日本製紙の株価が下落しているようですが、理由は何ですかね?業績がヤバいですか?
潰れることはないと思いますが…日本製紙株は買うべきか、どうなるのか今後の見通しを知りたいです。
そんな疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- 日本製紙はどんな会社なの?
- 株価の状況や配当実績、株主優待は?
- 業績悪化でやばい?
- 日本製紙の株価推移は?なぜ安い?
- 今後の株は買い時か?
製紙業界の代表銘柄日本製紙の株価が下落しています。なぜ安いのか?その要因は
・材料高で製紙事業の利益率が悪化
・ペーパーレス化
が考えられます。
ダンボールや商品パッケージ、ティッシュなどの需要はなくなることはありませんが、デジタル化の浸透で製紙需要自体は先細りです。
インフレや円安による材料高も日本製紙にとって見るとマイナス材料です。
今回は、そんな日本製紙株を買うべきなのか?なぜ株価が安いのか?について分析です。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
日本製紙はどんな会社なの?
日本製紙(にっぽんせいし)といえば、王子グループと並ぶ製紙業最大手の一つで、売上高日本2位(世界8位)の規模となっています。
新聞用紙、印刷用紙などの紙・板紙、段ボール原紙、衛生紙製品などの生活関連の製紙を主力として製造・販売しています。出版用紙の約40%は日本製紙が生産しています。

日本製紙の歴史は古く、前身となる十條製紙の設立年は昭和24年(1949年)で、1968年に東北振興パルプとの合併で社名を日本製紙としました。その後、山陽国策パルプ(1993年)、大昭和製紙(2003年)とも合併しています。
製紙業界は、紙を生産・販売する事業のため、ペーパレス社会の現代において紙需要は2000年ごろをピークにゆるやかに減少しています。
なので、紙の原料である木材をベースとした新素材開発を進めていて、プラスチック代替新規紙材料、セルロースナノファイバー、バイオリファイナリーの研究開発を推進しています。
段ボール、商品パッケージやティッシュ・トイレットペーパーといった生活用紙、新聞、雑誌といった紙の需要は変わらず。
しかし、企業のペーパーレス化は着実に進んでおり長期的に製紙需要の伸びはあまり期待できないですね。
日本製紙の株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2022年5月26日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。自己資本比率も20%台とかなり低いですね。
最近の株価下落もあり、22年3月の実績で配当利回りは4%を超えています。
しかし、配当性向は200%を超えているので、この水準の配当を維持するのは困難かと思います。
株価は950円程度ということで、100株単位だと9.5万円の資金が必要ですが…LINE証券で1株ワンコイン投資するのもありかと思います。
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製紙株の業績は、景気の動向に影響を受けやすい銘柄である一方、同じ景気敏感株のトヨタや三菱商事の業績は底堅く、株価も堅調です。
日本製紙の配当実績や株主優待は?

続いて配当実績を見ていきましょう。以下が日本製紙の配当金の実績です。

業績が悪化していることもあり、配当金は全く伸びていません。2019年は赤字に転落したこともあり配当も60円→30円の大幅減配となっています。
紙の需要はなくなることはありませんが、デジタル化でペーパレスが進んでいることもあり業績が冴えません。
配当利回りは4%程度とわりと魅力的ですが、株価の下落によるところが大きいですね。
日本製紙の配当方針を見ると、
利益配分については、グループとしての経営の健全性、将来にわたる株主価値の向上を視野に入れ、業績の状況や内部留保の充実等を総合的に勘案した上で、安定した配当を継続して実施することを基本方針としています。
ということで、業績次第ですが特に数値目標は設定していないようです。
21年の実績で配当性向は100%を超えているので余力は全くありません。業績が大幅に改善しない限りは、増配は期待できそうもありません。
なお日本株の中にも減配せずに増配する”累進配当”を目指す方針の企業があります。それらの企業の中から高配当銘柄をまとめました。
ぜひご覧ください。

