ビックカメラ(3048)の株価が下落する理由を知りたいです。業績はヤバいですかね?
株価の推移(チャート)や配当の実績や株主優待、今後の予想についてはどんな感じですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ビックカメラ(3048)の株価の状況は?
- ビックカメラの配当と株主優待は?
- ビックカメラの株価の推移(チャート)はどうなる?
- ビッカカメラの株は買い時?
家電量販店で最大手のビックカメラ。2019年頃から株価が下落傾向で高値から30%以上も下落しています。
要因としては、2019年10月からの消費増税もありますが、同時に中国の電子商取引法の施行で、中国国内でネットでの転売が厳しくなりインバウンド需要がひと段落したのが手痛いですね。
さらに、新型コロナ拡大による外出制限によって、主要ターミナル駅に大型店を持つビックカメラの業績が悪化しています。
今回はそんなビックカメラの株価が下落している要因と、今後の株は買いかどうかについて分析していきます。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
ビックカメラ(3048)の株価の状況は?
ビックカメラは、言わずと知れた創業30年を超える家電量販店です。売上高は業界第2位!
全国各地の主要なターミナル駅前に出店していることもあり、利用したことのある方も多いのでは。
最近では通信販売を利用する機会が多くなりましたが、家電を購入するときだけは、必ず量販店で確認するようにしていますね。
ビックカメラは会社最寄りの駅前にあるので、帰宅途中とかに立ち寄ったりして、よく利用しています。
今回は、そんな家電量販業界の最大手の一つビックカメラを取り上げます。
株価基本データ
では早速ですが株価データ(2022年5月27日)を見て行きましょう。

あとで取り上げますが、業績が悪化していることもありPERが20倍程度とわりと高くなっていますね。PERの目安は一般的に13~15倍ぐらいと言われているので、多少割高な水準といえるでしょう。
同業他者のPERと比較してみると
- ヤマダ電機:7.5倍
- ケーズHD :9.3倍
- エディオン:10.8倍
となっていて、やはり割高水準ですかね。家電量販店は、業績がイマイチということもあり今後の成長も限られるので、株価に過熱感はないですね。
コロナで2020年8月期決算は減収減益…
新型コロナ拡大の影響が懸念されたビックカメラの20年8月期の連結決算。
結果は減収減益で、売上高が前の前期比5%減の8479億円、純利益が61%減の54億円…
要因としては、新型コロナ拡大による渡航制限や外出制限により、首都圏のターミナル駅を中心に展開している店舗の売り上げが大きく減少したためですね。
2021年は営業利益が50%増となるなど業績が回復しました。
新型コロナの影響で臨時休業や短縮営業をした店舗が通常営業を再開していることが大きいですね。
このように新型コロナ拡大の影響もあり、優待銘柄として人気の高島屋や吉野家も苦しいですね。
ビックカメラの配当実績は?

続いて配当実績を見ていきますね。以下がビックカメラの配当金の実績です。

新型コロナ拡大による業績不振により、残念ながら2020年は20円→13円に減配となってしまいました。
2018年に12円→20円と倍近くにまで大幅増配していただけに残念ですね。
ビックカメラは首都圏のターミナル駅を中心に出店するという戦略を取っているため、海外訪問客によるインバウンド需要で業績が支えられていた面もあるんです。
2021年は業績回復で増配しましたが、22年は15円と同額見込みです。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。

ビックカメラの株主優待は?
家電量販業界で最大手の一つビックカメラ。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
株主優待の内容
ビックカメラの株主は、所有株式数および保有期間に応じて「株主様お買物優待券」が年2回もらえます。

保有する株式数に応じて内容がグレードアップするタイプですね。
- 権利月:2月&8月
- 優待内容:買物券(一枚あたり1000円)
- 長期保有株主優待あり
買物券は全国のビックカメラ、ソフマップ、コジマなどで利用可能ですね。ビックカメラのネット通販でも使えます。
保有株主数に応じて、買物券が以下の枚数もらえます。

なお、ビックカメラは優待銘柄として大人気ですが、他にも優待が魅力的な銘柄が日本株にはたくさんあります。
おすすめの銘柄をまとめています。
長期保有制度の内容
ビックカメラの株主優待には長期保有制度があります。1年以上保有すると追加の買物券がもらえます。
- 1年以上…追加枚数1枚(1000円)
- 2年以上…追加枚数2枚(2000円)
これはお得な制度ですよね。100株を2年以上保有すれば年間で買物券5枚(5000円)もらえるということ。
優待利回りはなんと4%を超えます!
使える店舗数も多いので長期保有にお得感がありますね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

