米国株のマスターカード (MA)への投資を考えています。MasterCardの株価の今後の見通しや予想を知りたいです。配当はどんな感じですかね?
新型コロナ拡大の影響で業績は悪化しているようですが…コロナ収束で株は買い時ですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- マスターカード(MA)って何の会社?
- MasterCardの株価の推移(チャート)と特徴は?
- マスターカードの配当金の推移は?
- マスターカードの今後の予想は?成長期待で株は買いか?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
結論から言うとマスターカード(MA)株は、
・世界経済の成長で事業拡大
・圧倒的ブランド力と市場の寡占化
・新型コロナ拡大による業績悪化から回復の兆し
・5年平均増配率(年率)が20%近い
ということもあり、今後の成長も期待できるし配当も伸びているため、長期保有には向いた銘柄といえます。
マスターカードといえば、クレジットカードの国際ブランドですね。VISAと並んで世界最大級の決済システムを構築し、加盟店などに提供しています。
実際に利用されている方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなマスターカードについて銘柄分析です。
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目次
マスターカード (MA)ってどんな会社?
マスターカード(MasterCard)は、クレジットカードやデビットカードなどによる決済インフラ提供する会社で、カード決済取引額のシェアが25%にのぼるなど世界最大級の規模を誇ります。
いわゆるクレジットカードの国際ブランドと呼ばれるもので、”MasterCard”のロゴのついていれば、様々な国と地域にある5000万を超える加盟店で利用することができます。業界トップのVISA(ビザ)も同じ形態の企業ですね。
(参考記事 >> VISA強さの秘密とは?)
日本でもおなじみの会社ですね。日々の日用品の購入、公共料金や海外旅行での支払いなどマスターカードを利用している方も多いと思います。
クレジットカードを複数枚保有している方であれば、そのうち最低1枚はマスターカード なのではないでしょうか。楽天カード、イオンカード、三井住友カード(NL)などなど利用されている場合でも、決済システムは”MasterCard”であることが多いと思います。
意外かもしれませんが、マスターカード自身はカードの発行を一切行っていないんですね。カードの決済手数料やライセンス利用料で安定的に稼ぐというビジネスモデルで、クレジットカードの発行や支払いの取り立てなどは個別のカード会社が行います。
なので、カードの利用に伴う金利収入や年会費は得ることができませんが、カード利用者が返済できないといった場合の取り立てや、貸し倒れリスクを回避できます。
ちなみにビザは、クレジットカード決済の世界シェアNo1は世界全体の約55%のビザですが、マスターカードも約25%を占めています。3位のUnion Pay(銀聯)が約13%。
Union Payは主に中国国内や中国人の利用であることを考えると、世界的にカード決済はVisaとMasterCardの2社で寡占されていると言って良いですね。
次に株価や最近の動向について見ていきます。
マスターカード(MA)の株価の状況は?
では早速ですが、マスターカードの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。
マスターカードの株価データ(2024年4月15日現在)を簡単にまとめました。
クレジットカード決済サービスを提供する会社なので金融セクターと思われがちですが、実はマスターカードは情報技術セクターに分類されます。ITを利用した決済システムの開発・サービスを提供する会社ということなんです。
情報技術セクターということもありPERはかなり高いいですね。アップルやマイクロソフトでも30倍程度ということを考える株価は割高水準ですね。営業利益率が55%を超える成長企業ということもあり、株価は高く推移しているということです。
配当利回りは0.6%台とそれほど高くないです。しかし、過去5年の平均増配率が20%近いので、将来の増配はかなり期待できる銘柄といえます。
新型コロナ拡大もあり、現金を使わないキャッシュレス化が世界的に加速しています。マスターカード同様、キャッシュレス決済サービスを提供するペイパルやスクエアも人気の銘柄です。
魅力や特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。
マスターカードの株価の推移(チャート)は?
次にマスターカード(MA)の長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。
赤:MA 水色:S&P500
コロナショックでマスターカードの株価が一時下落しましたが、10年間で株価は約7倍に上昇しおり、S&P500と比べても圧倒的に大きく伸びていることがわかります。これにプラスして配当も出ていることを考えると、文句なしのパフォーマンスと言えますね。
2018年末のアップルショック、2020年のコロナショック以外の時期は、ほぼ一本調子で株価が上昇しています。
また、コロナショック前後の2年チャートを見て見ましょう。
2020年2月に大きく下落しているのがわかります。
赤:MA 水色:S&P500
株価はコロナショック半年後にはほとんど暴落前水準を戻しているものの、その後の株価は上昇傾向ですね。
パフォーマンス的にはS&P500と同じくらいです。
マスターカードの配当実績は?