株主優待は自社製品の詰め合わせ
日本製紙では、100株以上を保有している株主に対し商品等の詰め合せが贈呈されます。
株主優待の内容
・スコッティ カシミヤ
・クリネックス ティシュー アクアヴェール
・クリネックス ティシュー ローション 肌うるる ソフトパック
・クリネックス ソフティ 4ロール(ダブル)
・スコッティ ファイン 3倍巻キッチンタオル
・スコッティ ウェットティシュー 消毒
・スコッティ ファイン キッチンピカピカクロス
優待の基準日は3月末日となっていて、7月上旬ごろに商品が発送されます。
ティッシュペーパーは毎日のように使うし、あって困ることはないので嬉しい優待と言えそうです。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
優待銘柄を検討する際に役に立つ本3選と雑誌を紹介しています。優待に関する情報は、これで十分です。

日本製紙の株価は下落?その理由とは?
続いてチャートを確認していきましょう。製紙業界で国内最大手の一つ日本製紙。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
長期10年チャート
以下は過去10年のチャートです。
2019年3月期の決算で、生産体制の変更や特損などもあり赤字転落…この決算をさかいに株価が下落に転じています。
短期チャート
以下が日本製紙の2年チャートです。短期的にも株価は下落局面です。
株価もジリジリと下落していて、2022年に入って1000円の大台を割り込んでいます。
この水準を維持できるかがポイントになりそうですが、全く反転の兆候がないです
このように短期的にも株価は大きく値動きしています。株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

次に日本製紙の業績を見ていきます。
日本製紙の業績はヤバい?
続いて日本製紙の業績です。
以下が過去10年の売上高、営業利益、純利益の推移です。よくいえば安定的、悪く言えばほとんど成長していないですね。


売り上げは安定していますが、利益は減少傾向ですね。特に2019年は生産体制の変更や新聞事業の特別損失もあり352億円の赤字となっています。
翌年は何とかプラスを回復したものの、主力である製紙事業の利益率が22年3月期マイナスになっていて、ヤバいですね。材料費高騰の影響が色濃く出ています。
デジタル化によるペーパーレスが進んでいることもあり、長期的に利益が伸びづらい状況にあるんですね。
キャッシュフローは何とかプラスとなっていますが、減少傾向で厳しいですね。

なお、日本製紙の業績は景気の動向に影響を受けやすい銘柄ですが、通信株や医薬品株も景気動向に業績が影響を受けづらいセクターとして人気です。
特徴をまとめていますので、ぜひご覧になってください。
日本製紙は株価下落で買い時?

製紙業界のトップブランドである日本製紙。商品パッケージや雑誌、ティッシュなど紙の需要は底堅いです。
自分は景気動向に売り上げが影響を受けづらい銘柄が好みではあるのですが、日本製紙株は長期投資の観点からは様子見かと考えています。
理由をたんてきに言えば、
・主力の製紙事業の利益率が低い
・ペーパレス化の浸透で低成長
・新規事業も伸びていない
ということですね。
業績を見ても売り上げは堅調ですが、利益がほとんど伸びていないんですね。
特に主力である製紙事業の利益率はマイナスに落ち込んでいてインフレ・材料高の影響を大きく受けています。
企業のデジタル化も進んでいてペーパーレス化も着実に進んでいます。最近だと電車の中で紙媒体で新聞や雑誌を読んでいる方はめっきり減りました。スマホやタブレットで読んでいるんですね。
この流れは今後も変わらないでしょうから、新素材の開発が必須の状況であるものの、未だ新事業は軌道に乗っていないですね。
株価も長期的に下落傾向で、全く伸びていません。

なので、日本製紙株は当面様子見で、新素材を活用した新事業で稼ぐことができるようになってから、買いを検討するということかと思います。
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「日本製紙の株価が下落…なぜ安い?」まとめ
今回は日本製紙の株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
製紙事業の最大手の一つである日本製紙。新聞、雑誌、ティッシュ、商品パッケージなど紙の需要がなくなることはなく、売り上げは堅調です。
一方、企業のペーパレス化は着実に進んでいて、価格競争や材料高もあり利益は減少傾向です。
日本製紙の業績は新素材を活用した新規事業が軌道に乗るかにかかっていると言えるでしょう。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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