ビックカメラの株価の推移は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
家電量販店で最大手の一つビックカメラですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
ビックカメラの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
2018年から調整局面に入っているものの、それ以降の株価は横ばいですね。
2014年ごろまで500円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年なかばに1500円を超える水準まで上昇していますね。
1年半で株価3倍ですから配当金も考えると十分すぎるパフォーマンスと言えます。
その後一旦調整に入りますが2016年後半ごろから外国人旅行者のインバウンドにより再び上昇。
2018年4月には1800円程度まで株価が上がる局面もありましたが、その後はコロナショックもあり1000円を割り込む水準まで下落していますね。
ビックカメラの短期チャート
以下が過去2年間の短期チャートです。
コロナショックの影響もあり短期的に見ても株価は上がっていないですね。
テクニカル的には1000円の大台がサポートラインとなっているので、この水準を維持できるかですね。
なお、株は値動きが荒くリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

魅力的な株主優待で人気のビックカメラ。2018年以降、大幅に株価が下落している理由はなんなんですかね?
次にビックカメラの業績を見ていきます。
ビックカメラの株価が下落する理由とは?
配当金も堅調に増配しているビックカメラ。ここまで株価が下落する理由は、
- 業績が軟調
- 中国の電子商取引法の施行と消費増税
- 新型コロナ拡大によるインバウンド消失
と考えます。以下、クイックにみていきます。
理由①:業績が軟調
過去10年の売上高、営業利益、純利益などの推移は以下のとおり。


2020年以降、新型コロナ拡大の影響もあり売上高が減少しています。
2015年ごろに売上高および営業利益ともに落ち込みましたが、それ以降は意外と堅調に伸びてますね。
中国人海外旅行者による”爆買い”需要をうまく取り込んだ結果、2018年8月期(2017年9月〜2018年8月)の伸びが大きくなっています。
2018年8月ぐらいまでは株価も1800円の水準に到達するなど堅調に推移していますね。
しかしインバウンド需要がひと段落した2018年後半の業績は悪化。2019年8月期の営業利益は前期比15%減となり、従来予想の6%増から一転して2年ぶりの減益となりました。
最近の株価が軟調なのも業績の悪化によるものが要因の一つです。
参考記事:ビックカメラの19年8月期、営業益15%減 ペイペイ影響で採算悪化
理由②:中国の電子商取引法の施行
ビックカメラの株価が下がる要因としては、他に中国の電子商取引法の施行がありますね。
2019年の1月から、中国で商品をネット販売する際は電子商取引業者の登録し、売り上げに対し納税することが正式に定められました。
なので、ネットでの転売を目的に、日本で化粧品などを買い込む購買が大きく減ったと考えられています。
これらの懸念により2018年後半からの株価は大幅に調整していると考えます。
理由③:新型コロナ拡大によるインバウンド消失
2020年の減収減益は、新型コロナ拡大による渡航制限や外出自粛により売り上げが減少してしまったことが大きいですね。
22年5月の段階でも中国はゼロ・コロナ政策をとっていて、上海をロックダウンしました。とても中国人が海外に行ける雰囲気ではないです。
ビックカメラは首都圏のターミナル駅を中心に出店するという戦略を取っているため、海外渡航者による売り上げが大きいという特徴があるんです。
それが新型コロナ拡大による渡航制限でインバウンド消費が消失したということです。
株価が下落しているビックカメラ。株は買い時?

株価が下落しているビックカメラ。株は買い時でしょうか?
長期投資を前提とするのであれば、ビックカメラの買いを検討しても良いのではと考えいます。
理由を端的に言えば、
- 優待利回り4%超えの買物券
- 長期的には株価は上昇傾向
- コロナ収束で業績回復が期待
ということですかね。
自分は家電量販店という業態は、日本の人口が減るなか長期的には衰退する”オワコン”事業だと思っていました。
だけど、ビックカメラの業績は意外と堅調なんですよね。うまく海外旅行者を取り込んで売り上げ増につなげていたからです。
特にビックカメラは郊外型ではなく、主要駅前を中心に店舗展開していることもあり海外旅行者の利用しやすい形態になってます。
新型コロナの影響が落ち着けば、いずれ人の流れは戻ってくることが予想されます。日本も22年に入って入国要件が緩和されつつあり、いずれ中国人旅行客が戻ってくることは確実です。
さらに言えば安定配当と魅力的な株主優待。
業績的には2020年が底とも言えるわけで、次の年は増収増益となりました。新型コロナ収束を見据えて、買いを検討しても良い銘柄といえます。
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「ビックカメラの株価が下落」まとめ
今回はビックカメラの株価が下落ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は売りかなどについて述べてきました。
インバウンド消費の落ち着きにより、株価下落傾向のビックカメラですが、意外と業績は堅調で株主優待も魅力的です。
他の家電量販店やアマゾンとの競合など、環境は厳しいものがありますが、新型コロナ収束により外国人旅行者が戻ってくることを考えると、今後の業績は期待が持てるのではないでしょうか。
2年以上の保有で100株5000円の株主優待。これらを楽しみながら長期で保有するにはうってつけの銘柄といえます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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