米国株のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)への投資を考えています。JNJの株価の今後の見通しや配当金の推移を知りたいです。
59年連続増配銘柄のJNJ株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- コロナショックでジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価急落!
- ジョンソン・エンド・ジョンソンって何の会社?
- JNJの株価の推移(チャート)と特徴は?
- JNJの配当金の推移は?
- JNJの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。
結論から言うとジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)株は、
・新型コロナの影響軽微
・新型コロナのワクチン普及の期待感
・安定感のある事業構成
・59年増配の業績鉄板
ということもあり、安心して長期保有できる銘柄といえますね。
一方、2020年には期待されている新型コロナワクチンの臨床試験(治験)中断されたことで株価が一時2%以上下落する場面もありましたが2021年にはいって無事ワクチンの提供も開始されています。
また2021年に日用品や大衆薬品を含む消費者事業部門を分離(スピンオフ)することが発表されました。
多角化によって株価が割安となるコングロマリット・ディスカウントの解消を狙ったものですね。
今回は、そんな自分も主力銘柄として保有しているJNJについて銘柄分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ジョンソン・エンド・ジョンソンってどんな会社?
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、JNJ)は、薬などの医薬品、医療機器、リステリンやバンドエイドなどの日用品を製造している会社で、世界最大のヘルスケア企業ですね。
世界60カ国以上で事業を展開していて、日本でも例えば絆創膏の”バンドエイド”やオーラルケアの”リステリン”、コンタクトレンズの”アキュビュー”などのプランドが有名ですね。このような日用品の他に、医薬品や医療機器などを取り扱っています。
このようにしかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンの強みは日用品、医薬品、医療機器などの総合ヘルスケアとして事業を展開していることで、個々のセクターのリスクは低減されているため、個人投資家からの人気が高いんですね。
2019年の収益は820億ドル(約8.5兆円)にものぼり、20年1月末時点の時価総額はアメリカ企業の中ではGAFAM、バークシャー・ハサウェー、JPモルガンに次いで8番目の規模です。時価総額はヘルスケアセクターの中で最大です。
消費者向け事業と医薬品部門に分割
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、2021年11月に会社を分割する計画を発表しました。医薬品・医療機器事業と日用品や市販薬を含む消費者向け事業の2つに分ける計画となっています。
コンシューマー事業の売り上げは全体で17%程度となっていて、今後の成長も限られることから、この部門を分離(スピンオフ)して収益性の高い製薬市場に注力する体制になります。
参考記事⏬
米ジョンソン&ジョンソンが会社分割(日経新聞)
次に株価や最近の動向について見ていきます。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの株価の状況は?
では早速ですが、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
JNJの株価データ(2023年12月8日現在)を簡単にまとめました。
配当利回りは実績ベースで3%程度とヘルスケアセクターの平均ぐらいですかね。それほど高いという印象はないですが、JNJは後述するように60年連続増配という、とてつもない配当実績なんですよね。
新型コロナ拡大でも業績堅調ということもあり、長期保有に向いた銘柄といえそうです。
なお安定感抜群の連続増配”配当王”には以下のような巨大企業も含まれます。JNJと遜色ないほどの魅力的な銘柄です。
JNJの株価の推移(チャート)は?
次にJNJの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:JNJ 水色:S&P500
JNJは10年間で株価は1.8倍程度とS&P500と比べると若干低いパフォーマンスとなっています。
ベビーパウダー訴訟のあった2018年ごろ株価が大きく下落する場面もありましたが、すぐに持ち直し、右肩あがりで上昇しています。
またコロナショックのあった2020年3月以降は、大型ハイテク銘柄が急騰したこともありS&P500に差をつけられていました。
しかし、JNJはディフェンシブ銘柄ということもありコロナショックでの下落幅がS&P500よりも小さく、株価も4月下旬の段階でほぼ回復。
22年以降、金利上昇・金融引き締めの影響で株式市場全体が下落局面の中、JNJの株価は堅調で安定感は抜群ですね。
JNJは新型コロナ拡大でも業績への影響は限られ、ワクチン開発期待もあり今後の株価もかなり期待できると思います。
コロナショックで株価急落!
