柄や特徴・利回りについて知りたいです。

WEBLは長期投資に向いているんですか?今後の投資はありですかね…

今回は、このような疑問を持つ方に向けてブログ記事を書きました。

今回の記事の内容
  • WEBLとは?株価と特徴
  • WEBLの株価の推移(チャート)
  • WEBLの活用法

米国経済の高い成長率を支えているのは、Amazonやグーグル、メタ(旧フェイスブック)などのIT関連企業の売り上げが爆発的に伸びているからです。

そんな米国のインターネット関連企業にレバレッジをかけてマルっと投資できるのが今回ご紹介するWEBLです。

今回は、このWEBLへの投資はありなのか?特徴や構成銘柄はどうなっているのか?活用法などについて深掘りしてきます。

自分は、投資歴20年でレバレッジ型ETFであるSPXLCUREを保有して資産運用を行っています。

その経験を踏まえて記事を書いています。

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目次

WEBLとは?米国ハイテク企業が構成銘柄

WEBL(Direxion デイリーダウジョーンズインターネットブル3倍ETF)は米国のインターネット関連企業で構成されるレバレッジETFです。

米国市場に上場されたハイテク企業で構成される”ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数”の3倍の投資成果を目指すETFで、EコマースのアマゾンやSNSのメタ(旧フェイスブック)、グーグルなどで構成されます。

米国経済の成長を牽引しているのはハイテク企業やIT企業の売り上げが爆発的に伸びているからです。将来的にもこれら銘柄への期待が大きいと言えるでしょう。

WEBLの基本データ
  • 株 価:18.54ドル(24年3月14日現在)
  • インデックス: ダウ・ジョーンズ・インターネット・コンポジット指数の3倍
  • 52週値動き  :7.12 〜 19.70ドル
  • 委託経費率 : 1.00%
  • 分配金利回り: –
  • 配当実績  : –

WEBLはレバレッジ型のETFなので、このネット関連指数の1日の値動きの3倍を目指すというETFです。

分配金は支払われていませんが、WEBLはレバレッジ型ETFですから、大きな値動きにより利益を狙うことになります。

経費率は約1%ということで、0.1%以下が普通の米国ETFにしては割高に見えるかもですが、レバレッジETFという特殊性を考えると妥当なところです。

WEBLの構成銘柄とセクター比率は?

続いてセクター比率と構成比率を見ていきます。

WEBLのセクター比率

WEBLのセクターはインターネット関連企業が中心となっています。

構成銘柄の50%以上がインターネット関連企業となっています。

WEBLの構成銘柄上位トップ10

WEBLで組み入れている銘柄のトップ10は、以下のとおりです(2023年12月31日現在)。

WEBL構成銘柄の特徴は、Amazon(アマゾン)、Meta(旧フェイスブック)、Alphabet(グーグル)の割合が高くなっていることです。AppleやMicrosoftは情報技術セクターに分類されることもあり、WEBLには含まれていないんですね。

他にも、SalesforceやNetflix、PayPalなど米国市場で存在感を増している成長企業の構成割合が高くなっています。

ちなみに、インターネット関連企業で構成されるWEBL以外にも米国ETFには魅力的なレバレッジタイプのETFが存在します。

主要ネット証券で購入することができるレバレッジETFをまとめいるので、ぜひご覧ください。

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WEBLの株価推移は?

次にのチャートを見ていきます。

株価の値動きを比較するため、S&P500と情報技術セクターに連動するレバレッジETF TECLについても掲載しています。

株価の推移:長期(設定来)

2019年11月にWEBLが設定され、運用が開始されています。以下の株価推移は設定来のチャートです。

赤:WEBL 青:S&P500 緑:TECL

S&P500と比較すると凄まじく値動きしていることがわかります。2020年3月のコロナショック以降に右肩上がりで大きく上昇し、21年末ごろには最高値98ドルを付けました。

その後、米国のインフレ加速の影響もあり、政策金利が段階的に引き上げられ、これまで大きく株価が上昇してきたインターネット関連企業の株が大きく売られ、WEBLの株価も10ドルを割り込んでいます。

株価の推移:短期(1年)

次に短期(1年)の株価推移です。短期的に大きく上昇しているのがわかります。

赤:WEBL 青:S&P500 緑:TECL

良くも悪くもレバレッジ3倍型ETFの特徴が表れているといえます。1年間でプラス163%と1年間で2.6倍にまで株価が上昇!