次に配当実績をみていきましょう。
マスターカードは2012年以降は連続増配となっていて、10年連続の増配ということになります。
ビザの配当金は、
・連続増配:12年
・5年平均増配率:16.22%
となっています。
これほどの大企業で5年平均増配率が15%超えというは本当にすごいです。事業も大きく成長しているということです。
配当性向は20%程度と余力十分で、世界中でクレジットカードが利用されるというだけで手数料収入という莫大なキャッシュが見込めますから減配の心配はほとんどないですね。
配当利回りは0.5%を下回っていて、それほど高くありませんが、これは自社株買いに力をいれてるのと、株価が急上昇していることも要因です。
AmazonやGoogle、NVIDIAのようにハイテク関連の成長企業は配当を出さないところも多いことを考えると、配当利回りは低いですが十分に価値があるといえるでしょう。
ちなみに米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けるのも投資の醍醐味ですね。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。
マスターカードの売上高や利益は?
次にビザの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。
業績は綺麗な右肩上がりで上昇しています。売上高は過去5年間で1.5倍に伸びていて、高い成長を示しているのがわかります。
さすがに2020年は新型コロナ拡大による経済活動の制限で、海外旅行や海外出張からの売り上げが低迷。しかし21年以降は、コロナ収束による景気回復により業績は回復しています。
特筆すべきは営業利益率が50%を超えという驚異的な水準であることですね。ライバルのVISAの営業利益率も60%超えと驚異的な数字となっています。
カードの決済事業は、在庫を抱えるリスクもなく人件費や設備投資もそれほど必要としませんし、決済システムというプラットフォームを提供するだけで、長期間継続的に手数料を稼ぐことができるんですね。
実質的に世界のカード決済システムはVISAとマスターカードに寡占化されています。決済事業のコストが圧倒的に低いことにより、利益率がめちゃめちゃ高い状態になっているんですね。
今後、世界的にキャッシュレス化が普及するのは間違いありませんから、引き続きマスターカードの事業が拡大し続ける可能性は高いですね。
23年業績も堅調
マスターカードの23年の売り上げは好調でした。新型コロナ拡大により業績低迷から大きく回復しています。
海外旅行需要がコロナ前までに回復していることもあり業績を押し上げました。旅行や娯楽の消費が堅調で、業績も堅調です。
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なお、オックスフォードインカムレターの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。
マスターカードの株価の予想は?
新型コロナ拡大の影響で2020年通期の業績が減収減益となりましたが、マスターカードの株価は今後もかなり期待できると予想します。
これらについて、詳しく見ていきます。
株価が期待できる理由①:ブランド力と事業の寡占化
カード決済の市場は、すでにVisaとMasterCardで実質的に寡占化。新規参入は非常に困難で、参入障壁が極めて高いですね。
マスターカードのブランドイメージや信頼性・安全性はすでに強固なものになっており、そう簡単に崩れるものではありません。
最近はやりのスマホ決済や仮想通貨といっても、既存のカード決済システムを活用しているケースも多いですね。
あのアップルですら、Apple Payの決済システムはMasterCardのものを利用しています。
株価が期待できる理由②:世界経済の成長
日本は既に少子高齢化で人口減少社会となっていますが、世界の人口は今後も増加することが確実。世界経済も持続的に成長することが予想されています。
人口が増えれば、それだけカードの利用する人が増えるということですから決済システムを寡占化しているマスターカードの事業は必然的に拡大することになります。
さらに世界経済が成長するということは、人々が豊かになり物やサービスを購入するお金が増えることです。先進国だけでなく発展途上国も経済発展により消費額がどんどん増えることになるでしょう。
世界経済の成長の恩恵を、マスターカードは十分に受けることができるということです。
株価が期待できる理由③:海外旅行需要の回復
業績の項目でも書きましたが、海外旅行の需要は2022年末ごろにはコロナ前の水準に戻るとマスターカードでは分析していました。これはVISAやデルタ航空も同様の見解を示しているんですね。
2022年2月ごろに猛威をふるっていたオミクロン変異株も既にピークアウト。海外旅行客は確実に増えています。
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日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。
その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。
マスターカードの株は買いか?配当は?まとめ
今回は、マスターカード (MA)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や配当特徴、株は買いかについて述べてきました。
カード決済でVISAと共に圧倒的シェアを誇るマスターカード(MA)。新型コロナの影響で一時的に業績が落ち込みましたが、2022年に入って海外旅行需要が戻るなど、経済活動が正常化しつつあり、業績も回復傾向です。
クレジットカードの利用そのものがなくなるわけではありませんから、新型コロナ拡大の影響が収束すれば、売り上げの回復はほぼ確実でしょう。
他方、あえて懸念をあげるとすれば、
・各国政府による寡占事業への規制
・新しい決済システムの誕生
の2点だと思います。
今は個人情報保護や市場独占などの観点などからGAFAに対する規制に注目が集まっていますが、今後各国政府が紙幣からキャッシュレス化していくのは確実。既に決済システムを確立しているVisaやMasterCardの規制が強くなる可能性は十分あります。
さらに既存の決済システムを使わない技術が開発・普及することも十分考えられます。
最後に賢く米国株やETFに投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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