新型コロナウイルスの拡大による、経済への影響によって世界同時株安が進行。
いわゆる”コロナショック”により米国株式市場も大暴落となり、ダウ平均株価も2週間程度で37%も下落する異常事態となりました。
そのような状況の中、以下のチャートのようにジョンソン・エンド・ジョンソンの株価も大きく下落。
2月19日の直近高値からわずか1ヶ月程度で
・2月21日:149.93ドル
・3月23日:111.14ドル(−25.9%)
となり、25%以上の急落となりました。ただ、この期間におけるダウ平均株価の下落幅は35%程度なので、他の多くの銘柄に比べて下落幅は小さかったといえます。
株価は3月23日にの安値を付けてから反発しており4月下旬の段階で140ドル台まで回復しています。
既に株価はコロナショック前の水準に戻っているんですね。
もともとJNJの主力商品である医薬品や日用品新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けずらいことに加え、新型コロナウイルスのワクチン開発期待もあり株が買われました。
新型コロナ拡大によって、ボーイングやデルタ航空などセクターによっては経営危機に陥る企業も出ている中、JNJの業績や株価は堅調といえます。
以下、JNJの会社概要、株価の状況、業績などを見ていきます。
JNJの配当実績は?
次にJNJの配当実績をみていきましょう。以下が過去20年間の実績となっていて、綺麗な右肩上がりです。
配当金は20年で8倍近くにまで上昇。配当金の状況をまとめると、
・連続増配:61年
・5年平均増配率:5.75%
となっています。2023年は60年連続となる5%の増配(4.52ドル→4.70ドル)と安定感は抜群です。
世界的には人口が増え続け、先進国を中心に高齢化を迎えます。政治による医療費削減というマイナス要素はありつつも、ヘルスケアセクター全体としては安定的な成長が見込まれます。
ちなみに米国では50年以上にわたって連続増配を続けた企業を”配当王”と呼びますが、ジョンソン・エンド・ジョンソンはその中でも最も時価総額の大きい企業なんですね。
やはり米国株の魅力は、連続増配銘柄が多いことですね。JNJも高配当・連続増配銘柄ですが、他にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
JNJの売上高や利益は?
次にJNJの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
売上高や営業利益の伸び、営業利益率ともども非常に安定していますね。2017年に純利益が大幅に減少していますが、これはトランプ政権による税制改正の影響によるもので業績の悪化ではありません。
グローバル企業のイメージがありますが、意外なことに売り上げの5割以上を北米が占めているんですよね。
JNJの事業構成を、ザックリと分けると
- 医薬品部門:50%
- 医療機器部門:30%
- 消費者向け日用品:20%
ぐらいの割合です。実はJNJの売上高は順調に伸びてはいるものの、医療機器と消費者向け日用品の売上高はほぼ横ばい。売上高の上昇部分は、医薬品部門が占めています。
医薬品の開発は不確定要素が強い上、費用も膨大にかかります。
にもかかわらず、特許切れになると、ジェネリック薬に押されて途端に利益が出なくなる。なので、ヘルスケアセクター全体の成長は、高齢化や途上国の経済発展もあり間違いありませんが、個別銘柄の選定は難しいですよね。
その点、JNJは医療機器や日用品など、売り上げが着実に見込める部門も事業の柱となっており、他のヘルスケア企業よりも安定感はずば抜けています。
消費者向け事業を分離
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、日用品や大衆薬などの「消費者向け事業」を分離(スピンオフ)すると発表。
この発表を受けた翌日、株式市場ではJ&J株が時間外取引で前日終値から一時5%高まで上昇。通常取引時間中も一時3%高を付けるなど、会社分割の動きを好感していますね。
この分離手続きは、2年以内に分離手続きを完了する見通しとのことです。
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JNJの株価の予想は?
ワクチンの普及でコロナ収束も見えてきた中、JNJの業績は今後もかなり期待でき、株価も底堅く推移すると予想します。
理由をたんてきにいうと、
・新型コロナの影響軽微
・安定感のある事業構成
・60年増配の業績鉄板
ということ。
JNJは医薬品だけではなく、医療機器や日用品など、売り上げが着実に見込める部門も事業の柱となっており、他のヘルスケア企業よりも安定感はずば抜けていますね。
今後、米国経済はリセッション入りする可能性を指摘する専門家もいますが、仮に不況になったとしても医薬品や医療機器などの売り上げは底堅い。ヘルスケアセクタートップのJNJは、今後の株価も業績も期待できます。
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JNJの株は買いか?まとめ
今回は、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。
医薬品などのヘルスケアセクター最大手のJNJ。医薬品、医療機器、消費者向け日用品とバランスの良い事業構成で不況下でも業績が底堅いことから60年連続増配という実績を誇ります。
新型コロナ拡大でも、市販薬やリステリンなどの日用品の需要が伸びて業績も堅調。株価も2020年4月下旬の段階でコロナショック前の水準にまで回復しており、投資家の期待や人気の高い銘柄といえますね。
今後も世界的に高齢化が進んでいくことなどを考えると、JNJは長期投資先として、かなりおすすめできる銘柄と考えます。
最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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