AppleやMicrosoftなどで構成されるTECLと同じぐらいの上昇幅です。他のレバレッジETFと比較しても値動きが激しいですね。

上げる時も大きいけど、下げる時も大きい。レバレッジ型ETFはそういう金融商品ということです。

WEBLの利回り・リターンは?

次にWEBLの年率リターンを見ていきましょう(2023年1月31日現在)。

2019年11月の設定以来、年率利回りマイナス5.57%とかなり低いリターンとなっています。

短期的には上昇するタイミングもあるWEBLですが、過去のリターンを見ると長期的には全く投資に値しないETFと言えそうです。

(参照URL:Direxion社HP

レバレッジ型ETFのデメリットとは?

レバレッジ型ETFの最大のデメリットは、時間と共に指数から乖離していくということです。

WEBLはインターネット関連企業で構成される指数の3倍の収益を目指すものですが、指数に対して綺麗に3倍となっていません。特に長期になると乖離が大きくなります。

これは、レバレッジ型ETFは、あくまでも1日の値動きについて3倍になるようにしているためで、長期的な値動きに連動するよう設計されていないんですね。期間が長くなると乖離が大きくなります。

日本取引所グループHPに、レバレッジ型ETFの特徴について解説がありましたので、以下に引用します。

ざっくり言うと、

・投資期間が長くなればなるほど、指標と乖離する。

・レンジ相場になるとインデックスに比べてパフォーマンスが悪くなる。

ということです。

レバレッジ型指標は、相場の下落局面においては原指標よりも大きく下落していきますが、2営業日以上離れた日と比較した場合は、想定した変動率とは異なる下落率となってしまう点、そして、投資期間が長期になればなるほど、原指標の変動率とレバレッジ型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性が高まる点に留意が必要となります。

相場の方向感が定まらず、原指標が上昇や下落を相互に繰り返した場合、レバレッジ型指標は複利効果によって、原指標と比較してパフォーマンスが逓減して行くという特性がありますので留意が必要です。

 出典:日本取引所グループHP 

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WEBLの株価推移を踏まえた活用法とは?

これまで見てきたWEBLの株価推移や特徴を踏まえた活用法は、

  1. 短期トレードで大きな値幅を狙う
  2. 長期保有には向かない

と考えます。以下、クイックに見ていきます。

活用法:短期トレードで大きな値幅を狙う

レバレッジ型ETFは短期だと指数との乖離が少ないため、一般的には短期トレード向きの商品と言えるでしょう。

特に日本では米国株の信用取引ができる証券会社がほとんどないこともあり、短期的に高い値動きが期待できるインターネット関連企業のレバレッジ取引は魅力が高いといえます。

レバレッジ型ETFは、株価の値動きが激しいリスクの高い金融商品です。そのため、短期トレードは大きな損失が発生することが十分にありえるため、おススメできません。特に初心者は手を出すべきではありません。

注意:長期保有に向かない

WEBLの株価推移で見てきたとおり、

・設定来リターンが大幅マイナス

・他のレバレッジETFよりも下落幅が大きい

ということから、過去のデータからWEBLを長期保有する価値はないですね。

「WEBLとは?構成銘柄・利回りは?」まとめ

今回は、米国のインターネット関連企業で構成されるレバレッジ型ETF WEBLの特徴と株価推移(パフォーマンス)や年率リターンについて見ていくと共に、活用法について述べてきました。

WEBLの特徴をまとめると、

WEBLの特徴まとめ
  • レバレッジをかけて投資できる
  • 短期で大きなリターンが期待できる
  • 長期のリターンは期待できない
  • インターネット関連企業の将来性は高い
  • 株価の値動きが激しい

ということです。

WEBLは、長期的にはインデックスとの乖離が大きくなるので、一般的には短期トレード向きの商品といえます。

今後のインターネット関連企業の成長期待は高いものの、長期的には大きくマイナスのリターンとなっているので、やはり短期トレード向きのETFと言えるでしょう。

最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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